ぷらぷらすTOPへHOME 日記目次日記目次

2001.6.17

昨日、昼は父につきあってもらって運転の練習、夜は馬的思考のオフ会に参加してきた。オフ会はすごく楽しかったが、ゆっくり書きたいから後回しにして、先に午前中の事件を書く。…私、初めて警察につかまってしまいました。

自宅から国立までの運転をしたのだが、途中、幹線道路に入ったときのことである。合流車線から本線に入った私の目の前に、いきなり一人の警官が立ちふさがった。そして道脇のファミレスの駐車場に私の車を誘導するではないか。助手席に乗っていた父は教習所のインストラクターよりも口うるさくて「ブレーキに足を乗せるのが遅い」だの「子供がいたら、もっと避けろ」だのイチイチ文句をつけてくるのに、その時は何も言っていなかった。ワケがわからなくて「私、何かした?」と聞いたが、父にも心当たりはないようだ。駐車場には、私の車とその後ろの車の2台が連れ込まれた。

答えから書くと、私は進路変更禁止の黄色い線をまたいで合流してしまったらしい。そして後ろの車もそれにつられた(ごめんなさい)。実際に合流するべき場所の手前で進路変更をしたのが、いけなかったと言うのだ。でも、ちょっと待て。私はちゃんと本線を走っている車を確認した。そしてその車が、私の出したウィンカーを見てスピードを緩めてくれたので、それで合流したのだ。そりゃ決められたとおりに合流した方が、危険が少ないのだろうとは思う。でも初心者に全てを見ろと言うのは無理だ。いや見ろと言うのはいいけど、それに失敗したからと言って点数を引くのはどうか。厳重注意ぐらいでいいんじゃないのか?

私がこんなに怒っているのは、罰金6000円が惜しいからではない(ホントはそれもあるけど)。初心運転者期間制度があるからだ。教習所でこの制度を教わったとき、インストラクターは「実は私はこの制度には反対だ。ペーパードライバーを増やすだけだから」と言っていて、その時は実感としてわからなかったのだけど、自分がつかまって点数を取られると、その通りだと思う。

初心運転者期間制度について、知らない方のために書いておく。免許取得後1年間に、合計3点の違反をするとまず「初心者講習」を受けなくてはいけない。そして講習後さらに3点の違反をすると、再試験が待っている。再試験に落ちると免許取消。そしてこの試験はまず通らないそうだ。…3点!! そんなのあっという間じゃん!

初心者の事故を減らすための制度だとは思う。私も初心者のくせに飲酒運転をしたり何十キロも制限速度オーバーをするのは危ないと思うし、厳しくしてもいいと思う。だけど昨日の私みたいなうっかりミスを3回やったら講習? それは少し違わないだろうか。私は本線の車を目視して、安全を確認してから合流した。それだけでも褒めてほしいくらいだ(<おい!)。怒られるのは仕方ないかも知れないけど、点数を取られたコトによって確実に私はペーパードライバーに近づいた。だってまた免許取り直しはイヤだもん。そんなお金は逆さに振っても出てこない。そしたら1年間は運転を控えよう、と思うのも当然だ。私みたいのとか、駐車禁止にうっかり止めてしまったとか、そういうのは1回目くらいは注意ですましてくれてもいいと思う。

ああ私は下手だからもっと練習したいのに! これをのぞけば、昨日はけっこう上手くやったと思うのに! きー悔しい。

2001.6.15

ホントは昨日一番ムカついていたのは、上司Bに対してだった。私は珍しく気が合っている直属の上司Aに出された課題を消化したいのに、そのまた上役のBがくだらないことをコマコマ言いつけてくるので、ちっとも課題に取り掛かれないのだ。しかもBの指示の出し方が下っ手くそで…、ああもうイヤな気分になるだけなので止める。とにかく昨日は1日Bにつきあっていたので、退社時には苛々がピークに達しようとしていた。12日の日記に「仏頂面はやめようよ」みたいなコトを書いておきながら、昨日の私の顔はひどくぶすくれていた。でも間のいいことに、夜には観劇の予定が入っていた。

観に行ったのは、プロット形式のお芝居。説明によると粗筋よりもう少し細かく設定が決まってはいるけれども(このシーンで誰と誰がどういう話をして、時間は何分とか)、台本はなし。役者がその場で即興で台詞を作っていくというものだそうだ。氷室冴子さん原作の『ライジング!』で演出家・倉田悟郎が、稽古段階にやっていたようなモノですね。昨日のはそんなシビアなものじゃなくて、台詞が出てこなくて必死になったり、いきなり妙なアドリブをかまされて慌てふためく役者さんの姿を笑って楽しもうという企画…なんだと思う。

舞台でのハプニングってのはつきものだ。さすがに万近くのチケットを売るような大きな劇団では、ハプニングがあったとしても、観客がそれに気付くことはほとんどない。でも私が好んで観に行く小さな劇団だと「あ、台詞に詰まってる」とバレてしまうことも、ままあるのだ。そういうのを「小劇団とはいえお金をとってるのに、プロ意識が足りない」と見る人もいて、そこは評価の分かれるところだと思うけど、私はこの種のハプニングが嫌いではない。というかむしろ楽しみにしている。

もちろん常に歓迎するワケではない。例えばそのハプニングによって芝居の流れが断ち切られてしまうような場合には、それはちっとも面白くない。でもアドリブに強い役者さんだと、客がノればノるほど調子づいてどんどん脇道に逸れていったりして、それを他の役者さんが必死になって食い止めようとしているのなんかは、すごく好きだ。また困っている様子がいいというお得な役者さんもいて、これは困っていればいるほど笑え、結果的には美味しいトコロを総取りしていったりも、する。

さて昨日の舞台だけれど、最初のうちはどうなってしまうのかと思った。出演している4人の役者さんの全員が、あまりアドリブ上手でないのだ。いや、お目当ての保村大和さんはアドリブ下手ではない。でも彼は、振り回されているのが似合うキャラだ。それなのに他の3人がまとまりなく動くものだから、突っ込む方に回らなくてはいけなくなってしまっていて、彼の魅力が活かされていない。ところどころでは笑えるんだけど、同じようなシーンが続くのに飽きてしまう。こりゃ今回も失敗かな、と思った。

ところが途中に「何が起こるか分からない。突発客演コーナー」ってのが始まった。今までの4人はアドリブとはいえある程度の練習はしている。だから相手が何を言うか、どういうキャラクターを作っているのかは、お互いに分かっているのだろう。悪い意味で、アドリブに慣れてしまっていたのだ。ところが客演だと相手が何を言い出すのか、ホントに分からないらしい。多分リハーサルを一度でも合わせていたならいい方だろう。これがめちゃくちゃ面白かった。

まず邪魔な3人がいない。保村さんと客演さんの対決。そして基本的に客演さんが好き勝手やるから、保村さんは振り回される方に回る。それがハマった。ああやっぱり困りきっている保村さんはいい! それに客演さん、特に男性陣も面白すぎ。笑いすぎて涙がぽろぽろ出てきちゃった。アメリカから渡ってきたギャング役をやった2人組もスゴくよかったけど、娼婦をやった清水さん。素晴らしすぎる。路地裏に連れ込もうとする(段取り)保村さんに絶妙のタイミングで「ロング?それともショート?」と聞いて、絶句させたところは最高でした。あと、あなたみたいに無駄なテンション使ってタンバリン叩く人を見たことがありません。

見ている最中から「誰?この人、いったい誰?」って気になって気になっていたが、一緒に見た友人によると、よく一人芝居をやっている方らしい。道理で堂々としていたワケだ。それにアドリブにも慣れているだろう。保村さん一筋の(いや時々は八嶋さんにも浮気してるけど)私だが、昨日のアンコールのときは保村さんよりも、清水さんに目を奪われてしまった。今度チラシを見かけたら観に行こう。保村さんも後半良かったし、今回は満足。

ありがとう保村さん、清水さん、そしてギャング役の人たち。おかげで今日も上機嫌が続いています。

2001.6.14

またもや料理が面倒になってしまったので、刺身用のタコの足を買ってきた。前の日に作った大根と薩摩揚げの煮物があったので、あとはタコをぶつぶつ切るだけ。手抜きの極地。それはいいんだけど、酒が赤ワインしかなかった。しかもフルボディ。飲む前から合わないかなーとは思ったが、予想を越えていた。口の中でのあの微妙なハーモニー。…うう、気持ち悪い。

そんなこんなで荒んでいる。気持ち悪いと言っておきながら飲み続けて荒んでいりゃ、世話ぁない。そしていきなりだが、ライフカードのCMに腹が立つ。「カッコ悪いよ会社のためなんて〜」ってあれだ。自分のためにってのはそういう意味じゃないだろ!と見るたびに説教したくなる。ばばくさかろうが構うもんか。それからバランス飲料DAKARAのCMにもムカつく。何だあの口調は。あんたたちなんか小便小僧のくせに。小便小僧のくせに! そして今週の『フレンズ』を見逃した自分にも。お風呂に入るまでは覚えてたのに、本に夢中になるなんて、このばか! 今週の話は面白そうだったのに。あーあ。

と、恨みつらみや後悔ばかりの私の人生なのだが、ついさっきまた新たな後悔のタネが増えてしまった。後ろの席に座っている人が「三宅島のきょん」と言っていたのに、ちゃんと訂正を入れなかったことだ。違うよぅ、きょんは八丈島なんだってば。

2001.6.12

日曜に行った、東京インターナショナルミニチュアショーの話。このイベントに行くのは確か3度目だったと思うが、素人目にも徐々に作品のレベルがあがっていくのがわかって楽しい。ドールハウスやミニチュアグッズの作品発表&即売会なのだが、ドイツやアメリカやイギリスからやってきている人もいて、小さいけれどなかなかに国際的なイベントである。そこで久しぶりに外国の方々と言葉を交わし、ちょっと思うところがあったので書く。

欧米の人は、目が合うとにっこりしてくる人が多い。海外は人間関係が殺伐としているから(!)他人に対して警戒する必要があるので、目が合ったときに「私は害意があってあなたを見ているのではありませんよ」と示すために笑顔を作るのだ、と聞いたことがある。真偽のほどは定かではない。まあ握手も武器をもっていないことを相手に証明するための儀式だと言うし、人間関係がどうのって部分は置いといて、ホントの話かもしれない。生まれた経緯はともかく、この習慣が私は好きだ。

正直言って、海外に初めて行ったときには、この習慣に戸惑った。目が合ってにっこり笑うところまではいい。だけど相手は用事があって見ているワケではないので、上手にふっと目を逸らしてくれる。これがなかなか上手くいかなくて、相手はとっくに違うほうを向いているのに笑顔を引っ込めるタイミングを逸して「この笑顔をどうすれば…!」って状況になっていることがよくあった。…同じように困ったという体験を聞いた覚えはないから、これは私が不器用なだけだと思うが。

でも慣れてみれば、お店に行って店員さんから「Hi,How are you?」と挨拶されるのも、店を出るときに「Have a good day!」と声をかけられるのも、気持ちよくなってきた。特に一人旅をしているときには、1日に発する言葉がそういういくつかの挨拶だけだったりするときもあって(寂しいなぁ)、ちょっと立ち話ができたりしたらそりゃもう嬉しくてたまらなかった。

日本にだって上手な、気持ちいい接客をする人がたくさんいるのは知っている。外国にだって無愛想な店員もいる。だけど最近、たまたまかもしれないけど、スーパーやコンビニでやたらと態度の悪い店員に遭遇することが多くって、そんなときにミニチュアショーで愛想のいい外国の方と言葉を交わしたもんだから、ついつい比べてしまったのだ。あ、でもミニチュアショーでは日本人の接客もすごく感じがよかったです。やっぱりみんな好きなものを売っているから楽しそうだし、「これはどの辺に苦労して…」とか「ここにこだわっているの」とか嬉しそうに話しているのを聞くと、こっちまで楽しくなりますよ。

店員に限らず、ひどい仏頂面をしている人を見ると、不思議に思わずにいられない。つまらなくないのかな。近所のコンビニのおばさんは、いつも顔をあげもせずに「300円…千円…700円」と代金、受け取ったお金、お釣りをぼそぼそ呟くだけなのだけれど、こっちも気分悪いし、向こうだって楽しんでいるとは思えない。外人と同じようにしろなんて言わないけれど、最後に笑顔で「ありがとうございました」と言うだけでも、ずいぶん後味が違うと思うのに。

あと、も一つ。海外に行ってやたらと態度の悪い人。あれも止めようよ。英語が苦手なんだろうけど、必要最低限も喋らない人をよく見る。すごく感じ悪いです。例えば両替所で日本円を差し出して、現地通貨を受け取って、出て行く人がいた。無言のままで。あんたは白鳥の王子のエリザかっての。おじさんだったけど(エリザ=白鳥にされた兄たちの呪いを解くために無言でイラクサの上着を編みつづけている人)。そりゃ両替所なんだから、日本円を差し出されれば「両替がしたいんだな」と見当はつくとは思う。でも「ハロー、プリーズ、サンキュー、バーイ(にっこり)」だけでいいんだよ? 私だって今はそのくらいしか喋れないけど、それだけで旅行はできるから。そのくらいは郷に従うべきだと思うよ、ホント。

2001.6.11

本を読んでぐでぐでしたり、知人が出展している東京インターナショナルミニチュアショーに行ったり、妹に一週間遅れで誕生日を祝ってもらったり、体重計を買いに行ったりと、いつもとさして変わらない週末だったのだが、頭のどこかにいつもあの大阪の小学校の事件がひっかっかっていて、何だかいろいろと考えてしまった。

考えたといっても、事件を分析するような情報も知識も能力も持っていないので、実際に考えたのは自分のコトばっかりだ。例えば、子供が巻き込まれる事件や事故にどうしてこうもやりきれない気持ちになるのか(子供好きとはお世辞にも言えないのに)とか、ココロの病気についてどう思っているのかとか、私が死刑を受け入れられないワケとか。どれも昔から考えているのに、自分の中でも未だに矛盾があってはっきりとは答えられないことばかりで、今回だって急に答えが見つかるハズがない。それなのにふと気付くと、またぼーっと考え込んでしまっている。唯一絶対の答えなんか見つかるワケもないけれど、多分私はこれから何度も何度も同じようなコトを考えるんだろうなぁと思う。

そんな中で読んだとあるマンガに「俺は間違っていないよな、これでよかったんだよな」って台詞があった。前に読んだときには「何情けないコト言ってるんだか」くらいしか思わなかったのに、自分がぐるんぐるん考え込んでいたせいか、今回はやけにムカついた。この台詞が独白ならOKなのだが、登場人物Aは過去にとある決断をして、その時点で将来まずい状況になることは十分に予測ができたのに、「何とかなる」とあまり深く考えもせず実行してしまい、そして実際にまずい状況になってしまったら、同じような状況にある女の子に向かってこの台詞を吐いたのである。ふざけろ。

自分が覚悟も決めずに行動したのに、その責任を取ろうともしないで自分の不安を他人に押し付けたりとか、自己満足のためにお説教していながら「あなたのために言っているんだ」とか、こういう自覚のない行動ってのが私は大ッ嫌い。それでその事実を指摘されると「そんなつもりはなかった」と言うのだ、決まって。そして自覚をせずに行動しているものだから、何度痛い目をみても、同じことを繰り返す。私だって意図せずに他人を傷つけた経験がないとは言えない。(意図して傷つけた場合もあるし。)だけどなるべくやらないように意識しているし、やってしまったらその結果は受け止めなきゃと思っているのだ。

ただ、このマンガのシチュエーションでは認めないけど、「これでいいんだよね?」と確認したくなる状況ってのは私にもわかる気がする。自分ひとりでは出口が見つけられなくて、自分の進んでいる方向が間違っていないと、大丈夫それでいいんだと請け合ってもらいたくなる気持ちはわかる。わかるけど、もしホントに大切な人がそういう状況に陥って、そのものずばりの言葉で「間違ってないよね?」と確認されたら、多分私は答えられない。「間違っているかいないかはわからないけど、どちらにしても私はあなたが好きだ」というのが、私に言える精一杯だと思う。たいした救いにはなれそうもない。

2001.6.7

昨日の夕食。ラーメン。…ネタにするためにやっているワケじゃないです。でも会社帰りに野菜を買いに行ったら、美味しそうなちぢれ麺のが特売になってたんだもん。それを見たら、冷凍庫に叉焼が眠っているのを思い出しちゃったんだもん。だからついつい…。って私は誰に向かって言い訳してるんだか。

TVをつけたら『力の限りゴーゴゴー!!』をやっていた。そうか「ハモネプ!」ってこの番組のコーナーだったのか。先々週だかに見てから続きも見ようと思っていたのに、どの番組だかド忘れして見逃してしまったんだった。企画が終わらないうちに分かってよかった。最初から見ていないので参加基準なんかはよく分からないが、「ハモネプ!」ではアカペラの全国大会を開催するらしいので、その大会まではマジメにチェックをいれようっと。あああんな風にハモれたら気持ちいいだろうなー。

私は立派な音痴である。音を外しても外れているのが分からないほどヒドくはないが、音域も狭いし、歌はド下手だ。ハモるなんて器用なマネは絶対にできない。いや、2、3ヶ月死ぬ気で練習すれば一曲くらいはできるようになるかもしれないが、それをほかの歌にも応用させたりするのは無理だ。カラオケで人が歌っていると、そこに即興で綺麗にハモリをつけられる知人もいるけど、同じ人間じゃないと思う。でも、いや、だからこそ私は歌の上手い人を見るのが大好きだ。

どのくらい好きかというと、映画『天使にラブソングを…』で尼さんの振りをしている歌手デロリス(ウーピー・ゴールドバーグ)がめちゃくちゃ下手くそな聖歌隊にハーモニーを教え、初の晴れ舞台でシスター・ロバート(ウェンディ・マッケナ)が見事な歌声を披露して「ああ歌えた!」とすごく嬉しそうな顔をして胸の前で手を合わせるところ、あそこで問答無用でだーっと涙を流すくらい好きだ。分かりにくくてしかも長い例えですまん。『天使に〜』は途中のストーリーはすっ飛ばすこともあるけど、何度も何度も繰り返し見ている。勢いあまってビデオも買ってしまった。

上に「歌の上手い人を見るのが好き」と書いたけど、これは文字通りで、私は歌だけでは満足できない。曲だけを聴いても今イチ気持ちよくないのだ。その人の表情や動作を歌と一緒に見るのが好き。楽器の演奏でも同じで、クラシックを聴く気はしないけど、見るならOK。だから『天使に〜』や『アリー〜』みたいに、映画やドラマの中に歌や踊りが入っていると、もうそれだけで楽しくて嬉しくて仕方ない。肩や腰がこらないとか、運動能力が優れているとか、短時間の睡眠で大丈夫だとか、羨ましい体質はいくつもあるが、歌が上手いってのもそれだけで人生ずいぶんおトクだと思う。歌は体質じゃないかもしれないけど、やっぱり子供時代にある程度は決まっちゃうと思うし。あ、でも大人のための歌の教室ってのもあるか。今からでも練習すれば少しは上達するのかなぁ。音感も得られるのかなぁ。…でもカラオケ教室に通うのはイヤだな。って、この辺が上手くなれない原因か。

2001.6.6

日曜に会った友人の影響で、月並みだけど夏に向かって体脂肪撲滅キャンペーンでもやってみる気になった。まあホントに撲滅しちゃったら生きてけないが、心意気ってコトで。とりあえずは体脂肪計付の体重計を買おう。ウチに体重計の一つもないからぶくぶくぶくぶく太るのだ。これからの生活に欠かせないビールに罪はない。ないったらない。

マジメな話、今の私の生活は不健康だ。まず運動が足りない。会社でも1日座ったきりだし、家でも脂肪を燃焼させそうな運動は何もしていない。次に生活が不規則。自分でも何をやっていたか分からないのに、なぜか気付くと11時を回っている日も多い。昨日など1時半には寝る用意ができていたのに、パソコンの最適化作業の詳細画面に見入ってしまった。あの画面って見だすと止められない。途中で目は痛くなるし頭もくらくらしてくるのに。いけない、もう少し生産的なコトをしなくては、と思って目を逸らしても、ジージーいう音にまた視線を引き戻される。結局2時半に全部終わるまで付き合ってしまった。

話がズレた。太る原因その3。食が偏っている。好き嫌いはほとんどないのに、ちゃんと自炊をしないので、いつも似たようなモノばかりを食べることになるのだ。ときどき何かにとり憑かれたように山ほどの料理を作ることもあるけれども、それはホントにたまに。一昨日の夕食はアボガドと甘エビのサラダ、昨日の夕食は牛肉と豆腐と玉ねぎの卵とじ、それぞれ一品ずつしか作っていない。これでもまだ作っているからいい方で、めんどくさいときにはラーメンを食べたりラーメンを食べたりラーメンを食べたりしている。ああ書いてて情けなくなってきた。これじゃあ太らない方がおかしいよ。

今歯止めをかけとかないと、ずるずる不健康になりそうなので、決めた。さっそく今週末に体重計を買いに行くそして今年の夏は思いっきり海で遊ぶのだ。毎年夏前には同じ決意を固めてるけど、今年は本気。…のつもり。今のトコ。

2001.6.5

6/3の日記に書いた、12巻セット2万円の本の話をしたら「えっ、それで残りの2冊が見つからなかったらどうするの? 私シリーズが全部揃っていないのって絶対イヤ!」と言われてしまった。実は私も内心それを恐れていたし、強運の持ち主だとはとても言えない。やっぱり買った方がよかったんだろうか、ちょうど誕生日だったんだから自分へのプレゼントにすればよかった、少々の金を惜しんだばっかりにこの先一生後悔するに違いない…と未練たらしく考えていた。

ふっふっふ、揃いそうですよ。はるか彼方の古本屋さんに1冊、見ず知らずの御方の手元にもう1冊。どちらもネット上での取引で、足で探しても見つからなかった可能性は大だと思う。いつか見つけたかも知れないけど、こう早くは見つからなかっただろう。こないだ買った分と合わせて全部で14,000円くらいで済みそうなので、よかったんだよー、あそこで買わないで! 買い物に関しては迷って買わずにいて、後で臍をかむことの方が多いので、思わずほくそ笑んでしまいます。許して。嬉しいの。

ただこうなると本の置き場所が問題になってくる。最終的には実家に置いてもらうしかないだろうなぁ。今は10冊が袋に入ったまま部屋の隅に積まれているけど、なんだかすごい存在感なんだもん。1回はちゃんと読み直したいから、しばらくは部屋の狭さにガマンするつもりではいるけど、買っただけで満足しちゃってるんで読み直すのはしばらく先かも。

読書の傾向に波があるのは、私だけじゃないよね? しばらく前にファンタジーを読み始めたんだけど、魔法使いやら騎士やら精霊やらの世界に上手く嵌れなくて、途中まで読んで放り投げてしまった。お気に入りのシリーズなので、ファンタジーモードに入っているときならちゃんと楽しめるのに。その後あれを読みこれを読みして、現在5冊くらいを同時進行で読んでいる。多分今はミステリモードなのだと思うのだけれど…。一番ちゃんと読んでいるのがシャーロック・ホームズのパロディ本だから。いや、これはミステリとは呼べないかな。短編モードなのかしら。

読書ってそのとき読みたいジャンルを読まないと面白さも半減すると思う。出会う時期が悪かった本ってのも存在するんだろう。ちなみに今回買ったのは少年少女の冒険モノ。ちゃんといい時期に読みたいから、早く来い来い児童書モード。

2001.6.4

大台に乗った初日から寝坊です。目覚まし代わりに携帯のアラームを使っているのだけれど、それをしっかりと握り締めた状態で眠りこけていました。いつもなら家を出る時間にやっと起床。人間年を一つくったぐらいでは、そう簡単に変わりません。

昨日は久しぶりに吉祥寺に行った。相変わらずのすごい人出。でも渋谷の人ごみに比べるとあまり気にならないのはナゼなんだろ。街の雰囲気が好きだからかなぁ。友人が連れて行ってくれたのはアジア料理の店だった。内装の感じも良かったし料理もおいしくて満足したんだけど、途中で唐辛子を赤ピーマンだと見誤って思いっきり食べてしまって泣きが入った。それを除けばあまり辛すぎず、いいバランスの味付けだったのに。定番のトムヤムクンや生春巻も美味。

それにしても私・妹・友人の3人ともがかつては大食いだったのに、昨日食べたのはごくごく常識的な量。それでも人並みには食べているのに、どうしても衰えたなぁって気がしてしまう。何だか損しているような、悔しいような。堕ちた食欲魔人。

食事を終えてもまだ早い時間だったので、井の頭公園を散歩する。近所にああいう公園があるってのは羨ましい。休みのときなんかあんまり天気がいいとふらっと出かけたくなるけど、街中で人ごみにもまれるのはイヤだし、どこか静かなところに行こうと思ったら電車とかバスに乗らなくちゃいけなくて、結局めんどくさくなって止めてしまうことがよくある。だから歩いていける範囲に海があったり山があったりする地域に住んでいる人が羨ましい。せめて大きな公園が欲しいなぁ。私が田舎育ちのせいもあるのかもしれないけど、土や水が近くにない生活ってのは何か違う気がする。そんなところに長く住んではいるけど、ね。

そうだ。これから飲みに行くというのに、缶ビールを「誕生日プレゼントだよー」と手土産に持ってくるあなた。ちゃんと自分の分も買ってきて「喉を潤してから行こう」と言うあなた。そんなあなたが私はとても好きです。(類友ではありませんよぅ!)

2001.6.3

ハッピーバースディトゥミー! でもいつもと変わらぬ週末です。夕方から友人が吉祥寺のおいしいお店に連れて行ってくれると言うので、それを楽しみにぐでぐで中。

昨日は高田馬場の『古書感謝祭』に行って来た。月一でやっているせいか、規模は小さくめぼしい本も見つからない。その後早稲田通りの古本屋を片っ端からチェック。今まで知らなかったが、すごい数の店があった。目当てのシリーズは1冊もなかったけど、別のシリーズを買ったので気落ちせず。そちらは全12巻のうち10巻をゲットできて、買った本の重さで身長が1cmくらい縮まった気がする。10,600円也。実はほぼ新品で12巻全部揃っているセットもあったが、2万だと言うので断念。残った2冊が見つからなかったら、あのセットを買わなかったのを後悔するんだろーな。<私がよく辿る道。

あまり整理ができていない古本屋には、山のような本がひもで束ねて重ねてある。もちろん下の方や奥の方は見えない。見えないと「もしかするとこの中にお宝が眠っているんじゃないか」とつい思ってしまう。あと棚に手前と奥の二段重ねになっているのも同じ。ひょっとすると奥には目当てのシリーズがずらっと並んでいるのでは…と考えずにいられない。で、ちょっと見たときにシリーズのもうもっている巻があったりすると、もう残りの棚を奥まで全部チェックしなくちゃ気がすまなくなる。埃や黴で鼻がぐずぐずになっちゃったんだけど、これが古本屋巡りの醍醐味…なのか?

しかしこんなに探しても見つからないM.Z.ブラッドリーのダーコーヴァ年代記って売れなかったのかなぁ。古くてもマキャフリイのはあるのに。知名度で言ったら似たようなものだと思うけど、まだ現役で書いている人と死んじゃった人の違い? シリーズの前半は比較的見つかりやすいのも気になる。ひょっとするとシリーズを途中まで買って、つまらなくて集めるのをやめて古本屋に売った人が多かったせいなんじゃないかと思う。ネットで見るとこの年代記のファンもけっこういて、しかも若い人だったりするんだけど、彼女たちはどこで本を集めたんだかとっても不思議だ。私もいつか巡り会えますように。

2001.6.1

宣言どおり1日でさっくり立ち直りました。我ながらこんなんでいいのかと思う。…けど、いいや。少なくとも今は私の資質不足の話じゃないので、落ち込んでいても仕方ない。要求されているのはセンスの領域の話で、もしかするとやってみても通用しないかも知れない。そしたらそのとき改めて落ち込めばいいや。うじうじ終わり。

というワケで(はないけど)、久しぶりに芝居を見に行ってきた。人に教えてもらった劇団で見るのは初めて。初めての劇団を見るときは期待半分不安半分でいつもドキドキする。昨日のは私がいつも好んで見るタイプの芝居ではなかったけど、なかなか面白かった。私は役者さんが汗をだらだら流しながらハイテンションで突っ走るような演劇が好きで、そんなのばっかりを選んで見ている。TVや映画しか見ない人が「わざとらしくてやたら大げさでキライ」と言うような芝居を。そのテンションの高さと空気の熱さが舞台の醍醐味だと思っている。昨日のは、それから言うとちょっと物足りない部分もあった。

昨日は、緊張が高まって高まってクライマックスで大爆発って感じのカタルシスは得られなかった。でもずっとくすくす笑いながら見ていられるような、安心感のある舞台だったと思う。あまり舞台に慣れてない人でもすんなり楽しめるだろう。補助席が出るくらい盛況だったのも納得。時々下手なくせに集客数だけはすごい劇団もあるけど、昨日のは違った。多分自分から積極的にチケットを取って見に行きはしないけれども、誘われればまた行きたいな。昨日のは女性キャスト中心の話だったけど、男性がメインになるお話も見てみたいし。

それから昨日はいつもとは別の人と見に行ったんだけど、それも楽しかった。いつも一緒に行く友達は趣味も似ているので「あそこのシーンが良かった」とか「あの人が上手かった、下手だった」って感想はほぼ一致する。それで「やっぱりそうだよねっ!」と盛り上がるのもすごく楽しいが、違う人と見ると思いがけない感想が聞けたりして、新鮮だった。まあもちろん好きな劇団を見たときは、いつもの人たちの方がコアな感想を語れるから気持ちいいんだけど。昨日みたいなまったりのんびり観劇ってのもなかなか優雅でいいもんでした。これからしばらくは観劇の予定が詰まってます。ああチケット金欠。

Copyright© 2001-2012 To-ko.All Rights Reserved.