2008.1.27(Sun)

新宿はシアター・アプルに、ファントマの『えんま版曽根崎心中』を観に行ってきました。行くか行かないか迷っていたのですが、迷っている間になんと「美津乃あわが今度の舞台を最後に退団」のお知らせが飛び込んできて、これは行かねばなりますまい!と直前になってチケットを取ったワケです。看板女優の美津乃さんが辞めてしまったらこの先ファントマ観に行くか怪しいし……

徳兵衛がダブルキャストでどちらに行くかも迷いました。客演の上瀧さんにするか、藤元さんにするか―――うーん藤元さんって『楊貴妃の漢方薬』でめちゃくちゃカッコよかった玄宗皇帝だよね。んで上瀧さんは―――誰? でも客演さんで主役ってコトは実力のある役者さんなんだろうなあ……ならどっちでもイイか。と、上演時間の都合が良かった上瀧さんの回を予約。

そしたらまあ、幕があがってビックリ! 上瀧さんって『Red River Valley』でネイティブアメリカンやった、美津乃さんの相手役の方じゃないですか! いいな、と思ったらちゃんと名前を控えておかなきゃダメですね、記憶力ないんだから!(しかも今調べてみたら『楊貴妃の〜』にも客演されていたらしい。延年役? 楊貴妃の昔の恋人の?―――印象に残ってないなあ……)。

『Red River Valley』では影のあるクールな青年を演じてらした上瀧さんですが、今回の徳兵衛は生真面目さを前面に押し出した、また違う感じ。でも、そこがこの役者さんの強みですが、抑えようが真面目だろうが色気が滲み出るんですよねぇ……ほぉ……(ため息)。一緒に死ぬには最高の相手かも。

藤元さんは徳兵衛を裏切り、心中の原因を作る九平次役。玄宗のときはあまり気にしなかったけど、この人、浅野さんに思いっきりカブるなぁ(そして聞いちゃいけないのかもしれないけど、浅野さんはいったいどうしてしまったの? いつの間にか劇団HPからも名前が無くなってるんですけどー!)。体格も髪の毛がヤバそうなところまでそっくり! 熱い演技も雰囲気もよく似ていて、バカっぽくて、例えば「徳兵衛の兄貴を裏切れない―――」と言いながらも内心すごく揺れてるのがはっきり分かるから、その後の展開も納得できます。

上記のように上瀧さんが徳兵衛で、藤元さんが九平次ってのははまり役だったのですが、じゃあWキャストの別バージョンはどうだったんでしょう? 藤元さんは玄宗のときがあるから美津乃さん相手のラブシーンも想像できます。真面目でいればいい男だし。でも藤元さんが徳兵衛のときは、上瀧さんが九平次やるの? 上瀧さんだとあの一本気なばかっぽさはでないだろうなあ……もっと陰湿な、思いつめた感じになるのかしら。それに上瀧さんが藤元さんを殴る蹴るしても藤元さんはけろっとしてそうな……(体格差から)。そんなコトを考えていたら、別バージョンも観たくてたまらなくなりました。2日間だけの公演じゃなかったらホントに観に行ってたかも。

おっと先走った。いつものように、難点もありました。蟹道楽はいらなかったし、接待のおふざけシーンが長すぎます(笑えないからツライのよ……笑えるならおふざけシーンも大歓迎なのに)。盛井さんの今回の役作りも好きじゃありません(つか何を言っているのか聞き取れないです)。でも中心の美津乃さん、上瀧さん、藤元さんの役作りがしっかりしているので、最終的にはまとまっています。

クライマックスでお初と徳兵衛がすごく嬉しそうに笑いながら手を結び合うところでは、涙が止まりませんでした。つかしゃくりあげそうになって、焦った。いくら涙腺緩んでるとは言ってもこりゃ泣き過ぎで、なんか澱が溜まってるなーと思っちゃいました。泣くきっかけ探してるようじゃダメですねー。

ああでもこれが“腐った宝塚”、美津乃あわさんの見納めなのかと思うとえらく寂しいです。舞台は続けるそうですが“腐った宝塚”は続けないでしょうから……。今回は『Red〜』と同じく、アンコールの拍手をするのがイヤじゃない舞台でした。せめて、最後がこれで良かった……かも

2008.1.26(Sat)

伊豆へ行ってきました。11月のロッシュリーフから2ヶ月ぶりのダイビングで、しかも今シーズン初ドライ。玄関先にまとめた荷物をみると、そして連日伝えられる大寒波のニュースを聞くと、出かけるのが億劫になってきます。なんでこの日に予約入れたのよー。しかし新年会をドタキャンした身としては行かねばなりますまい。ケーキも焼いたことだし。と意を決して久しぶりの早起きをしました。

いつものように途中でY・U・Kと合流。なかに「昨日、誕生日だったんだけど―――」と拗ねているのが約1名。(実は用意してあるんだよーん)と思いながらも「あっゴメン、おめでとう、すっかり忘れてた〜」と白々しく返しておきます。うっすらと、しかししっかりと雲が空を覆い、ちょっと陰鬱ないつもの駅で、ガイドのTさんはいつもどおり明るく迎えてくれました。

ショップに行くと、何度か一緒したことのあるミ川さんがいました。今日のゲストは私ら4人とミ川さんだけみたいです。東はちょっと波があるので西の井田に行き、帰りに時間があったらイチゴ狩りをする計画をたて、Sさんの運転する車に乗り込んで西へ。菜の花の咲き乱れる井田についたのは10時半くらいだったかな? さっそく準備をして海に入ります。寒いだろうと去年より多くを着込んだので、ウエイトは1kg重めに。

―――したのが失敗。海に入って空気を抜いて潜降しようとした途端に、墜落してしまいました。耳が痛くなって慌てて深度をあげ、耳抜きをしなおしてから潜降しなおします。透明度はいいところで15mくらい。曇っているのに青くて気持ちいいけれど、この季節にしては今イチかなー。お正月は30mだったそうで、ますます参加できなかったのが悔やまれます。ちょっと前までいたというアンコウを探しに行きましたが、やっぱりどこかへ行ってしまっていました。残念。

その後はピカチュー(ウデフリツノザヤウミウシ)を久々に確認。今年は多いそうです。最初Sさんが何を指しているのか分からず、一生懸命スズメダイを撮ってしましました。珍しい種類のスズメダイなのかなー、と思って。それからガラスハゼも撮れました。浅瀬に戻ってクロホシイシモチの群の中を泳いでいると、タカベの大群が! 延々と続く群に思わず「うわあああああははははは」と水中で笑ってしまいます。そんな感じで1本目終了。

港沿いの食堂に入っての昼食休憩。私は冷えていたのでラーメンにしたのですが、この日のオススメはタカベ丼。これを味見させてもらったら美味しくて、次に水中でタカベに会ったら見る目が変わってしまいそうです。どのメニューにも菜の花が入っていたのが春ですなー。

2本目はもうちょっと遠くまで、遠征。オオモンイザリウオに会いに行きました。ちょっと珍しい色で、バックも抜けていたので、この子もいい写真が撮れました。ウエイトを1kg減らしたのでとても楽で、久しぶりのワリに慌てずにゆったり潜れたのは嬉しかったです。あとは1本目にもいた群かな。井田の岩場はいつでも魚影が濃い印象があります。

2本潜ったあとは江間の苺狩りに受付時間ぎりぎりで滑り込みます。去年たくさん食べたので今年は大人になって、甘い苺をゆったり楽しみました(でも30個くらいは食べたかも)。ショップに戻ってログ付け時のサプライズも成功。パウンドケーキもかなり評判が良くてホッとしました。来る前は億劫だったけど、やっぱ来て良かった!

苺狩り苺狩り

ハウスの中。シーズン始めなので苺も大粒です。

苺狩り蛙蛙

大粒苺とハウスの中で見つけたカエル。この指先が好き〜。

2008.1.25(Fri)

翌日一緒に潜る予定になっている友達の誕生日だったので、す〜ごく久しぶりにケーキを焼きました。とは言っても持ち運びを考えてパウンドケーキです。いつもなら送る「おめでとうメール」も、びっくりさせるためにあえて送らず、まずは紅玉を煮て砂糖とレモン汁……はないからオレンジの絞り汁でイイか。だいたいこのレモン汁は何のために入れるのか? 酸化防止なのかとろみつけなのか、よく分かっていません。

透き通ってきた辺りで皿に広げ、冷まします。他の具はブランデーに漬け込んだレーズン。バター、粉、砂糖を計って……うーんこのレシピ初めてだから砂糖をどのくらい減らせばいいか微妙だなー。まぁりんごの酸味があるからレシピからちょい引くくらいでイイか。少し甘めかも知れんけど。型にクッキングシートを敷いて、オーブンを温め、さあ後は混ぜるだけ(←簡単)。

と、ここからが予想外でした。バターをレンジでいい具合まで柔らかくし、泡立て器でクリーム状に……クリーム状に……クリーム状に……な、ならないっ! なぜか混ぜれば混ぜるほど固くなっていくのです。ナゼ? 答えはすぐに分かりました。寒波のせいです。暖房のない台所は寒く、とても寒く、時間が経てば経つほどバターは冷えて固くなっていくのでした。やばー。

途中から椅子に座り膝のうえに乗せて体温で温めようとしましたが、腱鞘炎になりそうなくらい混ぜても全然ダメ。もう、この季節にお菓子作りなんかしないっ! 砂糖を混ぜ卵を加え―――あああバターが柔らかくなってないから案の定分離しちゃったよこりゃ失敗だもういい気持ちだけ酌んでもらおう。最後、オーブンに種を入れる頃にはかなり投げやりな気持ちになっていました。

でもオーブンの中で膨らんでいくのを見ると大丈夫かな? とちょっと期待も膨らんでいきます。できあがったのは―――見た目はオッケー。紅玉は皮ごと使ったので色がキレイです。さあ、味は食べてのお楽しみ。

紅玉とレーズンのパウンドケーキ紅玉とレーズンのパウンドケーキ

翌朝、ラッピングする前に切りました。も少しキメ細かく作りたかったなー。あと具が沈んでしまったのが残念。

2008.1.24(Thu)

会社のおつかいで盛岡まで行ってきました。折しも爆弾低気圧が発生し、東北・北陸は大荒れ。東京駅の待合室では「上越新幹線は強風による停電のため運休」「秋田新幹線は強風により遅延」のアナウンスを繰り返し繰り返し流しています。―――なんで今日!?

東北はどうなのよーとドキドキしながら座席につき、ちょうど昼食時だったのでお弁当をパクつきながら外を眺めると、大荒れのニュースが信じられないくらいの快晴で平和です。ああ関東平野――って感じ。遠くの山並みもうっすら見え、最近山の本をよく読んでいるので高かったり特徴があったりする山を見ると「きっとあの山は名のあるお山に違いない……。お名前を伺えないものかしら」とまるで片思いでもしているかのよう。

が、「おお雪が残っている」とか思っているうちに、あらあらあら外が真っ白になって何にも見えなくなりました。雪? 吹雪? その後は青空が見えたり真っ白になったりを繰り返し、やがて車内にアナウンスが響きました。「強風のため速度を落として運転しております」。えーーっ困る、時間に間に合わなかったらどうすればいいのだ、東京からわざわざ来たんですと泣きつくしかないだろうか、と不安にさいなまれる小心者のわたし。

結局新幹線は30分遅れで盛岡駅に到着しました。ほっ、これなら大丈夫。さすが東北で街には雪が積もっています。バスで目的地まで行き、1時間ほどかけて用事を済ませ、その後は初めて来た盛岡をぷらぷらしました。風もなくそんなに寒くもなく、1時間ほど歩き回って、夕食を食べてから帰路につきます。行きにバスから見た“啄木新婚の家”がどこにあったかわからなくなって見られなかったのは残念でした。古い家好きなのにー。

盛岡

盛岡

盛岡

盛岡

岩手公園(盛岡城跡公園)。石垣しか残っていません。でもその石垣も雪の下……。誰もいない、真っ白の世界でした。

盛岡

盛岡盛岡

盛岡

盛岡城の三の丸跡にある桜山神社。雪景色の似合う、いーい感じの神社でした。裏手に烏帽子岩が祭られています。

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桜山神社の参道へと続く鳥居。両脇の商店街もまたいい感じ。

盛岡

県庁前の石割桜。天然記念物だそうです。

盛岡盛岡

駅ビルで食べた夕食。残念ながら感動するほど美味しくはありませんでした。地ビールはちょっと甘みがあって、なかなか好みの味です。

たった1日の長旅から帰りつき、最寄り駅から家への道中ふと気付くと、東京では珍しいくらい星がくっきり見えました。雪で洗われたあとの空。

2008.1.21(Mon)

荻原規子『西の善き魔女I セラフィールドの少女』読了。

高校のとき、本に対する感覚をすんごく信頼している友人が、荻原規子の『空色勾玉』を絶賛していて、なのに読んでみたら私にはちっともその面白さがわからなくて、とてもとてもとても悲しい思いをした記憶が蘇りました。だってこの本も中盤までそんな感じだったんですもん。なんなんだろう、なんでこんなに私の想像力を刺激しないんだろうこの人の文章は。

シリーズを1巻だけで止めるのは気持ち悪いけどでももういいや―――と考えながら読み進めていましたが、最後の最後でやっととっかかりを見つけました。これはあれだ。『アンジェリーク』の世界だと思えばいいのですね!(←このゲームもやったことないけど)。ファンタジーではない、と。そう思ったらちょっと意欲が湧いてきましたので、とりあえず続けて読んでみます。人が面白いという作品を楽しむ能力に欠けるのは、ちと悔しいので。

2008.1.20(Sun)

耳鼻科に行ってきました。1週間くらい耳がぼわーんとしていて、下手すりゃしばらくダイビング禁止かとドキドキしてましたが、あっという間に処置してもらってダイビングもOKとのこと。ホッ…。

原因は風呂上りに綿棒で耳掃除をしたことです。あまりよくないのは知っていたけど、今まで何のトラブルもなかったのにー。「綿棒も耳かきも使わないほうがいいよ」と言われ、「じゃあかゆいときはどうすれば……」と聞くと、「かゆいのは耳掃除のし過ぎだから。かゆくなったら耳掃除をやめなさい。耳掃除なんか年に2、3回やればいいんだから」。―――え〜っ! んなムチャなー。

2008.1.19(Sat)

今年の目標(遊び)のために体力と筋力が欲しいのですがダイビングではどっちもちーともつかないしだいたい一週間前から耳がぼわーんとしていてこれは前に鼓膜の炎症を起こしたときと同じような感じで耳鼻科の予約は取ったけれども下手すると1ヶ月くらいダイビングにドクターストップかかるかもしれなくて不安だしでも憂さ晴らしに買い物ばっかりしていたら懐が寒くて寒くて凍死してしまうし仕方ないので低山ハイクに行くことにしました。

目的地は陣馬山。『駅から駅までハイキング』という本を買ったので、他にも行けそうな低山はありますが、なんせ1月だし今年初歩きだし、経験のある山から始めることにしたのです。1人で行っちゃおうかなーとちらっと考えたのですが、小心者なのでやっぱ連れが欲しいと声をかけ、UとYをゲット。数年前に歩いた、高尾駅から小仏までバスで行き、小仏から影信山・明王峠を経由して陣馬山に登頂。栃尾尾根を使って下山するコースにしました。

しかーし。標準CTだと小仏から陣馬山頂までが3時間。山頂から陣馬登山口バス停までが1.5時間。UとYの自宅の位置を考えると待ち合わせは9時で9時半に小仏着いて12時半に陣馬、14時にバス停。昼食休憩と小休憩で1時間見て15時下山か……。危ないです。なぜならこの面子だと、歩くのがめちゃくちゃスローペースになるからです。15時より遅れたらこの季節ではツライなあ……。まぁイイや! 遅れるようなら陣馬山頂を諦めて、奈良子尾根から下っちゃえ。

当日。関東の降水確率は0%ですが、寒いです。高尾山口行き京王線は山登ら〜のおじさまおばさまがいっぱい。高尾・陣馬は人気があるのは知っていましたが、この季節だからもうちょっと少ないかと思ったのに、どうもそう甘くはないようです。まぁ低山歩けるのなんて今のうちですもんね。高尾駅で無事に2人と合流し、バス停に行くとここでも人の多さにビックリ。私らは9時12分のバスに乗ったのですが、この時間もその前の時間もバスは2台ずつ出ていました!

こりゃ最初のうちは混みあうかなーと思いましたが、終点の小仏でバスを降り、準備を始めたところでUのストックにトラブル発生。ああでもないこうでもないと押したり引いたりしているうちに、あれだけたくさんいた人は、誰もいなくなっていました。ある意味ラッキー。30分近く遅れてバス停を出発し、しばらく車道を歩いてから10時ちょい過ぎに登山道突入。いきなり霜柱とうっすら残る雪がお出迎えです。しかしちょっと歩いているうちにあっという間に暑くなって脱いで脱いで。

息を切らさないようにゆっくり歩いて、CTより10分ほど遅れて影信山(727m)に到着。あまり展望はありませんが茶屋とたくさんの休憩テーブルがあって賑わっています。影信山頂での宴会が目的らしきパーティーも多く、鍋をやってるグループあり、餅つき(!)をやってるグループあり。最初から影信山を目的にしてああいうのもいいよね、と言いながら、私たちは軽くお菓子を食べただけで次のチェックポイント、明王峠に向けて出発(なめこ汁にちょい後ろ髪)。11時半。

山道影信山頂

左:雪のない場所の登山道は落ち葉でふかふか
/右:賑やかな影信山頂

この時点で陣馬山はキツいなーとは内心思っていたんだけど、とりあえず明王峠まで行って、その時間で考えることにしました。せっかく登った影信山から少し下りが続きます。「このままバス停に出ちゃったらどうする〜?」と冗談で言ったら、心配性のUが半分本気にしてしまって、後ろを歩いていた男のコ2人連れに「この道、陣馬に行くよね?」と聞いていました。真面目に地図を出してくれてありがとう!(←チャラい格好に見えたこの2人も、よく見るとちゃんと登山靴を履き、山岳地図を持っていました。偉い!)

ときおり道がぬかるんでいるほかはとっても歩きやすい道を歩き、歩き、歩き(林の中が多く、木々の間からチラつく展望にもやもや)、12時50分、明王峠到着。うーん、やっぱ陣馬はムリだ。空腹も耐えがたいほどになっていたので、片方向だけとはいえ展望のいい明王峠でお昼にすることにしました。ここの茶屋は廃業してしまったそうですが、まだ小屋がきれいに残っていて、テーブルや椅子も使えます。真っ白な富士と、その手前の丹沢山塊(たぶん)を眺めながら、昼食。

昼食初めての、お湯を沸かす以外の“山料理”。エビと野菜をバターで炒めたのとご飯を持って行き、チーズリゾットの素と混ぜ混ぜして温めました。昨年末に買ったロッキーカップのデビューで、さっそく焦がしました。そのうちこれでご飯を炊くぞ!

相談の結果、陣馬山頂は諦めて奈良子尾根をくだることにして、腰をあげたのは13時半くらいかな? 奈良子尾根は初めて通るコースですが、下りに使うにはなかなか良い道でした。展望はないけれども落ち葉がふっかふかで気持ちいい〜……と、油断していると落ち葉の下に岩場が隠れていて滑ったりもします。転ばないように慎重に。途中で車道を横切り、更に下ったところで陣馬の湯に出ます。ここから30分くらい車道を歩き、陣馬登山口のバス停に出たのは15時14分。うん、ショートカットは正解でした。

バスが来るまで20分くらいあったので、藤野駅に向かって歩き始め、バス停2個分歩いたところでバスに拾ってもらいます。藤野駅からはタクシーで日帰り入浴施設の五感の里へ。陣馬の湯よりもゆっくりできそうだったからのチョイスでしたが、風呂と夕食で時間いっぱい3時間ものんびりできました。山菜天ぷら定食も、Yと半分こしたハーフボトルの柚子ワインも美味しかったです。運動して風呂に入って食事して酒飲んで、送迎バスで駅まで送ってもらい電車に乗ったときには3人ともふらふらでした。

私は高尾駅で2人とお別れ。1人になった途端に沈没しましたよー。次はスローペースでも行けるほかのルートで陣馬山頂を目指したいです。暖かくなって低山歩きがキツくなる前に。

明王峠からの眺め

明王峠からの眺め。右手奥に富士山が見えていたのですが、霞んできてしまいました。一応うっすら写ってはいるのですが……。
えーい、心の眼で見てください!

2008.1.14(Mon)

友達と話しているうちに自分内で盛り上がって唐突に決めたのですが、今年の目標の一つは「後悔する週末を減らす」です。

「今日は休養日だ!」とか「今日は1日本を読んでまったりする」とか最初から思っているなら非生産的なぐーたらした休日も悪くないのですが、「今日は洗濯して掃除してあれしてこれして」と思っているのに寝て過ごしてしまった休日の、何もしないうちに17時の鐘の音を聞く悲しさったら。自己嫌悪に陥ってしまう、そんな休日を減らすぞー!です。

さて今年初の三連休。初日の土曜はガスの立入検査があったおかげで寝坊せずに済みました。ガス会社の人が帰った後は、冬休み最後に寝込んでしまったおかげでできなかった諸々を片付け。終わってからぐーたら。日曜もちゃんと起きて午前中は洗濯と掃除。台所を掃除している最中に神が降りてきてしまったので、息切れするくらい一生懸命拭いて磨いて。おかげですっきり。

午後は横浜まで買い物へ。山の店で秋冬用の山パンツと小型ザックを買うつもりだったのですが、店にあったパンツはどれも私には短い……。長さを合わせようとすると今度は腰まわりがダブついてみっともない。安い買い物ではないので妥協はできず、ああでもないこうでもないと試着を繰り返しているうちに、桜木町で落ち合おうと約束していた友人から「着いたよ」とメールが入る。ぎゃーっ!

彼女(&彼女の娘のAmyちゃん)の買い物に途中から合流するって話だったのでそう慌てなくてもいいのですが、そうゆっくりもできません。パンツはもう諦めて、小型ザックを物色します。が、あと1時間は欲しいくらい目移りしてしまって、こっちも諦めざるをえませんでした。翌週の陣馬山に向けて手に入れておきたかったのにー。せめてもの慰めに、ほぼ半額になっていたインナーウェアとガスカートリッジ、ストックの石突きのカバー、超軽量折り畳み傘を購入。それでもまだまだ欲しいものはあるんですよ。物欲限りなし。

その後はまっすぐ桜木町に駆けつけ、ちょうど買い物を終えた友人と無事に合流しました。彼女とは田舎で新年に会ったばかりですが、Amyちゃんとは久しぶりです。大きくなったなー。東京組のも一人も駆けつけ、とりあえずアイスを食し(“にごり酒”は確かにお酒の味がしました。でもアイスとしては微妙……)、Amyちゃんの希望でコスモワールドに行きます。アイスで体も冷えてて、ささささ寒いっ。

Amyちゃんはいろんな乗り物に乗りたさそうでしたが、おばちゃん3人組は「酔うからヤダ」「怖い(←お化け屋敷)」と腰が重たく、でも1人で乗ってきなよーと言うのも可哀相なので(そうでもないのかもしれませんが)、ジェットコースターにつき合いました。楽しそうに笑って悲鳴をあげるAmyちゃんの隣で本気でぎゃーぎゃー叫ぶワタクシ……。でもそろそろ日も暮れかかり、敷地内のライトアップがキレイでした。その後4人でシューティングにも挑戦。最後にAmyちゃんが1人で水系のアトラクションに―――この季節に水かよ。さすが元気だなあー。

最後に軽く夕食を一緒にして、お開き。友人は上京中予定がぎっちぎちに詰まっていて、もっと慌しい逢瀬を覚悟してましたが、思ったよりちゃんと話せて良かった〜。楽しかったです。3連休最後は前日買いそびれた山パンツを買いに……とも思ったんですが、あまりに寒くて、1日家でまったりすることにしました。やるべきことは前日までに済ましてあるので罪悪感もなく、ぬくぬく。

うん、今年はなるべくこの調子でやってきたいなー。

2008.1.12(Sat)

明けましておめでとうございます(←旧式な人間なもので、15日までは松のうちってことで)。去年も同じような言い訳してて年頭から進歩無しっぷり丸出しですが、そんなトロトロサイトを、今年もよろしくお願いいたします。

正月のニュース見てて思ったこと。「誰でもいいから皆殺し」って変ですよね。白い白馬、みたいな。

9月末〜11月末までサイトの更新をサボってまして、そこから日付のズレた更新を続けていました。この日のだけは当日UPしたものです。

2008.1.5(Sat)

冬休み日記(年明け編)。今年の正月は健康的でした(なのにナゼあんな結末になったのか…)。大晦日も早寝だったので当たり前ですが、朝寝もせずにさっくり起床し、恒例のご挨拶後にお節とお雑煮をいただきます。昼近くになってから近所の八幡様にお参りに行き、午後はまったり。外では雪が舞っています。夜にネズッチが来るコトになっていたのでドキドキ。彼女を迎えに行くときはたいてい雪の心配がつきまとう気がします。

うちから車で1時間の駅に21:30に着くというので、自動的に私が迎えに行くことに決定。雪は止んでいたし積もったばかりだったので、そう怖い思いもせずに下山できました。夜に下ることは滅多にないので、ときおり見える夜景がキレイなのが嬉しいです。いつも停める駐車スペースが無くなっていたのでぐるぐると街を走り回ってしまいましたが、なんとか無事にネズッチを拾い、帰る途中でタヌキが車の前を横切って行きました。今回は野生動物がよく出てくるなあ。

2日は高校時代の友達と新年会。また車でのお出かけなので、正月だというのにちっとも酒を飲めません。くすん。前回おうちにお邪魔したときは家に車で突っ込むという非礼を働いてしまったので、今回は近くのスーパーに車を停めました。もし万が一にでも2年続けて突っ込んでしまったら、もう……! もちろんスーパーに車を停めるときにも「こっちがブレーキ、こっちがブレーキ」と唱えながら慎重に運転しましたよ。

地元組2人と東京組2人のいつもの4人が集まり、ホットプレートを囲んでお好み焼きや怪しげな焼きソバを作りながら、お喋り。朝食が遅くてそんなにおなかも空いていなかったのに、気付くと用意されたものがキレイに無くなっていました。どこに消えたんだろう……。途中から、場所を提供してくれた春日ちゃんの姪っ子、甥っ子も遊びに来て、ゲームをしたりしてたら夕方まであっという間でした。春日ちゃん、いつもありがとー。

帰り道はちょうど夕焼けの時間で、気が取られるくらい山がキレイに染まっていて、カーブを曲がるたびに「おおっ」と見惚れてしまうので、危なくて仕方なかったです。途中で(このままじゃ崖から落ちる)と車を停めざるを得ませんでしたよ。家に帰るとネズッチが学校で習った油淋鶏を作ってくれました。我が家で育った鶏を使ったので美味しくないハズがないですが、ネズッチのいい加減さには笑ってしまいます。ホントに学校行ってるのか。

3日は家でのーんびり。やっと昼間から酒が飲めるー!と思っても、最近かなり弱くなってしまったので、いつもに比べると大人しいものでした。ぐでぐでして、散歩に行ってぐでぐでして。ホントなら4日もこうしてぐでぐで過ごし、5日に東北から伊豆まで大移動してダイビングショップの新年会に参加し、6日に潜って7日に疲れきって会社に行く、という予定を立てていたのですが、3日の夜中にいきなり体調を崩してしまい、4日はほとんど何も食べられずに寝込み、5日に家に帰って寝込み、6日も寝込み、と休みの後半はかなり不本意でした。正月から不吉だ……。これが今年の運勢を暗示してるんじゃないことを、切に望みます。

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