2012.10.31(Wed)

週末に放映された、グランプリシリーズのカナダ大会をやっと見終わりました。毎年のコトだけど、毎週試合があるこの時期は忙しい〜(←TV見るのに)。さてさて、怪我から復活の織田くん。キレ〜いな4回転+3回転をきっちり決めてくれて、大きなミスもしないで、そうなると彼のスケートの滑らかさが際立ちますねえ〜。やっぱり好きだー。チャンとフェルナンデスには点数で及ばなかったものの、ポーズの美しさは彼がダントツだと思います。どこを切り取っても絵になるもの。

去年辺りからチャンに感じる拒否感が薄れてきて、普通に見られるようになったのも嬉しいところ。今回はジャンプが安定していませんでしたが、スピードと安定感はさすがです。優勝のフェルナンデスは今まであんまり印象に残っていなかった選手なんですけど、高くてキレイなジャンプを飛ぶ選手なんですね。羽生くんが惚れたというだけあるなあ。私ご贔屓のアモディオのフリーも見たかったなあ。せめて5位までは放映しようよ。

んで女子。シニアGPデビューのケイトリン・オズモンドがいきなり優勝です。でもこれは納得。ショートから堂々とした演技で、とてもデビューとは思えません。くるくる変わる表情も魅力的だし、可愛い。わーい、また好きなタイプの選手が出てきたぞー。エリザベータ・トゥクタミシェワは、ちょっと去年の勢いはなかったな。やっぱり鮮烈デビューを飾った後のシーズンは苦しいのかしら。ショートで首位にたったエレーネ・ゲデバニシビリの演技も良かったなあ〜。表彰台に縁遠い選手だそうなので、今回は初表彰台かと思いましたが、フリーで急落しちゃって残念なり。

でも、あっこちゃんと佳菜ちゃんの2人が表彰台に並んでくれたのは、やっぱ嬉しかった。佳菜ちゃんは、ちょっと顔が変わりましたよね? 少し締まったのか目が大きく見えて、大人の表情が似合うようになりました。プログラムも去年みたいに背伸びした感じじゃなくて、彼女に合ってる。フリーはもうちょっと、点数が伸びると思ったんだけどなあ。もっと踊りこんで、タンゴらしいキレのある演技ができるようになったら、ぐぐんと伸びてくれるかな。

あっこちゃんの演技は今年も好き。とても佳菜ちゃんと10歳違うように思えないのは、あの生き生きした表情にあるのでしょうか。ショートで5位だったのに、フリーの点数は1位で一気に2位まで浮上しました。ジャンプのミスを演技構成を変えてカバーしたらしいのですが、どこがアドリブだったかわからなかったよ! 解説の荒川さんが「直前までジャンプの調子が悪かった」とおっしゃってましたが、それでもこの結果です。いつまでも初々しくてそうは見えないけど、そこはベテランならではですねぇ。すごい。

次は―――中国大会か。客席からブーイングとか、まさか無いよね、とちょと心配。

2012.10.28(Sun)

週末は、ちょっと間があいてしまった田舎帰り。だいたいは金曜日に祖母宅に泊まって土曜の早朝に出発するんだけど、それだと早く着きすぎてしまって向こうで店が開くのを待つハメになる。なので、今回はいつもより30分だけ遅く出発しました。……それだけで、渋滞に巻き込まれるんだよなあ〜。いや事故渋滞だったから、出る時間は関係ないのかもだけど。

それでも昼ごろ田舎の家に着き、昼食をとってお昼寝をして、午後は畑へ。来年の春に菜の花畑が見られればいいなあと、ボーが雑草を刈っておいてくれた畑にせっせと種を蒔いてきた。ちょっと驚いたのは畑の土の柔らかさ! 母が一番手をかけていた畑だったけれども、もう3年近く手を入れていない(端っこにちょっと花を植えたくらいだ)。だからもっと土が固くなってると思ったのに、さすがだ>Tammyちゃん(←母)。

「毎年耕して、もう石なんか一個も残ってないと思うのに、毎年必ずいくつかは出てくるんだよね」とTammyちゃんが言っていたとおり、今回も鍬の先にこつんと当たる石が3つ4つ。ホントだね、まだあるよ、と母と話しながら土をいじる。やっぱこの畑だけは、雑草だらけにしたくない。暗くなりかけるまで畑にいて、夕食をとった後はボーとビール飲み飲み近況報告(&宗教談義←そうゆうややこしい話が好きな人なのだ)。

田舎の花田舎の花

左:玄関先に咲いていた名も知らぬ小さな花。花びらがアニメのカエルの足跡みたい/右:畑に咲いていた現の証拠(ゲンノショウコ)

翌日曜日、外の明るさに(6時くらいかな…)と時計を手にとってビックリ。8時過ぎてるよー。2度寝して寝坊するコトはあるけど、たいてい7時前には目が覚めるのに。慌てて朝食をとって、また畑へ。昨日の続きをやっていたらあっという間に午前中が終わっちゃいました。朝から雨かと思っていたのに、午前中は天気がもってくれて助かった〜。おかげで予定してた広さ全部に、種を蒔き終えられました。

チー&Nao夫妻のとこでお昼をご馳走になってお喋りしてるうちに、雨が降ってくる。最初は種蒔き後でちょうどイイじゃんと歓迎したけど、徐々に強くなる雨足に(種が流れちゃわないかな)と今度は心配になってきました。ちゃんと畝を作れば良かったなあ。でもそしたら時間内に終わらなかった。まぁ終わってしまったモノを悔やんでも仕方ない。蒔いた時期もちょっと遅かったけど、根性見せて発芽してくれ〜。

帰りがけに村のY子おばにお茶でも呼ばれようかな、と少し早めに家を出る。……けど、雨のせいかY子おばも早めに町に下りたらしく、家には誰もいない。じゃあ帰るか〜。今日はいつもより早めに帰れるかな、と思ったけど甘かった。雨で視界が悪いせいか、あちこちで事故渋滞が発生してる。おまけに変な車にも絡まれてどっと疲れました。結局、いつもとそう変わらぬ時間に祖母宅に着き、最終バスで自宅へ。

次に行くときは、タイヤを冬用に替えなきゃなぁ。

2012.10.23(Tue)

グランプリシリーズの季節ですね! 週末は出かけていたので、録画しておいたアメリカ大会を今日、見ました。日本人男子が表彰台独占と聞いて楽しみにしていたのに、BS入れてないので見られたのは試合の極々一部だけだけど、その範囲で感想をば。

まず男子。5位のジェレミー・アボットは……太った? 衣装のせいかもしれませんが、なんかムチムチしてない? 3位の町田樹くんは……う〜ん。「演技の町田」と紹介されてましたが、彼に特別な演技力は感じません。ジャンプさえ成功していれば、アボットのほうがずっといい演技だったと思う。あと町田くんは、肌が汚いのよねー。美を競う競技なだけに、顔立ちは悪くないだけに、もったいない。演技中の顔のアップは、正直見たくないです。解説の佐野稔さんが言っていたように、確かに背中はキレイなんだけど。

ショートで最高得点をマークした羽生結弦くん(あの4回転の華麗なコト!)のフリーは残念でした。佐野さんが「そんなに甘いもんじゃない、修行して出直して来いとフィギュアの神さまが言ってるんですよ!」と力説してのがおかしかったです。でもまだまだ伸びる17歳。次の大会でもきっと、もっといい演技が見られるでしょう。優勝の小塚崇彦くんは安定してました。でも今回は、彼が特別良かったというより、他の選手が自滅したって感じに見えたなあ。彼もこの先、もっと完成度の高い演技を見せてくれそうです。

そして女子。今井遥ちゃんは、見るたびに「誰か化粧教えてあげればいいのに…」と思います。日常のメイクではそうでもないのに、試合のメイクだと目が小さく見える。あと全体に大人しい優等生タイプの演技なので、もっと個性が見たいなあ。レイチェル・フラットは……また太った?(と、同じコトを去年も言っているので、たぶん思い違いだろうけど)。でもでもね、火の鳥のプログラムは止めたほうがイイと思うの。「赤い鶏」じゃなくて、今年は「鶏の丸焼き」を思い浮かべちゃいました(脳内で「火」+「太った鳥」=美味しそう、の等式が数ナノ秒のうちに成り立ったものと思われ)

逆にスマートになっててビックリしたのは、アリーナ・レオノワ。去年もキレイになったなあ、とは思ったけれども、今年は際立っていて、リンクに出てきたとき一瞬わかりませんでした。国際試合に出てきた頃は、彼女もどちらかと言えばぽっちゃりだったよね? 美人と言うよりファニーフェイスだったし、こんな美女になるとは思ってませんでした。ショートの調子が悪かったようだし、フリーのジャンプも安定してませんでしたけど、演技はさすが。彼女は演技の幅が広くて、色んな顔を見せてくれるのが嬉しいです。

イタリアのバレンティーナ・マルケイも、表情が良かったなあ。3位のアデリナ・ソトニコワは、なんかもうベテランの風ですねえ。2位のクリスティーナ・ガオは、初めて見たかな? 真央ちゃんやキム・ヨナはシニアデビューの頃から、ときどきハッとするくらい美しいポーズがあったのだけれども、彼女は今のところ生硬な印象で、残念ながらあまり魅力を感じません。まだ若い選手なので、そのうち大化けしてくれるとイイな。

最後まで彼女がトップだったので、(え〜っ技を決めればいいってもんじゃないでしょ〜、このまま優勝だったらイヤだなあ)と思っていたら、滑走最後のアシュリー・ワグナーがやってくれました(ところでワグナーってまだ21歳なんですね。なんかずっと前から活躍してる気がして、24歳くらいの気がしてた)。決めるところはきっちり決めて、そして魅せてくれて、やっぱそういう人が優勝しないとね。ただ、あのオレンジの衣装は今イチ、彼女の肌に映えないなあ〜。

さて次はアッコちゃん、佳菜ちゃん、織田くんだ。た・の・し・み♪

2012.10.20(Sat)

10月はやたら週末の予定がたてこんでいるので、ここなら行けるかな〜と唯一空いてた20日の土曜日に伊豆で窒素を吸うべく、馴染みのショップに予約のメールを入れました。17日の水曜日のコトです。ところが返ってきたメールには「20日は台風直撃の予報です。東も西も大荒れなので、別の日にしたほうがいいでしょう」とありました。え〜っ伊豆なら台風でも、東か西のどっちかで潜れるんじゃないの? でも別の日といっても、11月までは休日に空きが無く、直前まで様子見をするコトにします。

と、木曜日から急に台風の足が速まりました。金曜の夜に電話をしてみると「西なら行けそう」との返事です。よし! というコトで、今日は朝もはよから電車に乗って伊豆に行ってきました。最寄の駅でピックアップしてもらったのは私とabさん。「1年ぶりくらいじゃない?」と言ってましたけど、そんなにお会いしてませんでしたっけ。お互い月イチくらいのペースで通っているのに、会わないときは会わないものです。もう2人予約が入っていたけど、その方たちは予定を変更したそうな。

空は雲が多めながら、昼からの回復が予報されています。東の海は電車の窓から見たより荒れているようですが、西は早めに回復したそうなのでそっちに期待し、ガイドのSさんと3人で井田に向かいます。峠を越えて着いた井田は穏やか〜な海が広がり、そして台風後の濁りを敬遠したのか、とても空いていました。まぁ濁りは覚悟の上だし、こりゃのんびり潜れてイイかもね。慣れた3人だけなのでさくさくっと準備して、水に入ります。あ、前回フリーフローしたオクトは修理済みです。

結局、オクトの故障ではなくファーストの異常でした。ちょっと前に、Uの同じ理由でオクトのフリーフローがあったんだけど、ファーストの異常がオクトに出る現象は稀とのこと。同じ時期に買った同じ商品なのは関係あるのかな? BCホース交換もあったので、OH代金が高かった……。・゜・(つД`)・゜・

海の中は、おお、なかなかイイじゃあないですか。この時期の透明度ではないけれど、昨日までクローズだったコトを思えば全然オッケーです。浅瀬ではきらきらソラスズメダイ、ちょっと探すと(←Sさんが)台風で飛んでいってしまったかと思っていたニシキフウライウオが2匹。イイジマフクロウニをナイフでひっくり返すと(←Sさんが)ゼブラガニ。ムチカラマツを探すとガラスハゼが1匹、2匹。コロダイの幼魚やトゲチョウチョウウオ、フタスジタマガシラ(yg)も岩の陰でうろちょろしてて、秋ですねえ。

折り返し地点のコンクリ塊で、Sさんがスジハナダイの幼魚を教えてくれました。でもちょっともじっとしていてくれなくて臆病で、全然写真が撮れません。可愛らしいサイズのミノカサゴも、近くに寄ってきます。これ、こっちに用がないときには近寄ってくるくせに、写真を撮らせてもらおうとすると顔を背けるのよねぇ。深場から深度をあげているとき、Sさんが興奮した様子で何かを指さしています。彼が示すほうには―――タカベの壁!(ダジャレにあらず)。数は特別多いワケではなかったけれども、群の密度がスゴくて視界を遮るほどで、まさに壁でした。

昼食休憩を終えたら、さあ2目。今シーズン初めてのドライ(最後までちっとも寒くならなく て、超快適)だったので、1本目は冬と同じウエイト量で潜ったのだけれども、インナーの枚数も少ないこの季節ではさすがに重く、2本目はウェイトを1kg減らしました。潜降はスムーズにいきましたが、潜った水の中は、ありゃりゃ残念、濁ってしまっています。それでも深度を下げれば10mくらいは見えていましたけど、1本目に比べれば暗いなあ。

2本目も極小のアオサハギやらコクチフサカサゴやらアカホシカクレエビやら、賑やか。ナゼか、ヒフキヨウジやイシヨウジを自力で3個体も見つけちゃいました。自分で生き物を見つけるのって、ホント嬉しいんですよねえ。特別な魚はいなくても、井田の海では群を見ていれば飽きるコトはありません。キンギョハナダイのなかに、薄紫かかったちょっと違うのが混じっているなあと思ったら、これはアカオビハナダイ?の♀だそう。透明度があまり良くないので遠くが見えませんが、魚の群れの気配はちらちらとしていました。

ちっとも寒さを感じない快適温度なので、2本目もゆったり最後まで遊んでエキジット。Sさんに「もう1kg減らせるんじゃない?」と言われましたが、最後の浅場で安定するためにはやっぱりちょっと重めがいい。しばらく今回の重さで行ってみま〜す(でもインナー変えるとまたウェイト量が変わるんだよなあ。難しい)。Sさんが海岸で売ってた早生みかんを買ってくれ、それを食べ食べ東に戻ります。夕方には、東の海もだいぶ静かになっていました。

ショップ前の海

静かになったショップ前の海。浜辺に咲いているのは……

ショップ前の海

浜昼顔(ハマヒルガオ)ですかね? 葉っぱがちょっと違うかな?

ゆっくりログ付けをして、abさんはいつものようにショップに泊まるそうなので、1人で帰りの電車に乗り込みます。途中の乗換駅で駅そばでも食べようかと思ったのに、すごく混んでいたのでお握りとチューハイを買って電車に乗り、それを食べたら後は爆睡。帰ったらお誘いをかけていたKから「ダイビングって日曜じゃなかったの? 今起きたんだけど……」ってメールが入ってました。ざーんねーん。

2012.10.10(Wed)

蛇蔵&海野凪子『日本人の知らない日本語 3』読了。大好きなコミックエッセイだったので、ひと段落ついてしまったのが残念なくらいです(まぁ4巻も出るみたいですが)。日本語学校の生徒たちが個性的で魅力的で、日本語の言い間違いも楽しく、彼らが日本を好きでいてくれるのも嬉しいけれど、何より素晴らしいのは凪子先生です。生徒たちの答えに詰まるような疑問にも真摯に、優しく対応してくれて、私もこんな先生に日本語教えてもらいたい〜と思うくらい。

自分が日常使っている言語でも、改めて聞かれると説明に困るコトってありますよね。私、ずっと以前にバスの中で日本語を勉強中という女性に話しかけられたコトがあります。「結ぶ、と、束ねるって、どう違うんですか?」と。えーっとえーっとと考えながら、「束ねるは結ぶの一種なんだけど、髪とか花の茎とか、細長いものを一つにまとめるときに使う」というような内容を、しどろもどろで答えました。凪子先生のわかりやすい解説には、日本人の私も「あっ、そういうコトか〜」と膝を打ってしまいます。

ところで今回(ああやっぱり)と思ったエピソードは、「先生に様をつけるのがおかしい」と指摘された韓国人生徒が「韓国ではつけます、先生様、社長様です!」と反論するヤツです。実は最近、祖母が楽しみにしている韓国ドラマ『イ・サン』を見る機会が2回ほどあったのですが、私、その中で王を「王様、王様」と呼ぶのが気になって仕方なかったんですよ。……王ってのが敬称なんだから、様はつけなくてもよくない? 王様って呼び方は童話っぽくて、この真面目そうなドラマにはそぐわなくない?

んで、吹き替えの台本を書く人がわざわざ「王様」という言葉を選ぶとも思えないし、韓国語では王にも様をつけるのかなーと不思議だったんです。んで今回この本を読んで、やっぱりそうだったのかーと納得したんですけど、でもやっぱ日本語に訳す段階で様は省くべきだったと思いますねー。てか、こうゆうのってファンタジーや童話を読んでないと、気にならないんだろうか? 私はとってもとっても変だと思うし雰囲気ぶち壊しだと思うんだけど。

もう1冊、加納朋子『無菌病棟より愛をこめて』も読了。こちらはいきなり急性白血病になってしまった加納さんの闘病記です。状況を受け入れて、自分にできるコトを精一杯やって、小説家だからか自分を客観視もできていて、実際には相当辛かったのであろう治療も、さらっと軽く書いてらっしゃいます。ご家族やご友人の助力も、これは彼女のお人柄あってなんだろうな。いろいろ思い出しちゃって辛い部分もあったけど、読んでよかったです。

が、一番の感想は「骨髄移植って、こんなに大変なのか!」ってコト。白血病になった人が身近にいなかったから、私のイメージはもっぱらドラマや小説から得たものばかりなのですが、それだとマッチするドナーが見つかる→やったやった大団円、って感じじゃないですか? その前後の処置がそんなに過酷なものだとは(致死量の抗癌剤を流し込むって!)、寡聞にして全く知りませんでした。癌治療ってホント、紙一重だよね……。

しかし加納さんの作風から、彼女がこんなにオタクだとは読み取れなかったな。『賢い犬リリエンタール』の打ち切りに関しては、加納さんと全く同意見です。

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