いつもの仲間と、新宿のエイサー祭りに行ってきました。祭りの存在は知っていたけど、見に行くのは初めてで勝手がわかりません。だというのに、友達とは「B会場で、適当な時間に」という超いい加減な待ち合わせ。私はエイサーに興味があったので、最初っから見るつもりで出かけます。おっと、そういえば好日の500円の金券があったっけ。そろそろコレ、使わなくっちゃ。
というワケで山の店に寄って軽く買い物をして、新宿通り高野前の「B会場」へ。最初の団体だけ見逃しちゃいましたが、最初のうちは人垣の後ろから首を伸ばして、途中からは最前列で座り込んで、2番目のグループから全部がっつり見られました。
最初の2つは小学校のグループ
演舞の合間には旗頭のパフォーマンスも
次のグループは大学生だったかな? 男性・女性でパートが太鼓と手踊りにしっかり別れてました。生歌、生三線あり
今度は大人も子供も参加のチーム。かなりアレンジ加えてて楽しかった! 盛り上げ役のおばさまが上手に観客も巻き込みます
次は本場、沖縄は読谷村からの参加
やっぱひと味違うんですねー。最後はぐわんと盛り上げてくれます
また地域型の、大人から子供までチーム。最年少の参加者がカワイすぎました(この後すぐにお母さんにだっこされてましたけど)
今度も本場、糸満市から。「古武道太鼓集団」とあって、他のチームとはずいぶん雰囲気が違います。カッコいいぞ
ところが演技の中盤、さあこれから盛り上がるぞってトコロでなんと音響トラブル発生です。しばらく演舞が止まってしまったのが残念〜。とっさの場つなぎなのか、その後始まった棒術(で、いいのかな? 棒を使った武道の型)が、迫力あって見事でした
このチームも勢いあって良かった。私も思いっきり叩きたくなりました
いや〜面白かった。小学校のグループもかなり踊りこんでいるし、大人の入ったグループは三線や地謡が生だったりして、迫力があります。伝統的なのから、かなりアレンジ入ったものまでバリエーションも豊か。太鼓あり手踊りありで全部見てても全然飽きなくて、見応えありました。私も大きな声で歌いたくなっちゃうなあ〜。あと指笛、覚えたいっ!
昼の部が終わったところで、伊勢丹でやってる沖縄物産展へ行き、食べ物を仕入れて屋上に向かいます(ついでに、私を狙ってデザインした?と聞きたくなるくらい私好みのTシャツ購入)。屋上では沖縄ライブとオリオンビールのフェスタをやってるんですよねー。ライブ開場から漏れ聞こえる歌を聴きつつ、たくさん飲んで食べて、最後に場所を移動してゆ〜っくりコーヒーを楽しんで、「また明日〜」と別れます。そう、同じ面子でまた次の日も……。
伊勢丹の屋上は人でいっぱい。暮れゆく空にオリオンの旗
島寿司(握り&巻きもの)、ゴーヤ入り餃子、かき揚げ3種(アオサ、もずく、ゴーヤ)、肉盛り合わせ、サーターアンダギー。もちろんオリオンビール!(ビール飲むのが2人なのに、このカップの数は?)
ウチに初めて犬がやって来たのは、私たち家族が田舎に引っ越してワリとすぐ、小学校の頃だったと思う。ダンボールに入ってた雑種の子犬の兄妹は、ころころしていて可愛かった。私たちは黒いオスに太郎丸、白いメスに姫子と名前をつけて仲良くなった。タロウとヒメが成犬になって、私と妹が東京に出て別れて暮らすようになってからも、やっぱり私の中で2匹は特別な犬だった。
タロウとヒメが年を重ねて、ヒメが産んだ子犬(もちろん父親は別の家の犬)から、両親はもう1匹を家族に加えようとしていた。が、タロウはまだまだナワバリを手放す気はなくて、小次郎も三太も家に長居をするコトはなかった。私はどちらにもほとんど会ってないと思う。タロウがとうとう3匹目を受け入れたのは、もうかなりの老犬になってからだった。ヒメの最後の出産で産まれた子犬は四之介(ヨノスケ)と名付けられ、ウチの一員になった(ヨノは、よぼよぼのタロウに最後まで、絶対服従だった)。
ヒメが死んでタロウが死んで、ヨノはウチの唯一の犬になった。タロウたちのように一緒に育った犬がいるワケでなく、「自分たちの年齢的に、死ぬまで面倒見られる犬はヨノが最後」と思っている両親に甘やかされたので、ヨノはかなりの甘えん坊だった。小さい頃に怖い目にあったコトがあるせいか、本来の性格なのか、臆病な犬だった。一緒に暮らしたタロウたちに比べ、ヨノはなかなか私に馴染んでくれなかった。だから私も「ヨノはタロウに比べて精悍さが無いんだよね〜。タロウはぴんと立った耳がカッコよかった」とか「ヒメと比べて可愛げがない!」とか言っていた。
私たちは、ゆっくり仲良くなっていった。ヨノはバカっぽいけど、バカじゃなかった。人にはよく吠えるのに、家族が招いた客には決して吠えなかった。その客が1年ぶりに訪ねてきても、ちゃんと覚えているようだった。実は、タロウよりも頭は良かったんじゃないかと思う。私と妹はそれぞれ年に2〜3回しか帰らないのに、私たちが家族だというのはわかっているみたいだった。「他のお客が来てもそんなに喜ばないんだよー」と、私たちにじゃれつくヨノを見て母が不思議がっていた。ヨノが歩くとぴこぴこ揺れる耳は、気が付けばヒメにそっくりだった。いつしかヨノは、私にとっても特別な一番の犬になっていた。
父母がしばらく田舎の家を空けなくてはいけないと決まったとき、心配なのはヨノのコトだった。父母はほかに鶏を数羽飼っていて、その鶏は人に譲った。ヨノはそう簡単にいかない。でも連れていくワケにもいかない。仕方ないので、ヨノは人に預けた。「ごめんね、寂しいけどガマンしてね、絶対に帰ってくるからね」。そう言うと、ヨノはじーっと私の顔を見ていた。
最初は2ヶ月目に様子見に、3ヶ月くらいで両親とも、田舎に帰れる予定だった。でも入院が長引いたり、予定もしてなかった治療をしたり、一度退院したと思ったら緊急で再入院をしたりで、結局帰れるようになったのは4ヶ月近く経ってからだった。今度こそホントに帰れそう、という状況になった1週間くらい前に、家族全員でペットの番組を見ていた。ヨノはどうしているかな、寂しがってるよね、早く会いたい。そんな話ばっかりしていた。
田舎に帰ってわかったのは、ヨノが1ヶ月以上も行方不明になっている、というコトだった。どうしてそれが私に伝わらなかったのかって詳細は省く。ヨノは待ちきれなくなって家出してしまったのか、と思った。悲しかったけど、すごく心配だったけど、いつかヨノがふと家のコトを思い出して、ひょっこり帰ってくる気がした。でも、探してあげてね、そう父に頼んで、私はKおいちゃんと東京に戻った。そんな偶然はないと分かっていたけど、高速に乗るまで、道端の景色にヨノを探していた。
昨日、東京の家に戻ったタイミングで、父から電話が入った。ヨノは死んでいるかもしれない、という内容だった。今日、父はそれを確かめに行ってくれた。やっぱり、ヨノは死んでしまっていた。
ヨノは私と妹になついていた。でも、父母が一緒でなければ、私たちとは頑として散歩に出かけなかった。それなのに今年の春、家に父が残っているのに、ヨノが私だけと初めて散歩に出かけてくれた。今年の正月からこっち家がザワついていて、何かが変だと不安に思っていたのかもしれない。それでも私は、ヨノが私と出かけてくれたのが嬉しかった。やっとヨノに飼い主の一員として認めてもらえたような、信頼してもらえたような気がして嬉しかった。
そのヨノの信頼を裏切ってしまった気がして堪らない。
1度だけでも、私だけでも帰ってあげれば良かった。運転が好きでも上手でもない私が、レンタカーを借りて片道250kmを走って帰るのは難しかったけど、でも不可能じゃなかった。最初に母と帰る予定だった5月の末、あのときに帰っていればヨノは死ななかったんだろうか。死ななかったんじゃないか。死ぬとしても、もう少し寂しい思いをさせずにすんだんじゃないか。
タロウやヒメのときはこんなじゃなかった。ペットが死ぬのは辛いことだけれど、生きているときに与えてくれる喜びのほうが大きい。別れのときにどんな悲しい思いをしても、やっぱりペットはいてくれたほうがいい。そう思っていた。だけど今回は、今回ばかりはダメだ。最後の2ヶ月、ヨノは飼い主と一緒にいなかった。どれだけ寂しい思いをさせたんだろう。捨てられたと思っていたんじゃないだろうか。そんな状態で死なせてしまったコトが申し訳なくて、悲しくて悲しくてたまらない。自分を責めずにいられない。
ヨノ、ごめんね。本当にごめん。愛してる。どうかあなたがもう、寂しい思いをしていませんように。
4月頭に父母が田舎から出てきてから、いろいろありました。当初は2〜3ヶ月の予定だったのに、結局誰も帰るコトなく4ヶ月近く。―――やっと、やっとのコトで、2人が田舎の家に帰れるトコまで、来ました。土曜日に母の弟、Kおいちゃんが車を出してくれ、体力要員として私も付き添っての田舎帰りです。田舎はすっかり、夏になっていました。夕方には派手な雷さまもぴかぴか。昼間は暑いですが、夜はさすがに涼しい風が吹きます。
日曜日、田舎のご近所で、いろいろと力を貸してくれているT秋ちゃんの家に寄りました。生後1ヶ月半だという仔猫が3匹。人の手の上で安心しきって、ぐるぐる喉を鳴らしてくれる小さな生き物が、愛しかったです。寄りかかって、そのまま寝ちゃったりもして。
寝てないときは動き回って、写真が撮れない〜(^^
「2人だけこっちに残しておくのは心配だけども、言って聞くようなタマじゃないからなあ」。Kおいちゃんがぽつんとこぼした台詞に、笑ってしまいます。うん、私も心配だけれども、2人の「家」に帰さないワケにはいかないよ。後はもう、その時その時に考えていくしかないもん。先々を心配しすぎても、仕方ない。
ただ帰るとき、それとは別に、大きな気懸かりがありました。
久しぶりのお山から帰ってから2日―――。ぱんっぱんにムクんだ足が、元に戻りませんっ! 足首もくるぶしもない足なんて、私の足じゃな〜いっ。手も顔も普通なのに、ナゼ足だけ、象みたいなの? いったいいつ、元に戻るのでしょう……?
悔しい週末でした!
土曜日は出かけようと思えば出かけられる状況だったので、最初は久々に山歩きしようかと思ってました。月曜日時点での予報は土日ともに曇り。梅雨時で曇りなら上出来でしょう。曇りでも楽しめそうな山を探そうとしてました。ところが週半ばくらいから、土曜日の予報に雨マークが付きます。金曜日の朝に確認したトコロ、降水確率60%! これじゃちょっとな〜と、軟弱山のぼら〜は萎えてしまい、お出かけを諦めました。
ところが土曜日目覚めてみると、窓から青空が見えているではありませんか。嘘っ! 金曜日の夜、帰宅時に空を雲がすんごい早さで流れているのを見てしていた悪い予感が、当たってしまいました。うわあああ〜ん。そこからでも高尾くらいなら行けたんですけど、低山にはキツいこの気温です。結局、神保町の夏山セール巡りをして、また散財してしまいました。小物ばっかりしか買ってないのに、なんで1万5千円、越えるんだか……。
日曜日は家のお仕事日、お出かけナシ。んなワケでどうにも不完全燃焼気味です。早く買った小物を使いた〜いっ!
火曜日に母が退院し、3ヶ月ぶりに「両親がどちらも入院していない」って状況になりました。毎日病院に行かなくてイイってなんて楽なんだ、と小躍り中。ですので、昨日はさっそく会社帰りに、夏山セールやってる店に遊びに行きます。と、Yとばったり。うわ〜びっくり。2人で散財をして、軽く飲んで、今年もどこか山に行こうよって話をして、夜遅くに帰ってきました。さあもう一度。毎日病院に行かなくてイイって、なんて楽なのーーーっ!
さてそれとは全然関係なく、最近の読書をば2点ほど。まずは藤田香織さんの『だらしな日記 食事と体脂肪と読書の因果関係を考察する』。藤田香織藤田香織ふじたかおり……どっかで聞いたコトあるけど何の人だっけ……としばらく考えて、あっネムキで書評書いてるフジタカヲリさんか!と思い当たったときの爽快感ったら! でもよく見れば、同じイラストがついていたので自力で思い出したとは言えないかも。
で、肝心の本はといえば。面白かったです。ちゃんとしてない人の日記って、なんでこんなに面白いんだろう〜。私だけじゃないと安心できるから、だけじゃない気がする。あと、読書日記を読むと普通読みたい本が増えて増えて困るんだけど、これはそっちよりも彼女が何を食べているかのほうに興味が行きました。焼き鳥をよく食べるなあ〜。それにスパゲッティも。カレーも。寿司も。外食も多いけど、手料理は手間がかかっていて美味しそう。
でも1日の食事量でいったら、私が食べている量より全然少ない日も多かったりして、太る原因は量よりも不規則な生活にあるんじゃないかと思える。日記を書いているのが2001年で、文庫化にあたって2009年の彼女が2001年の自分にツッコミを入れているのだけれど、「いったい今、何が起きているの?」ととてもとても気になってしまいます。蕎麦を食べに千円だけ持ってふらっと出かけて、マンションを買って帰ってきたその顛末が気になるので、続巻のマンション購入記も読まなくちゃ。
2冊目は益田ミリさんの『言えないコトバ』。『すーちゃん』を読んだときはあまり感じなかったのに、自意識の強い人だったんだなあ〜。ちょっとビックリしました。自分がこんな風に思われてるんじゃないか、こんな風に見られてるんじゃないかって、私も昔はずいぶん気にして不安になっていたけれど、たいていは自分の思いすごしだったり気の回しすぎだったりして、それで言えないコトがどんどん増えていくのはツマラない、だいたい相手は私が思うほど私の言動を気にしてないってのが分かって、考えるのを止めた―――つか、考えないように気をつけるようになりました。
「相手がこう思うんじゃないか、傷つくんじゃないか」とお互いに気を遣って過ごすより、何か言われたときに「ちょっとその言い方、ヒドいよ〜」と笑って言い合えるような関係を増やしていきたい。そう思っているから、私は今の自分の言動を改める気はないんだけれど、でもきっと益田さんのような人は私の言葉に黙って傷ついていたりするんだろうなーと、そう思うとちょっと切ない。自分の中で「言えないコトバ」があるのはいいんだけど、でも人に対する場合は、「言えるコトバ」を増やす方向で行きたいなあ。
雨模様の予報の週末でしたが、伊豆に潜りに行ってきました。直前にならないと予定を入れられないのがここのトコロの常で、今回も2日前になってやっと「今週末なら行ける!」と目処がつきます。こんなにギリギリじゃ無理かもな〜と思いつつ、ダメ元で仲間に声をかけてみると、珍しくYとKが空いていました。やっほー。しかしショップに連絡を入れると「既に3人の予約があって、ガイドのTが急用で休みです。のんびりしたいなら、別の日のほうがいいですよ」とSさんからの返事がきました。
……これはSさん、「日程を変えて欲しい」って暗に言ってる?とは思ったものの、こっちも隙を見て遊ばなくてはならない身です。気付かないふりで「6人までなら1人でもガイドしてもらえますよね!? よろしくお願いします」と返信メールを送りました。←鬼。Tさんには前回も会えなかったので残念ですけど、仕方ない。いろいろ溜まっているモノの発散日ですもの、雨だろうが、Tさんがいなかろうが、行きますよ私ゃ。
当日の早起きはツラかったですが、ガンバって時間通りに家を出、途中でYとKと合流して伊豆を目指します。空はどんよりで、こんな天気だからか、電車は空いていました。いつもの駅でSさんの車に乗り込んだのは、私らと常連のabさん。ショップに行ってしばらくすると、車組の男性2人もやってきました。最近足しげく通いだしている犀さんとそのお友達です。私もたぶん、前に1回お会いしてる、と思う。
全員集まったトコロで相談の結果、行き先は富戸に決まりました。年に2度しかやらない、ハーフボート狙いです。船でポイントまで運んでもらい、帰りは泳いで岸まで戻ってくるそうなので、いつもはいけない場所まで行けるみたい。そうと決まってさて出発―――となるハズが、今日はSさんが用意も全てしなくてはいけません。30分くらいの待ち時間がありましたので、abさん撮影の海のDVDを見せてもらいつつ、待ちます。ゴメンね〜>Sさん。
準備ができたところで、富戸に向かって出発です。途中のコンビニでお昼を買い込み、やって来た富戸はかなり混んでいました。そろそろ“夏だけダイバー”も出現する時期ですねえ。でも、空は相変わらずどんより。何とか夕方まで、もってくれるとイイなあ。空は曇りでも気温は高く、この時期ドライを着るのは拷問です。今日からKもabさんも犀さんもウェット。う〜ん、水温がもうちょっと上がればなあ。とにかく暑くて暑くて、早く水に入りたいっ。
1本目はいつものヨコバマです。水に入ると、あはは、これはいつもの春ですね。でも海は波一つないし、問題ありません。潜降してSさんを見失わないように―――って、これがなかなか難しい。私らとしては初心者の犀さんたちにガイドの近くにいて欲しいのですけれど、犀さんたちはリラックスムードで後ろに後ろに回ろうとします。でも今日の浅場の透明度は3〜5mくらい。振り向いたら犀さんたちがいないなんてコトになったら怖いから、私らが先にいくワケにはいきません。結果、Sさんと私らの間がかなり離れてしまって、ときどきSさんの黄色いフィンまで見えなくなります。久しぶりだなあ、こうゆうの。深場ではかなり流れがあったし、Sさんもいろいろ気を回さなくてはいけなくて、大変だったと思います。
深度を下げると、水はちょっとだけ良くなりました。7mくらいは見えたかな? でも上が濁っているので水中は暗く、魚たちも夕暮れ時だと勘違いしてるかのような行動でした。見たのはダテハゼ、サビハゼらのレギュラーメンバーとか大きなヒラメ。カワハギの♂同士が縄張り争いもしていました。そろそろと深度を上げていくと、イワシの群に出会いました。これが1本目の一番ですね。大きな玉になったり、一斉に方向を変えて突っ込んできたりの群の動きに、しばらく皆で見入ってしまいました。
と、犀さんがSさんに「残が少ない」の合図をしています。そこからはSさんと犀さんがオクトパス・ブリージングを始めたので、浅瀬でのんびり遊んでいる暇はありませんでした。そんなときに限ってヤマドリがケンカを始めそうな現場に遭遇したりするんですよねえ。写真は1枚だけ撮ったけど、少し粘って背ビレを立てて威嚇しあっているトコロを押さえたかったです。残念。エキジットポイントに帰り着き、水面を見上げると、ぎゃっ。かなりの雨が降っています。降り始めるの、早すぎだー。
雨が降っていると、ドライは大変です。しかも今日は2本目のボートの時間もある。1時半出港の予定を15分延ばしてもらいましたが、昼休みはあっという間にすぎ、昼食も立ったままかき込むのが精一杯でした。1本目のスタートも、今日は遅かったもんねえ〜。休憩時間中は、エキジットのときほどどしゃ降りじゃなかったので助かりました。時間が来たらタンクを背負って、船に乗り込みます。ボートは1年ぶりくらいかしら。富戸は漁港なので、ボートと言っても漁船です。私らは7人なので、貸切でした。
船で走ること5分くらいで、すぐにエントリーポイントに着きます。エントリー方法がジャイアントだったので、ちょっと緊張しましたけど、無事に着水。潜降ロープが設置してありますが、見下ろすとロープの先は暗い水の中に消えています。水深20mもないと聞いていなかったら怖かったかもなあ〜、と思いながら潜降をすると、海底に近づくに従って視界がよくなってきました。おお、1本目からすると断然イイ。10mくらいは、あるんじゃないでしょうか。これだけ見えると、ガイドから少し離れて自由に遊べます。
地形は砂地から岩の頭がぽこぽこ出ているような感じ。あまり人が入っていないらしく、コーラルがなかなかキレイです。なんだかショップ前の海のようだなあ。サメなんか、いないかしら。少し離れても迷子になる心配がないのをイイことに、自分勝手に獲物を探してうろうろちょろちょろ……。でもやっぱ、ガイドさんは目がいいのですよね。Sさんがヒラタエイを見つけてくれました。エイを見ようと海底に下りていくと、目の端にちらっと青いものが―――。アオウミウシかな?
いやよく見ると違います。模様がなくて、キレイなブルーに黄色の冠。なんだろ? 海藻についているのでふわふわと揺れていて、なかなか写真を撮らせてくれません。苦労していると気付いたSさんがやってきて、「ムラサキウミコチョウ」と教えてくれました。へ〜。その後は自力で、ヒラタエイの別個体も発見します。うふふ、やっぱ勝手にウロつき回れると、楽しいなあ。その後は久しぶりのサカタザメ(という名のエイ)。すぐ近くまで寄っても逃げない、どっしりしたコでした。
2本目は最大水深が18mくらいで、そこから徐々に徐々に深度を上げていきます。透明度はイイんだけど、だからか、ちょっと冷たい気がしました。でも浅くなって水温が上がると、一気に見えなくなるのよね〜。上がり際では、岩の隙間でチョウチョウウオの幼魚が遊んでいました。水から顔を出すと、雨はほとんど止んでいます。「ハーフボート、良かったね〜」と大満足で、器材を洗って着替えてショップに帰り、ログ付けをすればもう17時半。やっぱり今日は、時間がかかったなあ。ゴメンね、Sさん。
Uが「食事だけでも一緒に」と言ってくれていたので、途中駅に戻るまで空腹をガマンして、4人揃って飲みに行きました。皆、喉も渇いていたしおなかもペコペコだったので、飲んで食って飲んで食って飲んで食って。あ〜楽しかった。皆にもSさんにも海にも感謝、の1日でした。