2010.5.31(Mon)

今日は会社の特別休暇日で、土日と併せて三連休だったのだけれど、病院に通ったのと、日曜に伯父さんちに報告に出かけたのの他は、どこにも行かずに読書三昧でした。ま、土日は天気も悪かったですしね。命がかかるとなると、5%の確率って小さいようで無視できない。とても遊び回る気にはなれません。

そんなワケで貴志祐介の分厚い上下巻『新世界より』を一気読み。回想録の形を取っているだけあって、思わせぶりな冒頭だけ入りにくいけれど、入ってしまえば本を置けませんでした。しかし「真理亜がいなければあの惨劇はなかった」って一文は、ちょっと違和感あります。当初思い描いていたのとは、違う展開になったのかしら。後半のクライマックスになっても生物の生態や説明が多いのも、少しクドく感じました。けど、それ以上に面白かった!

ずーっと「うぉぉぉぉ〜マンガだ〜〜」と思いながら読んでました(←褒め言葉)。上巻は山口美由紀、下巻は田村由美って感じでしょうか。私は後半の戦争部分よりも、上巻の少年少女たちの冒険譚が好きでしたね〜。かすかな違和感、不安を抱きつつも、皆でいる瞬間瞬間の煌めきが心を圧倒する。それがずーっと続けばいいのに、と願わずにはいられません。なのに……。

気になるのは真理亜と守が町を出てからどういう運命を辿ったのかです。年数を考えるとロクな状況が思い浮かばないのだけど、それはあんまりだ。バケネズミの祖先の話よりも、読後はそっちで気が重くなってしまいました。作者の狙いとはズレてるかも、だけど、はっきり書かれてないものの方が気になるんだよ〜〜。

2010.5.27(Thu)

打たれ慣れてもう開き直ったと思っていたけど、このまま騙し騙し日々を続けていけるのではと希望も持っていたけれど、また不安が広がってきてる。これからどうなっちゃうのだろう。

2010.5.24(Mon)

文楽の東京5月公演の第二部に行ってきました。母と一緒に行こうとチケットも2枚確保していたのに、ギリギリになって「やっぱり病院から出られない」。代わりに行く人を探す余裕もなく、残念ながら1人で行くコトになりました。16時開演なので会社を早退し、病院に寄り道をしてから国立劇場へ。チケット売り場で「代金はいいから、当日券を買いに来た人に余ったチケットを譲り渡してくれないか」とダメ元でお願いしてみたのですが、やはりそうゆう融通は利かないようです。ああもったいない……。

さて演目は近松半二作『新版歌祭文(しんぱんうたさいもん)』の野崎村の段・油屋の段・蔵場の段。それから『団子売』。いつもなら粗筋の予習はしっかりして行くのですが、最近のごたごた生活でそれさえママならない。でもまぁ世話物だし、イヤホンガイドはいらないだろう、と開演間際に席に滑り込みました。それが失敗……。いやせめて、粗筋はしっかり頭に叩き込んでおくべきでした。見始めて(ああ、お染久松か)と思ったものの、知ってるのは名前だけ。有名な心中事件なんだろうけどなあ〜。おまけに『野崎村の段』にいたる経緯が省略されているので、最初のうちは???が頭の中に渦巻きます。

でも、人形の動きは良かった。おみつ(吉田蓑助)の所作が細かくて、祝言用の膾を作るのに大根を切る場面とか、お染に嫉妬して手鏡に映ったお染の姿をつんつんと突付く仕草とか、もっと間近で見たかったくらいです。全体通してユーモラスな動きが多くて、その後身を引くけなげなおみつ(しかし何もいきなり尼にならんでも)も最初のうちは露骨な焼き餅で笑いを誘っていましたし、悪役の小助(桐竹勘十郎)も随所でおどけた身振りを見せたり、大げさに痛めつけられたりしています。油屋の段では、だはの勘六(吉田玉也)とのすったもんだも大笑いでした。

……と、話が先走った。野崎村の段の語りは竹本文字久太夫、竹本綱太夫、竹本住太夫。文字久太夫はいい声でくっきりはっきりすぎるくらい、綱太夫は情感があるもののちょっと聞き取りづらく、この中では住大夫の語りが一番好きでした。聞きやすいんだけど感情がこもっていて、しかも大人数の語り分けがはっきりしている。この後の段でもそうですが、登場人物が多いので、語り分けがちゃんとされていないと(あれ? 今誰が喋ってるの?)と混乱してしまうのですよね。特に今回は久松の声がなよなよとしているので、余計に聞き分けづらいです。

三味線(豊澤富助→鶴澤清二郎→野澤錦糸)は相変わらずよく分かりません。一番おおっと思ったのは、野崎村からお染久松が駕籠と船とに分かれて大阪に帰ってゆく場面で、錦糸さんの三味線に豊澤龍爾の三味線が一丁増えて演奏してたトコロ。ただ単に数が増えたから迫力だっただけなのかも知れませんが……でも面白かった! 今まで舞台となっていた久作の家がすーっと後ろに下がって遠景になり、近くに川が作られます。人形も、舟を操る船頭と土手を行く駕篭かきだけなので、演奏に集中できて楽しめました。

次の油屋の段は、豊竹咲甫大夫・鶴澤清志郎→豊竹咲大夫・鶴澤燕三。咲甫大夫は相変わらずいいお声ですが、語り分けがときどき甘かったです。で、咲大夫は咲甫大夫の師匠なのかしら? こちらもいいお声で、しっかり楽しませてくれました。この場面は主役2人よりも、小助の小悪党ぶりや勘六の手のひらの返しっぷり、お染の母親のお勝(吉田勘彌)の毅然とした態度なんかを楽しむ段ですね〜。つか、主役の2人はかなり影薄いぞ?

冒頭で???となったものの、この辺まで進むと頭も整理されてだいたい話も飲み込めてきた―――と思ったのですが、大夫がずらっと並んで語る次の蔵場の段でまた頭に???が渦巻きます。だってお勝が「実は自分は妊娠してる」とかいきなり言い出すんですもん。前段の、毅然とした態度のあなたがどうした!って感じ。お勝、娘と久松をいずれ添わせようと思ってたワケじゃないの? んでこの妊娠話はホントなの? それとも自分の話をしているようでいて、実は暗にお染の話をしているの? 妊娠してるお染に堕胎薬を飲めと言っているの? ああやっぱり、イヤホンガイド借りておけばよかった!

そして何がどうなったかよく分からないままに、お染久松が心中。な、ナゼ? やっぱ、お染は母親に堕胎を迫られたから? 久松はお家再興のために取り返した刀が偽物だったから? う〜ん、なんかよく分かんないままに若い2人が先走っちゃった、という印象です。つか、尼になったおみつの立場は!? だいたいねー、久松が何をしたいんだか、さっぱり分からないのがいけないんですよ。お家を再興したいんだか、お染と添い遂げたいんだか、2人で死にたいんだか。

前に見た『曽根崎心中』のほうがよっぽど感情移入できました。遊女のお初よりお嬢のお染のほうが状況に流されやすいってのはまぁ経験値の違いで仕方ないにしても、手代の徳兵衛に比べて丁稚の久松はあまりに自分がなさすぎる。おみつと添えと言われれば「そうしましょう」、お染に死にましょうと言われれば「そうしましょう」、お勝に時期を待てと言われれば「そうしましょう」、乳母のお庄にお家再興と言われれば「そうしましょう」。はいはいはいはいってあっちにもこっちにも!

というワケで、人形や語りや三味線は楽しんだものの、今イチ納得のできない舞台でした。今までも、現在との価値観の違いにビックリさせられたコトはあったけど、これはなあ〜。あ、『伊勢音頭恋寝刃』の奥庭十人斬りの段も唖然とさせられましたっけね。その後、おまけのように景事の『団子売』で幕となります。お臼と杵造の夫婦の人形が踊るこれは、賑やかでユーモラスで楽しそうだったんだけど、『新版歌祭文』でぼーっとしててしっかり見られなかったのが残念です。

途中休憩も含め、全部で4時間10分。ふぅ〜疲れた。

2010.5.22(Sat)

窒素の不足が耐えがたく、ほぼ2ヶ月ぶりに潜りに行ってきました。快晴の予報のもと、途中駅でKと合流し、いつものように伊豆に向かいます。行楽に気持ちのいい季節だからか、山ヤさんやダイバーが車中に増えた気がします。いつもの駅でTさんに迎えてもらったのは、私たちとabさん。abさんは新しいビデオを買ったという噂を聞いていたので、その動画が見られるとあっては興味津々です。会えてよかった〜。あと車組で、初対面のSAIさんがショップで待っていました。

ポイントは、I.O.P.に決まりました。「どこでも潜れますけど、どこがいい?」と聞かれて「オススメは?」と聞き返すと、黙ってしまうSさんTさんは正直です。「春ですもんね〜。覚悟してます」と思わず笑ってしまいました。「でも、ちょっと回復の兆しはあるんですよ」というTさんの言葉も、まぁ話半分で聞いておきましょう。期待しすぎないほうがイイもんね。車に乗り込み、途中で朝食を買って、I.O.P.へ。さすがに冬よりは人が増えましたが、まだ休憩テーブルが確保できないほどではありません。

準備を進めつつKの「久しぶりに使ったからか、ドライの排気バルブが押されっぱなしになっちゃって……」という話を聞いているうちに、心配になってきて自分の排気バルブに目をやると―――あれ? 押してもないのに引っ込んでいる? こんなんだったけ?とつついてみるものの、微妙に戻ったような戻らないような……。どうやら2ヶ月も潜らないでいるうちに、塩噛みしちゃったみたいです。仕方ない、エアが抜けないように、バルブを下にして泳ぐしかないか……。

ゲスト4人とSさん、Tさんで海に入ります。最近ケガ続きだったSさんと一緒に潜るのは久しぶりで、なんだか嬉しい。海はベタ凪ぎでエントリーするとえええええええっ!? ななななんでしょうこの透明度! 5月の海とはとても思えない。夏が過ぎて秋の匂いがして水も青くなってきたねえ〜という感じの透明度です。うわあ。天気がいいので水がぴかぴかに光っています。ひゃー、5月でこんなコトもあるのか。

ほんの少しウネリはあるものの、この透明度の前では問題になりません。ブリーフィングどおり、まず1のの先端を目指します。季節の人気者、ダンゴウオがいるというのですが―――探すまでもなく、人だかりができていたのですぐに分かりました。順番を待って、今シーズン初めてのダンゴちゃんとご対面〜。今日は新しいデジカメの進水式なので、いつもより多めに撮っておきます。う〜ん、やっぱオートだとピントが甘い気がするなあ。

皆が見終わったトコロで深場に移動し、遊びます。30m近い水深でも水が青い。浅場よりもさらに透明度は上がり、20mは見えていそうです。それで喜んでいたらあらDECOが出そう。DECOを出しても浮上中に消せばいいって人もいますが、私はなるべく出したくない! そろそろ浅場に移動しましょうよ〜とアピールしますが、そんなときに限っていろいろと見つかってしまうのですよね。ネコザメの卵とか、大きなウミウシとか。ウミウシはちらっと見て近くにも寄りませんでしたが、後でけっこうレアなホソジマオトメウミウシだったと分かりました。残念〜。

この辺りで、エアが少なくなったらしいSAIさんが戦線離脱。Tさんに付き添われて、一足先に帰っていきました。残りの私らはDECOを気にしつつ、ゆっくり深度を上げていきます。おっと、地上で心配していたバルブは、やはり塩噛みしているようでした。ロックしているのに、体を傾けただけでエアが逃げてしまいます。左肩を下にして泳ぐのは中性浮力が取りにくいし、カメラを構えるとどうしてもエアが抜けてしまう。くぅ〜、ストレス!

浅場に戻って1の根に沿って戻り始めたとき、Kが何かを指差しました。―――トビエイ! うわあ、朝電車で「しばらくエイ見てないなあ〜見たいなあ〜」という話をしていたらこれだ! 願ってみるものですね〜。前を泳いでいたSさんもエイに気付きます。ちょっと遠めのコースをゆったりと飛んでいくエイ……を、ダッシュで追いかけるSさん。後ろから来るabさんが位置的に見られなかったから追い込もうとしているんだろう、とは想像がついたものの、ムリだってSさん!

本気のSさんは私たちがついていけないくらい早いものの、かなり距離があったエイにはさすがに追いつけませんでした。そりゃ海で水棲生物には勝てませんって。これでドッとエアを消費してしまったような気がしますが、後はいつもどおりオクリダシの入江で安全停止がてら遊んでエキジットです。まだ深場の水温は15度くらいで、さすがに50分以上も潜ると寒くなりました。私はさっさと上がりたかったのですけど、いつも余裕のKは別グループの危なっかしい女のコにまで手を貸してあげてました。偉いなあ。

着替えての食事休憩は、木漏れ日の落ちるテーブルで。風も冷たくなくていい気候で、眠くなってしまうくらいです。今日来て良かった〜。頭上で何かが鳴いていると思ったら、タイワンリスだよ、とKに教えてもらいました。外来生物で増えすぎちゃってる困った生き物らしいのですけど、でもつい「可愛い〜」と言ってしまいますね。日本リスのほうが、きっと小柄で可愛いんだろうけど(しかして、ナゼ外来生物ってのはそんなに逞しいのが多いのだ)。

2本目は、1本目と別のダンゴちゃんを探しに行き、そこから砂地に下りてみるコトにしました。ダンゴちゃんと、それからハナタツ(恥ずかしがりで写真はムリ〜)を見つけ、砂地に下ります。ここで私は新デジカメのスイングパノラマを試してみました。このデジカメ、今までのより遊べないのですけど、このパノラマに惹かれて買ってしまったのですよね〜。前のはハウジングが壊れただけで本体は無事なので陸上用に、新しいのは海用にするつもりです。

写真を撮ってふと目を前にやると、前を泳いでいたabさんが何か見つけたみたいです。砂地に半分埋もれたあれは……サメ? エイ? 全体像が見たいと思ったらしきabさんがちょいちょいとつつくと、小さな生き物が砂地から飛び出してきます。あ、気付いたSさんが「触っちゃダメ!!」と飛んで戻ってきました。そして生き物をじーっと見ると「カスザメ(yg)」とスレートに書いてきます。へええ〜、30cmもないカスザメって、初めて見たかも(かなり珍しいそうです)。

じっくり観察してさあ行こう、と向きを変えると、絵に描いたようなブルドーザー集団が近づいてくるのに気付きました。中性浮力が取れなくて砂を巻き上げて泳いでしまうってのは初心者にありがちなんですが、この集団はヒドかった。Kが目を奪われたのは完璧に立ち泳ぎでフィンキックしている人、私が目を奪われたのは着底してフィンキックしてる人……。いや私らもやってましたよ昔は。でも自分が砂を巻き上げているコトは自覚してたし、何とか巻き上げないようにしようと工夫してましたよ、Sさんが厳しいから! こうゆうグループのリーダーは何をやっているのでしょうねえ?

Sさんたちがナゼか動こうとしないので振り向くと、さっきのカスザメにせっせと砂をかけています。後で聞いたら「あんな集団に見つかったら何をされるか分からないから隠してた」とのコトでした。そもそも最初にabさんが見つけたときも、砂に半分埋もれていたのですよね〜。砂で体を隠す習性だそうです。幸い、ブルドーザー軍団が近づいてくる様子もなかったので(たぶん視界も狭いんでしょう)、私らは砂地の探検を続けます。ちょっと先では、これまた久しぶりのホオジロゴマウミヘビも教えてもらいました。

あとホウボウも久しぶりに目撃しました。ちょっと離れた場所をよちよち歩いていたので近づいたら、キレイな鰭を広げて逃げて行ってしまいました。残念〜。砂地と岩場の境目には、アジ玉ができています。ぷりっと太ったアジが美味しそう♪ 岩場で浅場に戻ると、水温がぐっと上がりホッとします。さすがに透明度はちょっと落ちてしまうけど、でもこれでもうしばらく耐えられる〜。水面と海底で温度差のあるシーズンになったんですねえ〜。

外の気候も海の透明度も生き物の多様さも、全て大満足の2ダイブでした。器材を洗って着替えてショップに戻り、ログ付けにかかります。噂のabさんのビデオで撮れたのはさすがの美しい動画で、そこから静止画も取れると聞き、物欲の虫がむずむずしてしまいます。でもハウジングと合わせて14万ってのは、私には高嶺の花だなあ〜。私の新デジカメの画像もなかなか高評価でした。でもやっぱピントが甘いと思うのよ、私は。それにオートの写真で「前よりいい、いい」と褒められても、ちょっと素直に喜べないぞ。

ログ付けが終わり、Kが新ウェットを注文するというので採寸。おっと、私も一応、バルブの分解清掃だけお願いしておきました。2本目は問題なしだったので、やっぱしばらく使わないのが悪かったのかも知れません。全部終わって電車までの時間つぶしにお喋りをしていると、明日潜るという若者2人がやってきました。あまり伊豆で潜った経験がないそうだけど、いい海を経験していってくれればイイなあ―――な〜んて言えるのも、今日のダイビングが素晴らしかったからなんですけど。

夕食は、Kと別れる駅まで戻ってから。Uも来てくれたので、3人で居酒屋ご飯となりました。たっぷりの釜揚げシラスが美味しかった〜。空腹をガマンして帰ってきた甲斐がありましたね。終電近くまで粘ってお喋りもたっぷりできて、いい気分転換になりました。

2010.5.16(Sun)

先週末は初期の風邪っぽくて(早めに治そう)と土日ともに寝て過ごし、週半ばに治ったと思って油断したら、木曜には高熱が出て金曜日には再度床につくという低鱈苦……。先週も今週もいい天気だったのに、悔しい〜!

んでも「死んでるんじゃないか」と心配されるくらいぐっすり寝たのがよかったのか、土曜の朝にはだいぶ具合もよくなりました。金曜日から外泊許可をもらって帰ってきていた父と、近所の公園に散歩にも行けます。散歩に出るのも久しぶりだったので、木々が色濃くなって、鬱蒼とした雰囲気になっていました。季節の進むのは早いなあ。咳のしすぎで肋骨痛めた母が一緒に来られなかったのは、ちょと残念。早く治れ〜。

公園公園

私らは緑濃い木陰をのんびり散歩。若人は陽射しの中を走り回る

日曜日は父を病院に送り出してから、午後、親戚のファミリーコンサートに母と出かけてきました。声楽をならっているという叔母(正確には母の従姉妹)を中心としたコンサートは、思っていたより本格的でお客も多く、なかなか盛り上がりました。その後のイタリア料理屋での会食は、私だけ出席。なんとなく顔は知っているけど関係はよくわからない人たちの中で、母の従姉妹のNORIちゃんとお喋りして過ごしました。

プチお出かけくらいしかしてなくて……そろそろダイビングに、行きたくなってきてしまった。立派な窒素中毒です。

2010.5.3(Mon)

気持ちのよい晴れが続く連休中に、近場でもいいから一度くらいは家族で出かけようと、上野動物園へ行ってきました。残念ながら父は外泊許可が出ず、今回は母と妹と3人です。病院を出たのはもうお昼近くて、おなかペコペコ。近くのコンビニでビールを仕入れて、上野へと向かいました。久しぶりの上野は、人、人、人……! スゴいなあ。動物園に入ってしまうと座るのも難しそうだったので、とりあえず上野公園でシートを広げてお昼にします。

上野動物園上野動物園

左:お稲荷さんと海苔巻きのお弁当。ぺろっと無くなりました。私と妹はビールも/右:目の前には噴水。なかなか気持ちいい空間です

上野動物園上野動物園

左:広場で絵本市(かな?)やってました。志茂田景樹が「読み聞かせ」中/右:動物園ゲートに押しかける人、人、人。ぎゃー

おなかがくちくなったトコロで、さあ入園。この動物園には子供の頃に来たっきりです。あまり覚えてもいないけれど、最近の展示は工夫もされているそうだし、だいぶ変わったんだろうなあ。券売機の前には行列、中に入ってからも動物の見える場所では行列です。警備員が「混雑しているから順路に従ってくださ〜い」と声を嗄らしているので、ラッコ〜猛禽類と、順番に見て歩きました。空いてるときに、気ままにぷらぷら歩いてみたいなあ。

上野動物園上野動物園

手前の檻にばかりピントが合ってしまって、なかなか上手く撮れませんが……。猛禽類はカッコいいなあ…! 右のは多分、尾白鷲

上野動物園上野動物園

テナガザル(だっけ)たちは、高いところからじーっと人間観察中

いい天気で気温も高めなので、日陰に籠りっきりになっていたり、ぐったりと寝転んでいたりする動物も多かったですが、でもそれでもなかなか見応えがあるじゃないですか。かなり最近まで、動物園って好きじゃなかったのですけど、見直しました。スペース内をうろつきまわって観客にサービスしてくれた虎に大喜びしたり、ヒグマに「これに山で出会ったら怖すぎ……」とビビったり、やっぱり大きな動物ってのは迫力ですねえ。あと、あちこちにちょろちょろいる子供たちも可愛かったです。

上野動物園

カッコいいなあ〜

上野動物園上野動物園

すぐ近くを歩き回ってくれました。迫力!

上野動物園上野動物園

「暑くてやる気でねぇよ〜」なゴリラたち

上野動物園

ヘビクイワシ。手塚治虫のマンガに出てきそうな姿

上野動物園上野動物園

水から上がろうとしないホッキョクグマと、木から落ちそうなマレーグマの子ども

上野動物園上野動物園

山ではお逢いしたくないヒグマたち。やたらウロつき回っている1頭と、爆睡中の1頭と

上野動物園

長い鼻って自分でもやっぱ重いの? 鼻を岩に乗せてぐてーっ

上野動物園上野動物園

左:象、もいっちょ/右:可愛い小猿。登るのは得意だけど下りるのは下手って感じで、檻のてっぺんで困ってました

上野動物園上野動物園

左:プレーリードッグ/右:アメリカバイソン。微動だにしない彼(?)だけ、ずいぶん寂しそうに見えました

上野動物園上野動物園

左:猿山を見ながら乾杯〜/右:「何見てんだよ!?」

上野動物園上野動物園

左:草の入った籠からアクロバティックに餌を取る/右:アメリカバク。背中を向けているのはカピバラ

途中休憩を挟んで回りましたが、東園が終わる頃に母の体力がエンプティになってしまいました。ので、サイやキリンのいる西園は次回のお楽しみに取っておこうと、最後にサル山を見ながらビールを飲んで、今日はお終いです。時間も16時近かったですしね。上野ってなかなか足が向かないけど、これならときどき、来てもイイなあ。なかなか楽しいお出かけでした。

上野動物園

ああ、楽しかったね〜

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