2009.11.29(Sun)

今日は7度目……かな? の、TOEIC。正直、受験票が届くまで申し込んだのを忘れてたくらいだったので、ちっとも勉強してません。きっぱり! なーんか、ただ受けてるだけで、さっぱり身についてないな。お金の無駄?(いや悪いのは私なんだけど。だから余計に腹が立つ)。

今回の試験会場は今までで一番自宅から近かったので、ぷらっと歩いて出かけます。30分くらいのお散歩で着きました。着いて教室の窓際の席に座った途端、眠くなります。こんなに年月経っても、条件反射って生きているんでしょうか? で、眠気と闘いながら試験。いつもの如く、あと10分あれば少なくとも問題全てに目を通せるのに……って感じの、手ごたえでした。

帰ってからは家の用事をしながら、米澤穂信『秋期限定栗きんとん事件』に読みふけります。久しぶりのシリーズだったけど、うんうん、けっこう覚えているじゃないの。小鳩くんと小佐内さんが会話も交わさないので、いつどうゆう風に同盟……じゃない、互恵関係が復活するのかとヤキモキしてましたが、それどころじゃなかった。瓜野くんが、可哀想すぎるっ! いや別に好きなタイプじゃないんですよ、彼。どっちかというとあの熱さは、もし実際に傍にいれば鬱陶しい、と思う。

でも彼って、小市民と呼ぶかどうかは知らないけど、あの年頃にはいがちなタイプなんですよねぇ。自意識が強くて、人の美質を素直に認められなくて、何かを成したいと一生懸命のワリに単純で、視界が狭くて。1人で空回ってるのを読みながら、でもまあ可愛いもんよね、とおばちゃん目線で読んでいたのですが―――彼が「彼女から電話もらっちゃった」と浮かれているときに、罠を仕掛けているなんて。小佐内さん、それはないよ〜。

あ、ちなみに犯人はけっこうすぐに分かっちゃいます。でも、そんなのどうでもイイ。とにかく瓜野くんが可哀想。あっちからもこっちからも踏んだり蹴ったり。トドメが「この子、他愛ないなって」ですもん。あはは〜(……って、それで喜んでいる私も相当意地が悪い)。そんな中で、堂島くんの健全さは貴重ですね。大事にしなよ>小鳩くん、小佐内さん。つか、この2人、潰されて裏ごしされて美味しくなる日がくるんでしょうか? 少しずつでも、世界を開いていけるとイイんだけど、“小市民”にも異質さを見透かされている今の感じじゃ、まだまだ先は長そうね。

2009.11.28(Sat)_3

≪つづき≫

関場峠では、小下沢のルートから登ってきたらしきグループが休憩を取っていました。私も一息入れたかったけど、落ち着かないので堂所山への登りに足を踏み出してしまいます。この登りで、何人かの人とすれ違いました。1人の女性は「高尾から来たんだけど、あっちは銀座みたいだったから、こっちに下るコトにしたの。こっちは静かでイイわあ」とおっしゃってました。ん〜そんなに混んでいるのか。

北高尾山稜

関場峠から。片方向が開けて山並みが一望できます

最後の登りでかなりヘロヘロになって、どうにか堂所山に到着〜。やっとお昼だ! 私が着いたときには山頂には誰もいなかったのですが、すぐに関場峠で休んでいたグループを始め、他の登山者が次々にやってきました。そう広くない山頂は、座り込んで料理をしたりお弁当を広げたりする人たちでいっぱいになります。しまった、誰もいなかったからベンチでお店広げちゃったけど、迷惑だったかしら……。

堂所山

堂所山山頂から。見えているのは生藤山辺りかな〜?

この日のお昼はネギたっぷり入りのキツネうどん―――だったのですが、ガスが残り少なくなっているので、なかなかお湯が沸きません。前々から迷ってはいたのだけど、やっぱりアレ、買おう!とこれで決心しました。日帰り荷物に替えのガス缶入れてくるのは苦じゃないけど、ガスが終わりかけのときの、このパワーの無さがガマンできません。なかなかお昼ができないから、着込んでいるのに体が冷えてしまったじゃないのさー。

堂所山堂所山

左:地図には731mとあったのに、ここには733mと/右:お昼ご飯

堂所山堂所山

左:山頂。午後になったばかりなのに、もう日が暮れそうな雰囲気です/右:八王子城山から7.5km、景信山までは2.6km

やっとできたうどんで体を温め、元気を取り戻し、さあ今度は影信山に向かって出発です。ここからは段違いに登山者の数が増えました。影信山〜陣馬山は歩いたコトあるし、1日分のアップダウンはもう十分でしたので、巻き道があるところは全部、巻き道利用。てってけてってけ歩いて、賑やかな影信山に到着しました。ん〜この先、どうしようかな。あわよくば高尾山まで、と思ったけど、体力的にも時間的にもちょっとキツいかなあ。

景信山

景信山から。いつになく遠くまでハッキリ見えます。見えているのは、歩いてきた尾根かしら?(違うかも)

堂所山までは歩く人もかなり少ないらしく、足元はふわふわの落ち葉の道でした。落ちたての、新鮮な枯葉(←変な日本語)という感じ。でも高尾〜陣馬の縦走路に入ってからは、道の落ち葉はもうさんざん踏みつぶされていて形もなくなっていて、ちょっと寂しい。これ、高尾まで行ったらもっと寂しい感じになってしまうのかしら。静かな山道から始めて、混雑した山道で終わるというのは、ちょっとイヤだなあ。

景信山

景信山はいつも賑やかですねえ

大人しく小仏バス停に下りるか、それとももうちょっとだけ頑張って、歩いたコトのない影信山〜城山を繋げようかなあ。城山から日影バス停に下りればイイんだし。でも、小仏に下りるんだったら、ここでビールが飲めるなあ……て、ちょと寒いかなあ……。茶屋のメニューを睨みながら考え込んでいると、私の“呑みたいオーラ”を察知したのでしょうか。後ろから声がかかりました。「お嬢さん、一緒に飲んでかない?」。

振り返ると、2人組のおじさんがいました。彼らのテーブルにはビールやらなにやらが賑やかに並んでいて、酒盛りの最中だったようです。最初は当然ながら断ろうとしたのですが、「大丈夫だよー、睡眠導入剤なんか入っていないから」「ワインもあるよー」と畳み掛けられているうちに、ナゼか(いっかな〜)って気持ちになってしまいました。決して、ワインが私の好きなチリ産だったからではありません。気付くと「じゃあ一杯だけ……」と座り込んでいたのでした。

んでそこからがスゴかった。ワインを注がれ、それが無くなると日本酒が注がれ、次から次へとおつまみが私の手の上に載せられます。おまけに「これ持って帰って」と、果物やおつまみや餅(若者グループが餅つきしてるのを手伝って手に入れたそうな)が手渡されます。これまた最初は遠慮していたのですが、そのうち断るのが面倒になってしまって、私の荷物はどんどん増えていくのでした。

おまけに彼らは相当できあがっていたらしく、私を「お嬢さんお嬢さん」と呼ぶのです。さすがにいたたまれなく、「お嬢さんと呼ばれるような年じゃないんですけど」と何度か抗ったのですが、「いやお嬢さんだ!」と聞いてもらえず、これも途中で諦めました。まぁ彼らも、若いお嬢さんと会話を楽しんだという記憶を持って帰ったほうがシアワセでしょう。たとえそれが真実じゃなくっても……。でも、いろいろご馳走になったから言うわけではないですが、話していて楽しい、感じのいいお二人でした。

彼らは小仏から影信山で宴会するために上がってきて、まだろくに歩いていないので、これから高尾山まで歩くというので、一緒に飲んでいた時間は30分くらいでしょうか。(この時間から高尾に行く人いるのか〜)とは思ったものの、すっかりいい気分になっていた私はやはり小仏バス停に下りるコトにします。お二人にお礼を言ってお別れし、小仏への道を下ってゆきます。酔ってるから気をつけなきゃ、と思ったのに、1度すっ転びました。

それでも何度か歩いていてる道は安心感があり、ちゃんとバス停に辿りつくことができました。バスで本日の出発点の高尾駅に戻り、今日のお山は終了。気になっていた背中の痛みも、歩いている最中は全然気にならならなかったし、大いに満足の山歩きでした。

景信山

ちょっと薄暗い樹林帯あり

景信山

彩りを楽しめる雑木林ありで、

景信山

車道に出てからも紅葉が見送ってくれました

■高尾駅(6:48)→八王子城跡管理棟(7:29)→登山口(7:36)→城山445m(8:08-8:17)→富士見台(8:53)→杉沢ノ頭547m(8:58)→三本松山611m(11:08)→関場峠(11:16)→堂所山731m(11:46-12:41)→景信山727m(13:20-14:05)→小仏バス停(14:49)

2009.11.28(Sat)_2

≪つづき≫

八王子神社の脇には、トイレもあります。使えるのかな〜と心配でしたが、ちゃんとキレイにしてありました(紙なし)。この先も長いので一応寄って、さあ出発―――と、今まで辿ってきた道がトイレ付近で3つに分かれていて、標識もないのでちょっと迷います。ここは一番ハッキリしてる真ん中の、下ってゆく道を進みましょう。ほんの10数m進むと「高尾・陣馬縦走路」の道標があり、間違ってないのがわかります。

北高尾山稜北高尾山稜

左:道標はやはりありがたいです/右:緩やかな、木洩れ日の道

後は特に迷うような箇所はありません。道標もちょくちょく出てくるので、心配せずに歩けます。一度下ってがーっと登ると(この日のルートはこんなのばっかり)、そこは天守閣跡。て、狭いです! ぽこんと盛り上がった、岩の小さな突起です。ここにどんなお城がどうやって建っていたのか、気になる〜。この辺りで、小柄なおじいさんを抜かしました。「どうぞお先に」と道を譲ってもらって、お礼を言います。声の張りからして、70代後半くらいかな?

北高尾山稜

誰もいない静かな道。1人ゆっくりと歩けます

北高尾山稜

見上げると、こんな

北高尾山稜

足元は、こんな。色あせた、乾いた落ち葉がかさこそ

北高尾山稜北高尾山稜

「史跡 八王子城天守閣跡」。平らな地面はごくわずか

北高尾山稜北高尾山稜

左:天守閣跡をちょっと下から見上げたところ。山頂がホントに狭いのがわかります?/右:この季節、ちょっとした彩りが嬉しい

この先にあるのが富士見台。すぐには分からなくてガッカリしたのですが、ちょっと角度を変えると小さな富士山が見えました! 嬉しくなって、後からやってきたおじさんに「見えますよ〜!」と声をかけてしまいます。そこでちょっとお喋りをしているうちに、さっき抜かしたおじいさんが静かに通り過ぎて行きました。もうちょっと話をしてから、おじいさんの後を追います。

北高尾山稜北高尾山稜

富士見台。八王子城山から1.4km、堂所山まで6.0km。
今日の縦走はまだ始まったばかり

北高尾山稜

額縁に入ったみたいな、小さな富士山〜♪

後ろから見ていると、このおじいさん、なんだかいい感じです。上手く言葉にできないのですが、周囲の雰囲気と馴染んでいて、とにかく“絵になる”。歩くスピードは早くはないけど、危なげは全然なくて、慣れ親しんでいるみたい。(年をとってからも、こんな風に歩けたらいいな〜。高い山に行かなくっても、里山をこんな風に楽しめたらいいな〜)と思わされます。その彼をまた途中で抜いて、着いたピークが杉沢ノ頭。一部が伐採されているので、開放感があります。腰を下ろせる切り株もあるし、ここでちょっと一息。

北高尾山稜

北高尾山稜

富士見台〜杉沢ノ頭。先行のおじいさんを、後ろからこっそり

と、またおじいさんが追いついてきました。慣れたふうに、展望が楽しめる辺りに腰かけ、メモ帳を取り出して何か書いています。到着時間の記録かな? 声をかけると雰囲気を壊してしまいそうで(て、元々あまり積極的に話しかけたりしないのですが)、私は先に出発します。相変わらず道は登ったり下ったりですが、この辺りは広い尾根歩きもあって、とにかく気持ち良かったような―――。

北高尾山稜北高尾山稜

休憩に最適ポイント、杉沢ノ頭

北高尾山稜

青空に紅葉がよく映える

街が近いので、車の音やチャイムが絶えず聞こえてはいるのだけれど、たまにふっと下界の音が途切れると、鳥の鳴き交わす声や、風が梢を揺する音、落ち葉がさーっと降ってくる音だけになります。かなり進んだ辺り、ここを下れば林道かな?って場所にベンチがあったので、ここでまた一休み。ベンチに座って山を眺め、ホットポカリを一口飲んで、一息。なんだかすごく満ち足りているような、ほっこりとした気分になりました。

北高尾山稜北高尾山稜

左:ベンチに座ってほっこり休憩/右:天然ドライフラワー?

北高尾山稜

ほっこりポイントからの眺め

北高尾山稜

落ち葉かさこそ、気持ちいい道

北高尾山稜

雲一つない青空!

北高尾山稜

次に向かうピークかな?

ここから下って林道に出ると、後ろから富士見台で話したおじさんが追いかけてきました。「さっき杉沢ノ頭におじいさんいたでしょ。あの人いくつだと思う?」と、かなり離れた場所から話しかけてきます。んで私の返事も待たずに「91歳なんだって! で、北高尾山稜を歩くの、今日で273回目なんだって!」。うわあ……。それであの雰囲気なのかー。納得です。それにしてもお若いなあ。90歳超えてるなんて、全然見えなかった!

北高尾山稜北高尾山稜

林道に出ました。城山3.3km、堂所山4.7km、景信山7.3km

林道に出るのはほんの一瞬で、すぐにまた細い道に戻ります(て、しばらくは林道と平行して歩くのですが)。さっきのおじさんは夕焼け小焼けバス停に下りるそうで、途中のピークでお昼休憩にしていましたが、私は関場峠か堂所山まで行くつもりなので、先を歩きます。登って〜下って〜登って〜下って〜。夕焼け小焼けバス停への分岐を過ぎ、大嵐山、三本松山とピークを超えます。足が、そろそろ疲れてきたぞ。

北高尾山稜北高尾山稜

地図にない地名も出てきます。「狐塚峠」城山3.0km、堂所山4.4km、景信山7.0km。あれ〜城山からの距離がさっきと合わない?

北高尾山稜

あんまり空が青くって、何度も何度も見上げてしまいます

北高尾山稜

八王子の街が一望できるポイントの道標には、「ここは杉の丸」と手書きで書いてありました

北高尾山稜北高尾山稜

左:地図にない地名その2「クロドッケ」。こうゆうのって、地元の人が書き込んでいるんでしょうか?/右:たとえ低山でも、尾根が続いていく風景ってのはわくわくします

北高尾山稜北高尾山稜

北高尾山稜北高尾山稜

道の様子。このルートをこの季節に歩いたのは正解だったね♪

北高尾山稜

展望はあまりないけど、ここも休憩に良さげな「大嵐山(←これも手書きで)」。八王子城山4.8km、堂所山2.6km、景信山5.2km

北高尾山稜

う〜ん、ホントにいい色合い♡

北高尾山稜

鉄塔マニアじゃないハズなんだけどな〜。つい撮ってしまうのは何でなんだろう?

北高尾山稜

アップダウンがあるとカメラ出す余裕が無くなるだけで、ずっとこんな平坦な道ってワケじゃないんですよ?

北高尾山稜北高尾山稜

ベンチも展望も、な〜んも無かった三本松山、611m

≪つづく≫

2009.11.28(Sat)_1

10月の甲武信ヶ岳以来、羅漢寺山尾瀬ヶ原と軽くしか歩いていなかったので、久々にがっつり歩きたく、低山のワリにアップダウンが多くて歩き甲斐があるという北高尾山稜に行ってきました。どれだけ大変だか分からなかったので、高尾山エリアだというのに気合を入れて、朝早くの電車で高尾に向かいます。ただ、ここ数日、背筋を使うと腰の辺りが痛くって、歩けるかちょと不安がありました。筋を違えたのかな?

高尾駅に近付くと、電車の窓から周囲の山々が見えてきます。あれ? あれあれ? ひょっとして里山の紅葉って、まだ楽しめる? 通勤途中の街路樹なんて、もうすっかり葉を落としているのに。高尾とはいえ山だから、もうすっかり冬枯れの様相かと思っていたのに。なんだかワクワクと楽しくなってきました。駅でトイレを済ませ、さあ出発。登山口への途中まではバスもあるのですが、待ち時間とか考えると歩いてもそう変わらないかと思って、この日は駅から出発です。

北高尾山稜へ

駅前の銀杏の並木もいい雰囲気

駅からすぐの橋を渡り、坂を登っていくと、後ろからぱーっと朝日が差し込みました。目の前の里山の木々が、途端に鮮やかに輝きます。うわ、嬉しい。まだ早いからか高尾街道を走る車も少なく、静かなのも嬉しいです。城山大橋の信号で高尾街道から外れて左へ曲がり、中央道の下をくぐるとすぐ「八王子城址」の看板が見えました。矢印に従って、ここも左に曲がります。北条氏照墓への分岐を過ぎ、静かな道をしばらく歩くと、見えてくるのが八王子城跡管理棟。

北高尾山稜へ北高尾山稜へ

左:真っ赤に染まった木もありました/右:朝早いというのに、無人販売所にはちゃんと野菜が並んでいます

北高尾山稜へ

振り返ると、おおっ。テンション上がる〜

北高尾山稜へ八王子城跡管理棟

まだ朝日の届かない静かな道を歩き、八王子城跡管理棟へ

地図ではここにトイレマークがあるのですが、扉には鍵がかかっていました。開いているのは管理棟の営業時間内だけみたいですね。駅で済ませてきて良かった〜。ここからは登りになるみたいなので、服の調整したり水分取ったりの小休憩をしながら、八王子城の説明文やら復元図やらをちら見しました。今度は城址目当てで来てもイイかもなあ。でも今日はパスです。管理棟のちょい先の鳥居から、いよいよ登山道に入ります。

八王子城跡管理棟

八王子城イメージ図。山の上の本丸跡へ行きますよ〜
(と、この時は思っていました)

八王子城跡管理棟

今日は行かない麓の居館地区も面白そう

北高尾山稜へ北高尾山稜

管理棟のちょっと先が、鳥居のある登山口

鳥居をくぐってすぐ、道は新道と旧道に分かれます。こうゆう歴史のある山の場合、選ぶのはやっぱ旧道でしょう〜。もしかしてこの道を、北条氏が通ったりしたのかしら?と、妄想に胸膨らませつつ歩いたのですが、後で調べてみると新道のほうには曲輪跡なんかがあるみたいね。あらー。旧道は何にもない、林の中の道でした。足元には小ぶりのキイチゴみたいな赤い実が目立ちます。これ、食べられるのかな? これだけ残ってるってコトは、毒なのかしら(毒じゃないとしても、この低い位置にある実を口に入れるのは躊躇われますけど)。

北高尾山稜北高尾山稜

左:旧道と新道の分岐点/右:旧道はこんな細い道

北高尾山稜北高尾山稜

左:やたらと見かけた赤い実/右:八合目〜♪

旧道は細い山道だったけど、八合目で新道と合流してから先、頂上までは道幅が広くなります。階段も作られていて、しっかり手入れされている感じでした。途中、木々の隙間から、街を一望できるポイントもあります。新宿方面かな? そんな風景に励まされながら登っていくと、ちょっと広いスペースに着きました。ここに城山の「頂上」の標識があります。高い木々に囲まれ、陽は当たりません。広場から階段を登ると、八王子神社。こんな山の中なのに、神楽殿まである、なかなか立派な神社でした。

北高尾山稜北高尾山稜

左:八合目、新道との合流点にはベンチがあって、いい休憩ポイントです。ただし展望はナシ/右:道が急に立派になりました

北高尾山稜北高尾山稜

左:九合目〜。新道のほうには一合目からの表示があったのでしょうか?/右:歩きやすい道、続きます

北高尾山稜

遠くまでよ〜く見えました。肉眼では高層ビル群も

北高尾山稜北高尾山稜

山頂標識の先に階段があり、その上に八王子神社があります

八王子神社

八王子神社

八王子神社

神楽殿。使うコトもあるのかしら?

ところでこの神社の近くに、松木曲輪、小宮曲輪(当時は三の丸だった)、本丸跡といろいろ見所はあったみたいなんですが、全部見逃しました……。建築物は残ってないにしても、ちょっと寄っておきたかったなあ。管理棟の解説板、ホントにチラ見しかしていなかったのが悔やまれます。麓の居館地区も気になるから、やっぱそのうちまた来ようっと。

八王子神社

八王子神社の天狗さま、目が青いです。やっぱり天狗のモデルは西洋人?

≪つづく≫

2009.11.23(Mon)

3連休は大菩薩辺りで今年最後のテント泊を狙っていたのですが、帰って中1日空けただけでは旅行の疲れが抜けず、また真ん中の日曜日は雨予報とあって、挫けてしまいました。せめて今日だけでも1日ハイクか海かと思ったんだけどねえ。ダメダメです。orz。土曜日はぐったり休養日、日曜日は洗濯。午後は、上京してきた母が、体調の心配な伯父のご機嫌伺いに行くというので、それに便乗して私もお見舞いに。

……ん? ウチから伯父の家に行く途中には、神保町があるではないですか。たしかICI石井から冬山セールの案内が来ていたハズ。よし途中で買い物しちゃえ! というワケで、久しぶりのお山道具の買出しです。とりあえず用のないコーナーもぐるっと見て回って、セール品で気になっていたパンツを購入。これからの季節に活躍しそうなネックウォーマーも。それから低山ハイクに持っていけそうな、小型の花図鑑も。なんてやっているとあっという間に時間が過ぎてしまいます。そろそろ約束の時間だ。

伯父さんちに着くと、母もちょうど東北から到着していました。東海地方に住む別の叔父家族もたまたまやってきていたので、久しぶりに見る顔同士でしばらく話が弾みます。東海の叔父家族が帰った後も、伯父さんは楽しくなっちゃったのか「T(←私の妹)も呼べよ、奢ってやるから一緒に外食だ!」とか言い出しました。ちょちょちょちょっと! 伯父さんの悪いところ、胃でしょー。無茶しちゃダメだと口々に諌めて、私らも失礼するコトにします。また来るから、大事にしてね。

んで仕事帰りの妹と落ち合って、母と3人で食事。前から気になっていたイタリア料理屋でのワイン、美味しかったです。お料理もなかなかだったな。店を出たところで祖母宅に向かう母と別れ、私と妹は家に。帰った時点ではまだ次の日高尾に行こうかなあとか思っていたのだけど、山地図を引っ張り出したらいろんなルートが気になってしまって、検討をしているうちに夜更かし。

連休の最終日は結局寝坊しまして、起きてまた地図見ているうちに昼になってしまいました。。……ああ、自堕落。仕方ないので、携帯のキャリア乗換手続をしたり、新しい携帯を弄ったり、グランプリ杯カナダ大会の録画を見たりで過ごしちゃいました。ま、こんな連休もあるさ、と言いながらも土曜と月曜は天気が良かったのがまた悔しい〜。誰を責めるコトもできないのも(いや自分を責められるだろ、ってのは置いといて)また悔しい〜。

ところで新しい携帯ですが、手にした瞬間から「失敗した……」と思っちゃいました。ほとんどメールしか使わず、多機能な携帯持っても活用しないものだから、いっそ最初からシンプルなのにしちゃえと思って、今回は法人用のにしたんですね。ショップの人が「ワンセグも、着うたフルも、動画も使わないんですか」と心配するのを押し切って。見かけも別にそれほど気にしないし、と思って。ところが、私、自覚していた以上に面食いだったみたいです。機能的には不満はないのだけれど、手にするたびに「可愛くない…」とちょっとガッカリしちゃうのです。ああMNPだったら、可愛いあの機種もあの機種も0円だったのに!

あとカナダ大会の感想をさらっと。高橋大輔のフリーの演技が圧巻だった! 以上!―――で済ましてもいいくらい、圧巻でした。NHK杯のときより断然良くなっています。もう過去の暴言は伏して謝りますから、あんま耽美に走らないで、この路線で行って欲しいっ。アボットのフリーもNHK杯のときと比べればぐっと良くなっていましたが、高橋の後じゃ見劣りしちゃってましたもんね。アルバン・プレオベールのプログラムは、彼の持ち味発揮できてなかった気がして、やっぱり高橋に負けていました。彼は好きなんだけどな。あとビールマンスピンをやっていた、デニス・テンだっけ。柔軟性のある男子ってのはイイですね〜。解説が佐野稔じゃなかったのも、残念でした。

女子では鈴木明子を楽しみにしていたのですが、今回の結果は残念でした。でも中国大会のときと全然表情が違いましたから、まあ仕方ないのかな、と。ファイナルでは彼女本来の持ち味を発揮して欲しいな〜。ホントに魅力のある選手なんだから。長洲未来は、今回は大きく崩れず。彼女も浅田真央やキム・ヨナと同じように、体のラインがキレイですねえ。アリッサ・シズニーのビールマンスピンが世界で一番美しいとされているそうですが、私は長洲未来ののほうがキレイだと思います。あとはもうちょっと演技力がつけば金棒!

んで、そのシズニー。美人だし、笑顔が魅力的ではあるんですが、演技中はあまり歯を見せないほうがいいのでは……。なんか、やけに目立つんですよね。歯ばっか気になってしまいました。ジョアニー・ロシェットは相変わらず逞しかったです。この人はよく私には理解できない高得点をたたき出すのですが、今回のショートの高得点は納得。うん、力強くてよかったです。フリーでもそっちを押し出せばよかったのにね。んでも彼女が優勝してくれたおかげで鈴木明子がファイナルに進出できたらしいので、今回はあまり言いますまい。

こーんな感じでだらだらっと過ごした連休でした。

2009.11.19(Thu)

≪つづき≫

U、Kとの旅行2日目。この日はゆっくり朝寝……と思ったのですが、私らにしてはけっこう健全な時間に起きました。朝昼兼用ってな感じで、たっぷりの食事を楽しみ、温泉に浸かり、架空の世界の冒険に出かけ―――とにかくまったり、ゆっくり過ごします。旅行の計画立てたときに、上げ膳据え膳の温泉もちょっと考えたのですが、このダラダラした時間の過ごし方は、気兼ねない宿泊所ならではの楽しみです。

夕方が近くなってからざっと掃除をし、この日はUの運転で帰路につきます。てか、昨晩の飲み残しワインを「帰るまでに片付けなきゃ!」と飲んでいた私、最初から運転する気ありません。んでまずは、途中の宇都宮へ向かいます。そう、今回は「日光東照宮&宇都宮餃子の旅」なのでした。前回は『来らっせ』に行ったので、今回は『みんみん』に行ってみます。有名店なのでどうかな?と思っていたのですが、並びもせずにすんなり座るコトができました。

ブランチの後もお八つをつまみ、おまけにほとんど体を動かしていない私、店に入った時点であまり空腹は感じていませんでした。ですので、とりあえず揚げ・焼き・水餃子(各6つ入り)を1皿ずつと、人数分のライスを頼みます。そしたら―――あっという間に無くなりました。ですので、焼き・水餃子をさらに1皿ずつ追加。Uは焼き餃子が気に入ったそうですが、私は水餃子が気に入った〜。ぺろりんと食べられました。これで会計は1人500円。安っ!

みんみんの水餃子(←なんで水餃子しか写真がないかと言えば、焼きと揚げは出てきた瞬間に無くなったからです。)今度はおなか空かせてきて他の店舗も食べ歩こう!との野望を胸に、途中のSAでの休憩1回を挟み、東京駅に戻ります。車を借りるときに指定されたスタンドでガソリン入れたら、超、高かった―――! グルかよ。んで、出るときは早朝だったので気付かなかったけど、実は飲み屋が立ち並ぶ道を通って(酔っ払いがふらふら出てきて危険危険!)車を返し、最後にお茶して2人と別れました。

1泊2日の旅行なんて慌しすぎる、と出かける前は思っていたけど、盛りだくさんで濃厚な旅ができました。

2009.11.18(Wed)_3

≪つづき≫

日光日光

駐車場に咲いていた花。は、春?

駐車場に戻って、今度は龍王峡に向かいます。滝が見たかったのですが、この後日塩もみじラインに入るので、華厳の滝は方向違い。龍王峡って名前からして滝の1つや2つはあるだろう、との判断です。ただし、「ハイキングコースがあるらしい」ってくらいしか調べてなかったので、どこが見所なんだかさっぱり分かりません。適当なところで車を止めてみると、あら遊歩道があるみたい。おまけに“滝”の文字もあります。行ってみよう!

しかしこれ、期待はずれでした。いや遊歩道はいいのです。鬼怒川に沿った小道は気持ちよく、駐車場からゆっくり歩いても往復30分くらいとお手頃。ですが、滝がないのですよー。駐車場にあった地図が超アバウトだったので、水がちょっとでも落差のあるところを流れていようものなら「ひょっとしてコレ?」「まさか〜」のやり取りを繰り返し、結局どこが滝だったのかわからず仕舞い(もしかすると私ら、龍王峡の下流でうろちょろしてたのかもしれません。今、地図見てて気付いた)。

龍王峡?

ね? なかなか気持ちよく歩けそうでしょ?

龍王峡?

中央が西平岳(1,712m)で、左奥の暗く見えるのが鶏頂山(1,765m)
案内板に書いてありました

龍王峡?龍王峡?

岩の間をちょっとだけ落ちているコレ(左)とか、道端から細く落ちてくるコレ(右)とかを“滝”とは呼ばないよねえ?

龍王峡?龍王峡?

滝がない以外は、いいお散歩道でした

仕方ないので車に戻って、日塩もみじラインに入ります。ここも、事前情報では紅葉終わっているハズでしたが、まだまだ見応えありました。カーブの続く道を、他に車がいないのをイイことにゆっくり走っていると、あ、「太閤下ろしの滝」の看板が! 「ねえ、あの滝、ガイドブックに載っていたヤツじゃない?」。遠くないなら行ってみようよ、と車を停めると、滝までは片道100mとのこと。やた! 滝の周辺の紅葉はすっかり終わってしまっていましたが、流れ落ちる水量に「これだよー、こうゆうのを滝って言うんだよ」と大満足です。周囲が赤く染まっていたら、さぞ見事だろうなあ。

もみじラインもみじライン

左:車道から日陰の歩道へ/右:貴重な彩りは何の実かな?

もみじライン

あ、ちょっと期待できそう

もみじライン

おお! 二段に落ちる形がキレイです

もみじライン

駐車スペースの周りにはまだ紅葉が残っていました

すっかり満足して、もみじラインのくねくね道をゆっくり登っていきます。標高が高くなるに従って、紅葉の世界から冬枯れの世界に―――。やがて、空から白いものがちらつき始めました。……ええっ!? 「ぎゃっ、雪!」と悲鳴も上がるってもんです。そりゃね、田舎が僻地なんで山道のくねくねには慣れてます。冬の田舎じゃ雪道も氷道も走ってます。でもこの車、ノーマルタイヤなの……。四駆でもないの……。残雪は道の脇にちょこっとだけ、雪も降り始めたばかりって状況なのに、ちょっと焦ってしまうではないですか。「なんとか暗くなる前に市街地に下りたいね」と意見は一致しますが、でもこの状態じゃスピード上げられないのよぅ。峠を越して、以前行ったことのあるハンタマスキー場を通り過ぎ、薄暗くなってきた頃市街地到着。ホッ……。

今回の旅行は1泊だけなので、宿泊所に持ち込む食糧は余らないようにしなくちゃいけません。途中のスーパーで買いだしをして、結局この日は鍋にしました。〆にうどん。寒い部屋をストーブでがんがんに温め、順番に温泉に入り、あとビールとワインとでの〜んびりし、だいぶ酔った頃「星を見に行く?」という話になりました。さっき私がお風呂に入っている間にUとKが星を見てきたらしく、「キレイだったよ。あとでもう一度行こうか」と言われていたので、「いいね〜」とその気になります。

と、Uが車のキーがどうしたとか言い出しました。へ? 近場を散歩するのになんで車のキーがいるの? 間抜けな顔をしていると「実は那須岳の麓まで星を見に行こうって話になってたんだよね〜」と、2人が楽しそうに白状します。え? 私もうとっくに酔っ払いなんですけど! 大丈夫だよ私が運転するから、と下戸なUに促され、温かい服を着込む私―――。マジですか。

んで行きました。真っ暗な山道をくねくねと。途中で私、数度意識が途切れます。酔っ払いすぎ。やっと駐車場について外に出ると、おおっ大きな星空が広がっています。歓声をあげている私の後ろから、Uの「寒っ! 私、車に戻る!」って声が聞こえました。えっ、着いたばかりなのに……。しかしホントに寒いです。下界とは全然温度が違う。星空の写真にチャレンジしたかったのですが、試行錯誤をするような余裕はありませんでした。

「も少し下に、展望ポイントあるよ。そっちのほうが寒くないかも」というKの提案で車に戻り、来た道を戻ります。夜景着いたポイントは、風が当たらないだけ確かに少しマシでしたが、Uは「車の中から見てるから」ともう外に出ようとさえしませんでした。こっちは星空じゃなくて夜景を見るためのポイントで、ISO感度やシャッタースピードを変えて、何枚か街の灯りを撮りました(でもボケボケだし明るすぎ。難しいなあ)。帰りの車ではまた数度、意識が飛びました。

帰ってからも、まだまだ夜は続きます。てかU、徹夜明けじゃなかったっけ? 元気すぎるよ……。

≪つづく≫

2009.11.18(Wed)_2

≪つづき≫

その後も見所はばんばん続きます。こんなに面白いのに、ホントになんで覚えていないんだろ〜。修学旅行がいかに無駄かわかりますね。子どもは遊園地にでも行って楽しく遊んでくればイイのだ。そのほうがよっぽど記憶に残った気がします。

彫刻の1つ1つを見ていたら日が暮れるという陽明門をくぐり、中国風の人物が彫られた唐門へ。唐門を含めた本社は“平成の大修理”中で、白いシートで覆われている部分も多かったのですが、塗りなおしが終わった部分は色鮮やかな意匠が蘇っていて、修理が終わった頃にまた来たくなりました。

日光

やたらと象(だよね?)の彫刻が目につきました

日光

陽明門。てっぺんから覗いている龍(?)もカワイかった

日光

全部眺めていたらホントに日が暮れてしまいそう

日光

細かいトコロまで楽しい。やはり当時のお手本は中国なのかな?

日光

模様が反対になってる箇所があるというので必死に探しましたが、まさか柱1本全部が反対になってるとは思わなかったわ

日光

カッコいいですよねえ〜

日光

ああ、マジで全っ然進めない……

日光

唐門。蘇った姿が楽しみです

しかし靴を脱ぐと建物の中は寒い寒い。足元からぞくぞくと冷えてきます。団体さんを案内しているガイドさんの説明をこっそり一緒に聞いたりしながら拝殿(ここも修理中で入れず)・本殿と回り、また外に出て今度は眠り猫のいる門をくぐって奥宮へ。この辺りで、学生の集団に巻き込まれました。私らが着いた頃は人もそれほどいなかったのに、本社を出た頃から続々と団体が到着しています。早めに着いてよかった〜。

日光日光

眠り猫。見る方向で表情が変わるというのも、Uに教えてもらいました

日光日光

左:眠り猫の裏には雀の彫刻。猫がいても雀が安心して遊んでいられる、平和な世界ってコトらしいです/右:奥宮に通じる道は苔たっぷりで、なかなかいい雰囲気でした

ちゃーっと見てすぐに引き返す群をやり過ごし、私らはゆっくり奥宮を巡ります。学生時代よりはずっと楽しんでいるのですが、話の中身は相変わらずで、宝塔の近くの鶴に踏みつけられた亀がガラパゴスゾウガメ系だとか、石畳の装飾がマリオカートのカメの甲羅みたいだとか、そんなんばっかり。願い事を叶えてくれるという叶杉にも手を合わせ、欲張りなお願いをするのも忘れません。

日光日光

奥宮拝殿の狛犬さま。角(?)のある吽像と愛嬌のある阿像と

日光

奥宮拝殿。将軍以外参拝が許されなかった……って説明を読んで、ずいぶん勝手に話を膨らませて楽しんじゃいました。

日光

鋳抜門。これもカッコいい〜!

日光

亀の種類が気になります。奥の太いのが叶杉

日光

奥宮御宝塔。家康の墓所だそうです

日光

帰りはしん、として静かな雰囲気が味わえました

奥宮のあとは薬師堂へ鳴竜を見に。竜の下で拍子木を鳴らしてくれましたが、私には共鳴はちゃんと聞こえませんでした。場所が悪かったのか、それとも耳が悪いのか。残念〜。

日光

表門まで戻ってきました。ああ、盛りだくさんだった……

だいぶ歩き回ったので、「日光の名水で作ったお汁粉が食べた〜い」というUの希望で、お土産物屋の奥にある小さな店に入ります。すぐ後に食事も行くつもりだったので、私とKはお茶菓子のついた抹茶を頼みました。お茶を飲みながら相談し、お昼は駅のほうに歩いて行って適当な店を見つけるコトにします。神橋のほうに直接向かう小道を通って車道に出、湯葉のお店を探しました。

日光日光

左:苔も色づいた落ち葉も大好物/右:道端にはカワいい花も

日光

ステキな水場がありました

日光

青空が広がってきて、白い山が見えました。女峰山です

日光

この辺りも紅葉がいい感じでした

日光

足元もこんな

日光

見上げるとこんな

日光

おお〜紅葉の絨毯だ

日光

神橋。日本三大奇橋の一つだそうです。「山間の峡谷に用いられた“はね橋”の形式としては我国唯一の古橋」なんだって

たくさんお店はあったけど、店の前に並べられたカエルの人形たちが決め手になって「寿司秀」へ。湯葉料理たっぷりのセットを注文しました。どの湯葉料理も美味しかったけど、結局一番は湯葉のお刺身でしたねー。あっさりのが、一番好き

日光日光

左:カエル好きとしては入らないワケにはいかないでしょう/右:湯葉の刺身、佃煮、お吸い物、田楽……

帰りは、神橋近くにあった金谷ホテルベーカリーに寄って、翌朝用にチーズロードをゲット。「一度食べてみたかったの〜」と言うのは、やっぱりUです。私はとにかく情報に疎いので、敏感なアンテナを常に張り巡らせている彼女の存在は有難いトコロ(ちなみに、ダイスカットしたチーズがごろごろ入っているこれ、とても美味しかったです! ちょっとお高いけど、その価値アリ)。

日光

金屋ホテル。この建物もイイ感じですね〜

≪つづく≫

2009.11.18(Wed)_1

友達の仕事のスケジュールが変わって、なかなか週末に遊べなくなってしまったので、えーいそれなら私が平日休んじゃる!と休みをとって、1泊2日の旅に出てきました。

参加者はU、K、私。Kは免許は持っているものの、あまりハンドルを握りたくない人(私らもあまり握らせたくない人)で、Uは一番運転に慣れているものの、集合日は徹夜明けです。遊びに行きたい一心で、「じゃあ私が運転するよ!」と宣言したのはイイものの、ハッと気付けば私が運転するというコトは、今まで避けに避けてきた首都高を走らなくちゃいけないというコトではないですか!

待ち合わせは東京駅6時半。すぐに目の前のレンタカー屋に行って、予約しておいたマーチくんを受け取ります。今夜の宿を提供してくれるKが、当日になって「念のためにチェーン借りたほうがイイかも」と言い出したのですが、いきなり言われても! それオプションですから〜。レンタカー屋のお兄さんに聞いてみると「行き先どこ? 日光? ならいらないよ!」ときっぱり言われてしまいました。信じるよ、お兄さん。車に乗り込み、「私、初首都高だからね! 補助よろしく!」と頼み込み、さあ出発。

交通量が多いし、やたら分岐しているし、右から合流してきたりするし、とにかく怖くて「ムリ!」と拒んできた首都高は、アシスタント2人の協力でどうにか乗り越えます。入るときも、車線変更も、目が6つないとムリ〜。おまけにカーナビないとムリ〜。1人で運転できる人、ホント尊敬するわ私。時間的にも空いていたし、あと宝町の入口から東北道だと右に入る分岐があまりない(1箇所だけだったかな)のも助かりました。

東北道に入ってホッと一安心して、最初のSA(蓮田?)で朝食休憩。“まる天”の磯揚げの入った『ちぎりまる天うどん』をいただきます。もうちょっとボリューミーなメニューにも惹かれたんだけど、お昼のためにグッと我慢。食いしん坊はこうゆうトコでしか、計画性を発揮しません。その後は宇都宮まで順調に走り、日光宇都宮道路に入ります。入った途端に、道端の紅葉に目を奪われました。うわあ!

日光辺りは、もうとっくに紅葉は終わっていると思っていました。ネットの紅葉情報サイトでも、落葉マークがついてましたもん。それなのに、平地ではまだまだ見頃が続いています。通行量も少なくなったのをイイことに、ちらちらと色付いた木々を楽しみながら、カーナビにセットした東照宮に向かって走ります。日光ICで有料道路は終わり、すぐに日光駅前を通過し、神橋を横目で見て、車を停めたのは「輪王寺第2駐車場」ってトコかな?

着くまでに一波乱くらいあるかと思っていたのですが、予想外に順調な到着でした。さっそく階段を登ったトコロで、東照宮拝観券(\1,300也)を購入。輪王寺を右手に表参道を上がってゆき、石鳥居をくぐり、五重塔を見てから表門へ。ここからは拝観料がいるのですね。券をちぎってもらって中に入ろうとすると、Uが「馬がいるよ!」と叫びました。視線の先では、白馬が曳かれています。写真を撮ろうと駆け寄ろうとしたら、後ろから「誰か、券を落としましたよ!」と係員さんの声が―――。あたしじゃん!

日光

石鳥居が見えてきました。葵の御紋が眩しいです

日光

五重塔。門を入る前から見所で、先が思いやられます

日光

表門。ここで拝観券を落としました……orz

日光

表門の仁王像(阿形像)

日光

表門の仁王像(吽形像)

券がないと、眠猫・鳴龍が見られない。慌てて戻って券を受け取り、向き直るともう白馬の姿は消えていました。「いつもは厩舎に入っているから、外を歩いているのを見られるのはラッキーなんだよ!」だ、そうです。くそー。東照宮に来たのは、私もKもすんごく久しぶりでほとんど初めてみたいなものだったのですが、Uは大人になってから来たことがあるし、おまけに旅番組をよく見ているので、ここからガイドのようにいろんな情報を教えてくれます。ちょっと感心しちゃう豆知識から、都市伝説系の怪しい話まで!

日光

表門をくぐってすぐ。灯篭が立ち並んでいました

ところで先ほどの白馬が消えたのは、表門を通って左手にある神厩舎。へええ〜三猿ってここにいるんだ!(←中学生のとき以来とは言っても、知らなさすぎかも。しかし修学旅行で回った場所なんて、ちーとも覚えていないもんですね)。三猿ばかりがナゼこんなに有名なのかも知らないのですけど、私の目から見たら他の彫刻だって、とっても見応えありました。今現在、ここにいる白馬はニュージーランドからの寄贈だそう。そう聞くとまた親近感が湧きます。

日光

NZから来たご神馬。餌に夢中で顔を上げてくれません…

日光

神厩舎の欄間に猿が彫ってあるのは、猿が馬の健康安全を守る、という信仰に基づいたものだそうです。へえええ〜

日光

有名な三猿。「言はざる」のびっくり顔がカワイイです。言わないというより「ヤベ、言っちゃった!」て顔ですよね

日光

「落ち込んだときも友がいる」だそうですよ

≪つづく≫

2009.11.16(Mon)

先週末からをざざっと。まず13日の金曜日は、会社帰りに2度目の『THIS IS IT』を見てきました。実は4日の水曜日にも映画館まで足を運んだのですが、なんと満席で、予約なしでは入れなかったのです。1席くらい残っていると思っていたのにー。が、当初2週間限定だった上映が延長されたおかげで、今回はしっかり予約もしましたし、2回目を楽しむコトができました。映画館はほぼ満席で、終わった後には拍手までおきてました。すごい。

土曜日は天気も悪かったし、だらだらと何もせず。あ、今さらですが友達から借りていた『かもめ食堂』を観ました。淡々とした映画ってあんま得意じゃないのですが、これは好きだなあ。何事も変わらずにはいられないけれども、それをわかっていつつも≪今≫がなるべく長く続くコトを祈らずにはいられません。役者もはまり役だしね。一緒に借りた原作も後から読んだのですが、映画を先に見ろという友達の助言は○でした。登場人物たちの背景をばっさり切ったのが大正解だと思います。

日曜はさすがに動かなきゃで、買い物をしたり掃除をしたり洗濯をしたり。どれも雨でもできるコトばかりで、昨日だらだらしてないで働いておけば、天気のいい今日をもう少し有意義に使えたのに……と悔やむのもいつもの通り。ああ情けない。夜はグランプリシリーズのアメリカ大会を見ます。今回はあんま、楽しみが無いんだよなあ。ライサチェックは好きじゃないし、女子はどうせキム・ヨナでしょ? いやヨナちゃんは好きなんだけどさ、1人だけが突出して強いってツマラナイじゃん。

と思っていたのですが、カナダのショーン・ソーヤーが良かったです。男子とは思えないくらい、体が柔らかくポーズがいちいちキレイ! そうそう、ライサチェックは体が固いんだよなー、と思いながら、ソーヤーくんを応援します。しかしまた男子のショートは放映無しかよ。テレ朝、キライになるぞ。他の大会でもアイスダンスやペアはまるでやってないみたいだし! んで女子は、村主章枝のショートが意外によかったです。ジャンプが安定してたし、演技も過剰じゃなかったし。

あとアメリカのレイチェル・フラットが可愛かった。彼女は前からちょっと好きです。他の選手に比べればぽっちゃりだし、背中もちょっと固いんだけど、楽しそうに滑ってくれる。ショートのプログラムは彼女にとっても合っていて、雰囲気の似たプログラムを滑っているアリョーナ・レオノワと並べて比べてみたい! んで女王は。キム・ヨナの『007』の演技はいいですねえ〜。ただ……彼女はとっても好きなんだけど、どうしてあんなに点差がつくのかが正直よくわかりません。それほど技の質が違うのかなあ? 生で見たらわかるのかしら。

放映終了後、ふと思いたって中国大会の鈴木明子のショートとエキシビションの動画がどこかにないかと検索してみたら、あらら。あるじゃん。あっさり見つかりました。んで鈴木明子のエキシビションが素晴らしかった! これを流さないなんてホント、何を考えているんだろう。昨シーズンのタンゴもまた見たいくらいだし、彼女のエキシビションのプログラムは試合の演技並みに見応えあるわ〜。もっともっと観たい、活躍して欲しい選手です。

そして今日、女子のフリーを見ました。レイチェル・フラットがやっぱりイイなあ。フリーはしっとり系で、私はショートみたいな雰囲気のほうが彼女には合っていると思うのですが、それでもミスなく見応えありました。キム・ヨナはまさかのジャンプ失敗3連続。このところ転んだ彼女を見た記憶がなかったのでビックリしたけど、やっぱプレッシャーが大きかったのかしら。勝ち続けるのって大変でしょうもんねえ。でも彼女はファイナルではきちんと立て直してくる気がするな。今回の失敗はある意味よかったのかも。見てるほうも肩の力抜けた気がしますもん。

こうして書き並べると、映画とTVを見てばっかりな4日間。

2009.11.9(Mon)

今日は定時に帰って日記更新したりいろいろしよう!と思っていたのに、ナゼか撮っておいたNHK杯のビデオで時間をツブしてしまいました。男女シングルは日曜に見たから、残りはペア、アイスダンス、エキシビション。いや〜例えホンの少しでも、シングル以外の競技が見られるのは嬉しいなあ。ウチはNHKの映りが悪く、画像が二重にブレていたけど、それでもだ!

さてまずは男子シングルから。小塚崇彦は残念。ショートはそう点数も悪くなかったんだけどなあ。彼のステップやスピンが好きなので、もうちょっとジャンプの成功率があがってくれれば……。あと下手くそなウィンクが可愛いです。ショートでスゴいなあと思ったのは、アメリカのジェレミー・アボット選手。今、佐藤有香がコーチなのですね! 有香さんも大好きだった選手です。でも、ショートは素晴らしかったけど、フリーがぼろぼろだった……。

復活の高橋大輔は―――。今まで「上手いけどあんまり好きじゃない」と言い続けてきた私ですが、それを棚に上げて、いい? 手のひら返して、いい? だって雰囲気が変わったんだものー。ちょっと、精悍な感じになりましたよね? リハビリで今までなかった柔軟性を手に入れた、とか解説されていたので、それが大きいのかもしれません。今の路線を続けてくれるなら、ファンになってしまいそうです。今回は失敗も多かったけど、復帰戦だものね。次回の大会に期待します。

女子はやっぱりアリョーナ・レオノワ。ショートもフリーもエキシビションも、とにかくキュート。フィギュア選手で今、笑顔の可愛い双璧は、彼女と武田奈也だと思います。今回、2人をいっぺんに見られなかったのは残念だったなあ。シズニーと区別つかない、なんて言っちゃったアシュリー・ワグナーは、単独だと可愛かったです。ただ私はもう少し癖のある人のほうが好きなので、彼女の演技にはあまり惹かれません。ま、まだ若いからこれから色んな演技ができるようになるのかも。

安藤美姫は安心して見ていられるのがイイです。ジャンプ失敗しても、大きく崩れないもの。ショートは「最悪の出来」とか言ってましたけど、いやでも雰囲気ありましたよ? エキシビションのタップがもう一度見たかったので、今回プログラムが違ったのは残念でしたが、『夜の女王』も良かったなあ。ホント、演技の幅が広がりましたよねえ〜。中野友加里がまたもや4位だったのは残念でしたけど、美姫ちゃんの初優勝は嬉しかったです。

ペアは川口悠子&スミルノフ組に優勝して欲しかったなあ。最初はあまり好きなペアじゃなかったのですが、最近、川口さんの負けず嫌いっぽいところが気になります。アイスダンスは、最初に映ったのがリード姉弟の『天使と悪魔』。この姉弟は、弟がお姉さんの尻に敷かれているっぽいので(実際のところは知りませんが)、今回のプログラムは雰囲気ぴったりだったと思います。あと昨シーズンに比べて技術も上がっているような……? 去年は弟さんが怪我で本調子ではなかったそうだから、そのせいかしら?

あらけっこういいトコロ行くんじゃない?とリード姉弟の演技が終わったときには思いましたが、いやいややっぱり世界の壁は厚かった。カナダのヴァネッサ・クローン&ポール・ポワリエ組の演技を見て、あ、全然かなわないや、と思っちゃった。この2人、経験は長いけどまだ若いのよねー? んでも圧巻はアメリカのメリル・デイヴィス&チャーリー・ホワイト組。『オペラ座の怪人』の世界に観客を引きずりこむ熱演で、TVのこっちでも見入ってしまいましたよ。コンパルソリやオリジナルダンスも見たかったなあ。

アメリカにはタニス・ベルビン&ベンジャミン・アゴスト(彼らは今シーズンはどうしているのかしら?)という美形ペアもいるし、デイヴィス&ホワイト組もどうやら美男美女っぽい(←映りが悪かったので今イチはっきり顔が見られなかったのですが)。すごいなアメリカ。それとも氷上マジックなのでしょうかね〜? ジョニー・ウィアーなんて、それほど好きな顔じゃないのに、氷上では美形に見えますもんね(あ、でも彼の体つきはすごく好き)。ウィアーには一度、エキシビションかなんかで『シザーハンズ』やって欲しいな。雰囲気ぴったりだと思うんだけど(もうやってるかな?)。

演技以外のコトですが、NHK杯は自分のトコの名前を冠にしてるだけあって、実況やカメラワークがテレ朝と比べて断然良かったです。初めて気付いたけど。つか、テレ朝のがヒドくないですか?選手の演技を追いかけるときに、変にカメラを切替える必要はありません。頭上からジャンプを見て何が楽しいの? 足元のアップも、していいのは細かいステップを踏んでるときだけです。それもあんまり長くしちゃダメ。NHKの映像は、その辺ちゃんとしてました。テレ朝は「ナゼそこで足元を?」ってときに抜くのですよね〜。……て、あの映像ってテレ朝が撮ってるワケじゃないんだっけ? 映像もらって放映してるだけ?

ダンスの公演や舞台の中継なんかもそうだけど、客席の一番いい席から見てるように撮ってくれるのが、一番いい。TVばっかりやってる人はカットに変化がないと不安なのかなあ。実況もちゃんと競技をわかっている感じで―――と思って見ていたのですが、ググってみるとどうも間違いも多い方みたいですね? でも演技プランが変わったらジャンプの種類も分からないんじゃないのって実況よりは、いいと思います。んなワケで、今までで一番長い感想となりました。

2009.11.8(Sun)

今日は父・妹・私の3人で、荻窪の『安斎』に鰻を食べに行ってきました。ちゃんと事前に予約をし、白焼き2人前と鰻丼3人前をお願いしておきます。時間ぴったりに店に着き、ビールを注文するとナゼか出てきたのは缶ビール。エビスなのは嬉しいですが、お店でこうゆう出し方するのって、珍しくない? 突き出し(漬物、生ハム、チーズ等)をつまんでいるとすぐに白焼きが出てきます。2人前だけど、上に載っている肝はちゃんと3等分してありました。

安斎安斎

左:突き出し/右:白焼きが一番好きでした

それを食べ終わった頃に、どんと出てくる鰻丼(肝吸い付)。ご飯はちょっと柔らかめ。私、鰻ってキライじゃないんですけど、鰻丼を食べるとそのタレの味がくどくて途中で飽きちゃうんですよね。この店のはタレがあっさり目だったので、最後まで飽きずに食べられました。鰻は、白焼きも蒲焼もとにかく柔らかくって、ふんわり。脂をかなり落としてあるので、クドさはありません。一言でまとめるなら「上品」なお味でした。

安斎

立派な鰻でした♪

……でもね、正直なトコ、一度でいいなって思ってます。私ら家族、もっと癖のある味が好きなんだもの。あまりに上品で、味の印象が薄かった。―――て話を友達にしたら「私らの舌って養殖モノに慣れちゃってるんだって。だから国産食べると、違う、と思うらしいよ?」と言われたのですが、そうなのかなー。浜松で白焼き食べたときは、これが鰻の味か〜と感心したんだけどなあ。今度また、別のお店で試してみたいと思います。

2009.11.7(Sat)_2

≪つづき≫

やがて、懸案の「高い橋」までやって来ました。確かに先ほどよりは川からの高さがあり、足を載せられる橋桁の幅も狭いです。まぁでも慎重に行けば渡れるかな。這って行ってもイイんだし。そう思って振り返ると、E姉さんの顔が固まっています。「ダメ、私、これは渡れない」。高さに対する恐怖心っつーのを持ち合わせていないKおいちゃんが、「後ろから掴んでてあげるから」「手を引いてあげるから」と能天気に誘いますが、「そういう問題じゃないの!」と姉さんは首を振るばかり。

尾瀬

これが問題の橋。写真じゃ小さく見えるのにね〜

聞くと、子どもの頃に水に落ちたコトがあって、高所恐怖症ではないのだけれど、ぽっかり空いた足元から流れる水が見えるのが怖いみたい。他人には優しい我が父が「遊びに来たんだから、怖い思いをするコトないよ」と言ってくれ、この日の尾瀬はココまで、上田代エリアだけとなりました。今回もヨッピ橋に行けなかったのは残念だけど、こうなったら人気のない尾瀬を満喫するといたしましょう。ちょっと引き返した休憩ポイントで、お昼にします。

尾瀬尾瀬

左:コンビニご飯/右:とにかく気持ちいい天気♪

この日はとても穏やかな気候でした。空は青いし風はないし日差しが優しい。お湯だけ沸かして、コンビニで買ったお稲荷さんと味噌汁を食べ、食後はベンチにごろっと横になって休みます(←豚になるぞー)。鳩待から山ノ鼻の凍った道が嘘みたい。しばらくぽかぽかの日差しを楽しんで、またゆるゆると山ノ鼻まで帰ります。山ノ鼻のベンチには、10数人の人が休んでいました。今までがホントに静かだったので、急に混み合ったような気になりましたけど、シーズンに比べれば全然なんですよねえ。

尾瀬尾瀬

平らな土地にすーっと木道の延びるこの景色。ああ、尾瀬……

尾瀬

池塘に映る景色が加われば完璧です

んで尾瀬研究見本園をぐるっと一周。見本園はところどころに雪があって、今まで行った中で一番、水分たっぷりでした。「今、植物なんかないだろ」ってコメントは不要です>父。私はこの小ぢんまりした風景が好きなんだってば〜。そしてまた、雪と氷の道を鳩待峠へ戻ります。朝よりも雪が柔らかくなっていて、ずるずると滑りました。帰り道では「今から入るの?」って人とたくさんすれ違います。どう見てもテント持ってないし、小屋は閉まってるし、どこまで行くつもりなのだろう……? 私とKおいちゃんだけは帰りも転倒ナシで峠まで戻れました。ふっふっふ。

尾瀬尾瀬

見本園からの景色。葉が落ちて見晴らしいいなあ♥

尾瀬

見本園、意外と雪があったうえに踏み跡なしでした

■鳩待峠(8:15)→山ノ鼻(9:40)→尾瀬ヶ原(上田代)散策→山ノ鼻(12:47)→鳩待峠(着14:07)

ちょっと時間も早いので、今回も吹割の滝に寄って帰るコトにします。こっちもかなり混雑していました。今がちょうど、紅葉の盛りだからかな? 前回は無料で停められた駐車場も、今日は係員がいて集金をしています。滝の周りにも係員がいて、岩に引かれた白線を越える人に、ピピピピピピーツと笛を鳴らして警告していました。ただでさえアナウンスがウルサくて、風情がなくて残念だけど、こうでもしないと落ちる人がいるのかしら……と思っていたら、白線をはみ出して滝を覗き込んでいた我が父が、思いっきり警告をされていました。……おい……。

尾瀬

おっ、前回より水量ある?

尾瀬

賑やかだな〜。さっきの静かな尾瀬が嘘みたい

尾瀬

やっぱ水量ある! 迫力!

尾瀬

なんでこんな地形になったんだろう…?

尾瀬

ここに入って滑ってみたいと思うのは、私だけではないハズ…!

尾瀬

振り返ると、人がつるっと落ちていきそうです

尾瀬

うん、今日もいい一日でした♪

駐車場に戻って、ソフトクリームを買って一休み。後はおいちゃんち最寄の駅まで車で送ってもらい、そこから父と2人でウチに帰ります。途中でもうかなり空腹だったのですが、ここで飲んだら帰るのが面倒くさくなる!と我慢し、やっと辿りついた自宅近くで軽く飲み食い。長〜い移動が、普段あまり外出をしない父には堪えたみたいです。お疲れさま!

2009.11.7(Sat)_1

最初はいつものようにKおいちゃんと2人で行くはずだった“冬季通行止め直前の静かな尾瀬”に、尾瀬ならば……とKおいちゃんの妻のE姉さんも加わり、「秋にどこかに行こう」と約束していた父も加わり、珍しい組み合わせの4人で出かけてきました。いつものように金曜日はおいちゃんの家に泊めてもらい、土曜日、まだ暗いうちに出発します。途中のコンビニで食糧を買い、そのまま駐車場で朝食。車は順調に鳩待峠を目指します。

戸倉に着いて「それにしても明後日から通行止めだよ? 雪なんか全然ないのに、早くない?」と言った途端、道端に白いものが見えはじめました。「……降ったんだね」。そういえばウチも初雪降って積もったわ、と東北住まいの父が言い出します。最近は正月まで積もらなかったりもするのに、今年は早いね? しかし標高500mそこそこの実家に積雪があるのだとすれば、1,400mの尾瀬に雪があってもおかしくありません。

尾瀬

雲ひとつない鳩待峠

雪の欠片も見当たらない鳩待峠に着き、さあ山ノ鼻へ―――と、登山道に足を踏み入れかけて「うぎゃあ、スゴいよ!」と思わず声を上げてしまいます。石畳みたいになっている道が、全面、凍り付いている……! 「滑りそう……」「ここはまだイイけど、この先の木道、ヤバいんじゃない?」「山ノ鼻まで、ずっと日陰だったよねえ?」。この日、私ら4人のうち誰も、登山靴を履いてはいませんでした。尾瀬ヶ原の木道を歩くだけならイイか〜、と。ストックもいらないよね、と。いる、いるよ!>私。

尾瀬

木道にしっかり氷が……!

「ゆっくり行くけど……、どこかで転ぶ気がする……」。呟きながら、恐る恐る足を踏み出します。そして入口から山ノ鼻まで、ほとんどずっと氷の上歩きになりました。木道もつるっつるだし、場所によっては薄く雪が残っていたりもします。誰が先に転ぶかな、と言っていたら、一番先はE姉さんでした。苦労している私らの脇を、アイゼンつけた男性がざっくざっくと抜いていきます。そっかー、この季節の尾瀬ってこうゆうコトか。

尾瀬

こ〜んなですよ!

尾瀬

落ち葉も凍りついています

尾瀬尾瀬

左:見上げると、空はこんなに青いのに/右:雪に浮かれる私

途中ですれ違った長靴姿の方たちは、尾瀬の関係者のようでした。「もう橋板を落としちゃっているから、渡るなら気をつけてね」だそうです。ええ、その橋杭と橋桁だけになった橋が楽しみでもあるんですよー。しかしこの話、おいちゃんはE姉さんにしていなかったのかもしれません。そのときはそんなコトには気がつかず、はーい、と返事をしてお別れしました。E姉さんに続き、父もすってん転んだり木道から足を踏み外したりしながら、なんとか山ノ鼻に到着します。ここでちょろっとトイレ休憩。

尾瀬

日向にくるとホッとします

尾瀬尾瀬

山ノ鼻のビジターセンターも小屋も、冬支度をしてました

この日は一応、ヨッピ橋まで行く予定でした。牛首〜ヨッピ橋〜竜宮と回って鳩待峠まで引き返すつもりです。山ノ鼻から先は日当たりもよく、ぽっかぽか。風もほとんどなく、休憩中も上着がいらないくらいの陽気でした。天気がいいねえ、気持ちいいねえ、とのんびり歩き始めます。「竜宮までは橋なんかない」とまたいい加減なコトを言い出すおいちゃんに、「あるよ、2つ3つはあったよ」と言い返しているうちに、まず1つめの橋に到着です。ほ〜ら!

尾瀬

さあ、いよいよ尾瀬ヶ原〜

尾瀬

第一関門:橋板が外された橋

橋の手前に、取り外したばかりらしき橋板が、青いビニールシートに包まれて置いてありました。それを乗り越え、さあ。おいちゃんはこうゆうのは怖くないみたいです。父も建築現場で働いていた経験があり、全然問題ありません。私は足元がぞわぞわするものの、なんとか渡れます。問題は固まってしまったE姉さんでした。話を聞くと、高所恐怖症というより、流れる水が怖いみたい。しかしこの橋はそれほど高さがなく、橋桁の足を置ける部分も広めでした。Kおいちゃんのサポートを受け、なんとか橋を渡ります。

尾瀬尾瀬

左:足を置くとこんな感じ/右:氷に閉ざされた水芭蕉?

ここからは、いよいよ尾瀬ヶ原らしき光景が広がります。目の前には燧ケ岳、振り向けば至仏山。足元に伸びる木道。小屋も閉まった今、人もほとんどいません。こんなに静かな尾瀬は初めてだ〜♪ しかしその代わり、働いている人がいらっしゃいました。木道の取替工事をしてる方々です。工事中の場所は、湿原の中に迂回路が作られていて、ちゃんと通れるようにしてくださっています。毎年毎年、こうやって木道を少しずつメンテしてくれているのですね。ありがたや。

尾瀬

工事中。真新しい木道が目に眩しい

工事箇所を通り過ぎるとき、作業員さんから「この先の橋は高さがあるから、渡るなら気をつけて」と声がとびます。またまた「は〜い」と気楽に返事を返しましたが、E姉さんは「高い……高いのか……」と呟いているではありませんか。あれ? 高所恐怖症なのかな? まぁとりあえず橋まで行こうと、先に進みます。他に人がいないではないのですが、遠く離れているので尾瀬ヶ原を私たちだけで占領しちゃっているみたいな感じで、すごい贅沢!

尾瀬

未草(ヒツジグサ)もすっかり茶色に

尾瀬

色彩の少ない世界で、赤い実が鮮やかです

尾瀬

なんか、毎度この場所で写真撮ってる気がします(^^;

≪つづく≫

2009.11.3(Tue)

文化の日の今日は、伊豆へ潜りに行きました。久しぶりに1人で、です。「この秋一番の冷え込み」とかでいきなり気温が下がり、起きるには相当の覚悟が必要でした。いきなりの温度変化に何を着たらいいんだか……。厚手のフリースと薄手のダウンで迷い、結局「暑けりゃ脱げるんだから」とダウンを選びます。おまけに毛糸の帽子と手袋も。11月なのに夏日を記録したのはつい一昨日じゃなかったっけ? 差がありすぎです。帽子は「濡れた髪で風に吹かれたら寒いから」と休憩時間のために持っていったのですが、結局朝の電車が寒くて寒くて、全部着込んでしまいました。

救いは空が晴れわたっているコト。途中の電車で日の出を迎え、だんだんと日差しが強くなっていく中、いつもの駅に到着です。予報ほど風も強くなさそうで、ホッと一安心。駅でTさんに迎えてもらったのは私1人でしたが、ショップに行くとアドヴァンスド講習を受けている女性1人と、男性3人組が待っていました。男性陣とは、ずーっと前に1度くらい会ったような気がするようなしないような……? なんか賑やかで、楽しい人たちでした。女性はSさんのお知り合いだそうで、海外旅行前の駆け込み講習だそうです。

さて行き先は、前回に引き続きI.O.P.です。行ってみると、祝日なのにテーブルも空いていて、短い夏のシーズンが終わったのを実感します。ホントは、伊豆の海は秋からが面白いのにね。珍しくSさんが講習に入るとのコトで、残りの4人はTさんと一緒に海に向かいました。ちょーっと波があるけどタイミングを見計らえば問題ない状況で、水に入った瞬間(温かい!)と思いました。こないだとはずいぶん違う。それに、水が青い! これは今日は当たりかも。

水の中は、少し揺れています。ゆるゆると1のに向かう途中、イワシの幼魚の群にアタックしているイナダが見られました。水面からは光が差し込み、中層を泳ぐのがとても気持ちのいい海です。1の根の先端ですーっと深度を下げるときも、海底までくっきり見えていてこれまた気持ちいい。ルリハタの背中の黄色も鮮やかに見えます。途中の壁で小さな小さなモンツキベラを撮ろうとしたのですが、証拠写真くらいしか押さえられませんでした。残念。と、私が勝手に遊んでいる間に、Tさんたちはクエ穴の近くまで行って何かの写真を撮っています。今度は何?

近付いてみると、クリーム色の海綿にくっついた黄色のオオモンケロ(ケロ=カエルアンコウ)です。可愛いサイズだし、ベニケロ・イロケロ以外は久しぶりなので勇んでカメラを向けましたが、勇んだのがよくなかったのか、すぐに顔を隠してしまいました。驚かせてゴメンよー。と、今度はそのすぐ下にピカチュー(ウデフリツノザヤウミウシ)です。さすがはTさん、狙った獲物は見逃しません。けっこう大きなサイズなので、これはしっかりと写真が撮れました。次の人に場所を譲るため体をずらすと、近くにまたもう1個体のピカチューが。おお、とこちらでも撮影タイムです。

クエ穴の中にいたのはナミマツカサくらいだったかな? 穴の脇からすぐに深度を上げ、のんびり浅瀬を戻ります。オクリダシの入江ではまたイワシの群が見事な舞を披露しててくれました。小魚の群を見るたび「スイミー」と思ってしまうのは、私だけじゃないでしょうね? さて後は上がるだけだったのですが、エキジットロープまで行ったトコロで渋滞に巻き込まれます。ちょっと待って、というTさんの指示に従っていると、後ろからどんどんダイバーが……。かなり待たされてしまいました。そんなときに限って気を紛らわせてくれる生き物もいないんだ、これが。

陸に上がって2本目のセッティングを済ませ、ドライを脱いで防寒着を着込みます。ウェットの男性3人は、海の中はともかく陸で風に吹かれると、やはり寒そうでした。風もときどき吹いてきて、Tさんは「耳が寒い〜」と言っていましたけど、防風対策ばっちりだった私はぽっかぽかで気持ちよく過ごせました。空気は冷たくても日差しがカバーしてくれていたので、気温ほど寒くは感じないのですよね。後は温かいものをおなかに入れれば完璧です。お喋りしながら、のんびりお昼休憩。寒いだけあって空気が澄んでいるらしく、房総半島やいつもは見えない島まで、今日はくっきりと見えました。今日が羅漢寺山だったら、南アルプスが迫力だっただろうなあ〜。

2本目は「こんなに水がいいんだから」と2の根まで遠征するコトになりました。1の根を超えて、ずーっと中層を泳ぎます。今日はずっと下の海底が白〜く見えて、久しぶりに“飛んでる感覚”を味わえました。ちょっと流れだかうねりだかがあるし、深度の維持に少し神経は使いましたが、それでも気持ちイイ〜♪ ちらちらと先頭のTさんを見て同じ水深を保つように注意しながらも、なるべく下を向いてこの感覚を楽しみました。着いた2の根にはキンギョハナダイやらサクラダイやらが舞っております。

2の根の先のドロップオフには行かず、先端から下りて壁に沿って戻ります。ちょっと進んだ辺りで、Tさんが「スジハナダイ」を教えてくれました。まぁ一応写真を撮っておくかな、くらいの気のなさでカメラを向けると、血相を変えたTさんが「そっちじゃない、あれを撮れ!」と言ってきます。え? だってスジハナダイはこれでしょ? と思いながらもTさんの指すほうを見ると……モンガラカワハギだあ!

慌ててカメラを向けなおしますが、そう簡単には撮らせてくれません。やっとピントが合ったと思ったら、シャッターを押した瞬間にオオスジイシモチだかコスジイシモチだかが割って入るし。壁の窪みにいるので私がいると他の1人が写真を撮れず、その状況で許される範囲でギリギリ粘りましたが、撮れたのは証拠写真くらいかなー。でも、他のショップのログでI.O.P.に出ているらしいとは知っていましたけど、まさか見られるとは思ってなかったので嬉しかったです。

モンガラの時点でそろそろDECOがヤバかったので、後は深度を上げてゆるゆると帰路につきます。ミツボシクロスズメダイやクマノミがまだチビちゃんで、秋の海って感じですねえ。最後にはやっぱりプチ渋滞がありましたが、1本目よりは待たずに済んでエキジット。器材を洗って車に積み込み、ショップに戻ります。器材を干してさあログ付け……と思っていたら、なにやら慌しい動き。どうも男性3人組が帰っちゃうみたいです。早っ! そう言えば帰りの車で、飲みに行く相談してたものなあ。車だから帰ってからじゃないとお酒が飲めないのね。

彼らに別れを告げ、残ったメンバーはゆっくりログ付けをしました。あまり枚数撮らなかったワリに、使えそうな写真が多かったのはやっぱり水が澄んでいたからかな。17時を回ったところで駅まで送ってもらい、帰京。講習を受けていた彼女は新幹線を使うというので途中で別れ、空にぽっかり浮かんだ満月を眺めながら家に帰りました(嘘。半分以上は寝てた)。空気が澄んで、やたら景色のキレイな1日でした。

2009.11.1(Sun)

ぽかぽか陽気のいいお天気に「ホントに関東以外は雨なの?」と疑いながらも、ごうごうと吹く強い風に(いいんだ…今日を休養日にしたのは正解だったんだ…)と言い聞かせながら、だらだらと過ごす日曜日。まずは昨夜録画しておいたフィギュアスケートグランプリシリーズの中国大会を―――え? いきなり男子フリーから始まるの? ひょっとしてショートは金曜日だった? と慌てて(今さら慌てても遅いんだけど)放映予定を再確認して、絶句。

何この中国大会の扱いの低さは! フランス大会もロシア大会もショートとフリーで各2時間、エキシビションで1時間の計5時間の枠があったのに(それでも内容は薄々だったのに)、中国大会はフリーの1時間半の枠しかない……! なんで!? 放映権独占するんだったらちゃんと放映してよね>テレ朝! 表彰台トップが男女とも日本人選手なのに、エキシビションの放映なしってどうゆうコトよ。一番楽しいパートなのに。

ああ。織田信成と鈴木明子のショートが見たかった。高橋大輔や浅田真央や安藤美姫が出なければ、時間取る価値がないってコト? 酷すぎるよ。特に鈴木明子のショートは見たかった。彼女を認識したのはつい最近なんだけど、でもあのタンゴはまだ印象に残ってる。もう一度見たい。衣装を見る限りそれっぽい雰囲気なんだけど、何をどんな風にやったんだろう? ああ見たかった…!

見た限りで言うと、織田くんはやっぱり良かった。彼の柔らかいジャンプは大好き。あんまり「笑えるでしょ? 笑って!」ってのはやって欲しくないんだけど、フリーの演技はぎりぎり楽しめるトコロに留まってくれています。珍しくジャンプを一つ失敗してて悔しそうだったので、次回がまた楽しみです。エバン・ライサチェックは相変わらず好きになれない雰囲気。特に今回のフリーみたいに、ムード出そうとされちゃうともう生理的にダメ。6分くらい滑ってんじゃないかと思うくらい、長く感じちゃいました。

フリーの演目の『ウェスト・サイド・ストーリー』も、これまた鈴木明子に合ってますねー。彼女の演技、好きだなあ。あの眼球が落ちちゃいそうな大きな目、説得力があります。ジャンプも安定していて、安心して見ていられる。織田くんもそうだけど、安心しできるってのはポイント高いですね。その分、見てるこっちも演技に集中できますもん。だから演技への点数は、もうちょっと高いかと思ったんですけどねえ。なかなか点数を読むのは難しいです。

さて次回はNHK杯か。うち、NHKの映り悪いんだよなあ。笑顔が大好きな武田奈也ちゃんが怪我で欠場ってのも、残念です。

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