2008.11.30(Sun)

11月最後の日は伊豆へと行って来ました。いつもなら土曜日に潜りに行くのですが、金曜日に連絡をしてみたら土曜日は雲見ツアーの予定とのコト。ショップから遠い雲見だと前泊をしなくてはなりません。それはちょっと無理だったので、珍しく日曜日を予約しました。土曜日のTVでは「今日は暖かい一日でした。明日は晴れますが、北風が吹くので体感温度は下がります」と言っています。濡れてあがってきて寒風に吹かれるのは、イヤだなあ。

日曜日、まだ暗いうちに家を出ます。途中の車窓からはキレ〜イな朝焼け。赤く染まった地平線をバックにまだ灯りのついている建物のシルエットが浮かび、こうして見ると街の風景ってのもイイなあ、と思わされました。しかし朝焼けだと天気は下り坂じゃなかったっけ―――? が、明るくなってゆく空は雲ひとつない晴天で、徐々に見えてくる山々も美しく、山歩きにもきっといい天気な感じ。やがて見えてきた海は、ちょっと表面が波立っていました。やっぱり風が強いのかなあ。

ショップ最寄の駅でガイドのTさんに迎えられたのは、私とE川さんの2人。それに前泊のKN氏、車組のIU氏&WN氏と、この日のゲストは5人。だいぶ寒くなったし日曜日だし、下手すると私だけかなあとも覚悟していたので、この賑わいは嬉しいです。しかも全員面識があって、全員150本以上は潜ってる。なんだか安心感がありました。ショップで3人のゲストとSさんと合流し、この日向かうのはIOPです。今日はいいよ〜とSさんが言っていましたが、着くと意外に波がちゃぷちゃぷしていました。

でも北風は全然ありません! あれは関東の予報だったのかな。IOPに吹く風は西風だったので、水面は波立っていますが陸上に風は当たらず、ぽっかぽっかの陽気です。I.O.P感謝祭が11月の毎日曜日に開催されていたそうで、この日はその最終日。しゃぼてん公園から動物たちがショーをやりにやって来るそう―――という情報を聞きながら、しゃくしゃく用意を進め器材をセッティング。感謝祭だからかどうか知りませんが、この日のIOPはかなり混んでいました。

ブリマチの辺りはかなり流れがある、というアナウンスのせいではありませんが(←もともとそっちにはあんまり行かない)、1本目は1の根へと向かいます。水に入ると、おお、なかなかの透明度ではないですか。それに、体が持っていかれるほどではありませんが、ちょい流れがあります。久しぶりに進まない〜の感覚を味わいました。それにしてもドライだと流れが響くなあ。まだドライシーズン始まったばかりなので慣れてなくて、体の安定を保つのに苦労しちゃいます。

えーっと、この回は何がいたっけ。岩場の穴の中にマツカサウオの幼魚。私は姿をちらっと見ただけで諦めてカメラを構えもしませんでしたが、IUさんはさすがデジイチでしっかり被写体を捉えていました。キンギョハナダイの幼魚はいつもいつも見ているのにやっぱり可愛い。この日は流れに負けまいと一生懸命泳いでいて、寄って行ってもあまり逃げませんでした。あと深場でカミソリウオ、コガネキュウセン。コガネキュウセンを撮ってダイコンを見ると、おっと、DECOが出るまであと2分!

なるべく5分は残そうとしているのに、流れ&うねりで体が落ち着かず、中層にあまり浮いていなかったのがいけなかったようです。見える範囲で浅瀬に移動して待っていよう、と浮上を始めるとすぐ、Sさんも深度を上げはじめました。ま、Sさんもずっと下にいたからなー(一応ガイドさんより浅い方にはいたんです)。根の上の辺りには銀色の小魚の群がキラキラしていました。青いので水面に吐いた泡がのぼっていくのを見ているだけでも、楽しい。

この日は葉山のときより水温が高く、オクリダシの入江で安全停止を兼ねて遊んでいる頃にやっと寒さが身に沁みだしました。他の人たちがSさんに何か(←後で聞いたらハナタツだったそう)を教えてもらっているのを尻目にそわそわしていましたが、“切羽詰る”前にエキジットとなってくれます。ホッ……。新品のドライだったE川さんは私以上に体が安定しなかったらしく、オクリダシから一足先にTさんと引き上げていったのですが、私もそれに便乗すればよかったかもなあ。

陸に上がって2本目のセッティングを済ませ、休憩用の暖かい格好になった頃、ちょうど動物たちのショーが始まりました。最初に出てくるのは鳥たち。風が強かったコトもあって失敗もありましたが、ほのぼのしててなかなか楽しかったです。好奇心に駆られたのか頭上に野生のトンビたちも集まってきちゃうしねー。周囲の人たちがトンビにカメラを向けていると、ショーのお姉さんが「お客さん! 注目する相手が違います!」と可愛い悲鳴をあげていたのには笑いました。30分くらいで一区切りついたのでテーブルに引き上げ、昼食にします。日の当たるところにいると暑いくらいの陽気。嬉しいなあ。

休憩後の2本目は、1.5番の根〜転石砂地で遊びました。透明度はちょっと落ちてしまったかな。1本目の反省があるので2本目は深場で長居しないように気をつけます。一番深い辺りでSさんが何かを皆に見せていたようでしたが、私はそれよりちょっと浅いところにあるウミトサカに薄〜いピンクのハゼがついているのを見つけて、写真撮影に没頭してしまってました。スケロクウミタケハゼかな? この組み合わせ、大好きなのです。このウミトサカには3〜4個体がついていて、離れられませんでした。気付くとちょうどSさんが浅瀬に移動するところ。深場には何がいたんだろー?(後から聞いたらワリと地味なものだったので「じゃあイイや」)。

転石砂地の辺りではイロケロ2個体を教えてもらいました。ん〜……あんま、カワイくない……。しばらく逢っていない、クマドリケロに逢いたいなあ。そして最後のオクリダシ。ここが長かった! 何かを探していたらしいんだけど、2本目が1本目より長いって! 50分越えた頃から(もう帰ろうよ〜)のオーラ出しまくりでした。ツマラナイからじゃなくってね、とにかく寒いのですよ。トイレもそろそろヤバいしー! 私のオーラに気付いたのか、やっとSさんが諦めてくれたときにはホッとしました。

ちゃちゃっと着替えて(こうゆうとき、ドライはやっぱ楽だなあ)ショップに戻り、ログ付けをして帰路につきます。 この日は珍しくE川氏と途中まで一緒に帰れました。途中駅で夕食をとり、自宅へ。次の日仕事の日曜日でも、けっこうイケるかも。月曜日、使い物になるかどうかは、別問題として……。

2008.11.23(Sun)_3

≪つづき≫

分岐からはしばらく、傾斜のほとんどない緩やかな道が続きます。人もいないし道は楽だし、鼻歌の一つも出るってもんです。ご機嫌で歩いていましたが、そろそろおなかが空き始めました。またどっかで座って行動食を食べようかな〜。どうせなら気持ちがいいっていう丹波天平まで行こう。しっかりした食事はバス通りに降りてから――そうだ、お祭りバス停前の食堂でラーメンでも食べよう。おっと頭が食べ物のコトばかりになってる。いかんいかん、何か口に入れなくては。

食欲魔神になってる私にはお構いなしに「丹波山展望台」の標識がでてきました。展望台? 矢印の指す方を見ると、ちょっと小高くなった場所に標識があります。あそこか? そろそろ荷物が重たくなってきてもいたので、すぐ近くなのにちょっと迷いましたが、道にザックを下ろして行ってみました。そしたら体が軽い軽い! 感動モノです。標識には「丹波村が見える」とありましたが、よくわかりませんでした。まぁちゃんと探したワケじゃありませんが。あと特に展望がスゴいってワケでもありませんでした。ありゃ?

丹波山丹波山

丹波山展望台はこんな感じ

そこからまたしばらく行くと、ぽーんと開けた空き地へと飛び出ました。標識がなにもないけど、きっとここが丹波天平だろうと道端に座り込み、エネルギー補給に勤しみます。勤しんでいる間に、サオラ峠を離れてから初めて出会う登山者の2人組が、私を追い抜いていきました。おなかが落ちついたところで再度歩きだし、5分も経たないうちに先行の2人が休憩を取っているのが見えました。傍らには何かの標識―――あっ、あっちがホントの丹波天平だ!

天平尾根天平尾根

左:落ち葉も何もないとシンとして見えます/
右:ここが飛び出た広い場所

天平尾根

空も広〜く見えて気持ちいい休憩ポイントだったのですが、

天平尾根

人が小さく見える辺りがホントの丹波天平でした

丹波天平から先、急に道がわかりづらくなります。広〜い尾根道な上に落ち葉が積もり重なっていて、ときどきは足首までが見えなくなるくらい。あまり人が歩かないのか、踏み跡もはっきりしません。遠くまでを見渡しながら歩いて、道を間違えないように気をつけます。天気が良かったから何とかなったけど、霧の日なんかはキツいだろうなあ。先を歩いていた2人組は親川バス停じゃないところに行く予定なのか、地図読みに夢中だったので、先を歩かせてもらいました。

天平尾根

落ち葉踏み踏みの気持ちのいい道ですが、油断していると落ち葉に隠れた浮き石や木の根でバランスを崩します。一度ハデに転んだのを後ろのお2人に見られたときは、恥ずかしかった……。地図を読んでるお2人が見えなくなって、さらにどんどこ進むと、人工物が見えてきました。これが“廃屋跡”ってヤツかな? 鴨沢から雲取の道にあるような廃屋があるのかと思っていたけど、“跡”だもんなー。廃屋はもうないのか。

天平尾根天平尾根

左:廃屋“跡”/右:おっ久しぶりに紅葉が

と、さらにその先にはちゃんと建物が残っていました。ちゃんと? いえ、傾いて今にも倒れそうです。脇を人が通っているときに倒れませんように。特に私が通っているときに。その先には更にちゃんとした建物が。まだ人が住んでいても不思議じゃない感じですが―――まだ車道まではずいぶんあるんですよねえ。かつてはここに住んでた人がいたってのに感心しちゃいます。この辺りで一度、道を踏み外しました。ぼーっとしてたら狭い道から片足を落としちゃって、完璧斜面に這いつくばってしまいましたよ。落ちなくてよかった〜。人工物があったからって、気を抜きすぎです。

天平尾根天平尾根

左:きゃー、こっちに崩れないでー!/
右:こんな感じの道から落ちかけました…

あとこの辺りで久しぶりに、標識がありました。道がわかりづらい上に登山道の目印の赤テープも少なかっただけに、ホッとしましたよー。ここまで下りてくると樹林帯に入って展望はあまりなくなりましたが、その代わりのように紅葉がまだ残っています。最後は民家の脇を通ってバス通りへ。出発の遅れとCTオーバーで「できたら」と狙っていた14時30分のバスには、30分遅れの到着でした。まぁ早々に諦めてはいたんですけど。

天平尾根天平尾根

左:やっと出てきた標識/右:山道終了

天平尾根

さらばさらば、また来る日まで

しかし次のバスまで2時間近くもあります。2時間! 山道から出てきた親川バス停の周囲には何もないので、とりあえず前日の出発点、お祭りバス停まで戻りました。ここの食堂で休ませてもらおう―――と思っていたんですが、入ってみると「宿泊者が優先になるので16時までしかいてもらえないんですけど」とのことです。ここ、民宿?でもあるんですね。

お祭りバス停へお祭荘

左:車道をしばし歩いて/右:お祭荘へ

なんだか忙しそうだったのでラーメンを頼むのも悪いかな〜って感じで、でも外せないビールはいただきました(←せめて缶にしておこうよ…>私)。お疲れさま乾杯しばらくすると仕事が落ち着いたのかご主人が奥から出てきて、話相手になってくれました。彼も山歩きをしているそうで、周辺情報をいろいろ教えてもらいます。山じゃないけどこの季節の奥多摩むかし道はオススメだそうです。

16時に店を出てあと43分、外のバス停で待とうかと思いました(防寒着はバッチリだし)が、しばらく待っていると退屈になってきたので、また先のバス停まで歩くことにします。2つ先の鴨沢西のバス停まで行くと、奥多摩駅行きのバスが1台停まっていました。聞くと、乗るつもりだった丹波からのバスを待って、同じ時間に鴨沢西を出発だそうです。臨時バスなのかな?

「乗っていてもいいよ」と言ってもらったので、お言葉に甘えて暖かいバスの中で出発を待たせてもらいました。今度は運転手さんが話相手になってくれます。雪のこと、装備の足りない登山者のこと……。そろそろ出発の時間が迫ったころ、運転手さんがポツリと言いました。「ホントは単独登山もやめた方がイイんだけどね…」。……わかってます、わかってるんですけど……!

さて出発時間。バスに乗っていたのは私1人でした。鴨沢では10人くらいが待っていました。その中に、昨日三條の湯で一緒だったグループもいて、お互いの無事を喜びます。そしてその後がスゴかった……。新しいバス停に着くたび、どどっと登山者やハイキング帰りの観光客が乗ってきます。奥多摩湖なんかすんごい長い行列ができていましたが、そのときはもうバスはいっぱいで素通り。ここからも臨時バスが出るようでした。

やがて道も詰まってきます。ぎゅう詰めのバスは空気もよどんで暑く、しばらくうとうとしてしまいましたが、起きてもまだ奥多摩駅には着いていませんでした。到着は25分遅れだったかな〜。もちろんその先の電車も混んでいました。腹ヘリヘリハラだったので自宅最寄駅近くの居酒屋へ妹を呼びだして宴会。

いやいや何とかやりとげましたよ♪

■三條の湯(6:32)→北天のタル(9:00)→飛龍山2,069m(9:36)→飛龍権現(10:00)→禿岩(10:06-10:31)→飛龍権現(10:33)→前飛龍(11:07)→熊倉山(火打岩)1,624m(12:12-12:19)→サオラ峠(12:48)→休憩(13:21-13:32)→丹波天平→親川(14:53)→お祭り(15:03)

2008.11.23(Sun)_2

≪つづき≫

飛龍山飛龍山

左:飛龍権現の小さな祠/右:ザックをデポして山頂に向かう人も

テン泊装備で歩くには細い道を引っかかりながらくぐり抜け飛龍権現に着くと、ここでは何組かの登山客に出会いました。分岐だし、休憩する人も多いみたいです。ここから将監峠への道をちょっとだけ行くと、すぐに禿岩の標識が見え、ちょろっと入るとそこが展望がいいという禿岩。つか、着いた途端に歓声をあげてしまいました。

三條の小屋の方が言ったとおり、目の前に富士山。遠くに南アルプスです。遮るものがないので風が冷たいですが、ここでちょっと休憩しようとすぐに雨具を羽織りました。先客はお二人だけ。彼らは前日将監小屋泊まりだったそうです。将監〜飛龍の道もいいよ、と勧めてもらいました。私の後からすぐ単独のおじいさんが来て、しばらく4人で展望を楽しみました。

飛龍山

飛龍山

飛龍山

飛龍山

絶景4連発。雪をかぶった南アルプスが嬉しい♪

ほかのお3方はここでお昼にしていましたが、私は行動食をかじっただけ。つか、この日もまた失敗をしていたのですよねー。持ってきた水が、少なかった。行動分くらいはあるのですが、予備に残せる分はもちろん、温かいスープに回す分もない。だからこの日はゆっくりお昼休憩を取る予定はないのでした。どうも奥多摩ではこうゆう失敗が多いです。ダメだなー。

展望を満喫したところで先を急ぎます。ーーいやちっとも足取りは軽くないんですけどね。飛龍権現まで戻って今度はそこからサオラ峠への道を辿りました。次のピークは前飛龍です。この辺りの道はどうだったっけ? ナゼか記憶からすっぽり抜けています。きっとそう大変でもなかったのでしょう。

飛龍山飛龍山

左:こんな道だったみたいです/右:日陰と日向で大違い

そろそろ前飛龍のピークかな、という辺りで、飛龍山の三角点でお話ししたおじさんが休憩を取っていました。「あれ、先を歩いていたんじゃなかった?」と聞かれたので、禿岩に寄って休憩していたと説明したところ、展望のよい禿岩に行かなかったコトを激しく後悔してらっしゃいました。どうやら道がよくわからなかったらしいです(山と高原地図じゃ確かに分岐からどっちに行くのか、分かりづらいし)。

前飛龍のピークはたぶんこの、おじさんと会ったところだと思うのですが、展望のいいポイントはもうちょい先にあります(前飛龍と書いてある標識も)。地図に“露岩”とあるところでしょう。視界を遮る木が数本ありますが、それさえ気にしなければ禿岩に匹敵する眺めです。せっかくなので岩によじ登ると、岩の上には北天のタルで会ったおにいさんがいました。私が禿岩でゆっくりしている間に、皆さん先を急がれていたようです。

前飛龍

前飛龍

前飛龍

前飛龍からの眺めも負けていません

ここでまた、しばらくお喋り。彼は前夜は雲取山避難小屋に泊まったそうです。かなり込んでいて土間に寝てる人までいたんだって。雲取山荘も150人泊まって、1畳に2人だったと聞きました。いろいろ聞いて、さあそろそろ……と思ったとき、今度は縞さんがやってきました。先に進めないよう!

会社の縞さんとは、奥多摩で2度目の遭遇です。前回も今回も同じ日に同じ山に行くことは事前に分かっていて(申し合わせてはいないのですが……)、まぁ運が良ければお会いしましょうって感じで行くのですが、2回とも無事に会えています。今回は私のほうが出発遅れたし、CTオーバーしてるし、絶対先に行かれちゃったと思ってたんだけどなあ。

前日奥多摩小屋でテント泊だった彼にも、いろいろ話を聞きます。今回から冬用シュラフを導入した彼は薄着で快適に眠れたらしい。う〜ん冬用シュラフかあ……。迷います。寝るときに着込むためだけに服を持ってくるのなら、その分荷物を減らして大きなシュラフにしてもいい気がするし……でも年に何度も使わないだろうし……。う〜ん。

縞さんはしばらく展望を楽しむというので、私は先を急ぎます。まだまだ長いぞ〜。んで急いでいたというのに、あっさり縞さんにも北天のおにいさんにも抜かれます。でもこの辺りは岩がちょろちょろ顔を出しているので転びそうで、私はついて行こうという気にもなりませんでした。慎重に、ゆっくり。

ミサカ尾根ミサカ尾根

岩ゴロ道の後で平坦な道に出るとホッとします。

ミサカ尾根

ときどき見上げるこの景色も、大好き

尾根歩きは気持ちいいです。木々はもう裸になっていて、梢の隙間から稜線が見えます。あああそこに石尾根が―――今日は展望が最高だろうなあ。あっちはどこの山だろう? いつか歩きにゆけるかな? 次のピーク、熊倉山の手前で、ずいぶん前に私を抜いていった北天のおにいさんが座り込んでいました。休憩するには変な場所なので気にしていると、足にマメができてしまったので手当していたとのコト。私が着いたときにはもう歩きだそうとしているところでした。

と、その話を聞いた途端に、自分の足の親指が気になり始めます。さっきから違和感があって、砂粒でも入り込んだと思っていたけど、これはひょっとしてマメ? すぐに着いた熊倉山で靴を脱ぎチェックしてみると、ちょっと赤くはなっていましたがマメではないようでした。そう、まだこのときはーーー。

ミサカ尾根

ずーっと歩き続けていけそうな(←錯覚)

さて、次の目標はサオラ峠。この辺りから尾根が広くなり、落ち葉もだいぶ深くなってきました。サオラ峠気持ちイイです。まだ山々の稜線は見えるし、足元はふんわりカサコソだし、見上げれば枝の向こうに青い空。いいですね〜秋ですね〜。開けたサオラ峠でも、何組かの登山者が休んでいました。ほとんどの方はここから丹波へと降りるようです。私は丹波天平(たばでんでえろ)への道をとります。

≪つづく≫

2008.11.23(Sun)_1

≪つづき≫

沢音を聞いているうちに、あっさり眠りには落ちました。次に起きたのは23時半くらい。シュラフの中はぽかぽかで、暑いくらいです。特にハンディウォーマーがすんごい効いてる! こりゃあいいや……とまたすぐ眠り、次に起きたのは3時過ぎでした。さすがにちょっと冷えてきています。でも着込みに着込んでいるので、寒くて眠れないってほどではありませんでした。まだ足先まで暖かい。テント内の温度は3度くらいでした。

しばらくぬくぬくしていましたが、どうせ4時には起きる気だったし、通常よりよっぽど長く眠っているしで、3時半ころ起き上がります。まずお湯を沸かしてコーヒーを作り、それを飲んでからトイレのため、外に出ました。まだ外は真っ暗。眠る前よりキレイに星空が見えます。こんなに小屋に近いところに熊は来ないよなーとは思いながらも、一応ヘッデンで先を照らしながら歩きました。

予定よりも早く起きたこと、外がまだ真っ暗で明るくなる気配もないことで、てきぱき動く気が全然しません。のーんびりというか、のろのろと朝ご飯の支度。昨日の鍋から水分だけを取り分けておいたのに、たっぷりキャベツとスパイシーベーコンを入れて、スープに。あとクルミとイチジクのカンパーニュ、オレンジゼリー。食後に今度はカフェオレ。これだけゆっくりしてるのに、外はまだまだ暗く、ほかのテントもまだ寝静まっています。あれー?

そんなんだから撤収ものろのろ。荷物をまとめてぜーんぶ外に出したころ、やっとうっすら明るくなってきました。んでそこからは、あーっという間に明るくなっていきます。まままマズいっ! やっと焦りだしました。しかし結局撤収を終え、小屋まで登って最後のトイレを済まし(ちょうど出発時間が重なったのか、列が出来てて順番待ち)、昨日の林道終点で会ったグループの皆さんとお話をしているうちに、時間は出発予定の30分後になっていました。起きたのは予定より30分早かったのにーー。

そうそ。三條の湯の小屋の方に飛龍に行くと言ったら「飛龍ね〜飛龍は勧めないね〜」とバッサリ切られてしまいました。ええええ〜。「禿岩ならいいけど。あそこからの展望はいいよ。目の前に大菩薩、その向こうに富士がばーんと見えて、南アルプスまで見える」。はいはいはいっ、そこまで行くつもりです、もちろん! 飛龍山はシャクナゲの時期、と言われ、はいその時期にもまた来ます、と答えて、そろそろ出発です。

私の出発の30分くらい前に男の人が1人登って行ったよ、と聞きましたが、ここから北天のタルまでは誰にも会わない静かな山歩きでした。落ち葉を踏みしめ、山の斜面につけられた道を行きます。しば〜らく登ると、木々の間から山々の稜線が見えはじめました。この景色が楽しめるのは、木々の葉が落ちきった今の季節だからこそではないかしら?

飛龍山飛龍山

左:だいぶ小屋から登ってきました/右:こんな道を…

飛龍山飛龍山

左:落ち葉を踏みながら歩いていくと…/右:稜線が見えてきました

飛龍山飛龍山

左:今日もいい天気ですが/右:立派な霜柱もまだ残ってます

飛龍山

だんだん山並みが見渡せるようになってきて…

飛龍山

おおおお〜〜富〜士〜山〜〜♪

飛龍山飛龍山

左:まだかな?/右:そろそろかな?

しかし北天のタルまで、なかなか着きません。CTでは2時間なのに、最近はCTより早めに歩けるコトが多かったのに……やっぱ、テン泊装備が効いているのでしょうか。それともただ単に、登りが苦手なだけ?(じゃあ得意なのは何かと言うと――平地?)(←じゃあなんで山登りをするんだか)。結局、北天のタルに着くまで2時間半かかりました。

飛龍山飛龍山

左:道の合流点ってコトは…/右:北天のタル、着きました!

雲取山からの道と合流するここで初めて、人に会いました。雲取から歩いてきたおにいさんは挨拶をしてさっさと先に歩いて行きましたが、私は展望の開けたここでちょっと一息入れます。う〜ん、気持ちいい。CTよりだいぶかかっちゃったけど、でもそのワリにはまだ疲れてないぞ。よし、歩ける歩ける。

飛龍山

山並み並み。嬉しいなあ♥

北天のタルからはほぼ道は平坦になります。が、安心して歩けるかというとそうでもない。道に橋がかかっていたりして、しかもその下に空間があるのでちょと怖い。重い荷物を背負っているとバランスを崩しそうで、慎重に歩きます。橋じゃなくても、ときどき足を踏み外しそうな細い道もありました。

飛龍山飛龍山

左:下がすこーんと抜けた橋/右:冬は怖そうな細い道

飛龍山

飛龍山への道も楽しいじゃないですか〜

さて次の目標は飛龍山への分岐。昨晩教えてもらった“青いタオル”を探します。そろそろかな〜と思い始めた頃、1人の男性が道から外れた斜面を登っていくのが見えました。あ、三條の小屋に泊まっていたおじさんだ。分岐を教えてくれた青いタオル私の前に出たという人かな? さては、と思って見ると、青いタオルが分水嶺の標識に巻いてありました。

そこから斜面をよじ登ったのですが――、一度入ってしまうと道もわかるのですが――こりゃ、自力じゃ入り口がわからないわ。飛龍山への標識があるワケじゃないし、何の予備知識もなかったらこんな薄い踏み跡を辿れなかった。薄暗い斜面を登った辺りに飛龍山山頂の標識と三角点があります。ここで先行のおじさんに追いつきました。飛龍山彼によるとホントの山頂はもう少し先みたいです(でもどこが一番高いトコロなのか、踏んだハズだけど結局わかりませんでした)。

山頂の標識の辺りから、ちょろっとだけど富士山も見えます。おじさんに別れを告げて飛龍権現への道を進み(たぶんホントの山頂を踏み)、しばらく行くとさっき北天のタルで出会ったおにいさんが登ってきました。どうやら直接山頂に行く道は知らなかったようです。ふっふっふ。権現までの距離は思っていたより長く、こりゃ直接ルートを取るかどうかでけっこうタイムが変わりますねー。

≪つづく≫

2008.11.22(Sat)

11月2回目の連休は、最後のテント泊のチャンスとばかり、飛龍山へと行ってきました。今、私が持っているのは3シーズン用のシュラフ。これで夜がどのくらい寒いのか、試してみたかったのです。標高も高くなく、お風呂にも入れる三條の湯で……。

三連休最初の土日は、行楽日和の予報が出ていました。土曜日は小屋まで行くだけなので、朝お握りを作ってから、いつもよりゆっくり家を出ます。電車を乗り継いで着いた奥多摩駅はたくさんの人で賑わっていました。どうやら“駅からハイク”をやっているらしく、受付がずらりと並んでいました。

奥多摩駅奥多摩駅

賑わう奥多摩駅とハイキングの受付

私は10:30の鴨沢西行きのバスに乗ります。奥多摩湖畔の紅葉狙いのハイキング客と登山者が半々ってところでしょうか。終点の鴨沢西で降りたのは10人くらいだったかな。バス料金は670円。ここから2つ先のバス停、お祭りまでは徒歩で15分くらいです。ちょうどいい時間の丹波行きバスがなかったので、鴨沢西でお握りの昼食を食べてから、お祭りまで歩きました。

車道歩き林道入口

車道をしばらく歩き、お祭りバス停の少し先から脇道に入ります。

予報が当たって空には雲一つありません。バスの窓からも終わりかけの紅葉を楽しめましたが、車道から分かれて入った後山林道も、紅葉を楽しみながら歩けました。途中にあるゲートの先は、落石の危険があるから車両通行止めになっているため、ゲート手前にはたくさんの車が停まっていました。三條の湯まで(?)はマウンテンバイクで来る人も多いらしく、ゲートから小屋まで、マウンテンバイクのカップルと前後して歩くことになりました。

後山林道

青空に紅葉が映えます

後山林道後山林道

後山林道は途中までしか車で入れないようです

後山林道

後山林道

後山林道後山林道

左:ワサビ畑?/右:林道は沢に沿っています

塩沢橋まではかなりいいペースで歩けました。もう?って思ったくらいです。塩沢橋から奥多摩小屋に出る鉢焼場尾根〜ヨモギ尾根も、いつか歩いてみたいなあ。この辺りから、3ヶ月ぶりに担いだテント装備が肩に食い込み始めました。えーまだ出発から2時間も経っていないのに! しかも平坦なのに!

紅葉を見たり、沢を覗いたり、楽しいんだけど、早く着かないかなーとも思ってしまう。明日、予定している行程、こなせるかな……と不安になりながら、やっと、林道終点まで到着しました。ここで休んでいたグループと、ちょっとお喋りします。女一人でテント泊ってあまり会ったことがないらしく、やたら褒めてもらいました。彼らも三條の湯泊まりで、明日は雲取山に登るそうです。

後山林道終点三條の湯へ

左:林道終点の青岩谷橋/右:滝壺をのぞき込む

ここから30分ほどの山道は、これまた気持ちのよいものでした。林道歩きもなかなか楽しかったけど、やっぱ山道はいいな〜。しばらく歩くと「三條の湯 十分」と岩に書いてありました。こうゆうのは疲れているときの励みになりますね! しかもそこから、ちゃんと十分でゴールが見えました。まず最初に見えたのは、テント。(おお、ここがテント場かぁ)と思いながら道を進み、見えた小屋は思ったより大きくーーーっておいおい! そんなに上にあるのっ? テント場から小屋まで、斜面を登っていかなくてはなりません。高度計によると、標高差が約30mありました。

三條の湯へ三條の湯へ

けっこう細い箇所も、きちんと整備された箇所も

三條の湯へ三條の湯

左:「三條の湯 十分」。こうゆう案内は、励みになります
/右:ぽつんぽつんと張られたテントが見えてきました

三條の湯

テント場から見上げた三條の湯

小屋に登る坂道の途中で(しまった荷物は下に置いとけばよかった)と思います。思いつくのが遅いです。一気に息を切らして、受付で幕営の申し込みをしました。幕営料500円、風呂300円(立ち寄り風呂のみ利用の場合は500円)。寒いだろうな〜と思ったので今回はビールを持ってこなかったのですが、この時点で(風呂あがりにはやっぱり…)と誘惑されてしまいました。

三條の湯三條の湯

ステキな感じの小屋です。お釜でお米を炊いているんですね〜

重い荷物を背負って坂道を下り、川を渡ったところにあるテント場に、テントを設置します。先客が2張りしかなくて空きスペースがけっこうあるので、また場所選びに迷いました。結局、川の脇はシンシンと冷えそうだったので、少し奥まった場所を選び今夜の寝場所を確保しました。私が設置してる間に、また1人到着。この人はマウンテンバイクで来たみたいです。バイクにテント積んで旅ってのも、いいですねえ。

三條の湯三條の湯

左:今夜のお宿。日陰なので暗いです/
右:テント場と小屋との位置関係。テントはお隣さんの。

さてさっそくお風呂お風呂。連休で客が多いので、男女別々のお風呂が用意してありました。準備をして脱衣所に入ったところでタオルを忘れたコトに気づき、30m下りて、やっぱり忘れてなかったのに気づき、30m登って再度脱衣所へ。はぁはぁ。でもこのタイムロスのおかげで、お風呂は貸し切りでした。5〜6人は入れそうな立派なお風呂で、お湯がぬるっとしています。鉱泉を薪で沸かし直してくれているのです。

三條の湯

左:空いてるときは時間制で男女入れ替えだそう/
右:女湯(内観は人がいない隙にこっそり)

た〜っぷりお湯を堪能し、チューハイ(300円)を買ってテントに戻ります。チーズクラッカーをツマミにとりあえず、お疲れさま>私。外にもちらっと出てみましたが、まだ4時くらいなのにもう冷え込みかけていて、寒さに負けてす〜ぐテント内に逃げ帰りました。

今日の夕食。食べ過ぎ?休憩しているうちにいい時間になったので、夕食の準備を始めます。今晩のメニューは野菜と豚の柚胡椒鍋。ウマウマ。最後に白握りを鍋に入れて雑炊にして〆ました。よく食べたなあ〜。その後しばらくシュラフにくるまって本を読んでいましたが、眠くなってきたので、もう一度お風呂に入りに行きました。

私が服を脱いでいる間、風呂からは「まだ熱い、熱い」という声と水音が聞こえます。入ってみると女性2人が一生懸命お湯のをかきまぜていました。どうやらしばらく誰も入っていなかったらしく、かなり熱くなってしまっていたようでした。「あなた要領いいわね〜、やっと入れるようになったところなのよ!」と言われます。あはは、すみません〜。

落ち着いてみるとお2人は、林道終点で会ったグループの方でした。「あなた飛龍山に行くのよね? 飛龍権現からじゃなくて直接行ける道があって、その入り口のところに目印に青いタオルを巻いておきましたって、小屋の人が言ってたわよ〜」と情報をもらえました。もともと、もし分かるようならその道を行くつもりでしたが、この目印の情報はすごく有益でした!

お2人が出てから、またしばらく貸し切りでお風呂を堪能します。う〜ん、贅沢。温まりきったところでテントに戻り、かなりたくさん持ってきた着られるものを全部着て、ホッカイロを数枚貼りつけ、購入後初めて使うZippoのハンディウォーマーを腹に抱えて眠りにつきます。これで、夜を乗り切れるかしら……。

■鴨沢西(11:26)→後山林道入口(11:41)→塩沢橋(12:45)→青岩谷橋(13:51)→三條の湯(14:17)

≪つづく≫

2008.11.21(Fri)

J.R.R.トールキンの『終わるざりし物語』読了。面白かった〜! 私は指輪の幽鬼なくせに、指輪以外の物語を今まで読んでなかったのだけど、こりゃ『シルマリル』も読まなきゃね。物語が終わっていないのなんかちっとも気にならないで、ホント、不完全な形で残っている神話や伝承を読んでる気になりました。

どうして一人の人が、一つの世界を作り上げることができるんだろう……。どっか別の世界にアクセスする力があるんじゃなかろか、と思ってしまう。あと、読んでる最中には映画のシーンがときどき浮かんできて、久しぶりにRotRを見返したくなりました。―――長いんだよな〜。見始めたら没頭してしまうのがわかっているだけに、なかなか観られません。

それから訳の“山下なるや”さん。指輪ファンならピンとくる名前で、でもまさか偶然なのかなーと思っていたら、後書きに「個人の名前じゃない」とあって、やっぱね!と思った。訳文も違和感ないな〜と感じていたのも、後書き読んでだからか!と納得。愛じゃよ、愛(←作品違い)。

2008.11.15(Sat)_2

≪つづき≫

海からあがってまず一目散に向かうのはトイレです。これがまた遠いんだ……。走りたいけどダイビング後の急激な運動はヤバい。なんでこうダイビングってのは制限があるのでしょう。かろうじてみっともないコトにはならずに済み、エントリーポイントに戻って2本目のタンクをセッティング。カメラの電池も入れ替え、ウェイトも1kg減らします。やっと落ち着いて周りを見回すと、ドライ講習のS堀さんが矢吹ジョーのように燃え尽きていました。うんうん、気持ちはわかるよ。

しばらく休んでから再度トイレに行って憂いをなくし、2本目は170度の根へ。まだちょっと重めだけれど、水深の浅い葉山では重め安定が一番。さっきのように過剰に空気を入れなくてもちゃんと浮いてくれます。ああ、落ち着く……。1本目はかなり焦っていたのでしょう。ここ最近ないエアの減りようで、大柄なN島さんより残がありませんでしたもの。

2本目の砂地ではホタテウミヘビ、ダイナンウミヘビ、ハナアナゴの“砂から顔だけだして待ち構えてる”三連チャン。H岩さんに勧められて、初めてホタテウミヘビの頭をなぜてみました。見かけよりぬるっとしてた……。素手で触る限り、イヤがらないそうです。おっとそうそう、2本目はH岩さんにフードを貸してもらいました。30分を超える頃から寒く感じちゃうのは変わらないんだけど、フードがあるとその後の保ちが違う! 後半、カザリイソギンチャクエビを見たりしてるときも“帰ろうよぅ”オーラは出さずにすみました。

そんな感じで久々の葉山を満喫し、あがってテラスハウスに戻って器材を洗って着替えて、そしてやっとお昼ご飯です。時刻は15時半を回ってます。きゃー。夜はUやYと約束してるのに〜。朝方、2本潜ってから食事と聞いたときに「ご飯少なめ」でお願いしていてよかった〜。親子丼を食べ、ログ付けをして、すっかり暗くなった道を逗子駅まで送ってもらいます。

ありがとうございました〜と車を降り、N島さんとS堀さんに別れを告げて、Yと落ち合い、車で来てくれるというUに電話をすると「えっショップで待ってるんだけど?」。――しまった〜。テラスハウスから電波の状態が悪くて、焦って待ち合わせ場所聞いたから勘違いしてた! 逗子駅からショップまでは近い筈だし、わかると思ったので「じゃあ行くから」と歩きだしたものの、しまった再び。方向音痴の私とYで、無事に辿りつけるワケがありません。

しばしさまよってから、諦めてショップに電話を入れ、道順を教えてもらーーーおうとしたら、H岩さんが「今から迎えに行きますよ〜」と言ってくれました。ひえええ〜そこまでしてもらうワケには〜と辞退しようとしましたが、結局お言葉に甘えるコトに。伊豆も葉山も、私がお世話になってるショップはとてもとても親切です。

こうしてやっとUとも合流。実はUとYは、皆との予定がなかなかかみ合わずに「寂しいよぅ」と泣きついた私のメールに、わざわざ出てきてくれたのでした。嬉しいなあ。

そしてこの後はちょと海岸沿いをドライブし、イタリアンレストランに入ります。カンパチのカルパッチョ、シラスのピザ、近江牛のハンバーグ(ソースが絶品!)、サザエのガーリック壺焼き、どれも美味しゅうございました。デザートとコーヒーでさんざん粘り、10時を超えてやっと店を出ます。私の終電が危なかったから、ね。

イタリアンな宴

た〜くさん食べました。美味しかった!

Uに駅まで送ってもらい、満足して家に帰りました。お寂し山から下山するのは、楽しいコトして人に逢うのに限りますね!

2008.11.15(Sat)_1

久しぶりに葉山に潜りに行ってきました。どのくらい久しぶりかというと、前日にショップに予約の電話をかけて名乗った途端、ショップオーナーのKM谷さんに大笑いされたくらい。あまりに久しぶりだからって、人の名前でそんなに笑わなくても……。器材を伊豆に置きっぱなしにしていると、違う場所になかなか潜りに行けないんですよね。1年ぶりだったかな? 今回は屋久島旅行のために器材持ってかえってきていたので、そのついでです。

さて三浦半島でのダイブだと、家を出る時間が伊豆に比べて1時間以上遅くて済むので楽ちんです。逗子駅に迎えに来てくれたのは初対面のガイドH岩さん(女性)。今日のファンダイブは私とN島さんって男性だけだそうです。その他に、ドライ講習を受けに来ているS堀さんって若い男性もいました。葉山のテラスハウスで簡単なブリーフィングを受け、ドライを借り、海岸へと向かいます。S堀さんはK林さんってガイドとマンツーマンで潜り、私はN島さんとバディでH岩さんにガイドしてもらいます。

ショップでドライに着替えてから車で海岸まで移動。ポイントの近くの道端でセッティング。これが葉山名物の光景ですなー。ダイビングやらない人から見たら、さぞ奇異にみえるコトでしょう。他にも数件のショップが来ていました。それから海へ。これまた葉山名物の、長い海岸歩きです。今回は潮が引ききっている状態ではなかったので多少は楽でしたが、やっぱ水の中を重たい器材背負って歩くのはキツいなあ〜。

テキトなところでフィンとマスクをつけ、水面移動で多少水深があるところまで移動します。エントリーと言われてBCに入れていた空気を抜くと、ありゃ、あっという間に沈んでしまいました。ウェイト8kgって重かったかな〜。去年と同じ重さでちょっと重めではあるんだけど、今シーズン初ドライだし葉山は浅めだかららイイかと思っていたのに。

なーんてノンキに構えてる場合じゃありませんでした。重い重い重すぎるっ。ドライにエアを入れても入れても浮かびません。それにレンタルなのでサイズがぴったりとはいかなくて……。まず手首から、水が入ってきました。ぎゃっ!手首のシールの上から巻いていたバンドで止めなきゃ!が、グローブをしたままだと上手く外せず、グローブを外してバンドを締めなおして……それを両腕やっている間にも体はずんずん沈んでいきます。空気空気!

ちょっと深めに移動してからは大変でした。首からごぼごぼ空気が抜けていくのです。首は大丈夫だと思ってバンドしてないのにー!(前にバンドしたら苦しくて気持ち悪くなったので苦手なのです)。抜けた分入れないと、と思って操作をすると入れた分が首から抜けていきます。どうなってるの?と触ると、首の後ろに空気がたまって風船のように膨らんでいました。きゃー。

ウェイトが重いから空気入れすぎになってるんだ、と気づいたものの、入れないと沈む。どうすりゃいいの?って焦りまくり、あ、BCに入れればいいんだと思いついたのは、しばらく経ってからでした。だって普段、ドライだけで中性浮力取れてるんだもん…。見た魚? 目玉はイロケロですかねー。伊豆でケロはけっこう見ているので、事前に聞いたときにはそれほど惹かれていなかったのですが、すんごく可愛いサイズでした! 中盤からカメラが“電池残量少”表示が出ていたのですが、これはかろうじて撮れて嬉しかったです(ピントが甘かったけど)。

ウェイト過重、水没、バッテリー切れ、ときて、最後の敵は寒さでした。実は潜る前からちょっと不安だったのですよね〜。レンタルにはフードがついていなかったのです。寒がりの私は、日本では夏でもフード無しで潜らないのにーーー。事前にちゃんと申告しておくべきでした。最初の30分くらいは「平気かな〜」と思っていたのですけど、その時間を超えてからどんどん寒くなっていきます。葉山は浅いので1時間以上のダイビングは珍しくありませんが、予定の潜水時間は60分です。耐えられるかな〜。

寒いとなると避けられないのがトイレ!です。きゃーヤバいー。真剣におむつ導入を考えるべきなのでしょうか。ああでもさすがにそれは女子としてーーー。H岩さんが後で、「振り向くたびに“寒くて耐えられない”オーラを感じてましたよー」と笑ってましたが、それでも浅瀬につく最後まで生き物探しをしてくれてました(内心、もうイイから上がって!と思ってましたよ)。

≪つづく≫

2008.11.14(Fri)

ポメラ来ました〜。今日から私もポメラニアン♪ まずは動作確認をして、ダイバー仕様にしましたぞー。ってガーデンイールを貼っただけですが。最初はオレンジがいいなと思ってたけど、白、悪くないです。嬉しいなあ♪

ポメラポメラ

ポメラ。閉じたところと開いたところ。

2008.11.12(Wed)

ずーっと前から、旅行なんかに持っていける小型のワープロがあったらイイなあ、と思っていました。ミニPC? 違うのよ、メールもWebもできなくていい。画像も音楽もゲームも必要ない。ただ文章を書けて保存できて後でPCにその文書を移せれば、いい。電子辞書とかゲーム機とかに、文書作成機能がついてればそれでもいい。1万円くらいであったら買うのになあ、と。

前に欲しくなったときもネットで探し回ったのですがなくて、こうゆう需要って少ないのかなーと諦めました。でも今日偶然、見つけてしまったのです。KING JIMのデジタルメモ「ポメラ」! KING JIMから出るってのは予想外でしたが(そっかーPCじゃなくて文房具かー)、これこれ! 私が欲しかったの、こうゆうの! いつの間に発売されてたの? ググってみたら、アンテナ張ってる人たちの間ではとっくに話題になってたんじゃありませんか

問題は値段、なのですが。定価27,300円は私の希望価格(1万円だった)を大きく越えています。でも―――安く売ってるところも、あるのよね。かろうじて1万円台で売ってるところも、あるのよね。久しぶりに、物欲が騒ぎます……。近いうちに、ポチっといってしまいそうな……。

*****

と、ここまでを帰宅後すぐに書いていて。日付が変わろうととする頃にはポチっとやっていましたよ。電子機器を実物も見ずに買うなんて、私にしては珍しいのですが……ネットで調べたら“売り切れ”表示のオンパレードなんですもん。ほらほらほら〜やっぱ需要あるんじゃないの! と喜んでもいられず、焦って唯一残っていた白をポチっとしちゃいました。税込み・送料込みで18,800円。販売されてすぐで1万近く安く買えるって、何なんでしょうねー。

しばらくすればもっと薄くて軽くて安くて本体にたくさん保存できる、第2世代が出てくるんでしょうけど。でもイイの。年末までに欲しかったんだもの。

2008.11.9(Sun)_2

≪つづき≫

予定より早く歩けていたので(バテずに登るにはこのくらいの気温のときのがイイのかも)金冷シの分岐で塔ノ岳へ行くかどうか迷ったのですが、調子に乗ると後が怖い。予定どおり塔ノ岳はパスして鍋割山へ直行するコトにします。

でもこれじゃずいぶん早いお昼になるなー。ま、朝も早かったしイイか。相変わらず、食べ物のコトばっかり考えている私。いや“ばっかり”でもないか。分岐から鍋割山の稜線歩き、とても気持ちのいい道でした。小さなアップダウンはあるものの、歩きやすい道です。紅葉もこの辺りが一番キレイでした。鹿もいました。丹沢の、ふてぶてしい鹿が。

鍋割山へ鍋割山へ

左:金冷シからこんな道へと入っていく/
右:少しは人間を怖がろうよ……

鍋割山へ

とっても気持ちのいい道

鍋割山へ

木々の間から見える景色。ああ、いいなあ……

鍋割山へ

「雲と山」って絵になる。好き

途中で25人の団体さんを追い越しました。「後ろから人が行きます〜」と声をかけて道を空けてくださったのはありがたいんですが、先頭の人を追い抜いたら、後ろから会話が聞こえました。「○○さん、付いていけばー?」「ダメダメ〜行けないわよー、歩き方が違うもの。颯爽としてる」。! さ、颯爽とはしてないけど、私のコトですよね? そんなコトを言われると、転べないじゃないですか! きゃー。早く彼らの視界から消えようと、自分のペース以上にさかさか歩いてしまったのは言うまでもありません。

鍋割山へ鍋割山へ

遠くも、近くも、紅葉紅葉

鍋割山へ

ホントに、いい道だなあ…

鍋割山へ

裸の木も多いけど、でもまだキレイ

もう大丈夫!(←何が)と思ってからはゆっくり歩き(ああ、転ばなくてよかった)、紅葉を楽しみます。葉が落ちてしまった木々の間からは、景色も楽しめます。けどここでも「もう?」ってくらいの時間で、鍋割山(1,272m)に到着〜。さっそく小屋に入り、今日の目的の鍋焼きうどん(\980)を注文します。まだお昼には早い時間なので、先客は子供連れの家族だけ。7、8歳の男のコが「やっぱ鍋割山は鍋焼きうどんだよねー!」と言っていました。そうだねえ。

鍋割山へ鍋割山へ

名残の紅葉にうっとりしながら歩いていると、

鍋割山山頂

山頂に、到着しました〜

鍋割山山頂鍋割山山頂

左:鍋割山荘/右:この天気でも人がいっぱい。人気ですなあ

注文したときは景色を眺めながら外で食べるつもりでしたが、出来あがるのを待つ間に外に出ると―――寒いっ。うどんで温まるより早く冷えてしまいそうです。余分な防寒着は持ってきているけどさー。ヘタレなので小屋の中で食べさせてもらうコトにしました。具沢山のうどんをいただいていいる間も次々登山者がやってきて、鍋焼きうどんを注文しています。1日何食出るんだろう?

鍋割山の鍋焼きうどん

これが人気の鍋焼きうどん。美味しかった〜♡

出発前に、トイレも利用しておきます。\50のチップ制。使った紙は持ち帰りでしたが、紙はあるし持ち帰り用のビニール袋は備えてあるしの親切設計です。基本的にはキレイなトイレでした。ただし使うほうがルールを守っているかというと、残念ながら。ちゃんと協力しようよねー。

鍋割山山頂鍋割山

左:ここから下りていきます。/右:少し下るとガスがかかってきました。

山頂から、まずは後沢乗越目指して下ります。下る下るひたすら下る。けっこうな急坂です。でも地面が落ち葉で彩られていて―――この色彩を踏みながら歩く気持ちよさを、どう書き表せば伝わるのかわかりません……ので、割愛! とにかく嬉しくてにんまりしてしまいます。そして紅葉に見惚れて派手に転びます。地面が乾いてるところで、良かった。それに後ろからの視線があるときじゃなくて、良かった。後沢乗越から二俣までは、杉の林。もう紅葉もありません。でもなかなか気持ちいいです。

鍋割山鍋割山

急坂だとカメラを出さなくなるので、残っている写真では
まるで平坦な道ばかりだったみたい。

鍋割山

ガスってても雰囲気いいんです。とにかくこの日は天気の悪いのが
ちっとも苦になりませんでした。悪いったって曇りですけど。

鍋割山鍋割山

左:後半は薄暗い林。でもこれまた苔てていい感じ(←なんでもいいんかい!)/右:二俣のちょい手前。これは橋がかかっているけど、橋のないところもありました。

小さな渡渉を何回かすると、もう二俣です。ここからは長〜い林道歩き。大倉までは5kmくらいだったかな? 傾斜もほとんどないので、さくさく歩きます。この林道から眺める山肌の紅葉もなかなか。私が山頂でのんびりしているうちにさっくり出発したグループが何組かいたようで、追い越すときに「小屋でうどん食べてたでしょ」と2、3回声をかけられました。皆さん、人のことよく見てるなあ(気をつけなきゃ!)。

最後の林道

林道歩きが長いのは……と思っていましたけど、意外に楽しめました。

予定では大倉に戻るのは15時前後でしたが、ずいぶん早く着いてしまいそうです。この辺りから私の頭の半分は「大倉でビールを飲むかどうか」の検討に占められてしまいました。寒いけど呑みたいなー。でも時間が早すぎて、バスの時間調べてないや。余裕があるかしら? 結果、バスの待ち時間が15分以上あるようなら呑む!になりました。……検討するほどじゃなかったか。

13時過ぎくらいから、雨がぽつぽつ降り始めました。木々が遮ってくれるので雨具を着るほどじゃありません。でも塔ノ岳をカットしたのは正解だったかも。最後の車道歩きだけ傘をさして歩き、大倉バス停に戻りついたとき―――タイミングがいいというか悪いというか。ちょうどバス停にバスが入ってくるところでした。折り返し、渋沢駅行きになるバスです。

泣く泣くビールを諦め、トイレで手だけ洗って乗客に。このときはまだ「駅の近くに店がないかなー」と思っていたのですが、駅の近くで目についたのはビールのなさそうな健全な店ばかり。仕方なく甘い缶コーヒーで妥協して、今日の山旅を終えたのでした。朝起きるのはツラかったけど、行ってよかった〜。帰路、焼き鳥を買い込み、家に帰ってからビールを空けたのは言うまでもありません。最後まで食を忘れないTo-koでした。

■大倉(7:37)→堀山の家(9:02)→天神尾根分岐(9:19)→金冷シ(9:57)→小丸(10:21)→鍋割山1,272m(10:39-11:20)→後沢乗越(12:00)→二俣(12:35)→大倉(13:30)

2008.11.9(Sun)_1

旅行から帰ったばかりでもあるしこの週末は大人しくしていよう―――と思っていたのですが、急激な冷え込みで寒々とした部屋に耐え切れず、無性に鍋焼きうどんが食べたくなって、寒い時期に一度……と思っていた鍋割山へと行ってきました。土曜日は雨でしたが、日曜はなんとか1日もちそう。曇でもイイや。と前日に荷物を詰め、眠りにつきます。

文化祭で使う衣装を作ってこれをあの人にあれはその人に……あっそのアレンジいいじゃん、紫のドレスが意外に似合うじゃん。と盛り上がってるところでアラームの音が響きます。……夢の途中でたたき起こされるのは、ツライ(文化祭って…あんた何歳だ)。眠いなー寒いなーー起きたくないなー単独だからやめても誰も困らないしー止める? 止めちゃう? 携帯に表示される時刻を睨んでの自問自答が続きますが、結局「もう起きないと電車に間に合わない」という時間、4:40にしぶしぶ起床。

電車を乗り継ぎ(途中で握り飯の朝食を済ませ)、7:02渋沢駅発のバスで大倉へ。大倉は一度来たことがあります。バス停脇に食堂やトイレがあるので安心です。ここで最終準備を済ませ、7:30頃出発しました。大倉尾根、通称バカ尾根を前回は下りに使いましたが、あのときは大バテにバテた記憶があります。それを今回は登りに使う。大丈夫でしょうか?

天候は予報どおり曇。山並みが見えているだけで良しとしましょう。道は舗装路のまま徐々に狭くなっていき、やがて山道へ。途中途中の小屋の記憶はあるものの、道についてはあんまり覚えていませんでした。最初のうちは杉並木が続きます。最初にやってきた分岐では、どちらを登っても再度合流する地点までの所要時間は変わらないとあったので、通ったことのない“大倉高原山の家”を経由する道を選びます。「パノラマ展望台」の言葉に惹かれたのもあります。

鍋割山へ鍋割山へ

左:灯りがなんだかいい雰囲気。山の入口にある民家/
右:麓から見上げたお山はこんな感じ。少し雲がかかっている。

鍋割山へ鍋割山へ

左:歩き始めの薄暗い樹林帯/右:下のほうは紅葉し始め

この辺りでリスを見かけました。そして“丹沢の門”をくぐると山の家です。小屋前からの眺めはなかなか! そして小屋の脇をちょっと登ったところに、キャンプ場がありました。丹沢でキャンプできるところがあったんだ! 知らなかった〜。小屋前には水が引いてありましたし(有料)、整地もしてある。なかなか快適そうです。でも惜しむらくは場所の半端さ……登山口から、ちょっと近すぎますよね。使うことあるかしら?

鍋割山へ鍋割山へ

左:これが“丹沢の門”/右:小屋のちょい上の天場

鍋割山へ

小屋の前からは街が一望。さすが「パノラマ展望台」

小屋の先をちょっと行くと、道はさっき別れたのと合流します。よく歩かれる尾根だけあって道が抉れている箇所もありますが、木道が作ってあったり歩ける範囲を仕切ってあったり、ちゃんと整備されている感じがするのが箱根と違います。こうして手入れをしてくださる方には頭が下がる。感謝してもしきれません。

ところで大倉尾根―――こんなに気持ちのいい道だったっけ? 見晴茶屋を過ぎた頃から急な坂も現れ始めるのですが、ひたすら登り続けるワケではなく、平坦な道もけっこうあります。途中からは木々の間から景色も楽しめます。もみじの並木……下のほうでは紅葉はまだまだ。でもそれが次第に色づいてきて、地面に落ちた葉がカラフルになってきて。楽しいです。

鍋割山へ鍋割山へ

左:急な坂/右:えぐれた道には木道が

駒止茶屋のうえ辺りでは、伐採の作業中でチェーンソーの音が響いていました。作業員のお兄さんたちはここまで歩いて登ってくるのでしょうか。ご苦労様だなー。そして伐採した杉は、どうやって下ろすのでしょう? 駒止ってコトは、昔は馬がここまで入ったのでしょうけど……。ここから堀山の家までは「え? もう?」というくらい順調でした(←つまり平坦)。

鍋割山へ鍋割山へ

左:だいぶ稜線が近くなってきた。天気ももってくれるかな/
緑と黄と赤(ちょっとだけ)が入り交じる

鍋割山へ鍋割山へ

平坦で気持ちよ〜く歩ける辺り

そしてここからがバカ尾根の真骨頂!(?) 登ります登ります。でも振り返ると相模湾が一望できるじゃありませんか! こないだは海のほうは霞んでしまって見えなかったから、こんなに見えるんだ!とビックリしました(写真も撮ったんだけど上手く写っていなかった。肉眼ならハッキリ見えたのにな〜)。曇だからこそ? それとも寒いから? そう言えば尾根に出てからは風が冷たかったです。歩いて汗はかいているんだけど、袖をまくると素肌がすぐに真っ赤になる。足を止めたら一瞬で冷えてしまいそうです。

鍋割山へ鍋割山へ

(ちょっとくすんではいるけど)紅葉が、とにかく楽しい

鍋割山へ鍋割山へ

左:天神尾根分岐の辺りだったかな?
/右:尊仏山荘もすぐ近くに見える

ときおり振り返り「あれは真鶴半島、その向こうは伊豆か……。ってコトはあれは初島? ここから見えるのかな? 反対側は江ノ島だ〜。うはータワーまでわかるじゃん!」と景色を楽しみながら登って、やっと花立山荘に到着しました〜。あ、残念ながら富士山は見えず。おなかがグーグー鳴り出していたので、ここでSOYJOY齧って一休みします。この日の最高到達点はたぶん、この小屋からちょっと登った辺りでした。

鍋割山へ

富士山が見えないのは残念だけど、それでも充分なこの景色!

≪つづく≫

2008.11.2(Sun)

10月29日から11月2日までは、家族旅行で屋久島&鹿児島に行っていました。旅行記はきっとそのうち……。

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