2014.5.18(Sun)

またもや仲間に総フラれ、1人で伊豆へと行ってきました。空はぴかぴか、海はベタ凪ぎ。こんな日に出かけないなんてもったいない! 山の稜線もキレ〜イに見えて、山歩きもさぞ楽しいだろうなあ、という日和です。さすがにこの好天では他のゲストがいないなんてコトはなく、ショップには顔馴染みの厘さんご夫婦がいました。しかし外がどんなに気持ち良くても、海の中は春。ショップのSさんTさんに連れられ、期待しないでI.O.P.に出かけます。

行きの電車の中にもずいぶんとダイバーが増えてきて、I.O.P.も賑わっていました。それでも難なく休憩テーブルをゲットできる辺り、まだシーズンにはほど遠い。Sさんは檜の花粉症で陸番なので、残り4人で海に入ります。顔を水につけたときには(お、なかなかキレイ?)と思ったのですが、潜ってみるとやっぱりキツい透明度。せいぜい5mってところでしょうか。しかし人間とは慣れるもの。前回よりマシなのは確かなので(悪くないじゃん)と思えてしまいます。

海洋公園05181目はチビホウボウやサカタザメを探しに砂地へ。(←海の中でも50周年。藻がなきゃもう少しキレイに見えるんでしょうけど)。ガイドのTさんが一生懸命探してくれましたが、大人のホウボウやホタテウミヘビしか見つかりませんでした。イワシの群ともすれ違ったんですけど、なんせ透明度が悪いので、自分のすぐ近くを通ってくれないと見えやしない。透明度さえ良かったら圧巻の眺めだったかもなのにー。

自力ではクリヤイロウミウシを見つけました。肉眼では白地にの模様に見えたのでシロウミウシだと思ったんですが、写真を見てみると模様の色が違う。たぶん初めて会った気がします。ふっふっふ、前回に引き続きレアウミウシをゲットです。そしてそれを撮っている間に、また自分のグループをロストするワタクシ……。あとでTさんから「To-koさんは前回があるから、この透明度でも嬉々として写真撮ってるんだろうなあ、って思ってましたよ」と言われました。付き合いが長いので見透かされてます。

40分を超えるダイブだとさすがにちょっと体が冷えますが、陸に上がれば気温は25℃で快適そのもの。海洋公園0518風もほとんどなく、「梅雨前のこの時期が一番いいねえ〜」とのんびり昼食休憩。冷えた体もぽかぽか陽射しに温まります。(→肉眼では伊豆大島の集落もハッキリ見える好天気。ハウジングに入っているので水滴つきでごめん)。

1時間半くらい休んで、2本目は1のへ。ハナタツ狙いで、1匹はTさんが見つけてくれました。そして根の先端に行くと―――寒っ。水深20mを超えた辺りに冷たい潮が入っています。ここにハナタツがもう2匹いるというのでTさんが探しに行きますが、なるべく下りたくない私らゲストはもう少し浅いところで待ちます。(なにか見つけたら呼んでくれるから、呼ばれたら行〜こうっと)。

ふと気づくと足元の水が抜けていて、空中に浮かんでいるみたい。ちょっと足元がぞくっとします。冷たい潮のところだけ、透明度がいいんですね。ここは10mくらいは見えていたかな。Tさんはかなり粘って探していましたが、ハナタツたちは隠れてしまっているようでした。仕方なく、クエ穴の上くらいで自力でアオウミウシを見つけます。浅いほうに移動すると水がぬるみ、したがって透明度も落ちました。1本目より悪く、4月と同じ感じになっています。

最後はオクリダシの入江で遊びますが、ここにもあんまりめぼしい生き物はいません。ヘビギンポとかムカデミノウミウシはたくさんいましたが、たくさんいると有難みが薄れるのは人間の勝手です。しばらく見ていないコケギンポでも見つからないかな〜と岩肌をチェックしてみましたけど、残念ながらダメ。まぁコケギンポってガイドに教えてもらっても、カメラをセットして目線を戻すともうどこにいるのかわからなくなっているくらいこっそり生きているので、自力で見つけるのは難しいかも。

陸上に戻ったところで、厘さんダンナさんが足を痛めてしまいました。冷たい水にしばらく入っていたので攣ってしまったのかな。これからは陸と海の温度差がどんどん大きくなっていくから気をつけないとね。器材を片づけショップに戻ったら、外のデッキでログ 付け。ああ、なんかリゾートにいるみたい。だいぶ陽が長くなったので、厘さん夫妻とショップで別れ、駅に送ってもらうときにもまだ夕暮れの気配もありませんでした。この日はまっすぐ帰って、洗濯。

しかし今年に入ってから、まだ仲間の誰とも一緒に潜っていない。次はそろそろ誰かつかまるとイイなあ〜。

今回のログはコチラ(429本目)とコチラ(430本目)。

2014.5.17(Sat)

最近ちょっと舞台熱が戻ってきていて、Yにお願いしてまたチケットを取ってもらいました。今回は宝塚。何年ぶりかなー。たぶん人生で4回目くらいの宝塚です。月組公演で、内容は『宝塚をどり(和のレビュー)/明日への指針(プチ・ミュージカル・プレイ)/花詩集100(グランド・レビュー)』の3本立て。宝塚初心者にぴったりな、広く浅く楽しめる内容です。今まで見たのはお芝居中心だったし、和のレビューは見たコトなかったので、どんな内容なのか楽しみ。

宝塚は久しぶりなので、まず劇場の熱気が楽しいです。隣の劇場?ホール?ではジャニーズの公演をやっているらしく、隣の建物は若いお嬢さんたち(つかガキんちょたち)に取り囲まれていますが、宝塚劇場の客層はぐっと年齢が上がります。いや若い人も多いんですけど、気合の入った大きなお姉さま方も多いです。男性客はちらほら。ファンクラブがあり、スターたちの写真が入ったグッズが売られ、大階段を思わせる正面階段では記念写真を撮る人も多い。うふふ、ますます楽しくなってくる。

ちなみにYは昔、某トップのファンクラブに入っていて、今でもほぼ毎公演を見ているくらいの宝塚好きです。私は誰かに入れ込んだり通ったりはしてませんが、でも宝塚は好き。大劇場では大がかりな舞台装置とか大人数での迫力のシーンとかを観たい、と思っている私にとって、宝塚の舞台は一つの“正解”です。ただ笑っちゃうシーンもあるにはあって、例えば以前宝塚で『ブラック・ジャック』をやったとき、手術シーンでブラック・ジャックが包丁みたいに大きなメス(←通常サイズじゃ舞台じゃ目立ちませんもんね)を持って踊りだしたときには吹き出しそうになりました。でもそうゆう愉快さも含めて、宝塚が好きなのです。

んで今回の公演でも、笑っちゃうシーンがありました。和のレビューでは、よさこい節がいきなりアップテンポになり、鳴子を打ち鳴らしながらの振付もジャズダンス風になって盛り上がったとき。グランド・レビューでラインダンサーがわらわらわらわら増えたとき。あれたぶん、出演者のほとんどが出てたんじゃないかなあ。その前に初舞台生39人もラインダンスをしてたんだけど、その倍、たぶん100人くらいが一斉に足を上げるんだもの。壮観。普段男役をやってる人も肌もあらわに足を振り上げてるんだよねえ。気持ちよくキレイに足が上がるなあ。面白いなあ。

ミュージカルは30分くらいのもので、これはさすがにちょっと物足りなかった(話も浅すぎるし、見せ場もそう無い)けれども、レビューは宝塚100周年の特別版らしく、とても面白かった。見慣れているYも「衣装がすごく良かった」と喜んでました。私は見ながらつくづく(日本人って面白いなあ〜)と思ってました。他の国でこんなショーが見られるところ、あるかしら? なんで女だけでレビューやろうなんて思ったんだろ。戦争で男がいなかったから? 歌舞伎は男だけだから、逆バージョンもあってもいいと思ったから?

宝塚の歴史は知らないのですが、とにかくそれが100年も脈々と続いていて、今もこれだけファンがいて愛されて、親子でさらには三世代で見に来ている人も多くて、子供からおばあちゃんまで夢のきらきらしい世界に連れて行ってくれる。なんかね、日本人で良かったなあ、とまで思っちゃいました。2階席だったし、衣装がころころ変わるしで役者の区別はほとんどつかなかったんですが、娘役の愛希れいかさんの歌声は良かったな。あとたぶん準トップの人が好みでした。

というワケで休憩含めて3時間みっちり楽しみ、Yと豚の美味しいお店で飲んで、21時頃帰途につきました。明日は早いから、早めにお開き。今週末はちょっと盛りだくさんです。

2014.5.14(Wed)

今日、人生初の胃カメラのんできました。4月頭くらいからなんとなく胃の調子がおかしくて、症状は「昨日食べ過ぎたかな」程度の胃もたれ胸焼けなんですが、これが治まらない。お酒を控えても消化のいいもの選んでも1日絶食までしたのに、治まらない。さすがに不安になってきました。ひょっとすると悪い病気かも、と考えると妄想女王の本領発揮でどんどん不安になってきます。……考えてみると今まで一度も胃の検査したコトなかったし、ここらで一回ちゃんと調べてもらおうか。

んで連休の終わった先週末の土曜日に、胃カメラが上手そうな医者を調べて行ってみます。「胃カメラ希望」とこちらから言ったからか触診と問診はあっさりで、とりあえず薬が出て検査の日が決まります。最初は予約を取れるのは6月って話だったのですが、キャンセルが出て今日の検査となりました。検査までの日程が短くなったのは良かったです。だってたった4日でも悪い想像はとどまらなかったから―――。問診の際に先生が言った言葉を思い出しては裏の意味を考えてしまいます。

「空きがあったら早めに予約入れてあげて」と言ったのは、遅くなると手遅れになるからじゃ? 具合の悪さを説明していたら「そうでしょうねえ」と言ったのは、触診で異常がわかっていたからでは? 症状が軽いのでたぶんたいしたコトないと思う反面、「本人も全然自覚してなかったけど大病だった」って話も脳裏をよぎり、がーんとなってしまう展開も考えちゃいます。理性的に考えればたぶん軽い胃炎とかその程度だとは思うんですが、理性的になれないのが妄想女王です。きゃああああ。

んで本日です。胃カメラの先生が問診した初老の先生ではなく、ホストみたいなチャラい雰囲気の若い先生だったは意外でした。私は喉が弱くてすぐウェッとなってしまうので、楽だという麻酔使用を選びます。すぐに効いてすぐに覚める、静脈に注射する、一応全身麻酔だそうです。「うとうとっとして、気がついたら終わってますよー」と看護士さんが言っていましたが、これが全然効きませんでした。少なくとも眠りはしませんでした。検査中ずーっと背中をぽんぽんと叩いてくれていた看護士さんの手の感触もはっきり感じてました。

でも苦痛もまったくありませんでした。これが先生の腕なのか麻酔のせいなのかは不明。検査自体は15分くらいで終わり、部屋を出る前に先生が「大きな問題はありませんでしたよ」と言ってくれたので、その後説明までの長い長い時間も落ち着いて過ごせました。でなければまた妄想炸裂させてます。やっと呼ばれて写真見ながら説明してくれましたが、胃そのものはキレイ。つるっとしてるし、色もピンクで均一で、「あまり胃がんの心配をしなくていいタイプ」と言ってもらえました。ただごくごーく軽い逆流性食道炎と、胆汁の逆流の跡があるそうです。

「どうします? 薬出してもいいですけど、様子見でもいいですよ」。話を聞くと、問題ないレベルだし、放っておいても深刻な病気に進行する心配もない、とのコトで迷いなく様子見を選びます。というのも、深刻な病気じゃなかったら薬も断れないかなと思っていたからです。最初にもらった薬(胃酸を抑える薬と整腸作用のある薬でした)もあんま効果なかったし、薬になるべく頼りたくない……。とは言え、胃もたれ等の症状が無くなったワケじゃないので、食事と漢方薬くらいでなんとかしたいと思います。

それにしても、無駄な妄想で済んで良かったあああ〜。

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