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2003.10.20

穏やかな秋晴れ。陽を浴びているとダイビングをしたくてしたくてしたくてしたくて堪らなくなる。なのに来週末もさ来週末も他に予定が入っているのだ(イヤそっちも楽しみなんだけど)。先週の金曜日など極上の天気で、金曜日に自由のきく友人たちは潜りに行ってしまい、私は空を見上げながら歯噛みしていた。海も最高だったそうな。くっやしいいいい〜。

さて忘れた頃に田舎話の続き……というより写真。加工するのが面倒くさくて、こんなに遅くなってしまいました。紅葉はそろそろ始まっていたけど、どうも今年のは今ひとつ色が鮮やかでない。暑くなったり寒くなったりしてたからかしら? それでも道端には秋の花がどっさり咲いていて、秋の気分には浸れます。以下はお散歩中に撮った写真たち。

田舎の写真田舎の写真田舎の写真

田舎の写真田舎の写真田舎の写真

…こうして見ると、なかなか鮮やかじゃない? ホントになー。ウチはたまに帰る分には大好きなのだ。でも今のトコ、あそこまで田舎に暮らす決心はつかない。んで今つかなかったら、体力的にどんどんキツくなるこれからもつかないだろう。何度も書いているけどウチの暮らしぶりはかなり原始的なので、体力がないとどうしようもないのだ。地元の友人たちと話したとき、なんかの流れで「もう少し田舎に住みたい」と言ったら、話してた2人が声を揃えて「田舎には職がないよ!」とバッサリ。ひーん、わかってるよー。それだからグズグズ東京暮らしを続けているのよ私ゃ。

田舎の写真←ここからの風景が大好き。田舎にはいくつかの大好きポイントがあるんだけど、その一つ。川があって、木の橋がかかっていて、向こう岸には1本だけ離れて立っている樹があって。春夏秋冬、いつだって絵になるん。のどかっしょ?

下の段、一番右のはデジカメ袋についたひっつき虫。散歩が終わるまで気付かなかったよ。ウチで飼っている犬は毛がもこもこしているので、いつも山ほどにひっつかれている。

田舎の写真田舎の写真田舎の写真

一応仕事はしなくっちゃ、と連休明けの火曜日はローカル線に乗って県庁所在地に向かったんだけど、この路線からの眺めがまたイイの。しばらく沿って走ってくれる渓谷は地元の景勝地だし、田んぼには“はせ”や“ぼっち”が並んでいるし、川に架かる橋はどれも可愛いし。東京では電車に乗ったら本の虫の私も、ぼーっと外を眺めていられる。東京だってちゃんと見ればいろいろ見つかるんだけどもね。田舎だと、探さなくても向こうから飛び込んでくるんだもの。あの日は天気も良くって窓ガラス越しの日差しが暖かくて気持ちよくて、すごいシアワセな気分になれました。年に2、3度こうゆう仕事があったらイイのになあ。(←ムリです!)

田舎の写真田舎の写真

2003.10.17

TSUTAYAで『チアーズ!』をレンタルしてきた。可愛くってがんばっている女のコがたくさん出てくる話を見たかったのである。最初、その期待は打ち砕かれたかに思えた。だって……女のコが出てくるコ出てくるコ可愛くないのである。チアガールといえば学校の華ではないのか? 全国を5回も制覇した強豪なのにそれでイイのか? 『スパイダーマン』(←見てない)のときより可愛いという評判だったのに、やはりキルステン・ダンストなのか? 『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』のときの美少女っぷりはどこに行ってしまったのか?…と?マークが渦巻いたのは最初だけ。すぐに顔は気にならなくなって、“楽しい気分”にハマってしまった。いいなあチアリーディング!

キルステン・ダンストって美人〜!とは最後まで思わなかったのだけど、彼女の腰のくびれは羨ましい限りだし、可愛いくは思えた。泣き顔がみっともない…とまでは言わないけれど美しくはないトコロなんか、身近な女のコに感じられる。うん。身近。とんでもない美人が出てこないトコロとか、多分ちょっと田舎の学校であるトコロ(微妙に古くさいんだこの学校)とか、身近。一番美人なのがロスからの転校生(彼女の顔、好み!)で、彼女が垢抜けて見えるもんねー。あとやっぱチアリーディングって“健康なお色気”なんだってのも面白かった。刺青してたらメンバーに入れないし、試合のときは髪もしっかりまとめるものね。まあ髪は邪魔にならないようにって意味もあるんだろうけど。

男のコがメンバーに入ってるってのは一般的なのかな。日本の大会をTVで見たコトがあるけど、全員女のコだったような…。それでリフトとかしてるからスゴイ!と思ったような気がするんだけど、記憶違いかしらん。チアリーディングの主役は女のコでも、男のコが入っていると技(何て呼ぶんだろ。リフトしてぽんぽん宙に放り上げるヤツ)が派手でカッコよかったあ! 私ももし小柄な女のコに生まれついていたらやりたくなっちゃうくらい。今の体格じゃ支え役しかやらせてもらえないもんねえ。いやその前に年齢せ……ぐふっ。そ、それとライヴァルチームもカッコよい。ダンス好きの私としては、話止めてカメラ止めてじっくり見せて欲しかった。あの、重心が下にある独特のリズムの取り方は黒人チームならではだ。あ! 忘れちゃいけない謎の振り付け師も最高〜。あの“声援”とはほど遠い振りで地方大会に出た勇気(!?)を買うね、私ゃ。

2003.10.16

田舎話はちょっと置いておいて。昨日行ったライブの話をせねばなりません。5年前にグループがデビューしてから、ずっとずっと行きたかったライブでした。そのワリには情報収集能力に乏しく、しかもたまに情報をゲットしてもチケットを取りはぐれる勝負運のなさが災いし、当初7人だったグループが5人になってしまったこの日まで、生の彼らを拝むコトはできなかったのです。最近ではメンバーの顔をTVで見ることも少なくなり(私が見てないだけかもしれませんが)、ひょっとして私が見ないうちに解散してしまうんじゃないかと小さな胸を痛める日々でした。でも! やっと、ついに、とうとう、行くことができたのです。『パパイヤ鈴木とおやじダンサーズ スペシャル・ライブ』に!

いやー、もうもうすんごく楽しかったです。開演時間に間に合わせるため定時よりも30分早く会社を出た私が辿りついた神奈川県民ホールは、かなり年齢が高めの方々で埋まっていました。若い人もいるんだけど、年配の方が男女取り混ぜて多い多い。普段私が観にいく芝居の客はほとんどが若い女性なので、かなりムードが違います。一緒に行った友人は「NHKホールかと思った! のど自慢が始まりそうだったよね〜」と言っていたけど、正にその通り! (こんな年齢の人たちが、ホントにおやじダンサーズ好きなのかしら)と内心不安になっていたのですが、杞憂でした。彼ら5人が舞台に出てからの客席のノリのイイこと! おやじダンサーズだと「じっくり歌を聞きたい」とか「ダンスに浸りたい」というより、「一緒にやりたい!」という気持ちになるのでしょうか。

私たちの席は2階の前の方でした。距離的にはそんなに遠くなくて、私の目だと舞台の上の彼らの表情までハッキリ見えましたけど……ああでもやっぱり1階席を取りたかった。1階席なら通路に出て立って踊れたのに! 1階の人たちがそうしているのを見下ろす悔しさったらありません。2階席だと大人しい人が多いんですもん。手を振るにも遠慮しちゃいます。最後の方は遠慮も何も忘れてしっかり立ったけど。それにその前も、椅子の中で精一杯踊ったり歌ったりしたけれど。隣の席ではかつて私と浅草花やしきのダンスクイーンの座を争った友人が、やっぱり窮屈そうに、けど楽しそうに足で拍子をとり手を振っています。ああ、彼女と来て良かった。

私のお目当てはもちろん大津年金手帳さん。誰だ、これ見よがしのダンスなんて言ったのは! 年金手帳さんのはねー、TVの画面に収まりきらないだけなのよっ。舞台で見たら全っ然大げさじゃない。あのキレ、あのリズムの取り方、あの肩の入れ方、あの腰のあの手のあの足先の…。最初の方はただただひたすら彼だけを見てました。それなのに足を振り上げるトコロではちっとも上がらないのね。あっはは! もう何から何まで大好きです。次にイイのは長谷川16tさんだなあ。一番正確に踊ってるのは彼でしょう。リズムの取り方も力の抜き方も上手いし、それにちゃんと足が伸びて上がってます。偉い! あとのメンバーの中嶌ジュテームさんと松元ドカンさんはどっこいどっこい。…いや、ジュテームさんの方が「踊れない人の特徴」を色濃く残しているか。ドカンさんはちょっと全体的に力入れすぎなんですけど、ときどき可愛いですもんね。

パパイヤ鈴木を外して4人だけで踊ったナンバーは今イチでしたけど(ホントに上手じゃない人たちは、ああいう細かいステップ踏んじゃいけないのよ。もっと“イロケ”で押すような振りだったら良かったのに)、それ以外は、本人たちの体力が続かないからと2曲ごとに入る長いお喋りも含め、とっても楽しい2時間弱でした。友達と「残念なのは1階席じゃなかったコトだけだよねー。もっと踊りたかったあ」と話しながら、入場するときにもらったチラシをめくっていると、その中の一枚が私たちに訴えかけてきました。「ねえ…これ…」「い、行きたいかも」「この日、大丈夫?」「11月1日か…。夜は用事があるんだけど、その前なら…」。もうチケット発売開始から1ヶ月も経っているので、多分無理でしょうが、もし万が一取れたら行ってきます。パパイヤ鈴木とおやじダンサーズの、『真昼のディスコパーティー』に。デスコ。ぱや!ぱやぱや!

2003.10.15

仕事にかこつけて帰省してきました。着いた土曜日に友達2人と会い、日曜に母の髪を切ってパソコンのメンテナンスをした以外、寝てマンガ読んで(今回は紫堂恭子さんのコミック制覇。『エンジェリック・ゲーム』の中断はやっぱり惜しいわあ)食っての休日。ずっと雨降りだったのも、かえって良かったです。稲刈りの予定を狂わされた父は暇そうだったけれども。ウチの台所事情のためにも、まとまった晴れ日が続きますように! 新米!新米!新米!わー!

土曜日に時間を作ってくれたのは、Y子さんとTちゃん。Y子さんとはお正月ぶりで、Tちゃんとは……何年ぶり? たまに短いメールのやり取りはしているものの、お互いに詳しい近況報告はしていなかったので、彼女の話すコト話すコト「おいおい、いったい何時の話してんのよ」って感じで笑える。そっかー、そんなに会ってなかったか、とは思うんだけれども、中身はそう変わっていないのですんなり馴染んで話せて嬉しい。本人たちが変わってなくても環境は変わってしまうから、話す内容は年齢感じる話題が多かったけれどもね。えへ。イタリアンレストランで遅めの昼食を取りながら話し、場所を移動して中国茶を飲みながら話し……4時間じゃまだ喋り足りなかった〜。特に、中国茶のお店はもっとゆっくり居たかったな。てか私が慌しかったんだけど。次またゼヒねー。

ところで私が最近けちょんけちょんに書いていた『十二国記』は、このY子さんから借りたものだったので、気を悪くしてはいないかと実はちょっぴりドキドキしていた。じゃあ書かなきゃよさそうなモンなんだけど、ゴメンね、ぶちまけなきゃ気が済まなかったのである。しかし心配するコトはなかった。Y子さんは私の『十二国記』の感想を、「よく言ってくれましたって感じだよー。私がモヤモヤしてた部分を全部言葉にしてもらった」と言ってくれたんである。そっかそっかよかったよかった。……って、それなら貸すときに一言言ってくれよおおおおうっ!(←半泣き。)

それからTちゃんからは、嬉しいプレゼント。「今度落ち込んだときに開けて」と、小さな袋をもらったのである。「いつも日記で楽しませてもらってるのに、『落ち込んだ』と書いてあっても遠くて何もしてあげられないから」って、その心持ちが嬉しいじゃあありませんか。ちょっとウルウルしてしまいそうでした。私は読んでもらってるだけで嬉しいのに。ああもう次に落ち込むのが待ちきれないっ(←違います)。いやでもホント、あれをもらっただけで「落ち込み状態」にはしばらくならなくて済みそな気分。ありがとうありがとう。中身も楽しみだけど、中身が空でも充分なくらい舞い上がっちゃう。

彼女たちとは高校時代の部活仲間で、仲間内には妻となり母となった人たちもいて、「こうやって時間作れるのはフリーの私らばっかりになっちゃったかなー」と思うと寂しいけれど、いやいや、夫や子供に負けてはいられんよ。子連れ会合でも夫連れ会合でも、歓迎しますぜ。どんな状況になったとしても、自分の考えや好きな本やムカついた出来事やを、腹蔵なく話せる友達とは細〜く長〜く付き合っていきたいもん。(細く、は会う頻度のコトね。結びつきは荒縄の如く注連縄の如くですよ)。で、次はお母さん連中にも声をかけて(←Y子さんが)、お正月休み辺りにどうかしらー?

2003.10.10

ネバる系の食べ物が好きです。オクラ、納豆、なめこ、モロヘイヤ…。納豆なんか、子供の頃は豆の味がキライだったくせに粘ってる部分だけは好きで、ご飯と混ぜてから豆を取り除いて食べてたりもしました(←取り除いた豆は父親に食わせた)。今は豆の味も好きー。小腹が空いたときに納豆だけをおつまみにできる程になりました。オクラも練って練って練って団子になるくらいに糸ひいたのが好きです。スープに入れてトロミを出すのもイイな。トロミも好きなんで、片栗粉はよく使います。今朝はモロヘイヤをさっと湯がいて生姜醤油で和えた簡単メニューでお手軽にシアワセになりました。んー、お料理サイトを見てたら急に料理の話題が書きたくなったんだけど、凝った料理を最近してないから大したコト書けなかったや。

さて、昨晩は『タワーリング・インフェルノ』と一緒に借りてきた、『みんなのいえ』を見ました。三谷幸喜の脚本・監督作品。映画館で見たらどうかなとは思うけど、テレビで見るぶんには最初っから最後まで楽しく気持ちよく観られました。『12人の優しい日本人』や『ラヂオの時間』も面白かったけど、あれらは「舞台の方がもっと面白いだろうに」って感じでしたもんね。てか、両方とももともとは舞台のための脚本なんだから。今度のは舞台にするには淡々としていたので「ああ、映画でよかったんじゃない?」と思えます。私はおせっかいにも八木アナの演技を、新人女優にありがちな“素人がガンバって演技してます!”って感じなんじゃないかと心配していたんですが、かなり自然でよかった〜。田中直樹も演技力あるし、他の主要人物も脇役もがっちり固めてて安心して見られます。チョイ役が贅沢でお得感もありました。香取慎吾の神主役には(香取くん、三谷作品に出るならこのぐらいのチョイ役がイイなー)と思っちゃった。三谷さんは彼を気に入っているようですが、私には彼が三谷作品のエッセンスをわかっているとは思えないのですよ。どうしても。

でも、いくら出来がよくっても、(舞台やって欲しいなー。役者揃えて)って気持ちには勝てないですけどね。三谷さんの舞台に7千円出すのは惜しくないけど、映画に7千円払う気にはなりませんもん。

2003.10.9

『ポセイドン・アドベンチャー』が見たくなり、近所のTSUTAYAに行ったら置いていなかった。ウチの近くのTSUTAYA、古い映画に弱すぎ! 仕方ないので何か別のを借りて帰ろうとしたが、頭の中がパニックムービー一色になっていたので、つい『タワーリング・インフェルノ』に手が伸びてしまう。もう何度も見たのに。でも誰が死んじゃって誰が助かるのかをキレイに忘れてたおかげで、ちゃんとハラハラしてしまった。フレッド・アステア演じる、やけに身のこなしがキレイな老詐欺師を見ていると、アーサー・ヘイリーの『ホテル』に出てくるケチなドロボウが思い浮かぶ。(このコソドロ、捕まらないで欲しい!)と願ったように、老詐欺師にもシアワセになって欲しかったけど……。この映画、感じのイイ人でも助かるとは限らないのが切ないよ。バーテンダーの彼までも!

しかし、この時代(つっても大して昔じゃないんだけど)の人たちって紳士だなーと思う。超高層ビルの中層から火が出て階段もエレベーターも使えなくなっているのに、最上階のパーティールームに取り残された人たちの協力的なこと! 今同じような映画を作ったら、人を押しのけてでも助かろうとする人がもっと大勢でしゃばってくるに違いない。この映画でもそうゆう人がいるにはいるんだけど、女子供を先に逃がすってトコロには異議を唱えないもんねえ。市長役も、今ならもっとイヤらしい役になりそうな気がする。あと、『タイタニック』でもそうだったけど、事故がなければ「夢の〜〜」になるハズだったものが、目の前で壊滅していくのを見るときのオーナーの気持ちってば、ツラしすぎるわ。例え破滅の原因が自分の欲にあるにしろ。

パニックムービーを見るたびに思うけど、懸垂が一回もできないってのは危険だね! 私は握力はあるし腕相撲だって強いのに、懸垂は全然ダメ。自分の体重を腕だけで支えなきゃいけない状況になったら、あっという間に滑って死ぬわ。その前にオハラハン消防隊長(カッコいい〜っ)のような人に助けてもらわんと。…ところで、今回久しぶりに見たけれど、ラストの「今回の死者は200人で済んでまだマシだ。今に同じような火事で1万人が死ぬことになる」という隊長の台詞や、高層ビルが燃える絵で、今となっては別のものを思い起こさずにはいられなくなっちゃったな…。

2003.10.8

寒い寒い寒い。なんですかこの急激な気温の低下は。先週末ダイビングに行ったなんて信じられない寒さ。海水温はまだまだ温かい時期なのに、こう外気温が低いと「ダイビング行きたい」という気持ちにもなれません。11月末までは合間を空けずに行きたいと思っているのにー。それに、私はあんまり厚着をするのが好きじゃないので、部屋で寒くて寒くてガマンできなくて布団にくるまっていると、必然的に眠り込んでしまいます。ここんとこ、平日に何もできません。

ところで先週末に友人連中と集まったとき、マンガの話になりました。『エースをねらえ!』を捨てて次の日後悔した話とか、『スケバン刑事』を買いなおそうかと迷ってる話とか(←欲しがってる彼女には、やっぱり一度捨ててから買いなおしてまた捨てようと思っている私のをあげるコトになった)、和田慎二なら短編をも一度読みたいなとか(そこですぐに『銀色の髪の亜里沙』だの『愛と死の砂時計』だの『わが友フランケンシュタイン』だの『呪われた孤島』だのポンポン名前が出てくるのがステキ)、日渡早紀さんはもう違う世界に行っちゃったのだろうかとか、花ゆめの対象年齢はどうしてこんなに下がっちゃったんだろうとか延々話し、その後、録画してあったアニメ版『プラネテス』を一緒に見て「NHKだねえ…」とため息をつき、単行本でしか読んでない私のために雑誌をチェックしてるコが展開を説明してくれました(フィーが主人公になってるって話、早く読みたいっ)。ああ、同年代のオタク仲間って素晴らしい。読みたいマンガを誰かしらが持っててくれるシアワセ。

てな感じで、ちっとも生産性のない日々を送っております。野の百合の如く。

2003.10.7

日曜日は家から(友達の)一歩も出ないでゲームしっぱなし。最近、一人でゲームをするコトはほとんどないんだけど、友達とわいわいやりながらやるのは相変わらず楽しい。…いや、日曜のは、ずっと前にやってた『サイレントヒル』の続編だったから、わいわいと言うより悲鳴をあげながら、だったか。このゲーム、怖いけど謎の解き方とか世界の作り方が好きで、自分が一通り済ませてから友達にススめたのである。そしたら友達もハマってしまって、2と3は彼女たちが買ってくれ、その後はずっと一緒にプレイしているのだ。2はツマラなかったけど、3は面白くなりそうだし1でよく分からなかった部分を解説してくれし衝撃の展開はあるしで、つい何時間もぶっ続けでやってしまった。

私は銃を撃つのも逃げるのも下手でしかも怖がりなので、人にプレイしてもらって後ろから謎解きにだけ参加するのが一番好きである。自分でやると、扉一つ開けるだけでドキドキしてしまうのだ。先に進まなくちゃいけないと分かっていても、ぐずぐずと部屋の探索を続けてばかりいて、友達に「もう何もないから先に行けば〜」と言われるくらい。しかし、日曜は一番自主的にやってくれるコが帰ってしまったので、私も後ろに隠れてばかりいるワケにはいかなかった。「これやると、このマンションの廊下やエレベーターが怖くなるんだよね。部屋の中だって、トイレの前の廊下とか怖いもん」とボヤきながら、相当長い時間コントローラーを握っていた。そしてその後トイレに行った。

用を済ませてドアを開けると、そこは真っ暗だった。一瞬、本気で混乱した。普段は点けない廊下の明かりを、私はわざわざ点けたハズである。なのにナゼこんなに暗いのだ。それに廊下の明かりが消されたとしても、居間の明かりは見えるハズじゃないのか。間にあるのはガラス戸だけなのだから。『サイレントヒル』の世界では、現実世界と裏の世界を行ったり来たりする。エレベーターに乗っただけで、扉を開けただけで、世界が変わってしまうのだ。まさか私も裏世界に……とは思わなかったけど(てか、思う余裕さえなかった)、自分がどっちから来たのか分からなくは、なった。混乱する記憶から「たしか右手に居間があるハズ…」と見当をつけ、おっかなびっくり戻った私を待ち構えていたのは当然、電灯のスイッチに手をかけた友人たちだった。

「ひどいよっ」「えー。別に脅かす気じゃなかったんだよ? あ、廊下の電気が点けっぱなしだなーって思って」「怖いからわざわざ点けたんじゃん!」「点けっぱなしだなーって思って、廊下の電気を消すつもりが、手が滑って居間の電気も消えちゃっただけじゃーん」。くっそー。Sどもめ!

2003.10.6

不規則な仕事してる1人との休みが合わず、最近2人か3人でしか潜っていなかったのだけど、土曜はダイビング仲間4人が2ヶ月ぶりに揃って、近場の三浦に行って来た。ボートが出るのは逗子から歩いて5分ほどの、小坪。潜るポイントも逗子から行くオオタカ根から10mほどしか離れていない。あはは。それなのに料金は2千円安いのね〜。設備の利用料金に差があるんだと思うんだけど、逗子マリーナの設備が特別素晴らしいワケじゃないし、小坪のも悪くなかったけどなあ。ボートには他のダイバーも乗り合わせたけれど、ロッカールームでもシャワー室でも他の人とかち合わなくて、気楽だったわ。気にいった。

朝は雲が残っていたものの、午後からは秋晴れ。風もなく波もなく、絶好のボートダイビング日和である。ボートもなかなか立派。オープンしたばかりでまだ客が少ないのか、ゆったりスペースを使えてよかった。透明度は特筆するほどではないけど、まあまあ。上層はちょっと濁っていて中層から下は澄んでいる。1本目潜るとまずはイサキの大群がお出迎え。うふふー。そしてこの辺に潜るたびにビックリするんだけど、コーラルがキレイ。赤に黄に紫に桃色に…。そこに熱帯系の魚が泳いでいるんだもの。たまりません。江ノ島が大きく見えるこんな場所で、こんなにキレイなコーラルが生えていて、こんなに豊富な種類の魚が泳いでいるなんて、ダイビングやってなかったら想像できなかった。

ボートなので、いつもよりも深く潜ったのだけれど、水温も高い。下まで20℃以上あるから寒さを感じない。様々な魚やらウミウシやらを堪能してるうちに、久々に参加の友達が「残圧80」の合図を出しているのが目に入った。………え? 早すぎない? 私らは2週間ぶりだけど、彼女は2ヶ月ぶりだから緊張してるのかしら…? てなワケで少し短めで切り上げ、陸に上がってから聞いてみたら、マスクに水がひっきりなしに入ってきて焦ってしまった、とのコト。「茶碗一杯の水でも人間って死ねるってホントだね!」って…。そんなにトラブってるようには見えなかったよ!

少し長めの休憩のあと、2本目。ホントは剣根というポイントに行くはずだったのだが、船長さんが目印を見失ってしまってボートでぐるぐる走り回る。あはは。海は凪いでるし全然気にならなかったけど、あんまり時間がかかるので結局1本目と同じトコロに潜るコトになった。残念。潜ってみると透明度もちょっと落ちている。これまた残念。でも水温も魚影の濃さもコーラルの見事さも変わらず、久しぶりの彼女も今度は安定していて、ゆったり楽しめた。何といっても今回はイサキの群が迫力。動きが速いのですぐに見失ってしまうのだけれども、ずっと近くにいてくれたので、ふと頭上を仰ぐとそこに群れていたりする。安全停止中も近くで遊んでいてくれたので、飽きずに済んだ。ありがとー。


左:友人の頼んだ迫力モノのタコブツ定食。はさみでチョキチョキ切っていただきます。 右:私の秋刀魚の刺身定食。ウマー。

2本終了したトコロで、遅めの昼食。いつもは弁当を取るらしいのだけど、城ヶ島ダイブのときの昼食に私らが大感激していたのを覚えていたらしいガイドのOさんが、地元で評判って感じの店に連れて行ってくれた。安くて美味しい魚定食を出してくれるお店。魚は新鮮だし、量もたっぷりで美味しかった! あれでドライ以外のビールがあればなー。ま、とにかく最初から最後までストレスなしの、楽しいダイビングでした。帰りの車では当然のように、爆睡。

この日のログはコチラコチラ。写真少々。

2003.10.3

父と妹と飲みに行った。泡盛好きの父に合わせてボトルを頼んだんだけれど(グラス売りがなかったので)、店員の「どうやって飲まれますか」の問いに「そのまま持ってきてください」と答えたら怪訝そうな顔をされた。「氷とか…」「あーいいです。そのままで」と言ってるのに、それでもまだ不安そうな顔で振り返り振り返り立ち去る店員。「ねぇ…今あたしらって、すごく酒飲みみたいだった?」「塩だけでいいから持って来い!とか言いそうな?」「…でもさ、普通、泡盛は割らないよね?」。……割らないですよねえ?

親と飲むからといって会話に困ったコトなどない私ら姉妹であるが、昨日はまた面白かった。気のせいか、この頃面白い会話に恵まれている気がする。そうゆう巡りあわせの期間なのかしら。楽しくゲラゲラってのも含まれてるんだけど、それだけじゃなくて、「この人がこんなコト考えてる/言い出すなんて」「この人とこの話題で盛り上がろうとは」なんていう意外な発見をしたりとか、或いは自分の考え方や物の見方が少〜ぅし影響受けそうな話をしたりとか。その分、1人でいるときにいろいろ考えちゃってブルーになったりもするけれど。…あ、別に落ち込んでるワケじゃなくて、考えすぎて疲れちゃうだけね。持久力がないから(>脳みその)。今はちょっとインプット過多でアップアップ気味だけど、消化するときが来るのが楽しみ。

今週末はいつもの面子でダイビングだし、来週末は高校時代の友人に会える。11月にもしばらく顔を合わせていなかった方々と会えそう。なんだか、わくわくしている。

2003.10.2

□連休のある週が続いていたせいか、システムのエラーで仕事が満足にできないせいか、1週間が長くて仕方ない。つか、四半期の締めごとにシステムが使えなくなるのはどうにかしてくれないかしら。自分のIDでログインもできなくなるんだもの。これで中間決算をやれったってムリだ。

□近々結婚する知人が、式でするネックレスを自分で作っているという話をしてくれた。そう言えば裁縫も手芸もずいぶんやってないな、と思ったら急に何か作りたくなって、「私はウェディングドレスを作りたいなー。友達に作ってあげたい人がいるんだ。もう勝手にデザインも決めてるの。独特な雰囲気がある人だから、既製品よりも絶対にそっちの方が似合うんだよ。だから結婚してくれないかなーとずっと思ってるのにねー」と楽しく夢を膨らませていたら、「てか、自分の作ったら?」と冷たく現実に引き戻されてしまった。………ふっ。自分が決まった人はこれだから。(←遠い目)

□『華胥の幽夢』読了。『十二国記』シリーズの短編集で、表題作以外はさらっと読める。表題作はねぇ…。途中までは面白かったんだけど、やっぱ結末のつけ方が気に喰わなかった。解決策を持たない人は批判しちゃいけないって考え方は、あまり好きじゃない。場合によっては同じようなコトも考えるんだけど(自分で現状を変える努力もしてないくせにブーブー文句ばっか言うなよな、とか。)、なんとなく感じる違和感とか「これは正しくない」という直感とか、そうゆうのも大事だと思うのだ。

あと、犯人探しをするときに「これこれこうだからあの人が怪しい」って話をずっとしておいて、そのまま「思ったとおりあの人でした」って……ツマラナクない? 意外な展開があるのかと思ったら、あまりにもストレートな結末で拍子抜けした。ミステリじゃないからどんでん返しを求めちゃいけないってコトは無いわよねえ。ま、とにかくこれで借りてる分の『十二国記』は全部読み終わった。続きは出てるのかな。あと気になるのは驍宗がどうなってるのかだけだけど。

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