2012.5.27(Sun)

≪つづき≫

とくに予定がない今日も、起きたらいいお天気です。宿の目の前の湯ノ湖はまさに新緑まっさかりで、目に気持ちいい風景が広がっていましたので、同室のmmさんと朝のお散歩にふらりと出かけました。mmさんはアウトドアは好きだけど、昨日のような残雪や岩の山はダメみたいで、女峰山では「花と緑を期待してきたのにー」を連発していました。うん、私もちょっと、そっちを期待してたんですよねぇ。日光の寒さを、舐めてたな。

日光日光

左:硫黄の匂いに溢れた今回の宿/右:湖畔のボートにハクセキレイ

日光

やっぱりお山には、雪がけっこう残ってますねえ。昨日山頂で見たイワツバメが、湖畔でも飛びまわっていました

日光

目の前に湖。いいロケーションだなー

日光

日光

新緑とか、山桜とか。こうゆうのが見たかったんだよねー、と

日光

宿の前にい〜〜っぱい咲いてたこれは、園芸種かな?

鳥や花を愛でつつ30分くらいそぞろ歩いて、朝食前に温泉へ。あ〜極楽。んでそのまま帰るのもツマラないので、今日は幹部メンバーオススメの半月山展望台に寄るコトになりました。中禅寺湖をぐるっと回りこみ、うねうねの山道をぐんぐん登って、道の終点が大きな駐車場です。標高を上げるにしたがって、見た目でもハッキリわかるくらい緑が少なくなっていって(昨日の山、再びか?)と思いましたけど、さすがにそこまで寒くはなく、駐車場からのんびり歩いても30分くらいで行ける展望台までの道は、ところどころで菫やアカヤシオなどのお花も楽しめました。

日光

大きな駐車場からちょろっと登ります

日光

赤八汐(アカヤシオ)

日光

これもアカヤシオかなあ? ずいぶん色味が違って見えます

日光

駐車場がだいぶ遠くなりました

日光日光

左:足元には菫。立坪菫(タチツボスミレ)でどうだ/右:展望台

展望台から見える八丁出島は、「よく紅葉の時期に、ニュースとかで使われてる絵」と聞いたときはピンとこなかったんですけど、実際に見れば「ああ、ここか!」とすぐにわかる地形です。おー、これがもこもこの紅葉になっているトコロも、見てみたいぞ。中禅寺湖の向かいにはどどんと迫力の男体山。山頂付近と、女峰山辺りが雲で隠れてしまっているのは残念でしたけど、白根山や昨日はみえなかった皇海山なんかがキレイに見えてました。そっか、以前Kおいちゃんと行った足尾の松木渓谷は、この近くになるのかー(←地図が読めない女)。

日光

八丁出島〜♪

日光

男体山って中禅寺湖からすぐに立ち上がってるんですね

日光

白根山方面

景色をのんびり楽しんだら、半月山山頂はパスして駐車場に戻ります。途中、バスから団体さんが降りてくるのが見えて、「あの人たちが登ってこないうちに!」と急いだのですけど、ムリですた……。40人くらいの団体さんだったかな? 山登りツアーではなく、どこかの自治体が主催する「健康推進活動」かなんかだったみたいで、山慣れてない風の皆さまが杖を片手にぜいぜい息をしてらっしゃいました。しかしあの展望台、40人は入れないと思うんだけどねえ〜。車に乗り込んだら、少し下った第二駐車場にも寄って写真を撮り、これで今回の旅は終わりです。

日光日光

駐車場にはかつて銅山で使われたトロッコが置いてありました

日光

一番高いのが皇海山。谷間の辺りが松木渓谷

日光

これは第二駐車場から

中禅寺湖まで下りてお土産もの屋さんに寄って、そこで解散。車3台が思い思いに帰路につきました。私も往路と同じ都内組の車に乗せてもらい、途中のSAでお昼を食べて、上石神井駅で降ろしてもらいます。そこから新宿に出て、ザックを背負ったまま翌週の結婚式出席のためのワンピースを物色し、好日でスパッツも手に入れて、やっと帰宅。朝は涼しい風のなかで湖畔を散策していたのに、夕方の人ごみでぐったり疲れてしまいました。でもま、楽しかった〜。んでやっぱ、次に行くときは女峰山から大小真名子山を縦走したいです。

2012.5.26(Sat)

3月の明神ヶ岳に続き、会社の人たちの登山活動に参加させてもらって、日光は女峰山に登ってきました。前泊した祖母宅近くで5時にピックアップしてもらい、途中でもう1人拾って、一路日光を目指します。予報は快晴!のハズでしたが、ちょっと雲が多いかな〜。そして暑そう。新緑の気持ちいいいろは坂を抜けて、戦場ヶ原の傍ら、三本松茶屋で他2台の車と合流します。メンバーに一部変動はあるものの、今回の参加者は9名と、前回と同じ人数でした。そこから志津乗越まではカラマツの新緑が美しい林道で、ちゃんと舗装もされています。

女峰山女峰山

左:集合場所からの男体山/右:志津乗越の駐車場

私らの集合時間は遅めだったので、志津乗越の駐車場はほぼいっぱいになっていました。隙間に車を止めて、歩き出したのは9時。できたら大小真名子山も縦走した〜いとか言っていたけど、これじゃ無理っぽいですねえ。駐車場で1,785mの標高があるので空気は冷たく、新緑の気配もまだ届いていません。ありゃー日光ってこんなに寒かったんだっけ? 林道を歩き始めてすぐの道端に、半分骨になったカモシカが転がっていました。そのちょっと先には足がゴロっと……ぎゃーっ、生きているうちにお逢いしたかったです〜。

女峰山女峰山

左:さあ出発〜/右:しばらくは林道歩きです

女峰山女峰山

左:冬の間にお亡くなりになってしまったのかしら…/右:ゲート到着

一般車通行止めのゲートを過ぎ、まだまだ林道を歩きます。白樺の目立つ林道からは、最初のうちは男体山が、しばらく行くと女峰山が望めました。女峰山の姿には、メンバーから「え〜、あそこまで登るの!」と早くも弱気な声が上がります。私もそう感じるけど、それが意外と登れてしまうのですよね。でもこうして見ると、女峰山から大小真名子山の縦走って大きなアップダウンがあって、かなりキツそう(それでも一度、やってみたいけど)。女峰山の左手に見える帝釈山くらいまでは、せめて歩いてみたいなあ。

女峰山

女峰山

男体山の姿がキレイで、何枚も何枚も写真を撮ってしましました

女峰山

カラマツの林もなかなか気持ちいいですねえ

女峰山女峰山

野州原林道との分岐点

女峰山

カラマツの新芽

女峰山

目指す女峰山がハッキリ見えてきました

車止めゲートからは緩やかな下り、林道分岐からは緩やかな登りで「馬立」に着きました。ここで一息入れて、いよいよ登山道に入ります。まずは急斜面を下り、底の沢を渡って、対岸の林の中を登ってゆきます。道はあんまり良くなくて、溝状にえぐれていたり、段差が大きかったり、木の根がむき出しになったりしていました。足元は背の低い笹ばかりで花の一つも見つけられず、展望もほとんどないまま、ひたすら登って登って登って……2,000mを越えた辺りで、雪の塊が現れだします。

女峰山女峰山

馬立を過ぎるといきなり山道になりました

女峰山女峰山

左:沢を渡る/右:ひゃー今にも崩れそう

女峰山女峰山

順番に先頭に立ちながら、黙々と登っていきます

そろそろ雪エリアかなーとスパッツを付けたその少し上で、また沢を渡ります。渡った先ちょっとだけ、登山道が雪に覆われていましたが、このルートは登山道のマークがたくさん付けられているので、迷いそうな心細さはありません。どばどば水の出ている水場を過ぎ、急斜面を登っていきます。雪の残った箇所も複数あるので踏み抜き注意。私の前を行く新人くんなんて、一度腿まで潜っていました。そしてぽっかり現れるのが、唐沢避難小屋。トイレは確認しませんでしたが、大きくてまぁまぁキレイな小屋でした。

女峰山

二度目の沢を渡った辺り。ここが唐沢避難小屋の水場らしい

女峰山女峰山

根っこの入りくんだ道を登ると→おっ目の前が開けました

女峰山

げっ……いつの間にか雲が這い上がってきてる!

女峰山女峰山

唐沢避難小屋

女峰山

裏手には小さな祠と、雪に埋もれた金剛童子像

ここでゆっくり後続のメンバーを待ち、揃ったトコロで山頂に向けて出発です。あ、この時点で帝釈山へ行くのは却下されました。つか、ピストンでも駐車場に戻るのは17時頃になりそうです。小屋から山頂もかなり急登ですが、途中にガレ場の横断があったり、雪がかなり残っていたりして時間をくいます。しばらく前から頭上に雲が広がり、ガスもふわーっと上がってきていたので、展望はダメかと落胆していましたけど、途中で出会った人が「燧ヶ岳とかはよく見えるよ!」と教えてくれたので、気を取りなおしてもうひと踏ん張り。

女峰山

ガレ場にさしかかると下からガスが……。待って待って!

女峰山

私もガレ場苦手だけど、後続も苦労してるみたい(メンバーが小さく点々で見えてるの、わかります?)

女峰山女峰山

ガレ場を過ぎると雪がどんどん増えて……写真撮る余裕がなくなり、いきなり山頂

山頂直下のスペースには女峰神社の祠があり、その向こうに山々の連なりが大きく広がっていました。うひゃあ! 予想以上の展望に、一気にテンションが上がります。そこには「栃木百名山」の山頂標識がかかっていましたが、すぐ近くにピークが見えていますので、カメラだけもってそちらに移動です。と、すぐ近くに日光白根山、白い頂の燧ヶ岳、至仏山、会津駒、平ヶ岳……。男体山や富士山はガスの中ですし、私らが着いてすぐに白根山もガスに呑まれてしまいましたが、反対方向はホントによく見えます。

女峰山

歩いてみたかった稜線と、その先には日光白根山

女峰山

燧ヶ岳方面

女峰山

これはどっち方面だったかなー

女峰山

やったー!

山頂付近では、イワツバメが何羽もすごいスピードで飛び回っていました。ちょっと離れた木にも、背中がすごいキレイなブルーの鳥がやってきます。あっという間に飛び去ってしまったのでちゃんと確認はできなかったけど、あれは栃木の県鳥、オオルリだったかも。展望を満喫し、帝釈山への道を未練たらたらで眺めたあとは、遅めのお食事タイム。風が冷たいので、私は祠のあるスペースまで戻ってお昼にしました(コンビニお握り*2とサラダ)。座った石がじんわり暖かくて、ジャケットを羽織って膝にフリースをかければ、ぽかぽかです。

女峰山女峰山

左:山頂の祠/右:写真に写りこんでいたイワツバメ

雪に手間取ったせいもあり、時間的にかなり押していたので13:30になった時点で出発します。小屋までの雪道やガレ場は人が近くにいないほうがイイな〜と思ったので、私は先を歩かせてもらいました。んで道はやっぱ、下りのほうが怖いですね。斜度のある雪面を、最初のうちは滑った体勢のままお尻をつけながら降りたのですけど、そのうちに上手く踵が蹴りこめるようになってきて、そこからは怖さが減りました。小屋に戻ると、小屋前には10人以上の若者グループがくつろいでいます。大荷物だったので聞いてみると、今日は小屋泊まりでこれから身軽に山頂往復だけするんだとか。いいですねえ。

女峰山女峰山

左:途中の雪はこんなでした/右:賑わう小屋前

雪とガレ場の下りに難儀したメンバーがいたので、小屋にグループ全員が揃うまでに30分近くかかりましたが、その後は大きく遅れるコトもなく、順調に登ってきた道を引き返します。林道に出たところで女峰山の頂を振り返り、「3時間前まであそこにいたんだよねえ」と、皆で感慨にふけっちゃいました。高く見えるけど、遠く見えるけど、歩いていけばちゃんと着くんだよね山って。スゴいなあ。いい加減疲れていたので最後の林道歩きが長く感じましたが、なんとか予定の時間に駐車場まで戻れました。

女峰山

登りでは気がつかなかった小屋の水場。どぼどぼ出てます

女峰山

筍みたいににょこにょこ。バイケイソウかなあ

女峰山女峰山

女峰山

女峰山

あ〜終わっちゃった〜

さて今日の宿は、幹事が予約してくれた湯元温泉のおおるり山荘。前にも使ったそうで、「5,500円で呑み放題がついている!」のが、参加メンバーには一番大事なポイントらしいです。「その代わり、設備もたいしたコトないし、食事もそれなりだよ」と言われてましたが、いやいや、温泉がいいじゃないですか! ロビーじゅうに硫黄の香りが立ちこめているのがダメな人もいるかもだけど、私には設備もこれでじゅうぶんです。……ま、正直食事はあれだったし、呑み放題のお酒もなんだったけど(←これで通じるのが日本語のいいトコロ)。

女峰山女峰山

左:お部屋はこんな/右:夕食は……まぁこんな

温泉で汗をすっきり流して、呑み放題つき夕食をとって、それから部屋の1つで飲みなおししてと、この会の山行に参加するのは3度目ながらいつものパターンで夜が更けて、も1人参加の女性と2人で使っている部屋に戻ったらばたんきゅー(←…て、懐かしい言い回し……)。彼女が2度目の温泉から帰ってきたのも知らず、爆睡でした。

≪つづく≫

*****

■志津乗越P(9:01)→馬立(9:56-10:02)→唐沢避難小屋(11:45-12:02)→女峰山2,483m(12:41-13:30)→唐沢避難小屋(14:05-14:34)→志津乗越P(16:58)

上:phenix速乾長T+mammutT、ピークシェルジャケット。下:CW-X+M.E.夏パンツ(裾切り離し)。他:夏帽子、タオルマフラー、スパッツ。携行のみ:mello'sフリース、サンダーパスパンツ、ダブルストック、綿軍手(軍手)。カメラ:Powershot A610。上着無しでは、ちょっとでも立ち止まるとすぐに寒くなる。手袋すればよかった。パンツも切り離さなくても良かったな。下山時はかなり標高を下げるまで、ピークシェルを着っぱなし。

≪つづく≫

2012.5.21(Mon)

天気予報ではムリかな〜と思っていた金環日蝕の日です。いつもより15分早く起きて、お弁当つくって朝食食べたところで金環日蝕10分前。部屋の窓からも太陽が見えたんだけど、カメラを持って外に出て、も少しよく見える場所を探します。どの家も窓を開けてるみたいで「あと少しで輪になります!」ってTVの声や、「見えたよーすごーいっ」って歓声があちこちから聞こえてきます。ベランダや路上には空を見上げる人の姿も。……なんか、イイですね、こうゆうの。

んで肝心の日蝕は、ときおり厚い雲に隠れてやきもきさせながらも、何度かキレイな金の輪っかを見せてくれました。でも写真は全滅〜。太陽ってやっぱり明るいんだなあ。レンズの前にサングラス置いたら、ちゃんと撮れたかしら?

2012.5.19(Sat)_3

≪つづき≫

大谷ヶ丸との分岐の辺りからしばらく、気持ちよく拓けた、のびやか〜な稜線を歩きます。視線をあげれば、うっすらと八ヶ岳が見えていて(歩いている最中はてっきり南アルプスかと思ってたんですが)、道端の斜面には紫の菫と蔓金梅が一面に咲き誇っておりました。すごく嬉しくなってきちゃって、頬が緩みっぱなしです。やがて道は沢とぶつかり、そこからずーっと沢に沿って歩きます。この沢の風景がまた新緑と相まって気持ちよくて……地図上で「悪路」と書かれている辺りは確かに足場が悪いのですが、つい沢やら花やらに気が散ってしまいます。

滝子山

大谷ヶ丸との分岐から、景色ががらりと変わります

滝子山

うわわ、気持ちいい〜♡

滝子山

遠くにうっすら白い山並みが見えるの、わかります?

滝子山

切り取って強調すると、こんな。八ヶ岳です♪

滝子山滝子山

左:菫の紫って、どうしてもうまく撮れないなあ……/右:走野老(ハシリドコロ)。猛毒だそうですぞ

滝子山

緑のトンネル

滝子山

山猫の目草だと思って撮ってたんだけど、違うみたい。……えーっと……日光猫の目草(ニッコウネコノメソウ)でしょうか?

滝子山

深山黄華鬘(ミヤマキケン)

滝子山

蔓金梅。花がたくさんの山ってス・テ・キ、だあ!

滝子山

この辺りから「悪路で歩きにくい」と地図に書いてあるエリアになるのですが、足場はともかく景色がキレイなのです。苔むした岩があったり

滝子山

滝子山

滝子山

滝子山

思わず入りたくなるような滝が連続で現れたり

滝子山

終わりかけだったけど、二輪草(ニリンソウ)の咲く斜面もありました

最後のほうは針葉樹林と広葉樹林を出たり入ったりして、道証(みちあかし)地蔵で林道に合流します。静かな林道をしばらく歩いて、今朝通った櫻森林公園の脇までやってくると、「寂悄尾根ツアー」を掲げた小型のバスが停まっていました。山頂から下りるときに20人ぐらいの団体とすれ違ったけど、ツアーで寂ショウ尾根を下りに使ったりはしないよねえ? じゃあ、あれのほかに、団体さんがいたってコトか。痩せ尾根やあの狭い山頂で、団体さんと一緒にならなくて良かった〜。

滝子山滝子山

左:これも終わりかけなのかなあ? なんだか貧相な一人静(ヒトリシズカ)/右:針葉樹林に入ったのでもう沢は終わりかなーと思ったら

滝子山

また滝が現れました♪ これには「三丈の滝」のプレートが

滝子山

うわああああ……(もう言葉もない)

滝子山滝子山

左:手まりみたいな形がカワイイ。お花に詳しいfu-coさん に、立柏(タチガシワ)だと教えてもらいました/右:この橋を渡るとすぐ、

滝子山滝子山

左:林道に合流します/右:合流地点には道証地蔵さま

滝子山滝子山

左:しばらく静かな林道歩き/右:途中にあった、石の柱に赤い帽子と前掛けの、「田通乃姥神」さまが。これもお地蔵さまなのかしら?

最後の最後で地味にキツかったのが、駅までの国道歩き。午後の強い日差しの下での上り坂が、じんわり堪えます。駄菓子菓子、これもビールを美味しく飲むため!と思ってガンバったのに、きっと売っているだろうと入った笹一酒造にはビールが見当たりませんでした(日本酒、ワイン、お土産は買えます)。仕方ないので、みどりやで笹子餅を購入します。笹子駅には売店もなく、周囲にコンビニも見えず、ビールを担いでこなかったのをマジで後悔しました。

滝子山滝子山

左:林道の途中で自分撮り/右:笹子餅(5ヶ入り)410円

駅に到着したら、ちょうど6分後に電車がありました。往路以上に電車を乗り継ぎ乗り継ぎして、2時間半かけて自宅最寄駅に到着。そのまま居酒屋に直行し、中生を一息で半分空けたのは、当然の生理現象と言えましょう。あ〜でも、あのあっつい陽射しの下で飲みたかったなあ〜。

とまあ最後が締まりませんでしたが、それ以外はホントに楽しい山歩きでした。大・大・大満足です

*****

■笹子駅(7:46)→吉久保入口バス停(7:59)→寂悄苑(8:20-8:25)→浜立山分岐(10:44)→滝子山1,620m(11:02-11:54)→鎮西ヶ池(12:04)→大谷ヶ丸分岐(12:09)→曲り沢峠分岐(12:45)→道証地蔵(13:42)→吉久保入口バス停(14:12)→笹子駅(14:30)

上:mizuno速乾長T+mammutT、mello'sフリース(移動時のみ)。下:M.E.夏パンツ。他:夏帽子、タオルマフラー。携行のみ:ピークシェルジャケット、patagoniaレインパンツ、綿手袋(軍手)。カメラ:Powershot A610

2012.5.19(Sat)_2

≪つづき≫

この尾根、山頂付近にコイワカガミの群生があると聞いていたので、楽しみにしていました。標高1,400mぐらいだったかな? 岩をぐいっと登ったトコロで最初の株を見つけます。まだ開ききっていない感じだから、微妙に早かったかな〜。それでも、おっ、あっちのはちょっと開いているぞ。あっ、あっちはけっこう開いている……と花に誘われて一歩一歩……。こっちでしゃがみ、あっちでしゃがみで、さらにスミレも咲き乱れていたりするので、全然前に進めません。ホントの満開は1週間くらい先になるのかしら? 今でも十分に見事だったけど。

滝子山滝子山

最初は「まだ開いていないな〜」な感じだったのですが

滝子山

開いているのもありました! ……ところで、私はここで見たのは全部「小岩鏡(コイワカガミ)」と思いこんでいたのですが、お花に詳しい方に「紅花姫岩鏡(ベニバナヒメイワカガミ)」では?とご指摘をいただきました。調べてみると、葉に違いがあるようです。で、上の2枚は「ベニバナ」、これは「コイワ」じゃないかと思うんですが、どうでしょう?(←って誰に聞いているんだ、誰に)

滝子山

滝子山

斜面いっぱいに咲いている様子を、見たままに撮るのは難しい…

滝子山

白い3,000m級の山々は、左から南アルプスの聖岳、赤石岳、荒川岳

滝子山

滝子山

ベニバナヒメイワカガミ、まだまだ続きます

滝子山

下で1株だけ見つけた可愛いスミレ、上部ではどっちゃり咲いてました

滝子山滝子山

左:これもどっちゃり咲いていた蔓金梅(ツルキンバイ)/右:これは少しだけ。立坪菫(タチツボスミレ)

滝子山滝子山

左:私の持っている地図では浜立山へのルートは引かれていないんですが、ちゃんと道があるのかな?/右:青い空に映える白い花は…

滝子山

大亀の木(オオカメノキ)かと思ったんだけど―――なんか違う?

滝子山

頂上直前のピークより、南アルプス聖岳〜北岳までを一望。南方面の展望は頂上よりこっちのほうが良かったです。

滝子山

雲が徐々に上がってきているので、そのうち富士の山頂は隠れてしまいそう

どうにかお花エリアを抜けると、いよいよ山頂です。さほど広くない山頂には、10人ほどの登山者が思い思いに憩っていました。ここ滝子山は山梨県の秀麗富嶽十二景の一つなんですが、山頂に着いたときには富士中腹の雲が大きくなってしまっていました(そんなコトもあろうかと、途中で写真を撮っておいて良かった。私も学習するのだ)。乾いた山頂には日陰もありませんが、風もなくて、上着もいらない快適さです。私も場所を見つけ、日焼け止めを塗りなおしてお昼にしましょう。

滝子山滝子山

「たきこやま」かと思ってた滝子山(たきごやま)1,620m

滝子山

かろうじてまだ富士山のてっぺんが見えてました

滝子山

どーんっ! 手前の電波塔がたっているのは、三ツ峠山

滝子山

三ツ峠の手前、林道が山腹を横切るのは鶴ヶ鳥屋山。左のぽこんは杓子山。ところで山頂には小さな虫(人にたかってはこなかった)や蝶がたくさんいたんですが、この写真に蝶が映りこんでいます

滝子山滝子山

左:ほらね?/右:北には大菩薩連峰が望めます。左に丸く見えるのがハマイバ丸、右に一番高く見えるのが黒岳

と、近くに座っていた女性が声をかけてきました。「お一人ですか? 一人って、怖くないですか?」。そんな風におっしゃるので、お連れがどこかにいるのかと思ったら、彼女も単独とのコト。なんだそりゃ(笑)。同じく寂ショウ尾根を登ってこられたと言うのでよく見ると、どうも格好に見覚えが……笹子駅のトイレで、お会いしましたね? 様子からして、私より30分は早く山頂に着いていたようです。やっぱのんびりだな〜、私は。夏は1週間くらい山に入る、今年は栂海新道を狙っている、とかいろいろお話してくださいました。

滝子山滝子山

今日のお昼は、コンビニのサラダパスタ(明太子クリームソース)に豆のサラダをトッピング。デザートの冷凍みかんゼリーは、まだ溶けてなくて、シャクシャクの部分が残ってて美味しい♪

同じ道を戻るという彼女を見送り、もうしばらく山頂を楽しんでから、私も下山にかかります。地図上でどこが山頂にあたるのかが分かりづらくて迷いましたが、来たのと反対方向に進むとすぐに「鎮西ヶ池」の道標が出てきて、ホッと一安心。斜面につけれらた穏やかな巻き道を、のんびり歩いていきます。鎮西ヶ池は、池というより水溜り? 傍らには小さな祠が建ち、ナゼか「鎮西ヶ池山頂」という標識がありました。どう見ても山頂じゃないし……。この祠は、鎮西八郎為朝とその妻、白縫姫を祀っているそうです(ここに隠れ住むのは大変だ〜)。

滝子山

こちらの斜面にも蔓金梅

滝子山滝子山

左:登ってきた道とうってかわって、穏やかな巻き道です/右:「鎮西ヶ池」。い、池……?

滝子山

鳥居手前には、消えかけてたけど「白縫神社」とありました

≪つづく≫

2012.5.19(Sat)_1

晴天の今日は、新緑の時期に行こうと狙っていた滝子山に行ってきました。中央線沿線のお山は、駅から直接歩き出せてアクセスしやすい―――とは言っても、ウチからだとけっこう時間がかかるので、始発の電車に乗って乗り換え乗り換え……。朝の電車、寒すぎ! こないだっから、電車で遠出をするとおなかの調子が狂います。絶対、冷房のせいだ! ですので、辿りついた滝子駅でトイレに篭ってから出発です。気持ちよい青空が広がっていますが、空気はひんやり冷たくて、歩くにはちょうど良さそう。いつもの如く、同じ電車で来た人のほとんどはとっくに出発済みです。

滝子山滝子山

左:出発点の笹子駅。登山届ポストが無いようだったので(実際、見あたらなかった)、今回は事前にWebで登山届を出しておきました/右:しばらくは車道歩き。大きな看板は笹一酒造

滝子山滝子山

吉久保入口バス停の脇の、この道標で左に曲がり、線路をくぐります

滝子山滝子山

左:線路をくぐって突き当りを右折、この神社を左折/右:曲がり角につけられた道標はかなりざっくりです(笑)

滝子山

え〜っと……右に大きく見えるのが峰の山、かな。てコトはその奥が滝子山で、それを繋ぐのがこれから歩く尾根かしら?

滝子山

中央道を渡ります。高速の上を通るって、なんか気持ちイイ

滝子山

新緑が気持ち良さそな「櫻森林公園」

今日行くのは山と高原地図では赤点線ルートですので、取りつきがちょっと不安でしたが、消えかけた看板を見落としさえしなければ大丈夫。少し進むと寂悄苑の小屋があって、そこから本格的な山道に入ります。最初のうちは穏やかな道ですが、いつの間にか急登の斜面となり、息があがります。え〜、GWに重荷を背負って歩いたばかりなのに、ちっとも体力ついてないじゃん。途中で山道は林道と交差するのですが、そこまでがすごく長く感じました。

滝子山滝子山

消えかけた「寂悄苑」の看板のある、ここを右に入ります

滝子山

寂悄苑。「山小屋をつくろう会」の看板も

滝子山

道標に従って竹林に入ります。消えかけているけど「寂悄尾根入口」とも書かれていました

滝子山滝子山

左:最初は平坦な道から/右:鉄塔は青空によく似合う

滝子山滝子山

左:やっと林道と合流〜/右:ちょっと右に行って、矢印に従って登ります。道標には「滝子山」「寂ショウ尾根(足場危険のため注意)」と

林道から再び山道に入る箇所は急坂で、ロープも下がっています。きゃーと思ったけど、急なのはここだけで、すぐに歩きやすい道になりました。そしてこの辺りから、急に体が楽になります(やっぱGWの成果があったのかもー)。見上げれば瑞々しい緑が明るい日光を遮り、足元にはどんぐりがたっぷり落ちています。くまさん食べに来なかったのかな? 尾根にあがれば爽やかな風が吹きぬけ、もうホントにいい気持ち。岩場に差し掛かる辺りまで、贅沢にもこの世界を独り占めでした。

滝子山

林道と交差後、いきなりの急坂

滝子山

新緑〜♪ 淡い緑の木漏れ日は格別です♡

滝子山

人の姿がないと傾斜の具合がわからないなーと思ってキミーを置いてみましたが、やっぱ人間じゃないとムリか……( ´・ω・)

滝子山

新緑の中で目立っているのは、山躑躅(ヤマツツジ)かな

滝子山滝子山

岩場には矢印や○印が、樹林帯には赤リボンやテープの目印がついていて、迷いそうな箇所はありませんでした

滝子山

滝子山

新緑ってなんでこんなに気持ちがいいんでしょう〜。立派な木を見ると梢を見上げてみたりして、うっとりです♡

道は次第に岩がちになり、やせ尾根も現れます。うふふー、たーのしーい。私が楽しめるレベルなので、両手を使ってがっしと登ろうとして足を上げたら―――膝を、強打しました。目測より足が長かったみたいです。岩相手に思いっきり膝蹴りかました形になったので、しばらく1人で「いった〜!」と悶絶。ああ、人に見られてなくて、良かった……。ふと振り返ると、中央線の向こうのお山のさらに向こうに、大きく白い富士の頭が見えていました。おおー! さらに南アルプスも、甲斐駒さまから聖岳までずらっと見えます。おおおおー!!

滝子山滝子山

左:木々の向こうに大きな白い塊が!……と思ったら富士山だー/右:う〜んとちっちゃくて(比較のために指と一緒に撮影)白いスミレが。ここから山頂までの間に、どっちゃり咲いていました

滝子山

麓菫(フモトスミレ)で、合ってるかな?

滝子山

尾根を吹き抜ける涼しい風を、ただただ気持ちよく感じる陽気です

滝子山

この岩を相手に膝蹴り。……大きなアザができました

滝子山

ヤマツツジは途中で蕾に変わってしまったんですが、標高が高いトコロでは三葉躑躅(ミツバツツジ)が咲いていました

滝子山

富士山がますますキレイに見えます♪

滝子山

鎖が張られた場所も。上部には「滑落多発! 危険」の注意書き

滝子山

遠くに見える白い線が、南アルプス〜。期待していなかったので、見えた瞬間思わず「うひゃあ」と声が出ちゃいました

≪つづく≫

2012.5.13(Sun)

心の片隅にとげのように刺さっていた再検診(←嘘。ほとんどずっと忘れてた)を土曜日に受け、とりあえず半年の猶予はもらったので、心も軽く伊豆に潜りに行ってきました。今日は朝からお天気もよく、そのせいか(?)空気は冷たくて、それなのに電車には冷房が入っている! 節電を叫ぶならとりあえず冷房を減らして欲しい!と世の女性の多くが思っているだろうに、どうして電車は冷えたままなのか……。おかげで車窓からは暖かそうな陽射しに溢れる世界が眺められるっつーのに、すっかり冷たくなった指先で伊豆に着きました。

電車組は私1人でしたが、さすがに冬眠ダイバーもうごめき出す季節で、ショップに行くと車&前泊組の厘さんご夫婦(たぶん前にもご一緒したコトあり)がいらっしゃいました。東風でちょっと波があるけど東にも入れる、厘さんご夫妻がデジカメワンポイントレッスンを受ける、とあって、今日のポイントは富戸に決まります。じゃあ私も、とレッスンへの参加を申し出ると、講師のSさんから「ダテハゼを撮る」というお題を出されました。

伊豆ダイバーでない方に解説すると、ダテハゼは伊豆では当たり前のようにいる生き物です。共生しているエビが掘った巣穴から顔を出していて、危険を感じるとさっと巣穴に潜ってしまいます。ですので、1.被写体に静かに近づく練習になる。2.引っ込めてしまっても、別の個体をすぐに見つけられる。3.他のダイバーは見向きもしないので、思う存分写真が撮れる。と、練習相手にはちょうど格好の獲物なのです。これを、なるべく近くで、なるべく背景を抜いて撮る、のが今日の目標。

富戸に着くと、連休後のお休み期間なのか、こんなにいいお天気だというのにダイバーの数は少なめ。来た者勝ちで空いた海を楽しめるというワケですね、ふっふっふ。ドライを着込み、器材を背負ってエントリーすると、事前に聞いていたように、かなりいい海が広がっています。わお、春濁りの時期とは思えな〜い。そしてそのまま砂地に直行し、目についたダテハゼを撮る、撮る、撮る。ダテハゼもよく見ると可愛いなあ。個体数が少なくて模様がもうちょっとハッキリしているネジリンボウはスターなのに、かわいそうに(まぁ魚にしたら放っておかれるほうがシアワセでしょうが)。

ひとしきり撮影をしてから移動を始めるとすぐ、Tさんがセミホウボウを見つけてくれます。そろそろと近づこうとするも、セミホウボウは敏感に逃げ回って近寄らせてくれません。と、Sさんが「追いかけない!」とスレートに書いてきました。そして身振りで「これは上から撮る!」と教えてくれます。後から、「生物は上から撮るな、とさんざん言ったのにホウボウが出ちゃうんだもんなあ〜」と苦笑してました。何事にも例外はあるってコト……つか、生物によってアプローチの仕方を覚えなくちゃダメみたいです。

砂地でさんざん粘って、最後に浅瀬のコーラルを眺めながらエキジットポイントに帰ります。ダテハゼとセミホウボウだけで終わるのは……というガイドの意地なのか、帰り道でSさんがベニケロを見せてくれました。でも、珍しい生物はいなくても、砂地ではサビハゼの子供が群れているし、岩場ではまだサイズの小さなクロホシイシモチの群が目の前を横切る。岩の下には2cmもない小さな小さなキタマクラが隠れている(←こんな小さいのは初めて見たかも!)。透明度だって10mは余裕で超えている。じゅうぶん、楽しい!

富戸の海

乾いた服に着替えての昼食は、コンビニで買ったサラダとスープ、そして昨日の夜に焼いたおからスコーン。初めて作ったのでまだ改良の余地ありだけど、なかなか美味しかったです。一応はダイエットメニューのつもりなんだけど……どうかな。効くといいな(←ほかに食べなきゃ効くかもだけどねえ)。ぽかぽかの陽気のなか「梅雨前のこの気候は貴重ですよねえ〜」なんて、の〜んびりお喋りをして体内の窒素を抜きます。いい季節だなあ。

2本目も狙うはやっぱりダテハゼ。これだけ集中してダテハゼ撮るなんて、滅多に無い機会だわ。でも他のダイバーからするとこれは謎の行動でしかなく、SさんTさんによると私らがカメラを向けているのを、不思議そう〜に眺めている人がたくさんいたそうな。変な期待を煽らないためにも、「カメラ練習中」って札でも出しときたいくらいかも。1本目はちょっとうねりのあった海ですが、2本目はかなり静かになっていました。その代わり、下のほうに冷たい水が入ってきています。透明度もそこだけちょっと良かったかな。

アオリイカの産卵床にもちょっと寄ってみましたが、アオリイカの姿は見えませんでした。見たのはダテハゼ、コロダイ、メイチダイ、ホウボウ、その他伊豆のいつもの面々。最後の浅瀬に移動中に、Tさんがヒョウモンダコを教えてくれました。写真を撮っていると、私の正面からトラウツボがにょろ〜〜〜っと泳いできました。そしてそのまま、私の体の下に潜り込みます。……あらら、困ったなあ。身動きしない私を、岩とでも勘違いしたのでしょうか。

逃げようかちょっと迷いましたが、下手に動いて刺激したほうが噛まれてしまいそうだし、こっちから手出ししなければ積極的に襲ってはこないだろうし、とりあえずそのままタコの撮影を続けます(←おい)。と、Tさんが状況に気づき「そのままそーっと浮上」の合図を送ってきました。了解〜。息をそっと吸って肺を膨らまし、無事にトラウツボから離脱します。そのまま先に行ってしまっていたSさんと厘さん夫妻を追いかけ、エキジット。ああ2本目も楽しかった〜。

富戸の海

富戸の海

富戸の海。船の泊まっている堤防の向こうで潜ります

ショップに戻ると、撮った写真を見ながらログ付けをします。厘さんたちのカメラにはマクロレンズが付いていたので、ピントの合う範囲が狭いらしく、なかなか苦戦してらっしゃいました(その代わり、ピントが合うと迫力ある写真が撮れるみたい)。私のは、今までとは格段の進歩です。でも……「To-koさん、キレイに撮ってるじゃないですか〜!……カメラが」とか、「To-koさん、すごいですよ!……カメラが」とか、いちいち言わなくてイイですから。自分の腕じゃないのは知ってますから! それに今日は露出補正とか、ピントを置くとか、ちょっとは私もガンバったんだぞ。

ポイントも空いていたし、東伊豆だったしで、これだけのんびりしてもまだ17時前。ですので途中駅まで引き返し、U・Kと落ち合っての飲み会も、たっぷり3時間以上は楽しめました。刺身と空豆が、超おいしかった! ナゼかちっとも日曜の感覚がなく、翌日も休めそうな気がするのだけが、怖いです……。

2012.5.5(Sat)

GW後半、4連休のうち3日を使って妹と田舎に帰ってました。しかし出発日の3日はどちゃ降り。直前に大きな事故が続いていたので、心配顔の祖母に見送られて雨の中出発します。雨雲は私たちと一緒に北上し、そのおかげか渋滞はほとんどありませんでした。昼前に着いた街で買い物をし、今日はもう何もできねーなあと、近所のA井家に遊びに行ってお昼をご馳走になりました。その周辺の知人らも、粛々と県脱出計画を進めているらしく、寂しいコトよなあ。しょぼん……。この日したのは、買い物とお喋りだけ。見る川見る川、茶色く濁って溢れそうでした。

中日の4日はまぁまぁの天気です。ですので懸案だった煙突掃除をし、チーに手伝ってもらって(つか、ほとんどやってもらって)、冬タイヤを夏タイヤに交換をしました。自分でやったら外れないか、とか心配してたけど、チーがプロが使うような何かでダダダダダッとナットを締めてくれたので、こりゃ安心。あとは家の掃除をして、久しぶりに自宅の風呂に火を入れて……。昼食はNaoちゃんの手料理をご馳走になり、夕食後はボーの家に皆で押しかけて酒を飲んで。う〜ん、太りそうだ。

田舎の春田舎の春

田舎の春

田舎の春

GW頃の山は新緑に桃色が混じって日々色が変わって一番きれい、と母のお気に入りでしたが、今年はやはりちょっと春が来るのが遅いみたい。山笑う、までいかず、微笑みだした、って感じでしょうか

最終日は都内に20時までには戻りたい、という妹のために渋滞覚悟の時間帯に出発ですから、午前中に母の畑に花の種を撒くくらいしかしませんでした。昼食後にちょこっと昼寝をして運転に備え、14:30くらいに家を出ます。帰路の半分くらいまでは順調でしたが、その先に長い長い渋滞が発生。ハマってしまってからでは身動きとれなくなるので、途中で高速を降り、駅まで妹を送ります。後は電車で帰りんしゃい。そのまま下道走ったらどうなんだろー?とは思ったものの、高速が混んでりゃ下も混んでるだろうと大人しく高速に戻り、渋滞の列に参加します。

もう急ぐ理由もないので、短い休憩をちょくちょく挟みながら21時ちょっとすぎに祖母宅帰着。ふわ〜、寄り道も含めてだけど、いつもより2時間半は余分にかかったわ(←GWにしちゃ、まだマシかしら?)。運転にだいぶ慣れたとはいえ、やっぱり疲れました。でも事故らず、ホッと一安心です。

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