2008.9.28(Sun)

全っ然勉強してない状態で(←ダメじゃん)(←だって夏は暑くてPC立ち上げるのも面倒だったんだもん)TOEIC4回目を受けに行き、帰りには自由ヶ丘の“FROG”に寄ってカエルグッズを満喫。カエラーなので欲しいものの他にもついつい手を伸ばして散財してしまいました。カエルグッズ、あまり増やさないようにしようと思っているのに……。

おなかが空いて、なんだか無性にFish&Chips が食べたくなったので、記憶の底を探って某アイリッシュパブへ。1/2のギネスとFish&Chips を頼んだのだけど―――美味しかったのだけど―――フィッシュ&チップスまあだいたいは満たされたのだけど―――お上品すぎる……! 私が食べたいのは山盛りのポテトにでーんと魚が乗っててビネガーをこれでもかとふりかけて喰う、あのFish&Chips なんだよう。NZかオーストラリアの味が懐かしいんだよう!

最近、こうゆう欲求多いな〜。海外旅行でも行きたいのかしら。それともただ単に油が足りてないだけなのかしら。

2008.9.23(Tue)

尾瀬に行けなかった腹いせに、UとYと伊豆へと行ってきました。ちょっとでも行楽気分を出そうと、以前からUが伊豆のショップまで車で行ってみたいと話していたのを、この機会に実現させることとします。急な話だったのでYは都合がつかず、前日夜の出発はUとカーナビ係の私だけ。休日に挟まれた月曜で、ほとんどの社員が休んでしまって静かだった会社を定時であがり、Uの家にかけつけます。

まずは腹ごしらえと、Uのおススメの店に寄り、がっつり夕食。がっつり食べ過ぎて苦しくなりました。そして夜の道路をひた走り、カーナビの予想通りの時間で、ショップに到着します。同じ道路を途中までは何度か走ったことがあるのですが、渋滞に引っかからなかったのは初めてで、おかげでショップまでがすごく近く感じました。温泉に入って、静かな波の音を聞きながら就寝。

ぐっすり眠ってすっきり目覚め、のんびり朝食を取りつつ他のお客さんが揃うのを待ちます。前夜は着いたのが22時半くらいで他のお客さんの顔はほとんど見ませんでしたが、何組か泊まっていたみたいでした。当日到着の車組・電車組がやってきて、全員揃ったこの日のゲストは10人。このショップにしてはかなり多いです。1人参加のN村さん(女性)、J原さん(男性)は面識あり。あと初対面の若いご夫婦、年齢幅のある男女混合の3人組、私ら3人。

この日は西風の予報が出ていたので、ポイントは富戸になりました。そこそこ混んでいる現地で、久しぶりに2組に分かれて潜ります。私たち3人はN村さん、J原さんと一緒のTさんチーム。波一つない穏やかな海に入ると、なかなかキレイな青が待っていました。潜降する直前にTさんから「富戸ホールに寄りましょう」との提案が出ます。浅くて地形が楽しめて、ある程度の透明度があるとき向きの場所なのです。

Tさんの狙いどおり、富戸ホールは今まで行った中で一番、地形がキレイに見えました。穴から差し込む光が、頭上の岩にぶつかる波が、キラキラ光っています。が、この場所、本当に浅い! 3mを切る深度なものですから、多少重めにウエイトをつけているのに浮きそうで焦ります。皆もTさんから余分なウエイトをもらったり、各自で石を拾ったり。

その後はいつものコースに戻って浅瀬で遊び、深場で遊び。明るいからか、浅瀬ではソラスズメダイがいやに鮮やかに見えました。ミツボシクロスズメダイやキンギョハナダイ、コガネスズメダイの幼魚は秋の海らしいですね。ヒラマサ?が小魚の群に突っ込んでいくのも見えました。深場ではナヌカザメの卵(もう孵ってしまったらしく、ライトを当ててみても空)やスケロクウミタケハゼ、そしてホオジロゴマウミヘビ。

え? ウミヘビ? 黄色いウミヘビは初めて見るのでぜひ写真を撮ろうと、N村さんの上に重なってまでポジションを確保してしまいました。事情を察知して固まっていてくれたN村さん、ありがとう&ごめんなさい! 帰りに浅場に戻ると、頭上を若いアオリイカの群がひらひらと飛んでゆきます。今年は産卵をあまり見られなかったけど、ちゃんと育っているんだなあ。嬉しくなりますね。

昼食休憩を挟んでの2本目も、富戸ホールを除いてほぼ同じルートへ向かいます。1本目よりも早く深場に行き、小さな小さなネジリンボウの写真をゲットしました。ここではSさんチームとばったりしたのですが、SさんもTさんも「脅かすな、寄るな!」と睨んでいるので、遠くからズームでしか撮れませんでした。ちょっとボケてしまったのは残念だけど、私のせいで引っ込めさせてしまったら、この人数じゃ後が怖い。証拠写真が撮れただけでも良しとしましょう。

後はクロイトハゼやムスメベラをTさんが教えてくれたのですが、素人の目にはどうもぱっとしません(ゴメン)。クロイトハゼは指されたとき「これ? これなの?」と確認してしまったし、ムスメベラは最初ホンソメワケベラかと、その後教えてもらったシマヒメヤマノカミもイソカサゴかと思ってしまいました。でもよく見ると鰭がびらびらミノカサゴみたいになっていて、派手ですね。もともとイソカサゴはお気に入りだし、これはけっこう好きかも。

1本目はナゼか水中で落ち着かなくてやたら疲れてしまったのですが、2本目はホントにリラックスして潜れました。ただ2本目の方が透明度は落ちてしまったのが残念。でも十分秋の富戸を満喫し、器材を洗って着替えをしてショップに戻ります。この日は車で帰らなくてはいけないので、ログ付け後のお喋りを早めに切り上げて、17時半頃ショップを出ました。

……んで、帰りはやっぱり渋滞につかまりまして。行きよりも1時間余分にかかりましたね。車で前日に乗り込むとダイビングは万全の体調でできますが、その後がちょっと疲れる。運転してくれたUはもっと疲れたことでしょう。ありがとう! 伊豆への交通機関の選択肢が1つ増えましたが、曜日や前後の予定をちゃんと考えなきゃですね。行きに寄った食堂に帰りも寄り、気になっていた別のメニューでまたがっつり夕食にして、解散。

帰りの電車で意識を失いそうになりながら、へろへろで帰宅。でも遊びの欲求不満は、多少解消された気がします。

歌えキリギリス!

2008.9.21(Sun)_2

≪つづき≫

滝の脇から、金属製の階段を一気に登ります。一気に下ったぶんを取り戻すぞ!という勢いで、かなりキツい。登ったところにあるのが天狗岩。鎖があったので(行けるかな?)と登ってみました。登っても小さなお社と天狗の像2体(1体は首が取れてました)があるだけです。晴れてたら多少の展望はあるのかしら? 下りてきた私に「そこ、登れるんですか?」と聞いてきたお兄さんは、「何にもありませんよ」の答えにもメゲずにがしがし登っていきました。私と同じ、高ところに登りたがるバ……チャレンジャーとみた。

御岳山

一気に登る。

御岳山御岳山

左:天狗岩の上の像/右:がしがし登るお兄さん

天狗岩の裏を回り込んだ辺りからが、ロックガーデンになるのかな。苔の美しい、雰囲気のある庭でした。途中の休憩ポイントでトイレに寄り(暗かったからか、あまりきれいではなかったような。紙なし)、綾広の滝を見て―――この辺で(大岳山、どうしようかな〜)と迷い始めました。予報からいっても、この先、天気が回復することはないでしょう。展望がいいという大岳山で何にも見えないのも悲しいし、この先多いという岩場が濡れているのもイヤだし、それに私、ちょっと疲れてしまった……。

御岳山御岳山

左:小さな川には石の橋/右:トイレもある休憩ポイント

御岳山

苔苔の、ロックガーデン

御岳山御岳山

左:雰囲気ありますね〜/右:綾広の滝

ロクに歩いていないのに情けないんですが、七代の滝前後のアップダウンにやられたのか、「今日はもう十分」な気分になっていました。地図を出してしばし黙考……つか帰り道を探し、芥場(あくば)峠から鍋割山、奥の院を経由して長尾平に戻り、登ってきたのと同じ道を下りることにします。そうと決まったら神社の参堂の売店に寄っていこうかなあ。朝、「帰りに寄って行って〜」の呼び声を聞いたときは(帰りはここ通らないし!)と思ったけど、奥多摩駅で飲むつもりだったビール、あそこで飲もうかしら。

そんなコトを考えているとおなかが空いてきます。そろそろいい時間だし、よし芥場峠の手前にもう1箇所休憩ポイントがあるはずだから、そこで持ってきた焼きお握りを食べよう。……が、その休憩ポイントの東屋は、あまりにも暗い場所でした。晴天時には雰囲気も違うのでしょうが、この日は入る気にもならないくらい、暗い。誰もいないと思ったのに、通り過ぎる時に中から話し声が聞こえてきてぎょっとしたほどです。

仕方ないので芥場峠を越え、鍋割山へ向かう山道に入ってすぐの道端で、ザックを開きました。この頃、木の葉に当たる雨音がはっきりしだしました。おいおい15時までもつんじゃなかったのかい、と思いながら雨具を着込み、水滴の落ちてこない場所で焼きお握りをパクつきます。……焼きお握りは、山には合わないみたい。水分飛んでいるので強飯を食べてる気になります。さっさと食べて、ザックにもカバーをかけ、出発。

御岳山

芥場峠の先の、尾根歩き

ゆっくり楽しめなかった昼食の代わりに、売店で岩魚の塩焼きでも食べようかな〜。岩魚、あるといいな〜。奥多摩の山で川魚採れるのか知らないけど、こうゆうのは気分だからさ。なぞと食の煩悩で頭をいっぱいにしつつ歩き、鍋割山到着。ここは晴れても展望なさそうです。そして奥の院へ。奥の院の前後の道は、距離は短いけれど急坂でした。小さなお社と、男具那ノ峰の看板がありました。ここから急坂を下りたところにも赤い立派なお社があったけど、この山頂のがホントの奥の院よね?

御岳山御岳山

左:本日の最高峰、鍋割山(1,084m)/右:異世界への境界みたい

御岳山御岳山

左:奥の院?/右:男具那ノ峰(1,070m)

ここから長尾平までもけっこう長かった。今度大岳山にリベンジするときは、御岳山の花御岳山から一番楽なルートを選ぼうと思っていたけど、七代の滝のルートも奥の院のもキツイとなると、真ん中にするべきなのかな? 雨がしっかり降り始め、道にもちょろちょろと水が流れるので、滑らないように気をつけて歩き、やっと天狗の腰掛杉に到着します。ここから長尾平まではすぐ。

御岳山御岳山

一目で分かる形をした天狗の腰掛杉

長尾平から参道まで歩き、呼び止められるままに売店に入ります。展望が自慢だそうですが、窓の外は真っ白でなにも見えませんでした。売店で一杯魚の塩焼きは残念ながらメニューになかったので、ビール(700円。出てきたら大瓶でしかも私のキライな銘柄だったのでしまった!と思いました)と刺身こんにゃく(美味し。500円)を頼みました。食べている最中に、「メニューにはないんだけど……」とおばあさんが大根菜とキュウリの一夜漬けをおまけしてくれました。これまた美味し! さらに「余ってるから持っていって」と希望者に大根の摘み菜を分けてくれます。私も率先して希望者となり、一包みをありがたくいただきました。

雨もかなり本降りになってしまったし、賑やかなケーブルカー駅ビールも入っているし、朝通った道ではあるしで、下りはケーブルカー(片道570円)で楽ちん下山としました。ケーブルカーの駅には山女(や鮎)の塩焼きを売っていて、こっちで食べればよかった〜と思いましたが、大根菜をもらったんだから魚は次のお楽しみとしましょう。14時ちょうどのケーブルカーで、たった6分で下山します。

ケーブルカーケーブルカー

ケーブルカーの日出号。他に青の青空号も。

ケーブルカーケーブルカー

ケーブルカー内部。天井にはモモンガが(ムササビかも)

ケーブルカー→バスの乗り継ぎはジャストタイミングでしたが、駅で20分の電車待ちがあり、家に辿りついたのは17時近くでした。今日の収穫駅から自宅までも、かなり強い雨に降られてしまい、がっくりです。コースを短縮したおかげで山歩きそのものは楽しめましたが、その後どっと疲れてしまった気がしました。三連休に引き続き、天気予報に弄ばれた週末でした。

■ケーブル下バス停(8:06)→ビジターセンター(9:11)→御岳神社(9:30-9:40)→長尾平分岐(9:46)→七代の滝(10:07)→綾広の滝(10:49)→芥場峠(11:13)→分岐(11:18)→休憩10m→鍋割山(11:50)→奥の院(12:04)→天狗の腰掛杉(12:28)→長尾平(12:34)→茶屋で休憩40分くらい?→ケーブルカー駅(13:49)

2008.9.21(Sun)_1

この週末は、金曜夜発のバスで尾瀬に行くつもりでした。土曜の午前中は台風が関東に最接近の予報でしたが、尾瀬は暴風圏から外れているし、予報でもそう強い雨は降りそうもない。今回は山登りの予定はないし、尾瀬ヶ原は山に囲まれているので静かであろう、と予想して、当日の夕方まで行くつもりになっていました。が、会社を出て家に帰る途中、旅行会社から「ツアーはキャンセルになりました」と連絡が! こ、こんな間際になって……!

慌てて同行者2人に連絡を取り、ツアーのキャンセルを伝えます。「私らの気持ちはGOだったのに―――」「雨の用意もばっちりだったのに―――」とボヤきあい、2人とは代わりに23日に海に行くことにしました。その日の夜、東京にはそう強い雨が降らず、次の日は朝から青空も覗く好天気。くそっ旅行会社の根性なしめ!

しかしせっかくパッキングした荷物をそのままほどくのはもったいない。大体この荷物、三連休に行くつもりだった御岳山の荷物の内容をちょっと変えただけだぞ? また無駄にしていいのかTo-ko? ―――ということで再度荷物をちょこちょこ入れ替え、日曜日に御岳山に行こうと決めました。台風の後は確か秋晴れが続く予報だったよねーと土曜の夜予報をチェックすると……あれ? 朝と夕方からは雨? 6-15時は曇? ま、いいや。歩く時間帯は曇だ。どうせ予報信じたらバカを見るんだろうし。

すっかり天気予報不信に陥っているTo-koが日曜の朝目覚めると、雲が多くはあったものの、青空も見える高い空がその日の天気を予感させました。ほーらほら、やっぱりねー。早朝の電車を乗り継いで御嶽駅に向かいます。が、青梅駅を過ぎる頃から、さっき感じた予感が揺らぎ始めました。つか、揺らぎきって消えました。電車の窓から見える奥多摩の山々は雲に包まれ、線路に一番近い山の頂上さえ見えません。ちぇっ、曇でも高曇を期待してたのに!

7:50のバスに乗って、まずはケーブル下バス停に向かいました。バスは満席にちょっと足りない程度の混み具合で、えっもう?というくらいすぐに終点に到着します。10分かかるかどうかって感じなので、次は歩いてみようかしら。270円。ケーブルカーに乗らずに歩くつもりなのでストレッチをしている間に、他の乗客の皆さまはとっとと歩き始めてしまいました。気付けば一人、さて行くぞ、と出発します。

御岳山御岳山

左:ケーブルカーの行く先は、雲の中/右:登り口。御岳山まで3.4km

御岳山まではずっと舗装道路です。両脇に立派な杉の木が並んでいて、ああ信仰の山だなあ、という感じ。登るに従って霧が濃くなってゆくのが気になりますが、雰囲気があると言っていえなくもありません。こう和風だと霧の中から現れるのは何がふさわしいのかな、とか考えながらゆっくり登ります。道端に咲く花々はもう秋の気配。ところどころに昔の地名の由来を示す看板もあり、足を止めるいい言い訳になってくれました。

御岳山御岳山

左:この頃はまだ明るかった…/右:近い将来、倒れてしまいそう。

御岳山

登山道で出会った花々。秋ですなー。

御岳山御岳山

左:だいぶ霧が濃くなりました。/右:カワええ…♪

御岳山

霧の中から顕れるのはやっぱり、天狗?

1時間ちょいで、御岳山ビジターセンターに到着。この辺りに広がるのはびっくりするくらい立派な集落です。雰囲気のある宿坊も建ち並び、立ち寄り風呂の案内を掲げているところもありました。道案内に従って、まずは武蔵御嶽神社へ(この神社が御岳山929mの山頂になるのかしら?)。たくさんのお社があり、お参りするだけでも大変です。

御岳山御岳山

左:歩いて歩いた上にこうも立派な“町並み”があるのは、ちょっと妙な感じ。/右:神代ケヤキ。推定樹齢は1000年だそう。

御岳山御岳山

雰囲気のいいお店。まだ開いてませんでした。

御岳山御岳山

左:開店したばかりっぽい表参道の売店/
右:霧の中の神社ってのも、イイかも。

御岳山御岳山

左:こんな場所で夜神楽かあ…。薪神楽は一度見てみたいなあ。/
右:宝物殿。入口の像は鎌倉時代の武将、畠山重忠公だそう。

御岳山御岳山

立派な本社

御岳山御岳山

堂々の狛犬さまたち

御岳山御岳山

大口真神のお社にはやっぱり狛狼

御岳山御岳山

ぴんと立った耳と、折れ耳と

御岳山御岳山

……狛豚?

神社を後にし、長尾平へ。展望ポイントだそうですが、残念ながらな〜んにも見えません。休憩に良さそうなテーブルと、茶屋(休業中? それとも開いていなかっただけ?)がありました。

御岳山

ここの分岐で地図を睨みつつ、ずいぶん迷います。ここから大岳山〜鋸山〜奥多摩駅が、この日計画していたコースでした。う〜んでも七代の滝ってのも押さえておきたいなあ。たっぷり5分は迷ってから、結局一番左の滝へ向かうコースを選びます。この分岐から、もったいない!と思うくらい下る下る。おまけに急に寂しい雰囲気になって(まさかこんな人里の近くで)とは思いながらも、熊鈴をりんりん鳴らしながら歩きました。

御岳山御岳山

左:どんどん下る、寂しい道/右:七代の滝

そうまでしてわざわざやってきた七代の滝は―――え?これ?と、正直思ってしまう奥ゆかしさでした。青梅市観光協会のHPによると「落差50mの大小8つの滝の集まり」だそうですが、岩の隙間をくねって落ちていくという感じなので、見えたのはほんの一部だけ。もっといいビューポイントがあったのかなあ?

≪つづく≫

2008.9.16(Tue)

天気予報に翻弄され無為に過ごしてしまった三連休……。ホントなら、今年の山の総決算として鳳凰三山に行くつもりでした(いや秋冬も低い山は行きますけど)。が、金曜の時点での天気予報は、土曜日曇ときどき晴、日曜日曇ときどき雨、月曜日曇ときどき晴。天気図を見るとどうして日曜が雨なのかさっぱりわからないけど、この天気図で雨の予報を出すってコトは、気象予報士さんたちにはなにか深い考えがおありなんだろう。きっと沖縄の台風あたりから雲が流れてくるんだ。

止めると晴れてしまう気がしましたが、今回は予報を信用するコトにします。初めてのアルプスのテントを担いでの単独行で、メインに歩く日曜日が雨というのはちとツライ。しかし公共交通機関利用の身としては、ある程度高い山は日帰りじゃ無理。仕方ない、夏の暑さのピークも過ぎたことだし奥多摩辺りにでも行こうかな。御岳山〜奥多摩駅を歩こうかな。よし時刻表を調べてルートを調べて。うんうん、その気になってきたぞー。

しかし問題が一つ。金曜日の私の体調は微妙に悪かったのです。どこが悪いとはっきりしないのだけど、なんだか異常に疲れている感じ。仕事が忙しかったワケでもないのに、ナゼ? 奥多摩とはいえ、登るなら早朝出発はしなくちゃいけない。この状態で4時半起きはキツイなあ。よしそうだ、土日は休んで月曜に登ろう。登った次の日が会社になっちゃうけど、翌週は4日だけの出勤だし、そうキツい山行じゃいから大丈夫だろう。

それで土曜日は寝倒しました。外はいい天気だったけど、仕方ない。体が休めって言ってるんだもん。日曜は洗濯をしたり、やらなきゃいけない用事を片付けたり。そして翌日のパッキングをして朝食のお握りを作り、昼食用の食材を用意して、起きたらすぐに出かけられるように用意して―――。ところでもしもし? なーんかいい天気なんですけど? 今日は雨のハズじゃなかったっけ? ……この時点で、イヤな予感はしてました。

そしてその夜、TVに速報が。どうやら東京近郊で大雨警報が出ているみたいです。えーっ? その雲が、翌日東京方面に流れてきたりしないでしょうね? 不安なまま寝て、翌4時半。起きると雨が降ってるじゃないですか! どうしよう―――きっとこの雨は日中は上がるだろうけど、でも東京では多摩地方がよく土砂降るんだよなー。昨日の多摩、けっこう降ったんじゃない? 登山道、かなりぬかるんでるんじゃない?

とりあえずネットで天気予報を確認すると、朝〜夕方までは曇、夕方からは雨。ううう〜。夕方には下りてきてはいるけれど、でも、でも……!

迷ったあげく、結局月曜も山行は中止にしちゃいました。この日は一日中どんよりの天気で、自宅でだらだら過ごして、まぁたまにはそれもイイかという気分だったのだけれども、やっぱり三連休にお山に行った人たちの記録を見ると「行けばよかった!」の後悔が―――。どうもこの頃私は腰が重くって、山にしろ海にしろ行けば楽しく過ごせるのがわかっているのに、行くまでが面倒で仕方ない。ダメだなあ。

今週末は、草紅葉目当て(←ちょっと早すぎるかな?)に尾瀬行きを予定しています。バスも予約しているしツレもいるから、今回は行くでしょう。けど―――迷走している台風13号が、ちょうど週末辺り関東にやってきそう―――! 今度外して天気予報!

2008.9.10(Wed)

原作がけっこう面白かった記憶があるし、某・山ノボラーさんのブログで褒めてあったので、まだ上映している映画館を探して『クライマーズ・ハイ』を見てきました。感想は「ああ予告編どおりだったなあ」。予告編でこんな感じかな?と想像したそのままで、面白かったです。相変わらず記憶力が乏しいので、原作既読にもかかわらずドキドキできたし。

だから何なの?って話ではあるのですが、私はそこはオッケーでした。すっきりとした解決とかカタルシスがないなんてのは、かえって現実っぽい。群像劇が好きですしねー。山登りのシーンは嬉しかったですし。老けメイクの堤真一が知人に似ているのも、ちょっとドキッとしました。悠木が等々力に話を通すところ、それを周囲が何にも言われていないのにすっとサポートに入るところ、そのシーンが一番好き―――というのは腐った女子の感想でしょうか(いやそうでもあるまい)。

映画館を出た後は、休日っぽい(←え?)がっつりしたものが食べたかったので、お昼ご飯山盛りのフライドポテトと大きなハンバーガーの店へ。……そこそこ美味しかったんだけど、私のほうがもっと美味しいのが作れるなーと、思わせてしまったらダメでしょう、商売として。ああN.Z.のワイトモケープの店の、ハンバーガーとポテトがもう一度食べたい〜〜〜。

2008.9.7(Sun)

1ヶ月も潜っていないので1人で伊豆へと行ってきました。仕事のことを考えるとホントは土曜に潜って日曜を休養日としたいところなんですが、珍しく(失礼)土曜日はショップが予約でいっぱいで、仕方なく日曜日を予約。天気予報は雨ですが、潜ってしまえば関係ないも〜ん。

が、前の日の土曜日は寝倒したくせに、日曜起きるのがツラかった〜。明け方まで雨音がしていたし、起きたときも空はどんより。テンション急降下です。もともと高かったワケじゃないのに……。途中の電車の中でも「このまま降りて帰っちゃおうかなー」なぞと珍しい考えが頭をよぎります。なんでこんなに疲れていたんだろ、私。

ショップ最寄駅まで、ガイドのTさんが迎えに来てくれます。私を見て「すっかり秋の格好ですねー」とビックリするTさん。いや朝は東京、涼しいくらいだったんですけど―――あれ? そういえばいつの間にか、気温が高くなっている? 気温の上昇に気付き、気分も上昇です。この日のゲストは私含め3人。全員1人での参加で、残り2人とも初対面の男性でした。なんだか今年は、初対面のお客さんに会うのが多い気がします。

ポイントは、久しぶりのIOP。ゲストが少ないからかショップオーナーのSさんは店で留守番でした。IOPは、一番混んでるときほどではありませんでしたけど、休憩用のテーブルはほぼ一杯で、かなり奥のテーブルしか確保できませんでした。さくさくっと準備をして海へ。新しくなったセッティングエリアを見るのも初めてです。ホントに長いこと来ていなかったんだなあ。

さて海は―――入った瞬間、「ダメだこりゃ」と思いました。凪いでいて静かなんですが、目の前に浮遊物がふわふわしてる。浅瀬でこれじゃ先が思いやられます。実際、1のに行く途中も「え? 今、1の根に向かってるの? ホントに?」ってくらい方向感覚がなくなる濁りっぷりです。IOPならちょっとは地形もわかるのにー。目の前にはスズメダイの幼魚が群れていたりして、それは楽しいんですけれど。

が、1の根に到着し、根の先端で深度を下げていくと―――あらあらあら(←おばちゃんか!)キレイじゃないのー。見えてきます見えてきます。10m以上は見えています。水温も下がってヒヤっとするんですが、海面近くがぬるいと感じるくらいだったので、下がった温度が気持ちいいくらいです。天気がいいから水も青くてサンゴの色も賑やかで、こりゃいいわ。

Tさんがベニケロのペアを教えてくれたので、近くの岩に掴まって体を固定し写真を撮ろうとしていたら、下からすごい勢いで知らない男の人が割り込んできました。ぎょっとしたけど、なんと私が掴まった岩の裏に別のベニケロがいるのを教えに来てくれたようです。「すみません」と謝ったら「いいんですよー写真撮ってくださいー」と離れていきました(視線とジェスチャーによる会話)。いい人だ。

後はお約束のクエ穴に寄ってナミマツカサを見て、また濁った浅瀬に戻ってオクリダシの入江で遊んで。久しぶりにカザリイソギンチャクエビとミナミハコフグの幼魚を見れました。秋っぽーい。潜降したときは海の中も混み混みだったけど、1の根の先端辺りからはゆっくり潜れて、最初に思ったよりも上々のダイビングになりました。

男性1人の体調がちょっと優れなかったので、お昼休憩はすんごくゆっくり休みました。お昼を食べてお喋りをして昼寝まで。暑くも寒くもなく、とても過ごしやすい気候でした。1時間半後、潜れそうだというので2本目へ。ゆっくり潜れるのがいいという彼の希望で、あまり生物は期待できませんが、砂地へ行くことになりました。

2本目もやっぱり深場はよく見えています。極小のジョーフィッシュとヒラメを見せてもらいました。スズメダイにも突かれました。後はアジの群。だいぶ少なくなってしまったとTさんは言っていましたが、私にはたっぷりいるように思えましたよ。少し流れがあったからか砂地に長居はせず、浅瀬に戻ります。と、いやいやいや濁っているわー。潜ったときより濁りがヒドくなっていて、ちょっと気を抜くと前を行くTさんを見失ってしまいそうです。

最後にやっぱりオクリダシの入江で遊んでエキジット。ああやっぱり海はいいわあ、と朝の憂鬱などすっかり忘れてご機嫌で後片付けをし、ショップでのログ付けの後、帰路につきました。夕食にはちょっと早かったので、熱海駅で駅弁を買い、電車の中でパクつきます。

食べ終わった頃降り出した雨が、いつしか土砂降りになり、遠くでは雷もぴかぴか光りだしました。車内のモニタではあっちの電車が落雷で止まった、こっちの電車が大雨で遅延、の案内が続々と流れ始めます。そんな中、私の乗った電車は自宅まで止まることもなく、ちゃんと走ってくれました。自宅最寄駅に着いたときは雨も小止みに。やっぱ日頃の行いですかね〜〜。

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