2009.8.30(Sun)_2

≪帰省日記、つづき≫

28日は、ちょっと長めの散歩に森に出かけました。ぐるっと回って1時間くらいの道で、気軽に森を楽しめます。……て、両親ち自体が山の中にあるので、家から1歩出れば「山」なんですけどね〜。

田舎田舎

左:釣鐘人参(ツリガネニンジン)/右:現の証拠(ゲンノショウコ)

田舎

長生きの、立派な木がたくさんある森です

田舎田舎

田舎田舎

田舎田舎

左上:銀竜草(ギンリョウソウ)/他:きのこ その1〜その5

田舎

何回来てもステキな森です

田舎田舎

滝さえあればS渓谷にも負けない…?

田舎田舎

左:見事にカモフラージュしてますねえ/右:田んぼの色で季節を感じられるのもイイもんです。ウチの田んぼじゃないけど(笑)

帰って夕方からは、翌日の仕込み。そう、今回わざわざ妹と日程を合わせて帰ったのはS渓谷のためじゃなかったのです(少なくとも、それだけでは)。絵の得意な妹はベニヤ板にお絵かき。私は母と食材を切って切って切って……。そして迎えた29日土曜日の本番。この日は、今は廃校となっている、かつて私が通っていた山の学校を使ってのイベントのある日でした。メインは弦楽四重奏のコンサートと、ガイドがついての森のお散歩。屋台も出るコトになっていて、私らはその手伝いに駆り出されたのでした。

朝から学校に行き、100人分(!)の炊き込みご飯を作ります。2升炊き・1.5升炊き・1升炊きの3つの炊飯器を、しかも複数回使って。炊きあがる順に量ってパックに詰めて……。予定の数が出来上がろうとしたとき「やっぱスタッフの分が足りないから、あと40人分!」。ええええ〜。もう具はないので、白米を炊いてお結びを握り、少し余裕のあった炊き込みご飯も握り、スタッフの分は2食のお握りセットにしました。時間が! 時間が!

なんとか仕事を終え、後は妹の描いた看板の下がった東屋で、売り子の手伝いをします。村の婦人部の人たちが作った豚汁も人気でした。3人しかいない同級生のうちの1人に逢えたのは、思いがけなかったなあ。地元に住む彼女は、村のイベントにもときどき顔を出しているみたいです。コンサートが始まるとお客さんも来なくなるので、私もスタッフの特権で覗きに行きました。すごーく真面目な演奏で、舞台ばかり見ている私は(もうちょっと遊んでもイイのになあ)と思ってしまいましたけど、お客さんは楽しんでいて、その後の森の散歩も合わせて、なかなか好評のうちに終わったようです。良かった良かった。

最後の30日は、仕事の関係で昼までに東京に戻らないといけない妹と一緒に駅のある街まで送ってもらい(そう、ウチの田舎は自力じゃ駅まで行けないのですよ)、地元の友達、春日ちゃんに遊んでもらいました。彼女の車でドライブして台風の近づく海を見て、オススメのカレー屋さんで早めの昼食を一緒にして。今回は私のほうの日程が決まってしまっていたので、他の友達の都合はつかなかったけど、いつも遊んでくれる春日ちゃんには感謝!です。いつもありがとー!!

イベントや、荒れた海の写真も撮ったのに、データがどこかに行っちゃったみたい……。

S渓谷を歩き通せなかったのは残念だったけど、田舎でたっぷり骨休めできました。あ、29日は働いたか。でも久しぶりに逢う人たちとお話でき、楽しい夏休みでした。

2009.8.30(Sun)_1

8月26日〜30日、東北の両親ちに行ってました。珍しく妹と日程を合わせての帰省です。26日の午前中に移動し、午後は近所を散歩したくらいで後はのんびり。つか、田舎に帰るとほとんど「のんびり(昼寝したり、マンガ読んでごろごろしたり)」以外の何もしなくなる私です。初日の午後は、家のベランダに腰掛けて、家からもってきた山岳遭難の本を読んでいました。怖い。東京に比べるとかなり涼しい風が吹いています。長袖の上着、持ってきてよかった。

27日はS渓谷へ。東北に移り住んで30年になろうとする両親ですが、地元ではちょっと名前の知られたS渓谷には行ったコトがないのです。去年かな。一度行きたいんだよねーという希望を聞いて「ちょっと待て、2人だけでは絶対に行くな」と止めたのは私です。S渓谷では遭難者も出ているし、死んだ人だっているのです。気をつけて歩けば大丈夫なのですが、無謀を平気でする両親だけで行かせるのはとっても不安。妹も行ったコトがない、と言うので今回一緒に歩く予定を立てたのでした。一応私は4回だったかな? S渓谷を歩いています。

1周すると4時間くらいのコースで途中には休憩所も何もないので、入り口近くのトイレに寄って駐車場に車を止め、歩き始めます。最初の見所は30分くらいで着く滝。その先はちょっとアスレチックな感じになるので、自信のない人はその滝で引き返すように注意書きがあります。スタートからすぐ川岸に下り、川の上流に向かって歩きます。雲は多めながら天気は良く、気持ちよく歩けそうな感じ。岩の上を渡ったり、階段を上ったりもありますが、比較的歩きやすい道を進み、東屋を過ぎたら最初の滝です。

S渓谷

S渓谷

S渓谷

なかなかいい雰囲気でしょう?(←田舎自慢)

S渓谷S渓谷

左:きのこ/右:玉紫陽花(タマアジサイ)?

S渓谷S渓谷

左:山路の杜鵑草(ヤマジノホトトギス)/右:なんだろ?

S渓谷

この落差を遡れず、魚も回れ右するそうです

S渓谷

最初の滝が見えました。S渓谷で一番の高さだそう

「ここから滝が連続だよー」と声をかける間もなく、先頭を歩いていた父から「だめだ、ここでストップだ」と言われてしまいます。へ? とっさに意味が分からなかったのですが、「通行止めだ」と父が指す方を見ると滝の脇にかけられた梯子に「大雨で登山道の一部が損壊してます。この滝で引き返してください」と書かれた紙が貼られていました。えええええ〜、ここからがS渓谷の楽しいトコなのに! が、父母を連れて無謀をするワケにはいきません。つか、私は基本的に小心モノ。1人でも行かなかったでしょう。

S渓谷

人が入るとなかなか大きいのがわかるでしょう?
本当なら左側にかかる梯子を登っていけるのです

S渓谷

滝ってのはイイですねえ〜

仕方ありません。残念ですが今回はここまで。歩き始めて30分ではさすがにお弁当を食べる気にはなれず、せめてもと、滝の脇の日当たりのいい岩に陣取って、キュウリに味噌をつけて囓りました(ウマ〜)。帰りの運転を担当する私以外の3人は、ビールも。滝を眺めながら少しまったりして、出発から1時間ちょっとでまた駐車場まで戻りました。……さすがに物足りないよ〜! また行こうね、でも2人では行かないでね、と約束をします。冬はちょっと寒すぎるし、岩が凍って危ないから、また来年かなー。

S渓谷

S渓谷

S渓谷の花は、もうだいぶ秋の気配でした

結局お弁当は家に帰ってからの昼食となり、午後は普通に近所に散歩に行きました。まあ渓谷は逃げないから。逃げないけど。

田舎の散歩道

いつもの散歩。こんなにいい日和だったのになあ…(未練たらたら)

≪帰省日記後半に、つづく≫

2009.8.22(Sat)

年に2回しかないI.O.P.のサンセットダイブ狙いで、伊豆へと行ってきました。同行者は8月は毎週末会っている(!)Yと、お久しぶりのK。途中の駅で2人に合流し、いつもの駅に着くと珍しくSさんが迎えに来てくれていました。駅でピックアップされたのは、私ら3人とabさん・J原さん・shinoさんの単独男性3人。どの人も顔見知りで「いつものメンバーって感じですねー」と挨拶します。ショップに行くと、こちらは初対面のカップルが2組待っていました。てコトでゲストは全部で10人と、このショップにしては賑やかです。

8月も後半なのにやっと今シーズン初ウェットなので、忘れ物のないようにメッシュバッグの中身を詰め替え、車2台でI.O.P.へと向かいました。途中の富戸が空いているようなので「きっと皆、I.O.P.に集中してるに違いない……」と不吉な予感を呟いていたら、それが的中(つか、イベントあるんだから当たり前ですね)。休憩テーブルは全て埋まり、芝生も空きが少ないという、かなりの混み具合でした。そう言えば朝の電車も混んでいたものね(いつもは途中で空いて座れるのに、最後まで席が空かなかった。おかげで朝食も食べられず、伊豆に着いたときはおなかペコペコ!)

さて今日のチーム分け。朝駅で会った6人は全員がサンセットダイブをするので、Tさんと潜ります。残り4人は2本しか潜らないので、Sさんと一緒。着替えて器材を背負い、エキジットの列に並んで海に入ります。ちょっと風は強いけれど波はあまりなく、ちょっと雲の多めの晴れで、コンディションは良好。水の中は―――おおっ。やっと、青くなってくれたー。透明度はそれほどではありませんが、水が青く光が差し込んでて気持ちいい。おまけに水が温かい。入った瞬間はぬるいと感じるくらいでした。

そして久しぶりのウェットは、ホントに楽! 中性浮力が簡単にとれるし、上を向いたり横を向いたりが気軽にできる。ときどき水面を眺めてぼーっとしてみたり、くるくる回ってみたりして、身軽さを満喫してしまいました。あれ? でも6月の石垣旅行でもウェット着たんだけどなー。やっぱこのストレスのなさは、通いなれている伊豆だから? 水面近くでキラキラ光る幼魚や、そこに突っ込もうとする魚を眺めながらの〜んびり泳いで、1のの先端にやってきました。ここから深場に下りていくと、冷たい潮が入っているせいか人がほとんどいなくなります。

寒さに弱いので、Tさんが何か見つけたら下りよう……と根の上でうろうろ。しばらくしてから下りてみると、ちょうどジボガウミウシが見つかったトコロでした。その先の砂地にはあまり見かけないアカメイロウミウシ。Kにイタチウオを教えてもらってからその先のクエ穴を覗くと、背びれに黒丸の模様のあるキンギョハナダイがいました。……なんだろ? これも見たことないような……(後で聞いたらサクラダイの♀、とのこと。いつもはもっと深い場所にいるのに、ナゼか今年は浅瀬にいて、よく目撃されているそうです)。

ここから深度を上げ、転石砂地の辺りで遊んでから最後はオクリダシの入江へ。オクリダシはさすがに混んでいましたが、途中はこれだけの人出とは思えないくらい、静かな海を楽しめました。冷たい潮も我慢できないほどではないし、今日の海はイイな〜。しかし寝不足だったせいで、やたらに足が攣るのには参りました。前日は今日のために早寝をする、せめて日付が変わる前に寝るつもりだったのに、お盆の間ずっと暇すぎるくらいだったのに、金曜だけいきなり23時まで残業なんですもん〜。ぴきぴきと不穏なふくらはぎを、フィンを引っぱって伸ばしながら、騙し騙し終了しました。

水から上がって2本目のタンクをセッティングし、ウェットを脱いだらのんびり休憩です。今日の3本目は時間ギリギリにするつもりなので、それに合わせて2本目のエントリーも遅め。お昼を食べてもまだまだ時間が余っていたので、日影の芝生に寝転んでのーんびり過ごしました。雲がだいぶ無くなって空は青いし、風が気持ちいい。海岸近くに作られたプールでは子供たちがはしゃいでいる。ああ、夏……! 蟻がうるさく体に這い登ってこなかったら寝ちゃいたいくらいでした。

さて2本目。8月なのにまだアオリイカが来ていると聞いて色めきたった人たちがいます。この人出では見られる可能性は低いですよ、と言われているのに「今年まだ見ていないから」と熱心なJ原さんとYの希望で、2本目のコースは砂地と決まりました。水に入るとちょっとひんやり。あれだけ休憩時間が長かったのに、2本目だとやっぱり体が冷えているようです。まぁ日影で風に当たっていたしなあ(寒くはなかったんですけどね)。人を避けてゴロタをずんずん下り、砂地へ。水の冷たい層にいる時間をなるべく短くしたかったので、皆よりゆーっくりと深度を下げていたらTさんに心配されてしまいました。

そして砂地を這うようにして(アオリイカを見るときは産卵床の頭上を通ってはいけないのです)、沈められた木から木へと移動します。予想してはいたけど―――全っ然、いやしねえ! ずいぶんと粘りましたが、とうとうTさんが「ダメ」の合図を出してきました。正直、私はそれほどアオリイカが見たかったワケではないので(6月にたっぷり見てるも〜ん)、水温の高めの浅瀬に戻れるのは嬉しかったです。砂地、寂しかったしね。最後の最後に、他のグループが見ていたカミソリウオを私らも確認し、浅瀬へ移動。混み合うオクリダシでちょろっと遊んで、エキジットします。

私らはのんびりストレスのないダイビングをしていましたが、Sさんチームは大変だったみたいです。カップルのうち1組が上手く潜れず、1組ずつ別々に連れて潜ったりしていたみたいで、本当はサンセットチームをSさんが引き継ぐ予定だったのに、成り行きでいつの間にかSさんが2本だけ潜るチームを連れて先に帰るコトになってしまいました。いつもはサンセットダイブの担当はSさんだそうで、Tさんは初めてのサンセットだそうです。最終エキジットが18:30ですので17時にエントリーしようか、と、またまたゆっくり休憩。ここで1本目と2本目のログ付けをしちゃいました。

そしてちょっと陽が傾いてきた17時ちょっと過ぎに、再度、海に入ります。入った瞬間から、海の様子が違うのがわかります。昼間は元気に泳いでいたソラスズメダイたちが岩の間に下りてきていて、そろそろお寝んねの準備、といった感じ。まださほど暗くなってはいないのに、健康的な生活ですねえ。お子ちゃまたちが眠くなってきている頃、元気に活動を始めるヤツらもいます。そう、恋のお相手を探す面々です。あっちでもこっちでも求愛活動!

珍しい魚はいませんでしたが、ホンベラもキンギョハナダイもカサゴも、いつもと行動パターンが違います。なんだか海にギラギラしたオーラが充満しているような気さえします。特にオハグロベラはスゴかった。人間が近づいてもお構いなしです。なるべく生き物が賑やかなところを狙い、1の根を超えて転石砂地の辺りに行ったのですが、どっちを見ても恋の気配に満ち溢れているので、目のやり場に困りました。嘘です、喜んでデバ亀してました。ヤマドリが見つからなかったのは残念だったかな〜。

しかしさすがに3本目は寒い! 40分を超えた辺りから冷えがキツくなってきて、また足が攣りはじめました。3本目は深場に行っていないのになあ。それでも1時間近いダイブを満喫し、エキジット。ああああ〜寒い〜。器材を洗ってシャワーを浴びて着替えて、やっとホッとします。着替えている間に、外はすっかり暗くなっていました。ところで今日はショップ近くの浜で花火があるので、それを見てから帰る予定。花火が20:30からだから、ずいぶん時間が余るなあと思っていたのに、I.O.P.を出たのがもう19時です。時間、足りない!

海洋公園の夕べ

こんなに暗くなるまでI.O.P.にいたのは初めてかも

ショップに戻ったのが19:30。器材を干して夕食を買出しに行って、花火が終わったらすぐに帰れるように清算を済ませて……。ログを付けている時間がないので、後でショップのサイトに見た魚を載せてくれるようにお願いして。全部終わったのは20:15でした。もう花火が始まっちゃうから庭で食べよう、とコンビニ弁当を夢中でパクつきましたが(風が強くて大変だった)、時間になっても花火は始まりません。風が強すぎて中止なのかなーとか言っていたら、だいぶ遅れてやっと最初の花火が上がりました。

伊豆の夜伊豆の夜

伊豆の夜伊豆の夜

左上:湾のある風景ってイイですねー/
残り:花火は、今回は全然上手く撮れませんでした

ビールを飲み、Kが抱えてきてくれたスイカを食べ、花火を見る。夏ですねえ。ただしこの夏、20分弱しか続きませんでした。開始が遅れたのに終了時間は一緒なんですもん。その分、急いであげたのかしら? まぁ風が上手い具合に煙を流してくれたので、時間は短いけど、かなり楽しめました。宿泊でのんびりの男性陣に別れを告げ、駅まで送ってもらって帰路につきます。混んでいるのを覚悟してましたが、帰り道はちゃんと座れました。ずーーーーっと、爆睡してました。寝不足+3ビーチで自覚してるよりずっと疲れていたみたい。

でも、滅多にできないサンセットダイブ。行ってよかったです。

2009.8.15(Sat)_2

≪つづき≫

御岳山

屋根に生えた草と、2階の窓の外の縁側がステキです

群生地から御嶽神社まではほぼ平坦な道。前回も惹かれた茶屋の「古狸山」に寄りたかったのですが、ここだとお茶だけって感じでしたので後ろ髪を引かれつつ素通りし、茅葺き屋根の民家(宿坊?)を見て、神代ケヤキ神代ケヤキをぐるっと回って参道へ。ここの展望自慢のお店でお昼にしました。ちょうど窓際の、いい位置のテーブルが空いていたのでそこに座ります。大きく開いた窓から涼しい風が入ってきて、神代ケヤキもすぐ近くに見えて、レンゲショウマも植えてあって、気持ちのいいお店でした(えーっと、味は……ごにょごにょごにょ)。

さて、神社を後回しにして、次はロックガーデンへと向かいましょう。七代の滝まで降りた前回のコースはちょっとキツいので、今度は天狗岩にまっすぐ向かうコースを辿ります。が、ここも意外に長〜い下りでした。どんどん下って行くので「あれ? 下山コースに迷い込んでないよな?」と思ってしまうくらい。他にルートはないハズだし、滝コースに比べると緩い下り坂なんですけどねー。天狗岩が見えたときはホッとしました。んでそこからちょっとで、ロックガーデン。沢沿いに少しずつ登っていきますが、景色がキレイだしホントに少〜しずつ登るので、ちっともキツくはありません。

御岳山

だんだん晴れ間が多くなってきました。木洩れ日が気持ちイイ

御岳山

苔がたっぷりのこの辺り、ホントに好きです

御岳山

雨でも風情を楽しめるコースですが、晴れてるとまた違った魅力が

霧に包まれた前回は不気味に思えた東屋も、陽が差し込む今日は気持ちのいい休憩ポイント。ここで一休みして、更に登って「お浜の桂」「綾広の滝」へ。前回も思ったけど、お浜って誰? 綾広の滝の前で3人の写真を通りかかったご夫婦に撮ってもらい、さあ戻るとしましょう。階段でがしっと登り滝の上に出れば、後はほとんど平坦な道を歩いて「天狗の腰掛杉」に戻れます。ふむ。てコトは大岳山に縦走したいときは、この天狗の腰掛杉→綾広の滝の道が一番楽だな。覚えておこうっと。

御岳山御岳山

左:お浜の桂/右:綾広の滝

御岳山御岳山

左:山路の杜鵑草(ヤマジノホトトギス)/右:天狗の腰掛杉

最後に武蔵御嶽神社にお参りをします。神社への近道を使ったら、途中の足場が朽ちかけている場所があって「またTo-koにとんでもないトコロに連れていかれた……」と言われてしまいました。私のせいじゃないもん! それにちゃんと神社に出たんだから、いいじゃんかー。神社でお御籤を引いたらUとYが大吉だったのに、私だけ小吉。ただ「強い運勢は持っているけど、未だ開いてません」だったので、これからのがイイのかも。請うご期待です。狛犬のバリエーションが豊富なので、本社の裏手の小さなお社を楽しみにしていたのですが、玉垣内は改修中で立入禁止だったのが残念でした。

御岳山

すっかりいい天気になりました。下界の街を一望♪

御岳山

山も、朝より鮮やかに見える気がします

御岳山御岳山

こちらの狛犬さまたちはとっても凛々しい

御岳山御岳山

古くから信仰されているだけあって、神社も見応えあります

仕方ない。ケーブルカー山頂駅に戻るコトにします。開いていたら寄りたかった「古狸山」は、残念ながら閉まっちゃっていました。自家製梅ジュースが美味しそうだったのになー。前回はまだ開いていなかったし、いつか寄れる機会があるかしら(次は長めに歩きたいから、ここを通るときはやっぱり開店前な気がする……)。しかし山頂駅の川魚はまだ、売れ残ってました。山の見渡せるベンチに座って、山女の塩焼き(\500)をパクつきます。売れ残りでもっとぱさぱさになっているかと思ったけど、さすが炭火焼。美味しかった〜。ビールが欲しくなりました(気付かなかったけど、生ビールとのセットもあったらしい……)。

山女の塩焼き

ナゼ、一口囓る前にカメラのコトを思い出さないのか……orz

17:10のケーブルカーで下界に下り、すぐにバスに乗り継ぎ、電車も接続よく―――来たはイイんだけど、かなり混んでいてしかも各駅の青梅行き。青梅で接続したのも、また各駅の立川行き。全然座れず、最後がちょっと疲れました。各駅なので途中の駅で順にバラけ、1人になった立川駅からはずっと座って帰れたのが嬉しかったです。

御岳山御岳山

左:もうかなり夕暮れの気配/右:登りと途中ですれ違います

季節のレンゲショウマ、仲間と一緒に見にいけて良かった。

2009.8.15(Sat)_1

去年登ったとき、レンゲショウマという花の群生地がその山にあると知り、その可愛い花がゼヒ見てみたくて、ずっと狙っていた奥多摩の御岳山に行ってきました。いつも1週間早いとか遅いとかで花の見頃を見逃しているので、今月に入ってからは宿坊 駒鳥山荘さんが出してくれているレンゲショウマ情報を毎日チェックし、8月中旬以降に狙いを絞ります。

が、今度は友達との日程調整が難航し、一応8月15日で決まりはしたものの、同行者のUは徹夜の仕事明けというちょっと無茶な体調での参加になってしまいました。ですので今回の山歩きのポリシーは「なるべく体力を使わない」です。登りも下りもケーブルカーを使い、レンゲショウマを見るだけ。あとは当日の体調を見て臨機応変で行きましょう。出発もいつもの山歩きよりゆっくりですので、ちゃんと家で朝ご飯を食べてから出かけるコトができました。

新宿からは「ホリデー快速おくたま」に乗ります。これだと普通電車よりずいぶん早いので、それぞれの自宅がかなり離れているのに、今日の参加者U、Y、私の3人全員が結局新宿からこの電車を利用するコトになりました。無事に徹夜明けのUと落ち合い、電車がホームに滑り込み……あれ、Yは? ちょっと前に届いたメールには「あと15分で着く」とあります。えーっと、このメール、いつ送ったの? 表示されてる時間からすると、15分後じゃ間に合わないんだけど……。

間に合うの?どうなの?と話している間に、電車の扉が閉まってしまいました。……とりあえず、先に、行くよ……? 新宿駅のホームには登山の格好をした人たちがずらっと並んでいましたが、「おくたま号」に乗り込んだのは意外と少人数です。皆何を待っているんだろうと思ったら、たぶん次に出る「ホリデー快速ビューやまなし」ですね。へえ、この時間から出発する人も多いんですねえ。私らの乗った電車は満員になるコトもなく、1時間20分ほどで御嶽駅に着きました。

駅に着いた途端にビックリです。ちょっと離れたバス停から駅前の道に伸びる橋まで、長い長い列ができています。電車は混んでなかったのに! Yが来るまで待たなくてはいけないので、駅前で売っているバスとケーブルカーの往復券(少し割安)を買っておこうか……と思っていると、売場の方の「これだけ並んでるとバスでも歩いてもかかる時間は一緒」という言葉が飛び込んできました。歩くと40〜50分。今回のポリシーは「体力を使わない」だけど、どうする? 炎天下で30分も並んでいるのも、キツいよね?

駅前に案内所があるので、中に入ってケーブルカー乗り場までの道を聞いてみます。「渓谷に下りて遊歩道歩いていくといいよ!」と教えてもらい、それなら涼しくてイイか、とその気になりましたが、「2つめの神路橋で川を渡ってからはずっと登りだけど」という台詞には、「大丈夫?」とUに伺ってしまいます。“山では”まだ若い私らに、案内所のおじさんは「何言ってるの、大丈夫だよ!」と呆れ顔でした。事情があるんですよー!

駅前では野菜や果物の直売コーナーが作られ、けっこうな人が群がっていました。たっぷり入って130円のミョウガや、いかにも手作りっぽいくるみ大福に惹かれたものの、これから買ったものを持って歩くのはどうだろう。「帰りにはきっと売り切れてるよね」と言いながらも、買わずに済ませてしまいました(そして案の定、後で悔やみます)。やっぱり行列のできているトイレに寄ったりして待っていると、思ったよりも早くYが到着しました。新宿に来るまでの電車が遅れたせいで「おくたま号」に間に合わなかったそうです。

ま、全員が揃ったので出発するとしましょう。時刻は10:30。駅前の道路を渡り、狭い階段を下りて川沿いの遊歩道に出ます。川では釣りをする人、ラフティングを楽しむ人、カヤックを漕ぐ人……。気持ち良さそう。ずっと木陰をに伸びる遊歩道も平坦で、気持ちのいい道です。ゆ〜っくり歩いて―――あれ? 30分もしないのに、神路橋に着いてしまいました。てコトは車道歩きが、思ってたより長いのかな?

御獄駅御岳渓谷

左:スタート地点の御獄駅/右:渓谷沿いの遊歩道を歩いている人も多かったですが、駅前と比べたらとても静かです

御岳渓谷御岳渓谷

御岳渓谷

緑の木洩れ日と苔の、気持ちのいい遊歩道でした

御岳渓谷御岳渓谷

左:カヤッキングも楽しそう/右:神路橋を渡って御岳渓谷から離れます

橋を渡って坂を登り、車道を横断します。ここに赤い鳥居と「ケーブルカー入口」の看板がありましたが、まだまだ先は長かった……。ケーブルカーの滝本駅まで、ひたすら車道を登ります。私はそう大して疲れなかったのですが、暑さに弱いUにはかなり苦しかったようでした。駐車場も下の駐車場から満車で、上のには長〜い列ができています。お昼前の今の時間じゃ、なかなか下りてくる人もいないだろうなあ。

御岳山へ御岳山へ

舗装道路沿いに咲いてた花々
左:秋海棠(シュウカイドウ)/右:不明。これから開くのかな?

御岳山へ御岳山へ

左:大きな鳥居をくぐって進みます/右:アオイとかフヨウとか?

御岳登山鉄道ケーブルカー車じゃないとアクセスできない山はともかく、こうゆうときは公共交通機関のがいいね、と話しながら、ちっとも動かない車の列の脇を登って滝本駅へ。ケーブルカー待ちの行列もできていましたが、タイムテーブルどおりじゃなく6分おきに出発しているとのことで、それほど待たずに済みました。ケーブルカー往復\1,090也。

山頂駅に到着し、今度はリフトに乗ってしまいます。片道\100也。短いリフトですが、なんか楽しかった〜。ぶらんと足を下ろしていると、ときどき地面にぶつかってしまうのもご愛嬌です。リフトを降りると展望食堂があり、関東平野が見下ろせました。遠くは霞んでしまっていて都心が見えるか見えないかぐらいでしたが、近くの山並みはいい雰囲気です。キレイに晴れるという予報より雲が多かったので「も少し晴れてくれないかな〜」とぶつぶつ言いながらも、しばし展望を楽しみました。

御岳山へ御岳山

左:これも麓に咲いていた花。こうゆう花は好きだけど、名前は不明〜/右:ご愛敬のリフト。展望食堂に続いています

御岳山

たとえ低山ばかりでも、山々が重なっているだけで嬉しくなります

んでお目当てのレンゲショウマ群生地へ。一番の見頃まではあともうちょっとなのかな?って感じでしたが、十分にお花を楽しむコトができました。ただ、下を向いて咲く花なので撮るのが難しいのですよねー。一眼レフを抱えた本格派さんたちも、四苦八苦しておられました。コンデジの私は下手な鉄砲方式で、とにかく枚数を撮ります。白に薄く紫の入った色合いも、出すのが難しい〜。目で見たみたいにキレイに撮ってあげられないのが、残念でした。

御岳山

おおっ、咲いてる。咲いてますよー

御岳山

花盛りには、まだもうちょっとという感じ

御岳山御岳山

左:蕾はツヤツヤしていて飴細工みたい/右:開花するとこんな

御岳山

う〜ん、満喫。これを1年待っていた

御岳山御岳山

左:蓮華升麻(レンゲショウマ)を、下からのぞき込んでみる/右:こっそり混ざって咲いていた岨菜(ソバナ)

御岳山御岳山

ぐるーっと見て回って一番好みだったのは、蕾がほころびかけた頃

御岳山

そう、こんな感じのが好きでした

≪つづく≫

2009.8.9(Sun)

U、Yと一緒に『海のエジプト展』に行ってきました。日曜日なので混むだろうな〜と思って、会場のパシフィコ横浜には開場30分前に着きました。駅から展示ホールに向かおうとすると、クイーンズスクエア辺りから看板を持った係員が誘導をしています。うわあ、こりゃ予想以上に混みそうだわ。でもなんで看板の文字が平仮名なの? コナンがガイドをしてるから?……と思ってよく見ると、どうやら別の展示ホールでポケモンのイベントをやっていて、そっちの案内みたい。良かった〜。

Yとはすんなり合流できましたが、時間ギリギリの到着になりそうなUがやってくる前に、どんどん伸びる列に恐れをなしたのか予定時間前に開場されてしまいます。仕方なくチケットを切る入口の手前で待っていると、列の向こうでなにやら係員と押し問答するUの姿が―――。テンパった係員さんが「チケット持ってないとこれ以上先には入れない」とか言っていたらしいです。……入口前までは入れるでしょうが。

んでやっと合流して中に入ると、今度はイヤホンガイドを借りるための行列。先日このイベントに来た人から「イヤホンガイドは借りたほうがいい」と聞いていたのですが、結果、いらなかったなあ。イヤホンガイドは要するに説明ボードの要約なので、説明をちゃんと読みたい人には必要ないです。もっと、豆知識とか裏話とか、ボードに書いてないコトを話してくれればイイのに。

おっと、話を戻します。展示は、面白かったです。人出もすごく、けっこう皆が真面目に説明文を読んだり展示物をじっくり見たりしているので、目玉の展示の前ではなかなか列が進みません。でもその分、私たちもじっくりと時間をかけて回るコトができました。面白いのはやっぱり複数ある立像かなー。プトレマイオス朝のものがほとんどなので、エジプト風というよりギリシャ風の像が多かったように感じました。男性の像も女性の像も、キレイな体をしているんですよねー。あとヒエログリフの刻まれた祠や石版も見事でした。

圧巻はやはり5mのファラオ像/王妃像/ハピ神像(←私らの間では「ピザーラ」という通称が付きました)。これを海の中で発見したときはどれほど興奮したんでしょうね〜。いやこの像に限らず、海の中での発掘はすごくすごく楽しかったに違いありません。だってゴミ拾いでもあんなに楽しかったんだもの。だんだん羨ましくなってきて「この海に潜ってみたい〜」を連発しながら会場を回りました。透明度はなさそうだけど、水深5mだったら私らでも潜れる! 発掘の様子を写した映像も興味深かったです。

懐かしの細川智栄子の『王家の紋章』がコラボしているので、土産物売場にはグッズも並んでいます。あの、全然話が進まないので有名なマンガ、まだ終わってないんですねー! コミックスを買ったこともないし、雑誌でときどき読んでいただけであまり展開も覚えていないのですが、主人公の名前のメンフィス、キャロル辺りがすんなり出てくるのには、我ながらビックリ。

その話の流れで「私がエジプトに飛んだらすぐ殺されちゃうよー。キレイな金髪してないし」と言ったら、Uに「いやTo-koは生き延びるね。すぐに仕切りだして女中頭かなにかになっちゃうよ(←ヒロインにはやはりなれないらしいです)」と返されました。自分が“たくましい”と評価されているのだとしたら嬉しいですが、“仕切り屋”ってのは微妙〜。ホントは私、仕切ってもらうほうが好きなのに。

土産物売場を冷やかした時間も含めれば、一通り回るのに4時間かかり、出口に着いたのは13:30でした。腹へったー! 博物館のイメージで、中にカフェでもあるのかと思っていたのに、ただの展示場で飲食禁止なんだもの(←初パシフィコ横浜でした)。まずは腹ごしらえと、手近なレストランに入ってたっぷり飲み食いし、落ち着いたところでワールドポーターズに移動して、アウトドアショップを物色します。見たかった山スカートはなかったけど、前から購入を考えていたウォルディーズのサンダルが特価になっていて、即買いしちゃいました。

2店舗しか行っていないのに、ぐるぐる歩き回って歩き疲れたところでお茶して、喋っているうちに「アレを見たかった」と思い出してまた同じアウトドアショップに行って、ちょっと大きな地震にビビって……ようやく外に出たら、外はとっぷり暗くなっていました。少ーし涼しくなった汽車道をぷらぷら歩いて桜木町まで。またまた楽しい週末でした。でなきゃ、やってられんわ。

2009.8.2(Sun)

≪つづき≫

そういえば、やっぱりゲストの中に雨男がいたのでした。雨以外の沖縄を見たことがない、というかなり強力な雨男。それでも前日肝心なときに晴れたのは、Yの晴れ女パワーに微力ながら私が力添えをしたからです(私もどちらかというと晴れ女なのですよ)。前夜は月が輝き、目の前の海に光の道が伸び、「今度こそ梅雨が明けたかな〜」なぞとのん気な希望をもらしてもいたのですが、日曜日、雨どいから屋根に落ちる水の音で目が覚めました。

外を見ると低〜く重たい雲が垂れ込め、しっかりと雨が降っています。Yと「私ら、ゲンキンだよねー」「自分らが今日は潜らないからねー」と笑いながら、朝食。清算を済ませて「すみません〜私ら今日は帰るんで後の天気は知ったこっちゃありません〜」と他の皆さんに別れを告げて(←ヒドいなー我ながら)、駅へ送ってもらいます。途中横浜を通るので、山の店に寄ることにしました。Yは他の用事があるというので駅で別れ、雨のなか、店へ。

―――ナゼ、山の店では時間が飛ぶのでしょう。店を出たのは1時間半後でした。それで買ったのは虫対策のモスキートネット、インナーソックス、山の地図。あとは色んな製品見て回って物欲と闘っておりました。グラっときたのがユニフレームのミニロースター。焼き網欲しいな、とちょっと思っていたので、「小型クッカーと一緒に収納できる」という謳い文句に手を伸ばしそうになりました。が、理性でグッと堪えてしばらく考えるコトにします。だって先週、薄手のウィンドブレーカーを衝動でポチったばっかりなんだもの。

後は顔馴染みの名物店員さん、山Sさんとお喋りしたり。鳳凰行ったばかりなので、いつもの「どう? 登ってる?」の挨拶にも、元気に答えるコトができました。「で、8月どうするの?」の問いには、行きたいトコロがたくさんあって迷っている(←ホント)と答えます。ただ8月はいろいろ予定が入っているので、高い山には行けないかもなあ。「じゃあ穂高行きなよ(←どこから「じゃあ」が出てきたんだか)」と薦められましたが、山Sさん、穂高好きだなあ。いや穂高もいつか行きたいけど、日程的に蝶ヶ岳かなって思ってるんですよね、と言うと、「なにもあそこまで行って反対側に登るコトないじゃん!」。―――は、反対側って……。ヒドいなあ。

店を出たらもうお昼の時間でしたので、途中でお昼を食べて帰宅。海やら何やらで洗濯モノが多く、洗濯機を2回回しながらTV見たり(来週行く予定のイベントの特別番組をやっていました)お昼寝したりして、ぐったりと残りの半日を過ごしました。楽しい週末だったなー。

2009.8.1(Sat)_2

≪つづき≫

器材を洗って着替えて、ショップに戻ってログ付けをして。カップルだけは「この後のイベントを知っていたら泊まりで来たのに……」と後ろ髪を引かれながら帰っていきました。Yと私は他のメンバー同様、今日はお泊り。夜はBBQと花火なのです。BBQの時間までまだ間があるので、散歩がてら明日の朝食を仕入れに行くことにしました。近くのコンビにまではゆっくり歩いて15分くらいかな。買い物が終わったちょうどその頃、買出しに行っていたTさんとMieさんがコンビニに入ってきたので、その車に乗せてもらってショップに帰り、庭のデッキチェアで、お酒片手にちょっとずつ夕暮れ色になっていく空を眺めてぼーっとします。

BBQと花火BBQと花火

BBQと花火

微妙な色合いの空に、月がぽっかり

今日潜った6人のほか、Mieさんのお友達が2人やってきて、庭も賑やかになってきました。お友達のうち1人は、阿嘉島でご一緒した原さんです。懐かしいなあ。暗くなり始めたころ、BBQスタート。女性陣が入れ代り立ち代り焼き係になって、食材を焼いていきます。エビ、魚、サザエ、ホタテ、ネギ塩とにんにくダレの豚肉、さいころステーキ、野菜数種類、ソーセージ……(写ってないのもあります)。〆は焼きソバとアイスクリームも。怖ろしいコトに、最後にはこのほとんどが無くなりました。

BBQと花火BBQと花火

最初は焼くのが追いつきませんが、食材はた〜っぷりありますよー

途中、近くで灯篭流しをやっているというので、女性陣5人が中抜けして見に行きました。が、去年は地元の人が流していたという港は暗く、数人のおじさんが円陣を組んで座っているだけ(←どうやら花火の打ち上げの準備をしていたみたいです)。メインは遠くの沖でやっていて、ショップから見てもたいして変わりはなかったような……。せっかく来たので周囲が暗い埠頭から、何枚か写真を撮りました。

BBQと花火BBQと花火

BBQと花火

沖の海に灯篭が浮かんでいるの、わかるかしら?

ショップに戻ってからは、またときどき焼き係になったりもしながら、食べて飲んで食べて飲んで食べて食べて食べて。かなり落ち着いた頃になって、タイミングよく花火が打ちあがります。地元の花火大会を見るのは初めてだったのですが、予想以上に間近で上がるので迫力でした。数はそう大きくないし、ひとしきり上がると次まで間が空いたりもするのですが、それでも大満足の光景です。目の前の花火を見逃したくないので、写真は液晶も見てないでシャッターを押し続けて撮りました。連写モードもどこかに隠れているはずなんですが……。

BBQと花火BBQと花火

BBQと花火BBQと花火

BBQと花火BBQと花火

BBQと花火BBQと花火

BBQと花火BBQと花火

BBQと花火BBQと花火

風がないので途中から煙が邪魔でした

花火が終わった後も、しばらくは月を見ながらまったり。朝の天気では、こんな楽しめるとは思ってなかったなあ。そうこうしているうちに、ちょっと寒くなってきたのでYとお風呂へ。温泉でほっこり。翌日は帰るだけなので、駅行きの車の出る時間を確認しに行って、またSさんTさんとお喋り。魚と花火のデータを渡したところ、メモリに鳳凰三山の写真が残っていて、山の話になりました。話を聞いていた男性ゲストが「テントって担いでいくんですか! 宅急便で送るんじゃないんですか!」とビックリしていたのには、こちらがビックリ。そっかー、山に行かない人ってそんな発想するのか〜。

BBQと花火

月が煌々と輝いていました

久々にショップの夜を満喫し、22:30頃、部屋に引っ込みます。お休みなさい。

≪つづく≫

2009.8.1(Sat)_1

Yと一緒に伊豆へ行ってきました。しかし週半ばの段階で土曜日の予報は雨。しかも降水確率が70〜80%と高めです。翌日曜日は晴。おかしいな〜晴れ女のYが一緒なのにな〜と思いながらも、お目当てがあったので日付をズラすワケにはいきません。つか、雨だとそのお目当ても流れる可能性があったのですが、流れるかどうかはたぶんその日にならないと分からない。じゃぁダメ元で行くしかないって感じで出発です。

お天気悪いね、おかしいね、他のゲストに雨男でもいるのかな、と話しながら、途中駅で落ち合ったYと一緒に伊豆へ向かいます。予報は少し好転して曇になっていました。空はどんよりで雲も低く、降らなければそれで吉とするしかない空模様です。水温もまだ冷たいらしいし、冷え切って上がってこの天気じゃウェットはキツいね。どうする? 8月にドライ着るってのもなんか悔しいけどね? 私も家に置いてくるつもりだったドライを直前になって荷物に加えましたが、Yも迷っているみたいです。

最寄駅でガイドのTさんに迎えてもらったのはYと私の2人だけ。あれ? 他のゲストは?と聞くと、前泊組と車組で他に6人いるとのコト。そうですよねー8月でイベント有で2人だけってコトはないですよねー(ホッ……)。ショップに着くと、男性2人×2組とカッポーがお待ちかねでした。たぶん全員初対面、だと思います。誰かからリクエストが出ていたそうで、車2台でI.O.P.へ向かいました。波はちょっとありますが、問題になるほどではなさそうです。

I.O.P.では、運よく空いていたテーブル2つを確保して、芝生にもブルーシートを敷いて、荷物を広げます。夏休みだからか、子供連れの、ノンダイバーなお客さんも目立っていました。海の際のプールで楽しそうに遊んでいます。さ、寒くないのかな……。寒がりの私はSさんTさんのアドバイスを受けて、やっぱりドライを着ることにしました。ほかにもドライを着た人はいたのですが、バディでドライを着ているのはYと私だけだったので、私たちをTさんが、残り6人をSさんがガイドするコトに。やほー、そりゃ気楽でいい!

器材をセッティングし(この日の私はなんかボケボケ。空いてる時間はあったのにカメラの水没チェック忘れるし、ウエイトベルトしないでタンク背負うし、ドライホースを繋ぎ忘れるし。2ヶ月ぶりの伊豆に緊張してたのか?)、海へ入ります。波はちょっとあるけど、たまに来る大きなのにだけ注意していれば大丈夫。潜降ポイントまでの水面移動中に、カンパチの群が見えました。海面近くの水温は20度以上あり、ぬるいと感じるほどです。

水深5mくらいまでは揺れもありますが、温かくてそれほど暗くはなくて、なんだか気が抜けます。まったりとかのんびりとかじゃなくて、ボーっとしちゃう感じ。透明度は―――4m、くらい? 少し離れると見えなくなってしまうのに、ぼーっとしているからときどき置いていかれそうになります。Yが目立つ色のドライを着ているので助かりました。魚は、珍しいのはいないけど、群がけっこう目立っています。キビナゴの群、イナダの群、大きなマダイ。美味しそうな海ですなぁ。特に水面近くにいるキビナゴはキラキラ光って、とてもキレイでした。

意外に水、冷たくないじゃん。水深20mくらいまではそう思っていました。が、1のの先端から降りていくとサーモクラインがあり、冷たい水の層に入ります。冷たいっていっても17度はあるんですけどね。んで冷たい水は透明度もいい。この辺りは10〜15mは見えました。おまけに寒さを避けてか、他の人が誰もいない! 根の先の岩にダンゴウオがいたのですが、おかげで3人占めでき、ゆっくり写真が撮れました(けどピントは今イチ甘し。くそぅ、チャンスだったのに!)。

そこから根を回り込み、クエ穴を覗き(何もいませんでした)、深度を上げてまたぬるく視界の利かない層へ。やけに青いラインが目立つ魚がいるな〜、普通種っぽいけど、婚姻色で目立っているのかな?と思っていたのですが、後で聞いたらイトヒキベラだそうです。あとクロホシイシモチがみんなペアになっているのを見て、ああそうゆう季節なんだなあ〜と頬が緩みました。なんか、可愛くて好きなのですよ、クロホシイシモチのペア。

なんかちょこちょこと見ながらオクリダシの入江まで戻ります。ここで安全停止がてら少し遊ぶのがいつもで、今日もTさんはそのつもりだったのでしょうが、ナゼか見覚えのある男性とジェスチャーをしてスレートで何やらやり取りをして、こちらに「浮上」の合図を出してきました。へ? ここで上がるの? ナゼ? よく見ると、相手の男性はSさんチームの1人です。彼のバディもいます。エアが無くなっちゃったから、2人だけ私らのチームが先に連れて帰るってコトなのかなー? んで、Sさんは?

よく分からないながらも、指示に従って浮上します。と、ココで痛恨の“Slow表示”。しかもビーチで。他の人よりかなり時間をかけて浮上したのに、タイミングが悪かった! 出さないように気をつけているので、悔しいです。普通浮上する場所ではないので、頭上に注意しながら顔をぽっかり出すと、そこは潜降ポイントのちょい沖でした。近くにSさんチームもいます。あれ? 一緒に帰るの? ここでTさんが「2人、迷子になってた」と教えてくれました。

はぐれたときはしばらく待って、合流できなければ水面で集合、という事前ブリーフィングがあったのに、どうやら水面に一度は浮上したものの、周りにSさんがいなかったので再度潜ってしまったみたい。んで浮上するタイミングがSさんと入れ違いになっていて、お互いが見つからなかったそうです。相当心細かったみたいで(そりゃそうだよな〜)、後でTさんに「天使に見えた!」と力説していらっしゃいました。

というワケでちょっと長めの水面移動をして、陸に戻ります。ちょっと波があるこうゆうときにガンバちゃっうと疲れるので、ゆっくり泳ぐように心がけました。そして上がって落ち着いてみると、あれ? いつの間にか雲が無くなって、青空が広がっているではないですか。そう言えば浅瀬に光が降り注いでいたような……。嬉しい。一気にテンションあがります。そして(寒いだろうな)と思って買った昼食の春雨スープを、ちょっと後悔。あっさりの冷たいお蕎麦かなんかが良かったなあ〜。

人出が多いので、いつもは開いていない売店が開いていたり、なんだかリゾートのようでのんびりしてしまいます。お昼を食べて、ブルーシートで体を伸ばして、ちょっとお喋りをして。あ、あとTUSAが器材のモニタをしていたので、一度使ってみたかった1眼マスクと、ついでにシュノーケルをお借りしました。購入前に実際に海で使えるってのは、いいですね〜。あ、結果は「う〜ん、見えやすい、ような気がする」でした。2眼でも間の仕切りが気になったコトがないですからね〜。でも次回購入する際は、候補に入れます。

んでそのマスクを試した2本目。Sさんチームにダンゴウオを見たがっている人たちがいたので、ダンゴウオの場所までTさん先導で一緒に潜り、その後私たちは1.5番へ、Sさんチームは砂地へ行くことになりました。見たい人たちが寒い層に行っている間、私たちはSさんと温い層で待っています。これから寒い深場に行くので、待ってたら冷えちゃうからね〜。んでTさんが戻ってくるのを待って、1.5番方面へ。砂地と岩場の境を泳ぐこのコースはなかなか好きで、珍しい生き物は残念ながらいませんでしたけど、景色を楽しみました。

そうそう、2本目から私はウェイトを1kgダウン。もともと重ためにはしているのですけど、真冬のインナーのウェイト量なので少し衣類が減った今では重くて重くて。1kg減らしたら相当楽になりました。でもエキジットのときを考えると、これ以上は減らさないほうが良さそう。潜降時ならもう1kg減らしてもいけそうなんですけどねー。

途中では伊豆のレギュラーメンバー以外は何も見つからなかったのですが、ガイドの意地でしょうか、オクリダシの入江でTさんがウミウシをいくつか見せてくれました。1本目より長めに深場にいたし、2本目ではあるしでこの頃にはちょっと寒くなってきていましたが、オクリダシはやっぱ面白いですねぇ。んで今度はちゃんと、スロープまで水中を泳いで潜ってからエキジット。

借りたマスクを返しにいくと、係の方が「代わりにお預かりしたマスク、洗っておきました」と、キレイになったmyマスクを渡してくれました。うわ、嬉しい! ずっと気になっていたのですけど、汚れてたのはマスクを分解しないと洗えないトコロだったから、怖くてできなかったのです。TUSAさんの高感度上がりました!

≪つづく≫

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