2007.12.31(Mon)

冬休み日記(年内編)。28日の仕事納めはいつものようにブッチして、親戚行事の餅つきへ。今回は、現在調理学校で勉強中の私の年の離れた異父母妹、ネズッチが学校友達2人を連れて乱入です。「若い働き手が来る!」とちょっと期待しましたが、やっぱ若さは経験には勝てませんでした。賑やかではありましたけど。

翌29日は父と妹と一路東北へ。首都高を抜けたトコロで父と運転を交代し、雨のパラつく中、久しぶりにハンドルを握りました。久しぶりなので「ワイパーってどうやって動かすの?―――ああもうイイ、操作して!」と助手席の父に強要。眠りたかったのに、と父はボヤいていましたが、私の運転する車の助手席で眠ろうなんて、10年早い。高速を降りてからはまた父に運転を任せました。年の瀬の混みあう駐車場に車を停める自信はなかったので。

30日は母がやっているというヨガに挑戦。入門編だそうで、そう人間離れしたポーズはなくついてはいけましたが、自分の体が固くなったなーと痛感しました。来年はもう少し体を動かそう!と決意を固めました。同じ決意をもう何度も固めてるんですが、毎度体より先に決意の方がふにゃふにゃになってしまうのですよね……。今度こそ!

31日は父母妹と4人で近所の山へ。夏だったか秋だったかに父と山歩きをする予定があったのですが、台風で流れてしまったのでその代わりです。前に父と登ったときはさっくり登れたのですが、今回父は体調があまりよろしくないらしく、途中でヘタりそうになっていました。だいたいウチの家族は飛ばしすぎるのです。ペース配分? 何それ?って感じ。

山歩き山歩き

左:山道は落ち葉でふわふわ。陽射しも気持ちいい〜。
/右:沢沿いはひんやり。ときどき川も渡ります。

山歩き←こんな風に岩を登ったりもしつつ、途中で休み休み、でも9時過ぎに登り始めて11時前には山頂に着きました。最後にちょっと長めの鎖場があるのですが、私は途中でコース取りを間違えてちょっと怖い思いをしました。誰かが打ったハーケンに掴まって事なきを得たのですが、あのハーケンがなかったら滑ってたかも。手がかり足がかりが見つけづらくて、ちょっと足が震えました。低山だからって舐めちゃいかんなー。

山歩き山歩き

山頂からは町が一望。遠くには海も見えます。反対側は山また山。

鎖場で私らをさくっと抜かしていったおじさんが、山頂で手際よく食事を作ってました。「45分で登ったよ! 今度アコンカグアに行くからその訓練で来てるんだ。正月休みは毎日登るつもり!」と聞いてもないのに嬉しそうに話してました。自慢したいんだろうなー。私らはしばらく眺めを楽しみましたが、風がぴゅーぴゅーで寒くなってきたので、少し下がった林の中で間食。箸を忘れたので落ちてる枝を削って箸を作りました。

山歩き山歩き

左:山頂はこんな感じの岩場です。/右:一休み〜。

山歩き岩場ではお尻を使ったりもしつつ順調にくだって沢に出たとき、進行方向左の斜面を茶色い塊が落ちてきました。い、い、猪〜! かなりデカイです。父が声をあげたので水を飲んだ猪はまた斜面を駆け上がっていきましたが、そこを通るときはちょっとどきどき。こっちも生身なので怖いです。でも写真撮るまで、声をあげるのは待ってもらえば良かったかも……。その後は何事もなく駐車場に戻り、家に帰って遅めの昼を食べているうちにふと気付くと、外が真っ白に! 吹雪いてます。おおおー、早めの行動で良かった!

自分たちの日頃の行いに感謝して、今年は終わりました。

2007.12.29(Sat)

≪つづき≫

仕事をしながら勉強をするってのは、なかなか大変でした。4月は年度初めで残業も少しあったので、21時まで会社にいて帰ってから風呂と食事とその他諸々をするともう24時くらいにはなっちゃって、その後2時まで勉強とか、けっこうしてました。それでも久しぶりに何かを新しく覚える、というのは新鮮で面白かったです。提出物が添削されて戻ってくるのも、えらく懐かしく楽しいものでした。今まで経理に言われるままにやっていた負債の振替依頼書の作成で、どうして貸すほうから借りるほうに金額が移動するのかがさっぱり分かっていなかったのが、借方・貸方を覚えてやっと理解できたときには嬉しかったなあ。提出物を全部出した後に過去の問題集をやる時間も取りたかったので、結局1ヶ月ちょいで通信教育のノルマをこなしました。

んで6月に試験を受けたのですが、これはそう難しくなかったです。まぁ3級は楽に取れる資格だと聞きますし、“傾向と対策”もばっちりでした。過去の合格率を調べたところ合格率が低い回と高い回が順々にやってきてるようで(←傾向)、私の受けた試験の前の試験の合格率が比較的低かったから今回は大丈夫(←対策…?)と、自分でも落ちるとは思ってなかったです。結果、合格率は約41%と高めで、私もちゃんと受かりました。

さて次は11月の試験。今度は早めに申し込むぞーと、3級の結果が出る前にもう2級の講座は申し込みました。11月の試験までは5ヶ月。ユーキャンの標準学習時間は6ヶ月ですが、4ヶ月を1ヶ月でやるのに比べたら楽なものです。よーしちゃんと計画たてて勉強して、余裕のあるときには10月に受けるTOEICの勉強もしちゃうぞー。TOEICはとりあえずの腕試しだけど、何っにもしないで受けても惨憺たる結果に終わるのはわかりきってますもん。

しかし―――はい、もうお分かりですね。余裕があると思うと怠けてしまうのが私です。8月に入ってしばらくすると、ユーキャンから一通の封書が届きました。何だろ?と思って開けてみると「講座を申し込んでから1ヶ月も経っているのに提出物が1つも届いてません。勉強に行き詰まっているならお気軽にご相談ください」という内容でした。えーっと……すみません! 行き詰まるどころか届いたテキストを開いてさえいませんでした

さすがに反省しまして。嘘。そろそろやんなきゃヤバいなーと思って、試験の3ヶ月前になってやっと勉強を始めました。しかしその後もどうもエンジンがかからない。一応スケジュールは作ったのですけど、遅れまくりです。スケジュールより早く提出物を出せたらその余裕でTOEICの勉強と思っていたのに、TOEICの問題集はぱらぱらっとめくっただけでした。そのうち『FRIENDS』のDVDを引っ張り出してきて頭から見直し、「英語に耳が慣れるかもー」と現実逃避を始めるていたらく。時間は容赦なく流れ、当初の望み通り「自分の実力を知る」以外に何の期待ももてないTOEICの試験日がやってきました。

そしたらですねー、現実逃避が意外に効果があったのか、リスニングはかなり楽勝だったのですよ。8〜9割は聞き取れたと思った(←結果はそんなに良くなかったんですが)。そして知ってはいたけど、単語力はまるで無い。長文なら前後の流れで何となーく意味もわかるのですが、単文で穴埋めをするような問題はほぼ全滅。マークシート方式なので勘で解答用紙を埋めました。しかしこのTOEIC試験は疲れました。2時間ほぼフルで集中してなきゃいけないんだもの。終わったらぐったりです。まぁ今回は腕試しで、来年何回か受けて点数あげてきゃイイや、と思っていたこの試験、困ったコトに勘で埋めたのが当たってしまったらしく、結果が出ると705点でした。うーん、良くても600点くらいだと思ってたんだけどなー。これじゃ次に点数あげるのが大変じゃん。

んでぐったり試験が終わった3週間後には、簿記の2級の試験です。結局この3週間は、3級の時と同じくらいの詰め込みになりました。睡眠時間が激減したせいで体調も崩してしまい、試験の1週間後に行った海外旅行に万全の体調で臨めなかったのは“痛恨のエラー”でしたよ。んで2級は、試験を受けるまで「今回は受かるかどうかさっぱりわからん」くらいは難しかったです。ラッキーなコトに、今やってる仕事が意外に簿記と関係あったんですよ。でも初めて覚えるコトもいっぱいで、特に工業簿記の差異分析なんかは最後の最後まで苦労しました。

んで「よしばっちり」と試験に行ったら、工業簿記の問題は超簡単でした。しかもその簡単な問題で、答えはちゃんと分かっていたのに、私は回答欄を間違えるというお約束のミスをしました。でもまぁ自己採点では受かってるかなー、今回はわりと簡単な試験で良かったなーと結果を待ち、期待どおり無事に合格することができました。意外だったのは合格率で、約21%。どうも私が得意な決算資料の作成、苦手な人が多いみたいですね。

とまぁ、書いてみれば「自分を褒める」よりも、隙さえあれば怠ける根性とか自分を律せない態度とか反省ばかりが思い浮かぶのですが、でもでもとりあえず昨年たてた目標を曲がりなりにもクリアできたってだけでも、えらい! これはご褒美をあげなくちゃ!(←結局それかい!)。んで、今はまたそのご褒美(って要するに散財のコトだ)に絡めて、また来年の目標をたてました。今度の目標は遊び方面です。あとTOEICも続けるつもり。

というのが「結果が出たから話せる今年」でした。今日は恒例の餅つきも済ませてきたし、明日は父母の家へ。また友達と会ってのーんびりしてきます。それでは皆さま、よいお年を。

2007.12.28(Fri)

9月末〜11月末までサイトの更新をサボってまして、そこから日付のズレた更新を続けていました。この日のだけは当日UPしたものです。

さて。年内の日記はまだ全然終わっていないのですが―――。終わるどころではないのですが……。どうも1度休むとサボり癖がつきますね。ま、とりあえず今年のまとめだけは今年のうちにやっておきます。今年の私は珍しく頑張りました。12月はサボってダルダルしてたのでガンバったことを自分でも忘れちゃうくらいですが、ま、ここ数年のうちではマシな方だったと思います。ので、今日のは、私エライ!の日記です。たまにはねー。

ここ数年、特に不自由はないし楽しいし別に生活を変えたい理由はないんだけど、でもあまりにもぬくぬくしすぎている気がして、これでイイのかなー、つかダメじゃん惰性すぎるじゃんと、どこかでもわもわとしていました。そんなときに起こったのが、同じ会社で働いていた、仲のいい派遣社員のいきなりの契約打ち切りでした。彼女はとても仕事のできる、思ったコトをずけずけと言う人でした。私はとっても好きだったけど、上下関係にウルサい人には嫌われるタイプ。それで敵を作ってしまったのか、彼女の解雇は思いっきり理不尽なものでした。

これが私にはかなりショックでした。こうゆうのがまかり通るのか、と。この日記では何度も今の仕事を「辞めてやる」と書いているし、今だって別に辞めても構わない。でも自分から辞めるのと、いきなり契約を打ち切られるのとではショックが違います。んで気付いてみるといつの間にか私も再就職がヤバい年齢になっていたのでした。気付くのが遅いです。私は飛びぬけて何か一つのことに秀でているワケではなく、器用貧乏です。でも会社に1人いるとかなり便利だと自負しているし、雇ってさえもらえればどこでも重宝されてきました。「でもさー雇ってもらえなきゃ話にならないんだよねー。学歴もないし履歴書に書ける資格もないし、最初の一歩が難しいよー」と何度ボヤいたことでしょう。しかしナゼか今回は、天啓がひらめいたのです。

パンが無いのならお菓子を食べればイイ。資格がなけりゃ取ればイイじゃん!……はい、天啓なんてもんじゃありません。これまた気付くのが遅い。今までボヤいた相手にも言いたい。「どうして教えてくれなかったのよー」。学歴のほうは―――まあホントにやる気なら何とかならなくもないんでしょうが、そこに金や気力を注ぐ気にまではなりません。ですので、1年前にたてた今年の目標は「履歴書に書ける資格をとる」でした。いやこれがホントに再就職に役立つとは、実はあんまり思ってないんですけどね。某友人に言った「自分がなにかやった、私は頑張ったというエクスキューズが欲しいのかもー」のほうが、かなり本音に近い気が。とにかく何かが、やりたかったのですよ。

ですので目標の選び方もまたいい加減でした。再就職に役立てたいならやりたい仕事を選び、それに必要な資格を考えるのでしょうが、私の選んだのは基本の基本。簿記とTOEICでした。簿記は今の仕事の理解に役立つんじゃないかと思ったから。TOEICは海外旅行に行くたびに自分の英語力の衰えを痛感していて、少し取り戻したかったから。あ、あれ? 後者なんか仕事にかすりもしてないじゃん! ……まあいい。とにかく目標は簿記2級(できたら今年中)と、TOEIC(こっちは力試しで最低1回は受ける。受けてから弱点を勉強する)だ。えいえいおー。

と勢い込んで(そうでもないか)迎えた今年の年明けでしたが、今年の1〜2月は2年に一度やってくる仕事の嵐の時期。毎日20時とか22時とかまで残業で、それに今年は勉強の年とは決めたものの、もう1つ決めていたのは「遊ぶほうに影響を及ぼさない」でしたので、週末はダイビングやスキーに行かねばなりません。3月になって嵐は少し落ち着いたものの今度は年度末がやってきて、ハッと気付くと何もしないままに4月になっていました。

あ、でもでも、勉強方法は考えていました。とりあえず簿記は通信教育です。私は自分の性格を知っています。独力で勉強なんてできるワケがありません。締切がないと「明日でイイや」と延ばして延ばしてそのまま終わりになってしまうのは目に見えています。だってほら、もう4月じゃないですか! その点通信教育ならお金を払うワケです。「払った以上、元は取らなきゃ」という貧乏人根性が私のケツを叩いてくれます。ですのでユーキャン生になることは、4月の時点では決めていました。

んで試験はいつあるのかな?と調べてみると(←真っ先に調べろよ!)、次の試験は6月10日、その次は11月、その次は2008年の2月でした。―――えっ? ……えーっと、ユーキャンの標準学習時間は―――えええっ? よ、4ヶ月? 間に合わないじゃないですか! しかし6月の試験を受けないと「今年中にできたら2級まで」の目標は、始めないうちからダメになります。ダメ……ダメ……「だめで、もともと!!」(©『逆境ナイン』)。とりあえず大急ぎで受講の申し込みをしました。

おかしいな、なかなか自分を褒め称える日記になりません。明日こそは!―――というワケで、続きます。

2007.12.25(Tue)

TSUTAYAディスカスの第4弾の感想。

『太陽を盗んだ男』。―――ゾ、ゾンビ……!(←見りゃわかる)。なーんで見たかったのか忘れてしまったのだけど、リストに載ってたので借りてみました。面白かったです。原爆作成中の没頭っぷりとか完成時のはしゃぎっぷりとかその後のぽっかり虚脱っぷりとか、いいねー。終わり方も好きなんだけど、最後のストップモーションと爆発音が無けりゃもっと良かった。

『ココシリ』。……映画終了後、しばらく現実世界に戻ってこれませんでした。今回の無料お試しで借りた8枚の中で、一番良かったです。これは劇場でちゃんと見たかった。いろんな賞を取っているそうだし、公開時には話題になっていたのでしょうけど、そこは世情に疎く記憶力の貧困なわたくしのコト。始まってから「ああ中国映画なんだ」と思ったくらい、前情報一切なしでこの映画を見られたのは幸いでした。ので以下のネタバレ有々の感想はまだ未見の人のために、一応全部隠しておきます。

毛皮を取るためにチベットカモシカを殺しまくる密猟者と、それを阻もうとする山岳パトロール隊の追いかけっこ(←そんなノンキなものじゃない)の話なのですが、とにかく舞台のココシリが素晴らしく美しいです。標高4,000m超のココシリは“中国最後の秘境”だそうで、山と河と砂以外、なーんにもない。美しいんだけど、怖いです。人なんか簡単に飲み込まれてしまう。冒頭でパトロール隊が「山に入る」と言って出かける場面で私は(ずいぶん大げさだなー、永の別れじゃあるまいし)と思ってしまったんですが、すぐにそれは日本人感覚だったと思い知らされます。いや日本でだって山では毎年、何人もの人が亡くなってますけど、でも車で山を何日も何日も何日も走って誰もいないどこにも出ないってのは、日本ではないですよね?

山へ出かけたパトロール隊は途中で、密猟者たちが皮を剥いだチベットカモシカの死体を見つけるのですが、ハゲタカ(?)が食べたのか薄ーく肉が残っているだけの骨が何百頭分もただ静かに横たわっているシーンは怖ろしくもナゼか美しく、印象的でした。その後の弔いのシーンがまた―――歌というものは心に迫るものがありますよね。街にはキャバクラもあるのですが、山に入ってしまえば娯楽はなーんもなく、ただ歌だけ。弔いにも、死者を送る歌があります。

他にも……ああ、語っていくとキリがない。映画の目線は、北京からやってきた新聞記者の僕ちゃんのものなので、見るほうも彼に同調できます。銃を持った隊員が密猟者を1人だけ尋問のために連れ出せば殺しちゃうんじゃないかと緊張するし、殴る蹴るの暴力を振るえばやり過ぎだと言いたくなる。走るだけで肺水腫(?)で倒れたり、もう、ちょっと想像の範囲外。なにより分からないのは、隊員たちが実質ボランティアだということです。無給で、何の後ろ盾もなくて、自警団みたいなもの? それが命がけで、カモシカを守るために走り回るのです。なんでそこまで―――!?

ホント、これは映画館のスクリーンで見たかった。大画面で見たら終わった後立てなかったかもしれない、というくらい、圧倒されました。

2007.12.22(Sat)

もうホントに引きこもりでダメダメの12月だったけど、三連休の初日だけは、U・Y・Kのいつもの面子と忘年会代わりに出かけてきた。午後イチでUの家に集まって、しばらくだらだらと喋る。なんせ外はときおり小雨がパラつく寒空で、ぬくぬくの室内から出たくなかったのだ。1時間くらいしてから「さーて今日はどこへ行くかねー」と地図を引っ張りだしてきて、行く先を葛西臨海水族館に決める。結局12月は1度も潜れなかったので、せめて魚に逢いにゆく。

Uの車でのドライブは久しぶりでずいぶん危なっかしいナビをしてしまったが、なんとか無事に水族館の駐車場に着いた―――が、入口に「水族館の入場は16時までです」の看板が出ている。えっ……!? 今、ちょうど16時なんですけど……? 連休だしお台場とディズニーに挟まれた立地だし、19時くらいまではやってると思ったのに! 焦ったが「とりあえず行ってみよう」と車を停めて走る。駐車場を抜け階段を駆け上がり入口まで行くと係の兄ちゃんが「水族館に入る方いらっしゃいますかー!」と呼びかけてくる。

Yと一緒に「はいはいはいはいーっ」と叫び、敷地に入る。後ろから「チケット売り場まではまだまだありますっ! 走ってくださいっ」と兄ちゃんの声が追いかけてくる。UとKはまだその向こうだ。とりあえずチケット売り場まで走って4人分のチケットを購入。すんごい息が切れている。まさかこんなトコロで全力疾走しようとは……。しかし閉館まではたったの1時間。ただでさえ普通より見るの時間かかるのに、これじゃゆっくり見られない。

車の中で「着いたら水族館入る前にお茶しようか」なんて言ってたのだが、そんな暇はない。この水族館にははるかはるか昔に来たコトがあるが、そのときはすごい人出で警備員が「止まらないでくださーい、進んでくださーい」と水槽の前で行列の整理をしていたくらいだった。しかしこの日は時間のせいか空いていて、ありがたいコトに自分たちのペースで歩ける。しかし自分たちのペース(ちょっと早め)で見ていたら、「閉館まであと30分でーす、ここはまだ順路の半分まで来ていませーん」とまた急かされてしまった。

結局走るようにして順路を回ったので、印象があんまり残っていない。目玉の水槽のマグロくらいかなー。もう少し、ゆっくり見たかった。それでも自分土産にチンアナゴの金蒔絵シールを買えたのは嬉しかった。別にここのオリジナルじゃないけど、水関係の場所じゃないと売っていなさそうだもの。水族館を出た後は夜景を見に、観覧車へ。こっちは20時までやっているそうだ。同じ敷地内なのに、何でよ?

観覧車なんて久しぶりに乗ったが、夜景はとてもキレイだった。とにかく外が寒いので、途中からガラスが曇ってしまったのは残念。晴れた昼間の景色も見てみたいなあ。ディズニーランドが見えたので、ミッキーのばか話で大笑いしているうちに、あっという間の17分は終わってしまった。もう一周くらい、したかった。

いい加減空腹だったので、その後お台場に移動する。ナビに頼りまくりの私たちは微妙な道を間違えて、同じ辺りをくるくる回ってしまった。すぐそこに見えているのに! やっと着いて比較的スムーズに駐車場を見つけ、さあ食事だと思ったら占い大好きのUが無料の風水診断に曳かれてしまい、また食事がお預けに……。約1時間後に食事が目の前にやってきたときの、料理の無くなる速さは特筆モノだった。香港麺、美味しゅうございました。

カラオケしよう、とか、ちょっと早めのクリスマスケーキ食べよう、とかも言っていたのに、いつの間にか22時を回り、時間切れとなってしまった。忘年会どころかやり残しがいっぱいで、また次の会合をしなきゃだ。まぁ、集まる理由は何でもイイのだ。喋って食べて遊んで、ちょっと、スッとした。

2007.12.19(Wed)

TSUTAYAディスカスの第3段の感想。―――12月の日記はDVD感想ばかりで他に何もやってないのか、という感じだがその通り。正にな〜んにもやっていない。自堕落落落。どこまで落ちてく。こないだ書いた浪費計画も含め、鬼が笑い死にしそうなくらい来年のコトばっかり考えている。

さて1本目は『ジャイアント・ピーチ』。主役の男のコの顔が怖い。あの頬の削げた感じはいじわるなおばさんたちにロクなものを食べさせてもらっていなかったからなのか(オーブンの中の魚の頭を見たときは「兜煮! 兜焼き!」と思ったけど)あの妙に虚ろな目は何をどこを見ているのか。アメリカ人にとってイギリスは(桃はイギリスから船出(桃出?)してたよね?)ああも暗い島なのかイギリスにはあの意地悪なおばさんたちがいると思っているのかと勘繰りたくなる。えーっと、そうゆうモードじゃなかったのか、あんまりノれませんでした。

2本目は『乙女の祈り』。八重子さんが『小さな悪の華』について書かれている文章に惹かれ、来年2月の吉祥寺バウスシアターはぜひ観に行きたいと思っているのだけど、まずその前に「観ておくべき」らしい『乙女の祈り』を借りてみた。―――ら、いや私これ好きだわ。眠かったのに眠さを忘れてしまったくらい。八重子さんの書かれているとおり、2人の少女は(特にポゥリーンは)美しくなくって、森の中で下着姿になっても色気のいの字も感じないのだけれど、でもなんだろ、多かれ少なかれこうゆう感情に覚えがない女のコっているんだろうか。赤毛のアンとダイアナの友情も紙一重だと思うんだけど。周囲の大人たちも含めてとてもリアルで、こうなると『小さな悪の華』をどう感じるか、今から楽しみ。

2007.12.10(Mon)

健康診断の結果が届きました。また中性脂肪でひっかかっちゃったよ…。平均値がおかしいんじゃないのかね?

風邪がしつこく居座っているのでダイビングに行きたい気持ちを抑えて大人しくしているせいか、大型の物欲様がご降臨。ボーナスをもらえる身分でもないのに、10万円規模の物欲様にいらっしゃられても、ああ……。つもり浪費でもしようかしら。ボーナスもらったつもりで浪費(←それにいったいどんな意味が……)。

さて。TSUTAYAディスカスの第2段が届きました。も少しマイナーな作品の品揃えがあるとイイのになー。まぁTSUTAYAだからしょうがないか。

『銀河ヒッチハイク・ガイド』。原作を読んだのはずいぶん前だから忘れちゃったけど、私のお気に入りのネガティブロボット、マーヴィンってあんな体形だったっけ…? イメージとしてはC-3POだったんだけど…。ともあれ、あのはちゃめちゃの話をよくぞ2時間弱にまとめましたって感じ。

マーヴィンの、芸の域までいったネガティブっぷりは、さすがに映画だけじゃよくわからないかなー。冒頭は「えっミュージカルか」とびっくりしたけど、いいよねー。しばらく「So long, so long, so long…♪」の歌が頭から離れませんでした。しかしこれ、原作読んでない人はついてこれるんだろうか? あと原作に比べてLoveの比重が大きかったような気がするのは、気のせい?

『完全犯罪クラブ』。うーん、わざわざ借りる必要なかったなあ。TVの洋画劇場辺りで適当に見たかった。まぁタダなので文句は言いませんが。実際にあった事件がモデルになっているらしいけど、その事件を知らないし、追い詰める側にちっとも魅力がないので、どこにも引っかかってこなかった。私が思ったコトと言えば「遠浅で波が高くて潜れそうもないなあ…(←そこかい!)」と「Jin○○は不味いでー(←それかい!)」くらいでした。

2007.12.2(Sun)

旅行前からの風邪が治らず、この週末は久々にホントの休養日。ちょうどTSUTAYAディスカスの無料体験を申し込んでいたので、これまた久々に家でDVD鑑賞なぞしていました(←最近その暇がなかった…)。

まずは『第十七捕虜収容所』。収容所ものってごっちゃになっちゃうんだけど、たぶんこれはTV放映かなんかで見たことありますねー。でもすっかり忘れてたんで問題無し。面白かったです。意外に扱いがマシな感じがするのは(とは言っても日没後に小屋の外に出れば銃殺、ですが)彼らが軍曹だからなのかしら? 限られたものでいろんな道具を作り出すシーンは、この作品に限らず大好きです。

2枚目は『エコーズ』。始まった瞬間「しまったホラーか!」と思ったんですが、びっくり系じゃなくてじわじわ系だったのでホッとしました。でもあのさー見つけて欲しいならもう少し場所を特定しようよ! 最初のうちは夫の話を聞かない妻にイライラしてたんですけど、後半は夫が怖くて。だってケヴィン・ベーコンなんだもん……。しかもそれが“初めて感じる生き甲斐”って……中年男も大変ねぇ、って感じでした。

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