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今読んでいる本と読み終わった本の記録。評価は5段階で++は「ヤラれた」、+は「面白い、刺激になる、考えさせられる、etc.」一番範囲が広いかも。0は「いい暇つぶし（褒め言葉）」、-は「好きじゃない」、--は「不愉快」で分けてみます。キリがないので、ストーリーマンガはリストには加えません。再読本は評価が変わったときのみ+-をつけます。2001年7月より記録開始。（特に0と+との境目は、そのときの気分によって変動します。）2011年8月より、エッセイマンガとかも初読のみの感想にします。再読も書いてたらキリないっつーの。

−現在進行中 or 積読中−

−断念−

• 佐藤賢一　『双頭の鷲』　（30P）…読みにくい。翻訳文体の方がよっぽどマシ。すぐに主語がわかんなくなる。ひー。

−2022.06読了−（5)

• 上橋菜穂子　『炎路を行く者』　（0）…バルサ、年取って丸くなって良かったね…。（2022.6.9）
• 上橋菜穂子　『流れ行く者』　（0）…老ラフラの話が好きだけどラストが切なすぎる。あとジグロが思った以上にスパルタ。（2022.6.5）
• 上橋菜穂子　『天と地の守り人−第一部 ロタ王国編/第二部 カンバル王国編/第三部 新ヨゴ皇国編−』　（+）…最初はアジアっぽい世界感がどうしても現実を思い起こさせちゃって没入できなかったシリーズだったけど、ここまで来るとさすがに世界に入り込めるようになりました。チャグムが急にカッコよくなるしねー。ただ、立場が違うのは重々承知でも、ここまで強い結びつきをもった人たちとチャグムは10年に一度でも会う機会をもって欲しい…と私は思う。（2022.6.4）

−2022.05読了−（1)

• エリス・ピーターズ　『雪と毒杯』　（0）…またずいぶんと古典的なw 人の描き方とかよく考えれば共通してるんだけど、カドフェルとは時代も雰囲気も全然違うからか、ピーターズらしいなあとは思わなかった。（2022.5.7）

−2022.04読了−（3)

• 上橋菜穂子　『蒼路の旅人−』　（+）…まさかここまで世界が広がるとは思わなかった。トーサは実はサンガルに助けられて生きていたという救いを期待したんだけど、たぶんその線はないんだろうな…。（2022.4.22）
• 上橋菜穂子　『神の守り人−来訪編/帰還編−』　…（+）…いよいよ本格的に風呂敷が広がってきた。このシリーズって完結しているんだっけ？ 解決できない暗い部分が多くなってきて、その辺は好き。（2022.4.10）

−2022.03読了−（1)

• 上橋菜穂子　『虚空の旅人』　…（+）…海はいいねえ。いろいろ解決しないままに終わってしまったけど続きに期待。（2022.3.9）

−2022.02読了−（2)

• 上橋菜穂子　『夢の守り人』　…（+）…これが特別面白かったというよりも、登場人物たちに愛着がわいてきたので。（2022.2.6）
• 垣谷美雨　『リセット』　…（2022.2.2再読(以前読んだこともすっかり忘れてたけど)）

−2022.01読了−（2)

• 上橋菜穂子　『闇の守り人』　…（0）…第1作もだけど物事が順調に進み過ぎるキライがあるなあ…。あとユグロにはもうちょい頑張って欲しかった。（2022.1.21）
• 上橋菜穂子　『精霊の守り人』　…（0）…前から気になってたシリーズにやっと手を出しました。単体ではハマる、というほどではなかったけどシリーズの最初ということで今後に期待。（2022.1.16）

−2021.12読了−（1)

• ハリイ・ケメルマン　『木曜日ラビは外出した』　…（2021.12.24再読）

−2021.11読了−（1)

• ハリイ・ケメルマン　『九マイルは遠すぎる』　…（2021.11.13再読）

−2021.9読了−（4)

• ハリイ・ケメルマン　『水曜日ラビはずぶ濡れだった』　…（2021.9.25再読）
• ハリイ・ケメルマン　『火曜日ラビは激怒した』　…（2021.9.20再読）
• ハリイ・ケメルマン　『日曜日ラビは家にいた』　…（2021.9.9再読）
• ハリイ・ケメルマン　『月曜日ラビは旅立った』　…（2021.9.13再読）

−2021.8読了−（1)

• ハリイ・ケメルマン　『土曜日ラビは空腹だった』　…（2021.8.4再読）

−2021.7読了−（2)

• リチャード・アダムズ　『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち 上・下』　…（2021.7.11再読）

−2021.6読了−（3)

• 吾峠呼世晴／矢島綾　『鬼滅の刃 風の道しるべ』　（0）…感想同じ。（2021.6.27）
• 吾峠呼世晴／矢島綾　『鬼滅の刃 片羽の蝶』　（0）…読み方に慣れたのか1冊目よりは楽しめました。（2021.6.6）
• 吾峠呼世晴／矢島綾　『鬼滅の刃 しあわせの花』　（0）…マンガのノベライズであまり面白いものに当たった記憶がない。小説のサイドストーリーなら魅力的なのもあるのに。これも今イチだったなあ。特に善逸はマンガでならまだいいけど、小説だとキツイ。（2021.6.4）

−2021.5読了−（2)

• 阿部幹雄　『那須雪崩事故の真相 銀嶺の破断』　（0〜+）…行ったことのある場所の近くだったからこの雪崩事故にはビックリした。詳しいことは知らなかったけど、やっぱり色々と判断に疑問が残る事故だったのね…。学術的なことはよく分からんが、生き残った子たちの証言や苦悩には胸が塞がる。（2021.5.30）
• アルテイシア　『40歳を過ぎたら生きるのがラクになった アルテイシアの熟女入門』　（0）…なんでこの本を読もうと思ったんだったけな？ 言葉遣いは好みではなかったけれど、男尊女卑アレルギーの話には同意する。男も女もそうじゃない人も、いろんな呪縛から解放される世界が来ると良いね。（2021.5.11）

−2021.4読了−（2)

• 宮部みゆき　『黒武御神火御殿紙 三島屋変調百物語六之続』　（+）…あ〜やっと読み終わった。聞き手が変わったことにまだ慣れなくて、おちか夫婦にもうちょい活躍して欲しかった。この巻では重い話が多かったけど、旅気分も味わえる『同行二人』が良かった。（2021.4.20）
• 歌川たいじ　『やせる石鹸』　（+）…見かけだけでバカにされ虐められるのはデブばかりじゃないとは思うけど、誰でも居場所が必要でそれが見つかれば光が見える、というのには同意。實にちょっとホロっときた。最初文体に慣れなくて「誰の視点で書いてるんだろ｝と不思議だったが途中から気にならなくなった。（2021.4.4）

−2021.2読了−（1)

• ハリイ・ケメルマン　『金曜日ラビは寝坊した』　…（2021.2.28再読）

−2021.1読了−（1)

• 群ようこ　『じじばばのるつぼ』　（0）…「あ〜こんな非常識な（迷惑な）人いるよね！」と楽しめるときもあるんだけど、今は「あ〜いるよね…だから？」と感じてしまってノレなかった。引っかかるポイントが著者と私でちょっとズレているのかなあ？（2021.1.25）

−2020.12読了−（2)

• ディック・フランシス　『骨折』　…（2020.12.24再読）
• チョ・ナムジュ　『82年生まれ、キム・ジヨン』　（+）…韓国の女性は強いイメージがあったので、日本と同様の根強い女性蔑視があるというのは意外だった。でも立場は同じでもやっぱり強い印象があるな。少なくとも問題があることを指摘し立ち上がろうとしているのだから。女性が強いかどうかに関係なく、この手の話は世界各地にあるのだろう。思い当たる女性は多いだろうけど、男性ともこういう話ができるといいなと思う。（2020.12.5）

−2020.11読了−（1)

• ディック・フランシス　『混戦』　…（2020.11.22再読）

−2020.10読了−（3)

• 歌川たいじ　『母さんがどんなに僕を嫌いでも』　（+）…要所要所で大事な人との出会いがあったのが彼の救いだと思うけど、なかでも“ばあちゃん”はすごい人だと思う。よくあんなお願いができるなあ。愛された記憶があること、自分の居場所が（ここではなくても）どこかにあると信じられること、それはすっごく大事な芯になりうる。（2020.10.31）
• 姫野カオルコ　『彼女は頭が悪いから』　（+）…何を題材にしているかは最初に書いてあるので、ああ嫌だなあ嫌だなあと思いながら読み進めやっぱり最悪だったんだけど、読んでよかった。美咲が、自分は悪くない、ときちんと思えるようになっていることを祈る。（2020.10.14）
• 太宰治　『津軽』　（0）…青森旅行のあちこちで“『津軽』に紹介されてる”という場所に寄ったので。位置関係とかわかるので旅行後に読んだの正解でした。思ったより読みやすかったけど、後書き読んだらこの時期が彼の安定期だったからなのかしら？（2020.10.3）

−2020.9読了−（2)

• 姫野カオルコ　『整形美女』　…（2020.9.1再読）

−2020.7読了−（3)

• 天童荒太　『ムーンナイト・ダイバー』　（0）…特殊なスーツを使っているようだけど、スーツ内の空気を抜くのは背中のファスナーを閉めた後じゃないのかな、と思ったり。しかしこの話でいったい何を伝えないんだろ？ 作者もハッキリわかっていないのか、伝えたい内容が大したコトじゃないのか、どっち？（2020.7.18）
• 宮田八郎　『穂高小屋番レスキュー日記』　（++）…宮田さんのブログは時々読んでいたので、彼が亡くなった（しかも海で）と知ったときはビックリしたし、ショックでした。この本を読んでますます、惜しい方を亡くした…と残念です。私は山で救助をやる方は無条件で尊敬するし、頭が上がりません。そして、一生お世話にならずに済むように気を付けなきゃな、と思うのです。（2020.7.5）
• 遠藤公男　『ニホンオオカミの最後 狼酒・狼狩り・狼祭りの発見』　（+）…狼信仰の神社は日本にいくつかあるのかと思っていたけど三峯山が全国規模で総本山だったのか！ 著者がこの本を書き上げたのが85歳と後書きにあってビックリ。狼への熱の上げ方から、もっと若い人を想像していたわ。85歳までこの熱量を持ち続けられるなんてステキだ。（2020.7.1）

−2020.5読了−（1)

• 秋月達郎　『海の翼 エルトゥールル号の奇跡』　（0）…実話を基にしてる…のよね？ 素材にはグッとくるのに、味付けがあまりにも好みじゃなさすぎて面白くならない。それにこの実話、今でも日本では知ってる人の方が少ないと思う。もったいない。（2020.5.31）

−2020.4読了−（1)

• 上村信太郎　『山の不可思議事件簿』　（0）…短いエピソードをたくさん集めましたって感じで、いつでも止められる時間つぶしにちょうど。（2020.4.6）

−2020.3読了−（3)

• たかさきももこ　『女ひとりで海外団体ツアーに参加してます』　（+）…女ひとりじゃ治安が心配でツアー、という選択肢はよくわかる。それにこの人の、人との距離の取り方が自分と似ている気がして共感しました。大阪のおばちゃんの話とか、ほろっと来ちゃった。私もやっぱ途中でちょっと距離取って、あとで写真もらって後悔しそうだ…。それにしても、女ひとりモノ、多いですね。（2020.3.25）
• 小栗左多里／トニー・ラズロ　『ハワイで大の字 さおり＆トニーの冒険紀行』　…（2020.3.18再読だったよ！）
• フカザワナオコ　『おひとりさまの京都ひとり旅〜女ひとりだからこそ面白い〜』　（0〜+）…京都が近くていいなあ。予定をきっちり立てておきながら、それに縛られ過ぎない（時間かかって途中でタイムオーバーになったりする）トコロが好みでした。で、この人の本は初めてだったかな？ 似たような名前で似たような絵柄のマンガ読んだ気するんだけど。（2020.3.16）

−2020.2読了−（2)

• 羽根田治　『十大事故から読み解く 山岳遭難の傷痕』　（+）…十大事故だけあって、どれも知っている事故ばかり。なんでそこで突っ込んじゃうんだろう…と思う遭難もあれば、こんなにしっかり準備してたのに間が悪すぎる…と思う遭難もあり。結果論で簡単に批判はできないな、と思う。あと昔の人の底力には感嘆する。（2020.2.28）
• 倉持よつば　『桃太郎は盗人なのか？ 「桃太郎」から考える鬼の正体』　（0）…私もそこそこ本を読んでいるので新しい発見とかは無かったんだけど、この年でこれだけ系統立てて調べるのは大したもんだと思います。しかも夏休みで？ スゴ！ やっぱ読書って力になるよって、しみじみ思いました。でも椎名誠の推薦文は行き過ぎ。民俗学者に失礼だ。（2020.2.28）

−2020.1読了−（5)

• マイ・シューヴァル／ペール・ヴァールー　『テロリスト』　…（2020.1.29再読）
• 益田ミリ　『美しいものを見に行くツアーひとり参加』　（0）…いつかは私もそんな気持ちになるのかもしれないけど、今のところまだ「添乗員のいるツアーに参加したい」という気持ちがわからない。この本でも楽しそうだな、と思ったのは自由行動の部分だけで、やっぱり好きな場所に好きなだけいられないツアーには心惹かれない。（2020.1.23）
• 岳真也　『定本 吉良の言い分 新説・忠臣蔵 上・下』　（-）…私は昔から吉良贔屓なので期待して読んだけど、善悪が逆転してるだけで人物は破綻してるわエピソードが繋がらないわ風呂敷たたまないわで、がっかりでした。だいたい柳沢吉保の陰謀って線からして好みじゃない。幕府が世論に負けて日和ったくらいでいいんじゃないの？」（2020.1.22）
• 伊藤正一　『伊藤正一写真集 源流の記憶 「黒部の山賊」と開拓時代』　（0）…『黒部の山賊』の副読本として。大きいサイズで写真が見られて嬉しい。（2020.1.8）

−2019.12読了−（3)

• マイ・シューヴァル／ペール・ヴァールー　『密室』　…（2019.12.28再読）
• 伊藤正一　『定本 黒部の山賊 アルプスの怪』　…（2019.12.8再読）
• 鬼窪善一郎 述／志村俊司 編　『黒部の山人』　（+〜++）…家族だったら大変かもしれないけど、山の人としては超カッコいい。昔の人は強かったと思うけど、その中でも超人的だったらしい。歩荷の話とか信じられないくらいだもの。雇い主(？)だからか伊藤正一さんの名前は出てこなかったけど、鬼窪さんから見た伊藤さんの話も聞きたかったな。（2019.12.2）

−2019.11読了−（2)

• 樋口明雄　『南アルプス山岳救助隊K-9 レスキュードッグ・ストーリーズ』　（0）…好きな山で好きな犬が活躍する話だと思って手に取ったけど、山にも犬にもたいした魅力を感じられずに残念。そして夏実がウザい。けど舞台が舞台なんで、そのうちまたシリーズ読んでしまう気がするな。（2019.11.21）
• マイ・シューヴァル／ペール・ヴァールー　『警官殺し』　…（2019.11.10再読）

−2019.10読了−（2)

• マイ・シューヴァル／ペール・ヴァールー　『唾棄すべき男』　…（2019.10.28再読）
• マイ・シューヴァル／ペール・ヴァールー　『サボイ・ホテルの殺人』　…（2019.10.10再読）

−2019.9読了−（3）

• 藤森栄一　『かもしかみち』　（+）…詩人だなあ。最後の日記以外、言っている内容はあまりピンとこなかったけど、文章の響きが美しい。しかし最後の日記時点でまだ37歳だとは！ 昔の人は成熟が早いなあ。（2019.9.27）
• 宮部みゆき　『あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続』　（+）…前振りはあったけど、やけにあっさり聞き手が交代したなあ。でもおちかの相手が青野先生でなくてよかったです。おちかには次巻でもちょいちょい顔見せてほしいです。（2019.9.12）
• ピーター・ヴロンスキー　『シリアルキラーズ プロファイリングがあきらかにする異常殺人者たちの真実』　（+）…それほど名前が知られてないシリアルキラーがかなりいるってのに驚いた。イギリスで大量の遺体が発見されたってニュースがあったのに、その後の続報があまりなくて疑問だったことがあるけど、あれも被害者が騒がれないタイプの人たちだったのかな…。（2019.9.6）

−2019.8読了−（2）

• 鴻上尚史　『不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか』　（+）…鴻上さんの個人的な想いが最後の章以外あまり書いてないのがちょっと物足りなかったけど、佐々木友次さんの話は読んでよかった。佐々木さんだけでなく、黙認したり、ひそかに協力したり、あの時代でも自分の考えで行動することをやめなかった人がけっこういる、という話に私は私は惹かれる。（2019.8.21）
• マイ・シューヴァル／ペール・ヴァールー　『消えた消防車』　…（2019.8.6再読）

−2019.7読了−（4）

• マイ・シューヴァル／ペール・ヴァールー　『笑う警官』　…（2019.7.25再読）
• マイ・シューヴァル／ペール・ヴァールー　『バルコニーの男』　…（2019.7.14再読）
• 草薙厚子　『となりの少年少女A 理不尽な殺意の真相』　（0）…うううう〜ん。“こころの闇”が“発達障害”に置き換わっただけな気がする。そして脳の機能に問題があるから免罪になる、という考え方に、私はやっぱりモヤモヤする。（2019.7.9）
• マイ・シューヴァル／ペール・ヴァールー　『蒸発した男』　…（2019.7.8再読）

−2019.6読了−（6）

• ルーシー・モード・モンゴメリ　『アンの娘リラ』　…（2019.6.22再読）
• NHKスペシャル取材班　『激走！日本アルプス大縦断 密着、トランスジャパンアルプスレース 富山〜静岡415km』　…（2019.6.18再読）
• やまとけいこ　『黒部源流山小屋暮らし』　（0）…やっぱり羨ましい山小屋暮らし。一度行ったことがあるだけに親近感あるわあ。（2019.6.15）
• マイ・シューヴァル／ペール・ヴァールー　『ロゼアンナ』　…（2019.6.15再読）
• 阿刀田高　『ローマとギリシャの英雄たち <栄華編> プルタークの物語』　（0）…名前は知ってるけど切れ切れのエピソードしかしらない英雄たちをまとめて読めて楽しい。けどきっとしばらくしたら流れは忘れて、また切れ切れのエピソードしか残らないんだろうな…。（2019.6.12）
• 齊藤倫雄＆NHK取材班　『激走！ 日本アルプス大縦断〜2018 終わりなき戦い〜』　（+）…う〜む、相変わらずクレイジー。DVDが欲しくなってきたぞ。「熊が来る」と焦る選手が見たい。（2019.6.2）

−2019.5読了−（5）

• ルーシー・モード・モンゴメリ　『虹の谷のアン』　…（2019.5.28再読）
• ルーシー・モード・モンゴメリ　『アンをめぐる人々』　…（2019.5.28再読）
• ルーシー・モード・モンゴメリ　『炉辺荘のアン』　…（2019.5.22再読）
• 文：小林百合子／写真：野川かさね　『山と山小屋 週末に行きたい17軒』　…（2019.5.16再読）
• 畠中恵　『ちょちょら』　（0）…結局誰が「ちょちょら」だったのかなあ。岩崎くらいしか思い当たらないのだけど。次々とお手伝いを免除される理由もよくわからない。あと新之介はホントにこの結末でイイのかしら？ 一時貸しならともかく、ずっとでしょ？（2019.5.13）

−2019.4読了−（4）

• ルーシー・モード・モンゴメリ　『アンの夢の家』　…（2019.4.23再読）
• ルーシー・モード・モンゴメリ　『アンの幸福』　…（2019.4.17再読）
• ルーシー・モード・モンゴメリ　『アンの友達』　…（2019.4.8再読）
• 山と渓谷社 編　『ドキュメント御嶽山大噴火』　（+）…かなり身近でショックを受けた災害だったのに、だいぶ喉元過ぎてしまったな、と思う。行く山の火山活動のチェックとか、最近は怠ってるし。結局最後は運かもしれないけど、できることはやらないとな。（2019.4.2）

−2019.3読了−（6）

• ルーシー・モード・モンゴメリ　『アンの愛情』　…（2019.3.28再読）
• ルーシー・モード・モンゴメリ　『アンの青春』　…（2019.3.24再読）
• 羽根田治　『山岳遭難の教訓 実例に学ぶ生還の条件』　（+）…雑誌に載っていた事例が多く読んだことのあるものが多かったけど、検証事例もあり、やはり興味深かった。定期的にこうゆうの読みたい。（2019.3.20）
• ルーシー・モード・モンゴメリ　『赤毛のアン』　…（2019.3.18再読）
• 北島英明　『山岳遭難は自分ごと』　（0）…何度か本を読んだからって覚えられるワケじゃないんだけど。しかしこの人、ちょっと遭難者に厳しくない？（救助やってるとそう思っちゃうのかな…）。（2019.3.13）
• 大倉崇裕　『琴乃木山荘の不思議事件簿』　（0〜-）…いや〜無理がありすぎでしょ。特に駐車場の。それにあまり、山の魅力も感じなかった。（2019.3.11）

−2019.2読了−（3）

• ダイアナ・ウィン・ジョーンズ　『呪われた首環の物語』　…（2019.2.27再読）
• ダイアナ・ウィン・ジョーンズ　『魔法泥棒』　（0〜+）…登場人物たち、特にジーラがあまり好きになれなかったなあ。あとかなり複雑なんで、話についていくのが大変だった！（2019.2.21）
• ダイアナ・ウィン・ジョーンズ　『星空から来た犬』　…（2019.2.6再読）

−2019.1読了−（4）

• 羽根田治　『人を襲うクマ』　（0〜+）…冒頭の日高のクマ事件、前にネットで読んだことあって、それからヒグマが怖くてたまらない（『熊嵐』のせいもあるけど）。執拗につきまとうクマってキングのホラーだよ〜。ばったり遇わずにすみますように。（2019.1.29）
• ダイアナ・ウィン・ジョーンズ　『グリフィンの年』　…（2019.1.28再読）
• 伊藤薫　『八甲田山 消された真実』　（+）…いろいろ読み過ぎたのか、えっそうだったの？ってビックリは無かったけれど、実際に自衛隊にいた人ならではの分析は面白かった。しかしあの極限状況で部隊から離れたから敵前逃亡って非難めいた口調になる文化は、理解できんなー。（2019.1.21）
• ダイアナ・ウィン・ジョーンズ　『ダークホルムの闇の君』　…（2019.1.14再読）

−2018.12読了−（3）

• ダイアナ・ウィン・ジョーンズ　『ぼくとルークの一週間と一日』　（0〜+）…考えながら読んでたけどピンとこなくて…。北欧神話を知っていたらもっと楽しめたかも。最後の戦いの事とか知っていると、ちょっと切ないね。（2018.12.25）
• ダイアナ・ウィン・ジョーンズ　『ウィルキンズの歯と呪いの魔法』　…（2018.12.10再読）

−2018.11読了−（6）

• ヴァレリー・ギアリ　『蜂のざわめき』　（0）…事態を悪化ばかりさせ人の話を聞かないサムや、説明を放棄する父親にはイライラしたけど、全体的な雰囲気は好きだった。蜂が復活すると良いなあ。（2018.11.30）
• ダイアナ・ウィン・ジョーンズ　『うちの一階には鬼がいる！』　（+）…やっぱ好きだわ、DWJ！ 徐々に相手をわかっていく展開もハッピーエンドも私好みで、楽しみました。（2018.11.25）
• ロイス・マクマスター・ビジョルド　『影の王国 上・下』　…（2018.11.22再読）
• 大貫健一郎／渡辺考　『特攻隊振武寮 帰還兵は地獄を見た』　（+）…ホント、よくぞ語ってくれたと思います。特攻隊を妙に美化する人はこの手の本を読むといいよ。振武寮責任者の倉澤少佐の「知識のある人間はダメだ」って証言は怖い。逆に言うと、無知は危険だ。（2018.11.12）
• ヒラリー・ウォー　『失踪当時の服装は』　（0〜-）…ん〜これが当時は新しかったのか。警官の軽口がウザかったり、登場人物たちの思い込みが激しすぎたり。あと当時の捜査方法が謎だ。勝手に家に入って証拠探すのはいいのに、犯人を名指ししちゃいけないの？（2018.11.8）

−2018.10読了−（4）

• チャールズ・ボズウェル　『彼女たちはみな、若くして死んだ』　（0）…淡々と事件の事象だけを描いたノンフィクションとのことだったけど、期待したほど淡々ではなかった。あと70年前の本とは知らんかったです。（2018.10.27）
• ジョン・ダグラス／マーク・オルシェイカー　『マインドハンター FBI連続殺人プロファイリング班』　（0）…こうゆう本やらフィクションやらでみるシリアルキラーは実際よりずいぶんマイルドになっているんだろうとは思うけど、それでも理解の外にある。理解できない人もいるってのが知りたくてこの手の本を読むのかも。（2018.10.22）
• 華恵　『本を読むわたし My Book Report』　…（2018.10.20再読）
• 春日武彦／平山夢明　『サイコパス解剖学』　（0）…う〜ん…。この2人が何をもってして「サイコパス」と言っているのかはっきり分からんよ。あと人の名前を明記したり伏字にしたり、何が違うの？ 大人の事情？ それに、私も事実を知っているワケじゃないけど、『東電OL殺人事件』の憶測は的外れな気がするなあ。あとあとあと、誤記が多いよー。もう少し校閲頑張って！（2018.10.2）

−2018.9読了−（5）

• 宮部みゆき　『三鬼 三島屋変調百物語四之続』　（+）…『三鬼』、間引いてるだけじゃなくて食べてるんじゃ、と思ってた私は猟奇ものの見過ぎです。で、聞き手も代替わりの準備ですかね？ 『怪談散歩』でそんなコト言ってましたね。（2018.9.30）
• ロイス・マクマスター・ビジョルド　『影の棲む城 上・下』　…（2018.9.18再読）
• 宮部みゆき　『スナーク狩り』　（0）…他の本の解説者が褒めてたので読んでみたけど、読後感が悪くて私は好きじゃない。あと運転手がすぐ気づく状況で車を盗んだら、あっという間に手配されると思うけどな。（2018.9.14）
• 宮部みゆき　『＜完本＞ 初ものがたり』　（+）…えー？ 中途半端で止まってるの？ これは続きが読みたいなあ。食い物屋の親父が探偵役だったりヒント与える役だったりする設定が、ナゼか私には鉄板です。（2018.9.11）

−2018.8読了−（7）

• 宮部みゆき　『本所深川ふしぎ草紙』　（+）…父方の実家が“深川”なので手に取ったけど、地名に詳しいワケじゃないから「江戸怪談散歩」の地図見ながら読みたかったな。『片葉の芦』が良かった。（2018.9.30）
• 益田ミリ　『47都道府県 女ひとりで行ってみよう』　（+）…う〜んう〜んう〜ん、どうしてこうこの人の書く文にもやもやするんだろう。方向性は違うものの、この人の過剰な自意識が私の自意識を刺激するんだろうか。マンガは良かったんだけどなあ。（2018.8.21）
• ロイス・マクマスター・ビジョルド　『チャリオンの影 上・下』　…（2018.8.19再読）
• 野村仁　『やってはいけない山歩き』　（0）…軽い遭難の具体事例集かと思ったら、初心者向け山歩きの心得本で残念。事例集が読みたいなあ。（2018.8.15）
• 宮部みゆき　『泣き童子 三島屋変調百物語参之続』　（+）…怪獣はいいなあ。怖いけど、人の形の悪意よりいい。あとなんとなくだけど、おちかには青野先生より越後屋の清太郎さんとくっついて欲しい気がするの。（2018.8.13）
• エレイン・S.エイベルソン　『淑女が盗みにはしるとき ヴィクトリア朝期アメリカのデパートと中流階級の万引き犯』　（-）…研究ってそうゆうもんなんだろうけど……クドい！（2018.8.8）

−2018.7読了−（4)

• 河村重実　『彼女たちはなぜ万引きがやめられないのか』　（0）…酒や薬やギャンブルならわかる気がするけど……なんでも依存になるんだなー。（2018.7.23）
• 宮部みゆき　『あんじゅう 三島屋変調百物語事続』　（+）…やっぱり理路整然としすぎてる（怪異と怪異じゃない区別をつけすぎる）気はする。けどおちかが自分を憐れむ傾向がなくなってきてるのは助かった。（2018.7.19）
• 宮部みゆき　『おそろし 三島屋変調百物語事始』　（+）…かなり現代的だし怪談っぽさはあまりないけど、面白かったです。しかしこの調子で百やるのかな？（2018.7.10）
• 宮部みゆき・編　『宮部みゆきの江戸怪談散歩』　（0）…宮部みゆきの怪談本読んでからのが面白かったかな。順番が逆になったけど、熱く語ってた百物語を読んでみようっと。（2018.7.4）

−2018.6読了−（5)

• 今井通子　『山は私の学校だった』　（+）…話があっちこっち行く人だなあ〜。勝手なイメージだけど、お医者さんっぽくない。でもエネルギッシュで魅力的。（2018.6.22）
• アーサー・ヘイリー　『ホテル　上・下』　…（2018.6.13再読）
• アーサー・ヘイリー　『マネーチェンジャーズ　上・下』　…（2018.6.1再読）

−2018.5読了−（4)

• スティーヴン・キング　『キャリー』　（0）…キングはかなり読んでるのに、なんでデビュー作（出世作？）を読んでなかったんだろ？ 最後にせめてもう少し救いがあればイイのに…。（2018.5.28）
• 宮部みゆき　『火車』　…（2018.5.20再読）
• 菅野彰　『海馬が耳から駆けてゆく 3』　…（2018.5.10再読）
• 春日武彦　『しつこさの精神病理 江戸の仇をアラスカで討つ人』　（0）…恨みをずーっと持ち続け復讐を考え続けられるなんてすごい集中力というか暇というか。実際、冷静になったらやってられないよね。恨みの事例が面白かったです。（2018.5.3）

−2018.4月読了−（6)

• 菅野彰　『海馬が耳から駆けてゆく 2』　…（2018.4.22再読）
• 文：春日武彦、漫画：吉野朔実　『精神のけもの道』　（0〜-）…吉野朔美の漫画の存在意義がわからん…。著者がこう「けもの道」に拘るのは著者が「けもの道」に惹かれるからなの？（2018.4.17）
• 春日武彦　『問題は、躁なんです 正常と異常のあいだ』　（0〜-）…うーん、著者の憶測や想像が過ぎる気がする。結局元々のお調子者と躁病って何が違うっての？（2018.4.17）
• 帚木蓬生　『やめられない―ギャンブル地獄からの生還』　…（2018.4.12再読）
• 帚木蓬生　『ギャンブル依存国家・日本?パチンコからはじまる精神疾患』　（+）…ギャンブルが原因の事件はときどきあるな、とは思っているものの、関連事件を列挙されるとギョッとする。パチンコがギャンブルじゃないなんて詭弁にも程があるよ…。（2018.4.8）
• 原田伊織　『明治維新という過ち―日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト』　（-）…私は元々薩長がキライで会津に同情的なので、長州を馬鹿だ阿保だ気狂いだと罵倒せずただ淡々と資料から読み取れる事実を積み上げてくれれば、よくぞ言ってくれたとなったと思うのに。あまりに感情的で決めつけすぎで胡散臭い。（2018.4.3）

−2018.3月読了−（5)

• ジェーン・スー　『今夜もカネで解決だ』　（0）…何の話かと思ったらマッサージ店試し歩き日記ですか。解決できるカネがあるっていいなあ〜。そしてまんまと、久しぶりのマッサージに行ってしまいました。（2018.3.30）
• アーサー・ビナード　『知らなかった、ぼくらの戦争』　（+）…インタビューを受けたうちの数人が、本が出るまでに亡くなっている。こういう話は忘れられちゃいけないと思うのに。（2018.3.25）
• 藤森晶子　『丸刈りにされた女たち 「ドイツ兵の恋人」の戦後を辿る旅』　（0）…自らの鬱憤を正義面して他人を断罪することで晴らすって行為は大嫌い。実際の体験者の話が少ないし、著者の感じた雰囲気が余計な部分もあるけれど、なぜ女だけが？という問いには同感。（2018.3.17）
• パトリシア・エバンス　『夫の言葉にグサリときたら読む本』　（+）…言葉の暴力について扱った初めての本だそうで、モラハラという言葉は出てこない。過去モラハラしてたけど変われたって人はいるのかな。そういう人の話を聞いてみたいな。（2018.3.10）
• ジェフリー・アーチャー　『遥かなる未踏峰 上・下』　（+）…どこまで実話なのかは知らないけど“小説”として読ませます。よくあんな装備で挑んだなあ。そして今やエベレストもツアーで行く時代だもんなあ。時の流れの早さを感じます。（2018.3.9）

−2018.2月読了−（4)

• 家田荘子　『何キロやせたら綺麗になれますか ダイエットに賭ける女たち』　（-）…こうゆう印象を押しつけるような文章書く人だったんだ、家田荘子さんって。イメージと違ったなあ。（2018.2.28）
• 菅野彰　『海馬が耳から駆けてゆく 1』　…（2018.2.20再読）
• ジェフリー・アーチャー　『15のわけあり小説』　（0）…今イチひねりが足りないなあ、と思っていたら実話を基にした話が大半ですかそうですか。小説より奇なりではなかったな。（2018.2.15）
• 阿刀田高　『イソップを知っていますか』　（0）…阿刀田さんの“知っていますか”シリーズ。2010年に出た本だけど、阿刀田さんも年を取ったなあ〜としみじみ思う。いや知らない人だけど。突っ込み方がだいぶ年配の人っぽい。（2018.2.3）

−2018.1月読了−（2)

• 有川浩　『キケン』　…（2018.1.26読んでたのをすっかり忘れて再読）
• 藤原緋沙子　『花鳥』　（-）…日記に書くのでパス。（2018.1.15）

−2017.12月読了−（2)

• 米澤穂信　『いまさら翼といわれても』　（0）…うーん、やっぱり千反田えるメインの話は好みじゃないなあ。奉太郎を振り回すキャラとしてはいいんだけど。（2017.12.8）
• 氷室冴子　『なんて素敵にジャパネスク 2』　…（2017.12.7再読）

−2017.11月読了−（10)

• よしもとばなな　『Q健康って？』　（0）…知らないメソッドばかりで興味がないワケじゃないんだけど、1回1,000円くらいじゃ受けられないんだろうなあ。ちっ。（2017.11.24）
• 氷室冴子　『なんて素敵にジャパネスク』　…（2017.11.22再読）
• 熊谷早智子　『家庭モラル・ハラスメント』　（0）…家庭内ってホント密室だよな。こうゆうの読むたび、自分だったらと考える。しかし不機嫌でいるのってやってる本人も楽しくないと思うんだけどなあ？（2017.11.20）
• サリ・ソルデン　『片づけられない女たち』　（+）…ベストセラーになったのは知ってたけど、こうゆう内容とは知らなかった。ちょっとクドい感はあるけど、これは周囲の人への気遣いもあって、モヨることなく読めました。お互いに妥協点を探そうという姿勢には共感できる。（2017.11.20）
• 中島岳志　『秋葉原事件 加藤智大の軌跡』　（+〜++）…この事件のことをあまり真剣に考えたこともなかったけど、報道を聞いて想像してた人物像とこの本の彼とは全然違った。共感ではないけど、読み進めるうちにどんどん悲しくなってくる。（2017.11.15）
• 瀧田信之　『それ、恋愛じゃなくてDVです』　（0）…DV関係を自覚してそこから抜け出せた人の心の動きとか経緯とかが読みたかったなー。（2017.11.11）
• ジェーン・スー　『女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。』　（0）…この人の本にはすごく共感するってワケでもないんだけど、自分と違う考え方が分かりやすく読めるのは面白い。しかし自意識強い人だなあ、この人は。（2017.11.11）
• 星野仁彦　『発達障害に気づかない大人たち』　（+）…“発達障害”というのをよく知らなかったので興味深かったんだけど読み進むにつれて、サポートする側に際限ない献身が求められているような気になってきて、ちょっとモヨる。著者にはそんなつもりはないんだろうなあと思うにつれ、自分が冷たい人間に思えてまたモヨる。（2017.11.10）
• アン・マキャフリー／マーセデス・ラッキー　『旅立つ船』　…（2017.11.5再読）
• マイ・シューヴァル／ペール・ヴァールー　『バルコニーの男』　…（2017.11.4再読）

−2017.10月読了−（2)

• 米澤穂信　『クドリャフカの順番』　（0）…千反田える視点はやめたほうが良かったんでは。不思議な女の子がただのおばかになってしまったよ。しかしなんでこう、このシリーズの登場人物たちは回りくどい伝え方ばかりするのかな。（2017.10.30）
• 宮下奈都　『羊と鋼の森』　（+〜++）…調律師の仕事の奥深さなんて考えたこともなかったけど、だからよけい面白かった。現実感のない静謐な感じがとてもいい。（2017.10.25）

−2017.8月読了−（3)

• 三枝和子　『ギリシア神話の悪女たち』　（0）…ん〜『男たちの…』とほぼ同じ。（2017.8.22）
• 森達也　『「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい 正義という共同幻想がもたらす本当の危機』　（+）…私はすんなり読める話が多くて面白かったけど、ネット上の批判があまりに酷くて笑った。タイトルの人たちには、もう少しちゃんと人の話を聞いて欲しいなあ。（2017.8.20）
• 北村薫　『八月の六日間』　…（2017.8.17再読）
• 岐阜県警察山岳警備隊 編　『岐阜県警レスキュー最前線』　（+）…この手の本は何冊か読んでるけど、警察署の規模が小さいからか、なんか妙にアットホームで親しみやすかった。（2017.8.15）
• リチャード・アダムズ　『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち 上・下』　…（2017.8.6再読）
• 三枝和子　『男たちのギリシア神話』　（0）…『ファイアーブランド』の流れで読んだのでカッサンドラがあまり出てこないのが残念。（2017.8.4）

−2017.7月読了−（9)

• 伊坂幸太郎　『マリアビートル』　（0）…『グラスホッパー』を全然覚えてないのが残念だけど、とにかく人が死にすぎ…。（2017.7.25）
• マリオン・ジマー・ブラッドリー　『ファイアーブランド3 ポセイドーンの審判』 　…（2017.7.20再読）
• マリオン・ジマー・ブラッドリー　『ファイアーブランド2 アプロディーテーの贈物』 　…（2017.7.16再読）
• マリオン・ジマー・ブラッドリー　『ファイアーブランドI 太陽神の乙女』 　…（2017.7.13再読）
• ジョセフィン・テイ　『時の娘』　…（2017.7.10再読）
• 加納朋子　『無菌病棟より愛をこめて』　…（2017.7.7再読）
• 氷室冴子　『シンデレラ迷宮』　　…（2017.7.6再読）
• 阿刀田高　『ギリシア神話を知っていますか』　…（2017.7.5再読）
• 阿刀田高　『シェイクスピアを楽しむために』　…阿刀田さんはいろんな舞台も見ているようだけど、やっぱり活字の人だな〜。舞台の良しあしって活字だけじゃ計れないってのがよくわかる。あとシェイクスピアは翻訳劇じゃ良さが半減ってのには激しく同意。ロンドンの公園で見た、たぶん素人芝居の『真夏の世の夢』は忘れられない。（2017.7.2）

−2017.6月読了−（2)

• 田辺聖子　『田辺聖子全集 13』　…収録は『千すじの黒髪‐わが愛の与謝野晶子‐』と『花衣ぬぐやまつわる…… -わが愛の杉田久女-』でどちらも再読（杉田久女のは再読なのを忘れてたけど）。（2017.6.26）
• ディック・フランシス　『標的』　（0）…シリーズ後半だからか珍しく読み逃してました。んでシリーズ後半だからか、今イチ。（2017.6.16）

−2017.5月読了−（10)

• 有吉佐和子　『芝桜 上・下』　　…（2017.5.31再読）
• 新井素子　『二分割幽霊奇譚』　　…（2017.5.27再読）
• ディック・フランシス　『奪回』　　…（2017.5.24再読）
• 新井素子　『あなたにここにいて欲しい』　　…（2017.5.23再読）
• ディック・フランシス　『血統』　　…（2017.5.23再読）
• 有吉佐和子　『木瓜の花』　　…（2017.5.14再読）
• 新井素子　『ひとめあなたに…』　　…（2017.5.14再読）
• 新井素子　『ラビリンス ―迷宮―』　　…（2017.5.13再読）
• 新井素子　『扉を開けて』　　…（2017.5.13再読）

−2017.1月読了−（1)

• 氷室冴子　『さようならアルルカン』　　…（2017.1.10再読）

−2016.12読了−（2)

• リチャード・モンタナリ　『倒錯者たちの闇』　（0）…思わせぶりに振るだけ振って回収しきれず終わっちゃった感じ。ケリのつけ方も納得できません。あっちが主導権持ってたんじゃなかったの？（2016.12.30)
• 村田沙耶香　『コンビニ人間』　（0）…ハートウォーミング系かと思ったらその逆でビックリした。あんま好きな話じゃありません。（2016.12.6）

−2016.5読了−（1)

• 三浦しをん　『星間商事株式会社社史編纂室』　（0）…『舟を編む』系の話かと思ったらオタク女子生態の描写も含めた軽めの小説でした。……んー。軽すぎるかな。（2016.5.12）
• 平野恵理子　『散歩の気分で山歩き』　（0）…（2016.5.8再読）

−2016.3読了−（1)

• 大石圭　『死人を恋う』　（0）…大石圭の名を久しぶりに図書館で見つけたのでつい手に取ってしまいました。大石圭だから死んだ恋人をひたすら恋い慕う切ない話であるワケがもちろんなく、死体しか愛せない男の話でした。……やっぱり相変わらずだなあ。（2016.3.31）

−2014.7読了−（3)

• アーロン・エルキンズ　『葡萄園の骨』　（+）…今回はオリヴァー教授が襲われることもなく、派手な謎解きもなく、いつもながらの安心感。相変わらず美味しそうです。（2014.7.30）
• 松田光太郎　『殺処分ゼロの理由 熊本方式と呼ばれて』　（+）…これはちょっと視点が違って面白かった。とにかく話す、とことん話す。相手が何を言っているのかわかるまで。結局それしか無いんだよな。（2014.7.6）
• 影山直美　『柴犬 ゴンとテツのポカポカ日和』　（+）…なんのスイッチが入ってしまったのか、犬を飼いたい気持ちが盛り上がってます。でも飼える状況ではないので、せめて犬エッセイで気を紛らわしたり。ああ、でも、生の犬を撫で回したいっ！（2014.7.4）

−2014.5読了−（6)

• 上田哲農　『日翳の山 ひなたの山』　（0〜+）…言葉に力があるからか、短い文章なのに読むのに時間かかりました。南アルプスに行きたくなった。（2014.5.21）
• 小西政継　『マッターホルン北壁』　（0〜+）…叔父さんもこんな風にこんなコトやってたんだろうなあ。熱いなあ。しかしアイゼン無しで突撃ですか。成功したからいいけど、遭難してたら非難の嵐を浴びそうだ。（2014.5.19）
• ディック・フランシス　『配当』　…（2014.5.10再読）
• ディック・フランシス　『大穴』　…（2014.5.9再読）
• ディック・フランシス　『利腕』　…（2014.5.7再読）
• J.R.R.トールキン　『指輪物語 追補編』（新版：10巻）　…（2014.5.1再読）

−2014.4読了−（12)

• 増田ミリ　『おとな小学生』　（0）…あんまかぶるトコロは無かったな。同じ絵本を読んでいても、受け取り方は全然違う。（2014.4.29）
• J.R.R.トールキン　『指輪物語』（新版：1〜9巻）　…（2014.4.18再読）
• J.R.R.トールキン　『ホビットの冒険 上・下』　…日記に書くのでパス。（2014.4.4再読）

−2014.3読了−（6)

• J.R.R.トールキン　『ホビット ゆきて帰りし物語 [第四版・注釈版]』　（+）…日記に書くのでパス。（2014.3.28）
• ディック・フランシス　『査問』　…（2014.3.17再読）
• アーシュラ・K.ル=グウィン　『どこからも彼方にある国』　（+）…ひゃー、ル=グィンがこんなストレートな青春小説書いてたなんて！ ちょいと素直すぎるきらいもあるけれど、こうゆうのはハッピーエンドが好きです。ほんわか幸せに浸れるから。（2014.3.16）
• ディック・フランシス　『反射』　…（2014.3.15再読）
• 氷室冴子　『プレイバックへようこそ』　…（2014.3.13再読）
• 開沼博　『「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか』　（0）…うーん。どうも私には「研究」ってのがよく分からない。研究者目線でいったら何か新しい地平が開けてるんだろうか。そうだったのか！って話が、私にはあまりなかったんだけど。（2014.3.12）
• 三浦しをん　『光』　（0〜+）…しをんさんの重たい話はちょっと苦手なんだけど、これは好きなほう。でもそうかー震災前に書かれたのかー（つか、震災後には津波は使えないよね）。（2014.3.8）

−2014.2月読了−（10)

• 大庭聡恵　『びっくり節約生活！ 一家6人＋1月7万円』　（0）…本人たちは楽しい節約生活なんだろうけど、今いちその楽しさが伝わってこない。どころか「私はイヤだな〜」な気分ばかりが盛り上がっちゃって、残念。（2014.2.28）
• 大野更紗　『さらさらさん』　（+）…日記にちらっと。（2014.2.28）
• 菅野彰・月夜野亮・雁須磨子　『ベトナムよちよち歩き』　　…（2014.2.26再読）
• ロイス・マクマスター・ビジョルド　『チャリオンの影 上・下』　…（2014.2.16再読）
• ロイス・マクマスター・ビジョルド　『影の王国 上・下』　（0〜+）…主人公が25歳の美青年のくせに、どこかヘタれてて『チャリオンの影』のカザリルと印象がかぶる。なのに『チャリオン〜』ほど萌えないのは、話があまり展開せず神学問答ばかり繰り広げているせいか？ ラストの浄化は気持ちよかったけどね〜。そして今回もやっぱり、後書きが面白かった。（2014.2.11）
• 文：石澤良昭、写真：内山澄夫　『アンコール・ワットへの道 クメール人が築いた世界遺産』　（+）…圧巻の世界遺産だなぁ。実物見るのが楽しみ。（2014.2.9）
• 中野翠　『みずいろメガネ』　（0）…記憶力の悪い私でもさすがに去年一昨年の話だと「ああそうだったな」といろいろ蘇る。同じような感慨抱いてる物事も多くて、するすると読みました。（2014.2.9）
• 万城目学　『偉大なる、しゅららぼん』　（+）…淡十郎くんがいいです。力と一緒に希望がだだ漏れてるラストも好き。（2014.2.6）

−2014.1月読了−（4)

• 平安寿子　『こんなわたしで、ごめんなさい』　（0）…すらすら読めて、そこそこ面白い。表題作が一番良くて、最後ちょっとぐっときた。（2014.1.31）
• 森見登美彦　『四畳半王国見聞録』　（+）…これ読んで「京都の大学生活って楽しそう」って思うのは違うかもとは思うんだが。阿呆っていいですね。（2014.1.15）
• 貴志祐介　『ダークゾーン 上・下』　（0）…塚田が狡い小心者だって理由もあるけど、ゲームもそう面白いとは思えなくて先がちっとも気にならない。ダメでした。（2014.1.14）

−2013.12月読了−（1)

• 鈴木みき　『鈴木みきの山の足あと』　（+）…最近読んだ鈴木みきさんの本のなかでは、一番面白かったです。彼女からは山のhow-toではなくて、山への想いを聞きたいよ。（2013.12.2）

−2013.11月読了−（9)

• ディック・フランシス　『転倒』　…（2013.11.29再読）
• 平安寿子　『コーヒーもう一杯』　（0）…すんなり過ぎるほどすんなり読めるんだけど、人間関係が単純すぎるかなあ〜。人間関係っていうか、主人公の誰かに対する気持ちが0が1かしかない感じ。祝福と嫉妬って濃度を変えながら同時に存在したりもすると思うんだけど。（2013.11.25）
• F.ポール・ウィルスン　『ナイトワールド 上・下』　（+）…日記に書くのでパス。（2013.11.18）
• 周防正行　『アメリカ人が作った「Shall we ダンス？」アメリカを行く』　（0）…うんうん、リメイク版があまり好きじゃないのね。しかし確かにあのリメイク版は原作とほとんど変わらなくて、面白くなかったわ〜。（2013.11.14）
• 周防正行　『「Shall we ダンス？」』　（0）…詳細すぎるアメリカ全土行脚はちょっと飽きてしまうけれども、アメリカでこれほど受けたとは知らなかったので面白かった。しかし空港へのお見送りがないのって、そんなに気になりますかね？（2013.11.11）
• 三浦しをん　『しをんのしおり』　（+）…この頃のしをんさんのエッセイは好き。特に友人たちとの妄想合戦は大好きだ。あと作品に対する愛もね。（2013.11.11）
• 平安寿子　『心配しないで、モンスター』　（0）…うみゅー。私ゃまだまだ、この人の心境には届かないなあ。届きたいのかどうかも疑問だなあ。わかるわかる、よりも、ちょっと引いてしまうもの。反抗期の娘の話は、ほんのり良かった。（2013.11.4）
• 久住昌之　『久住昌之のこんどは山かい!? 関東編』　（+）…やっぱこの人の文章は好きだなあ。行きやすい場所が多いので、今度真似して歩いてみようかと思います。もちろん締めのお店も含めて！ 関東編、とあるけど続きは出るのかしら？（2013.11.4）

−2013.10月読了−（7)

• ジョージ・R.R.マーティン　『剣嵐の大地 上・中・下』　（++）…うわぁぁぁぁん、今度はロブがぁぁ！ ホント容赦ないなあJRRM。一押しの王がいなくなってしまったからには、今度はデナーリス応援しようかしら。サー・バリスタンもついてるしね。そしてまさかのサムの大活躍。表紙にまでなってしまってビックリだ。先が気になるけど完結してないので、大事大事にしか読めません。長生きしてね＞JRRM。（2013.10.30）
• 金子哲雄　『僕の死に方 エンディングダイアリー500日』　（0）…死に対して準備したいような気もするし、やはり日々死に近づくのを実感するのは怖いような気もするし、こういう体験談を読むたび「自分だったら余命を知りたいか」を考える。しかし金子さん、私とは趣味嗜好が真逆に近い人だったのだなあ。（2013.10.24）
• ディック・フランシス　『侵入』　…（2013.10.20再読）
• ディック・フランシス　『証拠』　…（2013.10.18再読）
• ジョン・マノック　『Uボート113 最後の潜航』　（+）…原題で結末の予想はつくけど、逃がしてあげようようぅ！。手紙の「数十年後」が現実になって欲しかった。（2013.10.8）

−2013.9月読了−（11)

• F.ポール・ウィルスン　『闇の報復 上・下』　（0〜+）…この人の本の評価はだいたい同じで「苛々するんだけど読ませる」。も少し皆、人の話を聞こうよね。あと死ん で逃げて終わりってのはズルいんじゃないの＞リスル。（2013.9.26）
• ディック・フランシス　『飛越』　…（2013.9.23再読）
• ディック・フランシス　『興奮』　…（2013.9.21再読）
• ディック・フランシス　『骨折』　…（2013.9.21再読）
• S.J.ローザン　『この声が届く先』　（+）…リディアの見せ場が少ないのは残念だったけど、ビルのヘタレっぷりが炸裂してて良かった。脇というか主役を喰う勢いの、ライナスとトレラの若いカップルが魅力的。（2013.9.17）
• 安曇潤平　『山の霊異記 ヒュッテは夜嗤う』　（0〜+）…う〜ん、ちょっとネタ切れ気味？ それか、続けて読んだので私の感覚がマヒしてしまったのかも。何が起こったんだかわからないって話がいくつかあって、消化不良の感が残ります。ま、山の怪異なんて説明がつかないものが多いのかもしれませんが。（2013.9.8）
• ジョン・ハート　『アイアン・ハウス 上・下』　（+）…今までのなかで一番好き。もう少し女性が魅力的ならと残念だけど（アビゲイルがまぁ及第点）、兄弟が公園でちゃんと会うトコロではじーんときました。（2013.9.4）
• 安曇潤平　『山の霊異記 黒い遭難碑』　（+）…金曜日に借りたけど、山に行く前には怖くて読めなかった。遭難者の霊をを慌てず騒がず小屋まで連れて行ってあげる話が好きだな〜。（2013.9.2）
• 西原理恵子　『毎日かあさん9 育っちまった編』　（+）…ホントに育っちまったねえ。実際の知り合いでもましてや母でもないのに、なんだか寂しい。（2013.9.2）

−2013.8月読了−（5)

• ピット・シューベルト　『続 生と死の分岐点 岩と雪の世界における安全と危険』　（0）…岩も雪もよく知らないけど、事例が豊富で興味深く読めました。アレな登山者がいるのは日本だけじゃないんだってコトもよくわかったし。ただ油断してるとショッキングな写真が出てきてギョッとさせられます。（2013.8.28）
• グレッグ・ハーウィッツ　『処刑者たち 上・下』　（0）…裁判制度への疑問は共感できる（も少し応用は効かないものか…）けど、長年計画を練ったワリにあまりにも「委員会」の顛末がお粗末すぎて……。だいたいなんで計画が狂うコトになったんだかが、理解不能だわ。ジニーが捨て駒すぎるよ。（2013.8.25）
• S.J.ローザン　『シャンハイ・ムーン』　（+）…時節柄、日本人に対して厳しい描写が多いのは辛いけど、このシリーズの中で一番面白かったです。最後のジャスミンティーでの乾杯にはじーんとした。やっと色んなコトが変化しそうね？（2013.8.13）
• 貫井徳郎　『慟哭』　（0〜+）…本をよく読むのも良し悪しですっかりスレてしまい、「彼」がこの人なんじゃないかなーというのは彼に同 じ年頃の娘がいるって描写読んだだけで見当ついちゃった。違っていたらかえってビックリしたかも。しかし性犯罪の話じゃないってだけで、ずいぶん読むのが楽になる。（2013.8.5）

−2013.7月読了−（11)

• S.J.ローザン　『夜の試写会』　（+）…このシリーズは短編のほうが好きかも。長編だと展開がダルかったりもするもんな。悪人を嬉々として演じるビルが楽しい。（2013.7.31）
• 三浦しをん　『神去なあなあ日常』　（+）…限界集落で育った人間としては、この集落はちょっとキレイすぎると思うけど、それはそれでシアワセな世界。（2013.7.28）
• F.ポール・ウィルスン　『触手（タッチ） 上・下』　（0）…ううう〜ん。いつもの感想かな。「読ませるけど共感できない。特に女に」。（2013.7.24）
• 三浦しをん　『格闘する者に○』　…（2013.7.15再読）
• 三浦しをん　『お友だちからお願いします』　（+）…やっと最近のエッセイを読めたのだけど、時が経ってもよそいきでも相変わらずなのが嬉しかった。弟くんの出番が少なかったのは残念。（2013.7.9）
• ディック・フランシス　『重賞』　…（2013.7.7再読）
• ディック・フランシス　『煙幕』　…（2013.7.7再読）
• ディック・フランシス　『混戦』　…（2013.7.6再読）
• S.J.ローザン　『春を待つ谷間で』　（0〜+）…相変わらず話が動き出すまでがタルい。ビルの目にフィルターがかかっているからか、リディアはビル視点の話のほうが魅力的だと思う。でも今回はイヴがステキだったけど。（2013.7.2）
• 川嶋康男　『いのちの代償』　（+）…昨日まで元気だった人が今日冷たくなってしまう話は、何度読んでもツラい。若いとなおさらだ。しかし……野呂さんはすごいなあ。凄すぎる。（2013.7.1）

−2013.6月読了−（11)

• NHKスペシャル取材班　『激走！日本アルプス大縦断 密着、トランスジャパンアルプスレース 富山〜静岡415km』　（+〜++）…日記に書くのでパス。（2013.6.25）
• 文：小林百合子／写真：野川かさね　『山と山小屋 週末に行きたい17軒』　（+）…あ〜山小屋行きたいっ。山に泊まりたいっ。（2013.6.24）
• 三浦しをん　『悶絶スパイラル』　…（2013.6.22再読）
• 三上延　『ビブリア古書堂の事件手帖 4 〜栞子さんと二つの顔〜』　（0〜+）…江戸川乱歩の薀蓄がもっとあったらなーと思うけど、たぶん私の期待が間違っている。あと震災の話がでてきたのは不意打ちで、ちょっとキツかった。（2013.6.20）
• 三浦しをん　『極め道 爆裂エッセイ』　（0〜+）…しをんさんエッセイ祭り開催中（自分のなかで）。これが一番初期のになるのかな。もう少し後ののほうが好きだけど「しをんさんも最初はこうだったんだー（←何が）」という言動がちらほらあってそこは面白い。（2013.6.16）
• 三浦しをん　『ビロウな話で恐縮です日記』　…（2013.6.13再読）
• 三浦しをん　『乙女なげやり』　…（2013.6.9再読）
• グレゴリ青山　『マダムGの館 月光浴篇・黒猫篇』　（++）…も〜グレゴリさん大好きだ！ 紹介される「美」もさりながら、パロディがぎゅっと詰まった登場人物たちもいい。最初はグレゴリさんのコスプレに見えてたマダムGが、徐々に美しく見えてくるんだもの。毒される〜！（2013.6.5）
• 三浦しをん　『夢のような幸福』　（+）…またもや若い三浦さんを一気読み。最近はこうゆう日常雑記書いてないのかなー。読みたいなー。あとこうゆうタイトルって、どうしても物哀しさを感じてしまう。終わってしまった日々を振り返る、というニュアンスを勝手に感じて。（2013.6.4）
• 三浦しをん　『桃色トワイライト』　（+）…10年くらい前の本で、三浦さん若い〜（て、最近のエッセイは読んでないので相変わらずなのかも知れないけど）。軽く書こうとしてもマンガ話だとつい熱くなってしまうオタク心が好きです。（2013.6.1）

−2013.5月読了−（8)

• 菅野彰／立花実枝子　『あなたの町の行きてるか死んでるかわからない店探訪します』　…（2013.5.27再読）
• 貴志祐介『悪の経典 上・下』　（0〜+）…ハスミンの奴隷って三池監督マジか。ハスミン薄っぺらじゃん。解決方法ほとんど殺人じゃん。周りにバレまくってるじゃん。貴志祐介の作品のなかでも出来がいいとは言えないよ、と思いながら読んだけど私は。んでもラストで脱力。これがやりたかっただけなら、まぁ仕方ないかな（…と思ったらこれは文庫本のための書き下ろしだそうで）。あとムニンには、もうちょっと活躍して欲しかった。（2013.5.26）
• ディック・フランシス　『度胸』　…（2013.5.24再読）
• F.ポール・ウィルスン　『始末屋ジャック 地獄のプレゼント 上・下』　（0〜+）…後先考えずにシミを奪い合うの衝動カップルはまぁイイとして、ジーアが珍しく何もしないと思ったら今度はヴィッキーですか。あとジャックとはアウトドアを一緒にしたくない。うるさそう。邦訳は止まっているのにシリーズが完結してるってのには、ルール違反の後書きも含めてビックリでした。（2013.5.19）
• ロバート・B.パーカー　『初秋』　…S.J.ローザンの『冬そして夜』を読んだら再読したくなり。（2013.5.13再読）
• S.J.ローザン　『冬そして夜』　（+）…あーこの話ってこのシリーズだったか。いきなり読むより登場人物たちの人となりが分かってから読んだほうが、やっぱり面白かったです。でも甥っ子がナゼにジムを信頼するのかが、今イチよくわかりません。（2013.5.5再読）

−2013.4月読了−（8)

• ジョン・ハート　『ラスト・チャイルド 上・下』　（+）…クライマックスっぽくなってからが冗長だったけど、今回は面白かったです。頑固だとか人の話を聴かないとか思い込みが激しいとか、中年男だと苛々する性格も子供なら許せる。ラストの一文も好きです。（2013.4.29）
• ディック・フランシス　『奪回』　…（2013.4.28再読）
• ディック・フランシス　『罰金』　…（2013.4.27再読）
• ジョージ・R.R.マーティン　『王狼たちの戦旗 上・下』　（+〜++）…うわぁぁぁぁん、ウィンターフェルがぁぁ！ あそこはどっしりと腰を据えてて欲しかったのに。そしてシオ ンの哀れさよ。ホントに救いがない。あったと思ったら突き落とされる。けど相変わらず、面白い。（2013.4.23）
• ジョン・ハート　『川は静かに流れ』　（0）…あ〜良かった、今回はそれほど苛々しませんでした。でもこの人の書く男性はガキすぎると思うけど。また勝手に犯人を決めつけて誰にも理由を言わずに罪をかぶる人が出てきたけど。信頼できる同士で正直に話しあえばあっという間に解決するんじゃないかと思ったり。（2013.4.14）
• ジョン・ハート　『キングの死』　（-）…も〜主人公に苛々しっぱなしでした。1人を犯人と決めたら他の可能性を考えないし！ その思い込みに基づいて馬鹿な行動ばっかするし！ 他人をちっとも信用しないで嘘つくくせに誰も自分を信じないと被害者意識丸出しだし！ あ〜っ！（2013.4.2）

−2013.3月読了−（8)

• F.ポール・ウィルスン　『始末屋ジャック 凶悪の交錯 上・下』　（0〜+）…相変わらず登場人物はあまり好きになれないんだけど、読ませるんだよねえ〜。ジャック、もう少しがんばれ！ あと凶悪カルトなら警察や法曹界の上部にくらい手を回しておこうよ！（2013.3.16）
• アーロン・エルキンズ　『騙す骨』　（+）…ギデオンとジュリーの旅はどこに行っても魅力的で美味しそう。これは対象を見るときに、まず好意をもって接するからじゃないかと思うんだけど。人間に対してもそうだから、だからこのシリーズは好きだ。マンネリだろが何だろが。（2013.3.10）
• アーロン・エルキンズ　『原始の骨』　（+）…久しぶりのギデオン・オリヴァー。犯人はともかく事件の原因については、シリーズを追いかけている読者にはバレバレなんだけど、このシリーズの魅力は骨の薀蓄だけでなく魅力的な登場人物たちにもあるので、問題なく楽しめました（骨の薀蓄はもうちょい欲しかったけど）。ファウスト警部や、オードリーとバックのカップルがお気に入り。（2013.3.5）
• 三上延　『ビブリア古書堂の事件手帖3 栞子さんと消えない絆』　（+）…知ってる本が主役にならないかな、と期待するもやっぱ今回もダメだった〜。チェブラーシカも、映画なら見たんだけどな。相変わらず馴染みの地名が楽しいです。（2013.3.5）
• リュドミラ・ウリツカヤ　『通訳ダニエル・シュタイン 上・下』　（+）…いやいやすごいボリュームだった。登場人物は多いし時代は前後するし、たぶん半分もわかってない。半分はノンフィクションというだけあって、結末が示されない人物も多いし、面白かったのかも実はよく分からない。も少し知識が欲しいなあ〜。（2013.3.4）
• 山下和美　『数寄です！ 壱〜参』　（+）…山岸涼子の『ケサラン・パサラン』もそうだけど、家を建てる本はやっぱ「どこくらいの広さの土地で」とか「幾らで」って情報は入れて欲しいなあ。いやHowTo本じゃないのはわかってるけど、どの程度かければこうこだわれるのか、とかは知りたいトコロ。まぁこっちは間取りや造りが書いてあるだけ具体的で面白いです。あ〜あと過去のトラウマには共感もてず。怖いのは最初の、単身赴任のサラリーマンくらいじゃない？（2013.3.3）

−2013.2月読了−（3)

• S.J.ローザン　『天を映す早瀬』　（+）…香港の観光案内みたいで楽しかった。事件の結末のつけ方にはちょっと納得いかないよー。それでいいのか。（2013.2.27）
• 山岸凉子　『ケサラン・パサラン 1〜2』　（0〜+）…え〜っと……フィクションではないよね？これは？ 正直な感想としては「気にするなら最初からちゃんと調べろ！」でしょうか。そりゃ聞けば気になっちゃうんだから、最初っからいい家だと思いこめばそれでよかったのに。でも損をしなくて良かったですねえ〜。自分の投影だからか由良子さんの顔がどんどん手抜きになっていくのには、笑いました。（2013.2.3）

−2013.1月読了−（12)

• F.ポール・ウィルスン　『始末屋ジャック 深淵からの脅威 上・下』　（0〜+）…今回の「犬を連れた女」はいいなあ〜。『ナイトワールド』未読なんでよくわからないけど、まさかレイディ退場じゃないよね？ んでジャックは、シリーズが進むに連れて子供っぽくなってくような。戦争で勲章もらったらヒーローって、小学生か。あとやっぱ主人公としては、連れてった人は全員連れ帰って欲しいなあ。（2013.1.29）
• S.J.ローザン　『苦い祝宴』　（+）…誰も私を信用してない！大人扱いされてない！というリディアのツッパリは相変わらず理解できない。リディアのほうが、周囲の愛情や判断力を尊重できていないように感じるんだよなー私は。爆弾事件の真相はすぐにわかっちゃうし、リディアは勘で辿りついた結論にすぐに飛びつきすぎだと思うけれども、でも今までの中で一番好きな話でした。（2013.1.22）
• ジョージ・R.R.マーティン　『七王国の玉座 I〜V』　（+〜++）…長すぎるかと恐れおののいていたのは杞憂でした！ 複数の視点から語られる壮大な物語は面白すぎて、ページを繰る手が止まりません。ネッドの不器用さに苛々させられたけど、まさか……！ そしてカール・ドラゴが……！ 魅力的な登場人物は多いけど、今のところティリオンが一番のお気に入りです。さて、ジョンに流れるスタークの血は、ネッドでなくリアナを通してのもので、だから彼にはバラシオンもしくはターガリエンの血も流れてて、そのうち王位争いに絡んでくるのではないか、と読んでいるんですが、いかがか。でもこのシリーズ、まだ完結してないのよねえ？ ちゃんと完結まで読めますように。（2013.1.16）
• 蛇蔵＆海野凪子　『日本人なら知っておきたい日本文学 ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典』　（+）…うひゃーこれはもったいない！ 1人につき1冊でも読みたいくらいなのに短すぎる。（2013.1.11）
• F.ポール・ウィルスン　『始末屋ジャック 幽霊屋敷の秘密 上・下』　（+）…時系列順に読み始めて、やっとジャックに戻ってきました。どんなご都合主義的でも「もはや偶然はないのです」と堂々と開きなおる展開、いいなあ〜。『ザ・キープ』もきたきたきたっって感じ。ジーアも出番が多いワリにそれほどウザくなかったし、霊媒師兄弟は魅力的だし、うん。面白かったです。（2013.1.6）
• S.J.ローザン　『どこよりも冷たいところ』　（0）…この話だけでなく、このシリーズって展開がタルい。もやもや分からない状態がずっと続いて、最後に解決するんだけど爽快感は無し。いちいち混ぜっ返す会話とか、ツラい。レンガ工のディメイオとか建築現場の様子とか、魅力的な部分もあるんだけど、でもどうも私とは相性が悪いかも。（2013.1.2）

−2012.12月読了−（8)

• 洞井孝雄　『安心登山の技法』　（+）…山女子の楽しさ満載の本も好きだけど、身になるのはオヤジの小言や事故事例の本かも。これは両方入ってて、なるほどなーと頷ける箇所、多数。（2012.12.27）
• アル・サラントニオ編　『999（ナイン・ナイン・ナイン）―狂犬の夏―』　（0）…ジョー・R.ランズデール、トマス・リゴッティ、スティーヴン・スパイラル、トマス・F.モンテルオーニ、デニス・L.マッカーナン、ウィリアム・ピーター・ブラッティ。ランズデールの『狂犬の夏』が『ボトムズ』の基となった短編で、こっちのほうがコンパクトにまとまっていていいという感想を読んだので、確かめてみた。―――なにを言っとりゃーすか！ ボトムズのほうが断然いいわ！ あとはモンテルオーニの『リハーサル』が良かった。最初の改変に気づくときに「おっ」と思います。（2012.12.26）
• 小倉美惠子　『オオカミの護符』　（0）…題材はすごく面白いと思うのに、著者の感動にちっとも共感できないのはなんでだろ。なんか絵空事というか対象を美化しすぎというか上から目線というか、言葉に熱を感じない。映画のほうがきっと、面白いんじゃなかろうか。（2012.12.18）
• 小林千穂　『山女子必携 失敗しない山登り 山ガール先輩が登ってツカんだコツ71』　（0〜+）…「あるある」と思える失敗談は楽しく読んだけど、知識は増やせなかったかな〜。でも読みやすくて、これから登山を始めたい人にはオススメ。（2012.12.14）
• F.ポール・ウィルスン　『闇から生まれた女 上・下』　（0〜-）…キリストの国の人が書いた話を読んでいるとときどき、（ああ、この人たちにとっては善きものも悪しきものも、全て外からやってくるもんなんだなあ）と悲しいような虚しいような気になる。まぁこの話では外からなんだけどさ。でも前半の、多重人格だったら可哀想な病人で、二重生活だったら偽善者とか、意味わからん。かわみなみの『インナーカルテット』でも読んでみたら？（2012.12.13）
• 瀧波ユカリ　『はるまき日記 偏愛的育児エッセイ』　（0〜+）…江古田ちゃんみたいな作品だとどうしても主人公と作者を同一視してしまうので（ああイメトレで産んだ子がはるまきちゃんに…）みたいな、間違った感慨を抱いてしまう。しかし江古田ちゃんが……じゃない、瀧波さんが札幌に移住していたとはちと驚いた。（2012.12.12）
• S.J.ローザン　『新生の街』　（0〜+）…リディアが身内に対してこうも身構えてヤマアラシみたいにトゲトゲしてなけりゃ、もっと楽しめるんだけど。お母さんはまあ仕方ないにしろ、アンドリューに対する態度はヒドすぎる。せめて相手の話を聞いてから反発しようよ。リディアの最後の演説には大いに頷けるのになあ〜。（2012.12.7）

−2012.11月読了−（9)

• ジョー・R.ランズデール　『ボトムズ』　（+〜++）…日記に書くのでパス。（2012.11.28）
• ベック・ウィザーズ　『死者として残されて―エヴェレスト零下51度からの生還』　（+）…1996年のエヴェレスト遭難に関する本は3冊目だが、純粋な顧客として書かれたこれが一番面白かった（もちろん前の2冊で状況は説明されていたから、なんだけど）。彼の妻、ピーチの考え方はあまり好きじゃないし、夫婦の再生ってこれで？ってな感じだけれども、遭難とは関係ない本の大半を占める部分も、興味深く読みました。（2012.11.26）
• F.ポール・ウィルスン　『リボーン』　（+）…中盤の展開にビックリ。ラストも「こっちの話だったか〜」な感じ。ウィルスンの書く女性の何が気に食わないのかつらつら考えるに、1.自分で何とかしようという気概がないところ。2.いざ自分で動くとロクな結果にならないところ。の2点かなーと。（2012.11.21）
• 吉村昭　『海も暮れきる』　（+）…尾崎放哉の小豆島での最期の8ヶ月を描いたもの。最初のうちは放哉のダメ人間っぷりと甘えに辟易していたのに、病状が進むに従って「周りの人はも少し助けてあげられないのか」って気になってしまう。本人も同じ病気で死にかけたというだけあって、吉村さんの描写が壮絶で苦しい。父の最期を思い出す。（2012.11.20）
• ジョー・R.ランズデール　『人にはススメられない仕事』　（+）…今まで読んだ4作の中で一番すいすい読めた。暴力満載だけど、ハップとレナードの性格がやっと掴めてきた気がします。レナードは息子ができたからか、今までで一番安定してたと思うな。（2012.11.15）
• S.J.ローザン　『ピアノ・ソナタ』　（+）…このシリーズはまだ2作目だけど、語り手はビルのほうが好きかも。老人ホームの住人、アイダやエディの描写が印象的です。（2012.11.15）
• 金邦夫　『奥多摩登山考』　…（2012.11.13再読）
• 東川篤哉　『謎解きはディナーのあとで』　（-）…あ〜忘れてた。この人の文章って全っ然魅力がないんだった。慇懃無礼な執事が探偵役って設定聞いて絶対好みだと思っていたのに、つ・ま・ら・な・いっ！ なんでこんな本が売れるかなあ（ジャケ買い？）。（2012.11.6）
• F.ポール・ウィルスン　『城塞（ザ・キープ） 上・下』　（+）…ナチス、吸血鬼、城塞ときたら面白くないハズがない。いや〜やっぱウィルソンの、歴史とオカルトを絡めたストーリーは好きだなあ。いや歴史はこれにはあんま関係ないか。あとはもうちょっと魅力的な……いやせめて、せめて腹がたたない女性を書いてくれたら文句はないんだけど。（2012.11.1）

−2012.10月読了−（12)

• ジーン・ウルフ　『新しい太陽のウールス』　（0）…くぅ〜、やっぱわからないっ。なんだかぼんやりと形が見えるような気がするときもあるんだけど、何も掴めません。登場人物の名前を覚えられないのが、またこのもどかしさに拍車をかける。再度読むとしたら、絶対に手引きが必要だわ。（2012.10.30）
• 金邦夫　『金副隊長の山岳救助隊日誌 山は本当に危険がいっぱい』　…（2012.10.22再読）
• アナトリ・ブクレーエフ、G.ウェストン・デウォルト　『デス・ゾーン8848m―エヴェレスト大量遭難の真実―』　（+）…うん、やっぱ『空へ』とはずいぶん印象が違う。お国柄で、ガイドに何が求められるのかが違うって話は興味深かった。仕方ない部分もあるんだろうけど、でも日本人からするとツアーのあり方がずいぶんいい加減な印象をも受けます。（2012.10.17）
• 和田フミエ　『おうちクエスト マイホームに導かれし者たち』　（0〜+）…間取りを見比べたり、人が家を建てた話を読んだりするの、好きです。困ったコトも迷ったコトも深くは描いてないのでちょっと物足りないけど、これも面白かった。（2012.10.11）
• 加納朋子　『無菌病棟より愛をこめて』　（+）…日記にちらっと。（2012.10.10）
• 蛇蔵&海野凪子　『日本人の知らない日本語 3』　（+）…日記にちらっと。（2012.10.10）
• ロイス・マクマスター・ビジョルド　『チャリオンの影 上・下』　…（2012.10.9再読）
• ロイス・マクマスター・ビジョルド　『影の棲む城 上・下』　（+）…あはは『イスタ母さんの大冒険』いいなあ！ 物語の要素のバランスが好みで、途中で本を置けません。今回顕現する庶子神がいいなあ〜。五神教シリーズもっと読みたいわ。そして1作目の『カザリルおじさんの萌え萌え純情物語』をまた読みたくなりました。（2012.10.8）
• ジョー・R.ランズデール　『罪深き誘惑のマンボ』　（+）…陰鬱で暴力に溢れて痛ましい話だけど、今回のハップは好きでした。しかしなー。誰かに踏みつけられっぱなしにならない＝誰よりも強くあらねばならない、の等式がやはり私にはよくわからない。カフェでの展開を予測もしないで、あんな態度を取っちゃう理由も。（2012.10.5）
• S.J.ローザン　『チャイナタウン』　（0〜+）…雰囲気は好きなんだけど、話が動き出すまでがタルくて仕方なかったです。探偵小説が久しぶりだからかなー？ 出会いから始まるのかと思っていたら、最初っからコンビだったのも意外でした。（2012.10.4）

−2012.9月読了−（17)

• F.ポール・ウィルスン　『始末屋ジャック 見えない敵 上・下』　（0〜+）…ジーアの物語への関与はこの程度にしておいて欲しいわあ。結局彼女が好きになれないのは、彼女が人を信用しない（ジャックでさえも）からかと思う。せっかく出てきた「好きになれそうな女性」はあっさり退場しちゃうし、残念。（2012.9.30）
• 安斎かなえ　『別居したら夫を好きになれました』　（-）…別居以前に結婚もしてないので当然かもだけど、ちーっとも気持ちが分かりませんでした。タイトルは『別居してみたけど、やっぱり一人暮らしより二人暮しのほうが便利でした』のがぴったりくるような内容。一人で暮らせない人ってこうゆう人か〜って感じです。（2012.9.28）
• マイケル・パーマー　『復讐病棟』　（+）…なんで『FATAL』がこの邦題になるんだか。解説によると前作のタイトルを引きずっているらしいけど、内容に合ってないじゃーん。ともあれ、分厚い本なのに先が気になって一気に読んじゃいました。しかし自由の国なのに、予防接種受けさせない選択肢って無いの？（2012.9.26）
• 米原万里　『米原万里の「愛の法則」』　（0〜+）…講演を文字にしたものなので、やっぱもともと文章で出されたものほど面白くありません。これは耳で聞きたかった。でも久々の米原さんの言葉は、やっぱストレートに飛び込んでくる気がして、嬉しかった。（2012.9.24）
• 柚木麻子　『あまからカルテット』　（0）…え〜っと、『あまあまカルテット」の間違いじゃ？ 女の友情には目がない私ですが、ここに描かれてるのはあまり共感できませんでした。なんかふわふわしていてねー。あと、具体的に情景を思い浮かべてもらうのを狙ってか、やたらブランド名や商品名が出てくるんだけど、私はこうゆうの好きじゃないなあ。下品に感じてしまいます。（2012.9.24）
• 羽根田治　『ドキュメント 道迷い遭難』　（+）…私が遭難するとしたら、一番可能性の高いのは道迷いかな。次いで滑落。マスコミ遭難の話は酷かった。そんなんで山登りできなくなっちゃうなんて、悲しすぎる。私も「中高年団体が低山で行方不明」と聞くと「あ〜あ」と思っちゃうんだけど、その決めつけも良くない、と反省します。（2012.9.23）
• 新井素子　『もとちゃんの痛い話』　（0〜+）…病院にかかわって何度か味わったのは、医者にもわからないコトがい〜っぱいあるんだなあ、という実感。ま、素子さんは治る病気でよかったです。（2012.9.22）
• 柏澄子　『ドキュメント 山の突然死』　（0）…うーん。危険因子をもっているならともかく、そうじゃなきゃ気をつけようがないような……。異常を感じたら登山を止める、くらいかなあ？（2012.9.19）
• F.ポール・ウィルスン　『悪夢の秘薬 上・下』　（+）…ジーアがセックス以外の何かの役にたっているのかは相変わらず謎ですが、ちょっと面白くなってきたぞ。シリーズ外の話ともリンクしているそうだから、時系列順に読んでみようかな。（2012.9.19）
• 池井戸潤　『下町ロケット』　（+）…うわ〜私こうゆう、中小企業が大企業や銀行に苛められる話って、なんでだかダメなんだよー。最後はハッピーエンドの話だとわかっていても心臓が痛くなりました。そこを過ぎれば、善玉悪玉も（途中で変わる人もいるとはいえ）ハッキリしてて、安心して読めます。（2012.9.14）
• ジーン・ウルフ　『新しい太陽の書4 独裁者の城塞』　（0）…完結編まで読んでもわからないコトばっかりだよー。巻末の大森望さんの初読の感想に大きく頷いてしまいました。私も20年後に再読したらも少しわかるようになるのかしら……。読むのにもエネルギーいるんで、謎解きのための再読は今はしません。（2012.9.13）
• 新井素子　『近頃、気になりません？』　（+）…『銀婚式物語』を読んだので。でもあれの後だと、素子さん若い〜って感じます。あとタイトルと内容はそぐわない。だってほとんど、個人的な話なんだもの。当人たち以外は気になりませんって（笑）。（2012.9.11）
• 羽根田治　『ドキュメント 滑落遭難』　（+）…やっぱ羽根田さんの文章は読みやすいなあ。違う年の同じ日に登った北岳の事例がリアルに感じる。つか、私の登った日にも事例と同じ辺り（たぶん）で滑落事故あったし。最終章の熊倉山が一番痛ましい。あと少しで酉谷山だったのに……。（2012.9.8）
• ジョン・クラカワー　『空へ エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか』　（+）…読み応えはあったものの、たぶん1人の見方だけでは実際におきたコトとは乖離もあるんだろうな〜。それにしても、これを読んで自分にはクライマーの血は流れていない、と再確認。たとえ好天が保障されていたとしても、エヴェレストに登ってみたいという気は欠片も起きません。（2012.9.6）
• 阿部幹雄　『ドキュメント 雪崩遭難』　（+）…うわ〜怖いな雪崩。雪崩の起きるような場所には行っていないつもりだけど、ただ知らないだけなのかもしれん。そして全員が助かる話が、やっぱりいいです。実話なのでそうも言ってられないんだけれども。（2012.9.5）

−2012.8月読了−（11)

• ジョー・R.ランズデール　『バッド・チリ』　（0）…いや〜確かにこれは柄悪いわ。今回はちょっとリミット越えそうでした。このシリーズ、主人公たちが好きなんだかどうだか自分でもよくわからない。カッとしてショットガンを人に突きつけるタイプは好きじゃないけど、それを彼らが良しとしているワケじゃないからな〜。（2012.8.29）
• シンシア・マンソン編　『本の殺人事件簿 ―ミステリ傑作20選―II』　（+）…カール・マーティン、ジュリアン・シモンズ、ドナルド・オルソン、ドロシー・L.セイヤーズ、ウィリアム・ブリテン、ロバート・バー、ルース・レンデル、ペネロピー・ウォーレス、ローレンス・ブロック。『竜の頭の謎をめぐる知的冒険』と『ダシール・ハメットを捜せ』が好き。んでローレンス・ブロックの話は悲しすぎだ。（2012.8.28）
• 西原理恵子　『毎日かあさん8 いがいが反抗期編』　（+）…こんなに仲良さそうで、実際に仲良いんだろう家族でもやっぱ反抗期ってあるのねえ。でもそれでもカワイイんだろうなあ。「来て欲しくないとは言ってない」の一言に胸キュンです。（2012.8.28）
• 羽根田治　『ドキュメント 単独行遭難』　（+）…両神山の事例が壮絶すぎる…。そして尾瀬の森廣さんがカッコよすぎます。事例のどの人も、何も考えずに安易に山に入ったワケではなく、著者が「程度の差はあれ、それぞれ事前のリスクマネジメントを行っていた」と書いているとおりなのに、それでも遭難事故は起きてしまう。それを忘れないようにしなくちゃ。（2012.8.26）
• F.ポール・ウィルスン　『異界への扉』　（0〜+）…相変わらずジーアはどこがイイのかさっぱり。ま、あまり出番もありませんけど。んでジャックはもう少し人の話を聞いたほうがいいと思うよ。それにいっつも「この状況でそれやる？」ってくらい、のんびりしてるよね。さて異界の扉が開いた今、ジャックはそれに向き合う気になるのか、楽しみです。（2012.8.22）
• 新井素子　『銀婚式物語』　（0）…陽子さんと正彦さんがもう銀婚式かあ〜という感慨より、えっ新井素子もう50歳？というビックリ。いや自分の歳を考えれば不思議じゃないのだけれど…。25年を1冊でだからかなり駆け足だし、陽子さんの思い出話中心なのが物足りなかったけど、そうか力さんは逝ってしまったのかとか、あの光子さんが……とか、登場人物ってけっこう覚えているものですね。とりあえずシアワセな25年おめでとうございます。そして25年後の物語も、ぜひ読ませて欲しいものです。（2012.8.18）
• 中田誠　『最新版 忘れてはいけない ダイビングセーフティブック』　（0〜+）…日記にちらっと。（2012.8.18）
• ジョー・R.ランズデール　『ムーチョ・モージョ』　（+）…柄が悪いコトで知られるシリーズらしいけど、えーっと、これ、そんなに柄悪い？ なぜか1作目が邦訳されていないのが残念ですが、雰囲気は気に入ったので続編も読んでみるつもり。（2012.8.15）
• シンシア・マンソン編　『本の殺人事件簿 ―ミステリ傑作20選―I』　（+）…ビル・ジェイムズ、ロバート・セネデッラ、ビル・プロンジーニ、ミシェル・ノールデン、ジェイムズ・サーバー、エドワード・D.ホック、マーガレット・マロン、ジョン・ネルソン、マイクル・Z.リューイン、マイクル・イネス、ジョゼフ・ハンセン 。本と言ってもいろいろだったけど、いかにもミステリバカらしい『マクベスの謎』が好きです♪（2012.8.15）
• ジーン・ウルフ　『新しい太陽の書3 警士の剣』　（0〜+）…今までで一番話についていけました。ただ、筋を追えただけで読み解くなんてとてもとても。（2012.8.13）
• 村口�檮s　『四度目のエベレスト』　（0）…写真がキレイです。しかしエベレストって、渋滞ができるんだ…！（笑） 私もできたら「登らせてもらう人」にはあまり行って欲しくないなあと思うけど、この感覚はどこから来てるんだろう？ やっぱ山は自己責任が基本だと思うから？（2012.8.3）

−2012.7月読了−（12)

• 佐瀬稔　『喪われた岩壁 第2次RCCの青春群像』　（+）…うわあああ、壮絶…！ すごく面白かったです。特に戦時中に岩に向かう人たちの、切迫感がたまりません。こないだ読んだ『我々はいかに「石」にかじりついてきたか』のユルイ語り口と好対照。（2012.7.31）
• 西野淑子　『もっと行きたい！ 東京近郊ゆる登山』　（0〜+）…東京近郊ゆる登山は得意なので、「こんなトコ知らない〜行きたい〜」ってトコより「そうそう、ここはそんな感じなのよねえ」というトコのが多い。それなりに楽しめるけど、ガイドブックとしては私には不適かな。（2012.7.30）
• 北原亞以子　『埋もれ火』　（0〜-）…残されたほうは大変ってのはわかるけど、でもあんまり「この人のコトをもっと知りたい！」って思わせてくれる女性はいないなあ。だから全然ノれませんでした。（2012.7.30）
• L.T.フォークス　『ピザマンの事件簿2 犯人捜しはつらいよ』　（+）…相変わらずミステリ部分はぐだぐだだけど、人間関係はイイですね〜。特にプリンセスと仲良くなってるのは、嬉しかったです。本筋には不要では？と思える描写（特に大工仕事）も、この作品の場合プラスに働いていて楽しい。『カーロ』のその後も知りたいなあ。3作目も邦訳プリーズ！（2012.7.25）
• 菊池敏之　『我々はいかに「石」にかじりついてきたか―日本フリークライミング小史―』　（+）…いやー面白かったー！ フリークライミングって、こんなに歴史の短いものだったのか。その黎明期から只中にいた人ならではの、内輪ウケ満載の書きっぷりが楽しかった。一度岩登りをしてる人たちを見に行きたくなりました。（2012.7.23）
• 田中ロミオ　『人類は衰退しました』　（0〜+）…楽しく読みました。妖精さんが可愛い（そしてちょっと怖い）。ぜひ続きが読みたいって程ではないけど、近くにこのシリーズが転がっていたら手を伸ばすかな〜って感じです。（2012.7.17）
• 鈴木みき　『山テントで、わっしょい！ 極める「山女子」のヨロコビ』　（0）…三部作のなかでは一番面白かったけど、やっぱ好きなのは最初の本かなあ。どうもこの方はマンガには向いてないんじゃないかって気がします。文章のが上手なんだもの。（2012.7.13）
• シンシア・マンソン編　『ウーマン・オブ・ミステリー2』　（+）…D.L.リチャードソン、ギリアム・ロバーツ、シャーリン・マクラム、アン・ウィンゲート、B.K.スティーヴンズ、S.J.ローザン、パール・G.オードリッチ、ジョーン・ヘス、アマンダ・クロス、マーシャ・マラー、ジョイス・ハリントン、パトリシア・マガー、アントニア・フレイザー、マーガレット・マロン、ルース・レンデル。第1弾ほど粒ぞろいではなかったけど、でも楽しめるのが多くて嬉しい。こうゆうのの日本版があったら、私も読みたいです＞大矢博子さん。（2012.7.11）
• 飛鳥井千砂　『タイニー・タイニー・ハッピー』　（0〜+）…ハッピーだけじゃなく毒もタイニーで、とても読みやすい本でした。北上次郎の微妙な解説が面白かった。（2012.7.9）
• 西野淑子　『東京近郊 ゆる登山』　（0〜+）…山登り始めるときにこれ読みたかったな〜。ステップアップの仕方も、選ぶコースも、なかなか好みです。これの冬山バージョンがあったらいいのにな。（2012.7.8）
• F.ポール・ウィルスン　『黒い風 上・下』　（+）…がっつり日本人が主役で、それほど変じゃない（←翻訳者の力もあるようだけど）のにビックリ。日米の戦争責任や、真珠湾と東京大空襲の差などの書き方もかなり公平に思える。作者がサチのような立場の日系人だと言われたほうがしっくりくるぐらいだ。「黒い風」は力不足だけど、それは仕方ないかなー。（2012.7.6）

−2012.6月読了−（7)

• シンシア・マンソン編　『ウーマン・オブ・ミステリー』　（+）…メアリ・ヒギンズ・クラーク、ジャネット・ストッキー、ルース・レンデル、フェイ・ケラーマン、アントニア・フレイザー、パトリシア・マガー、アマンダ・クロス、ドロシイ・ソールズベリ・デイヴィス、キャロリン・ジェンセン・ワッツ、シーリア・フレムリン、ジョーン・ヘス、エリザベス・A.ダールトン、サラ・パレツキー、アン・ペリー、B.K.スティーヴンズ。いやいやこれは良かった！ 好き！ まさに「女性による、女性のための短編集」！（2012.6.28）
• 渡邉玉枝　『63歳のエヴェレスト』　（+）…自分には特別な体力がない、とか書かれているけど、最初の登山からCTぶっちぎりでバテ知らずってトコロからして、普通じゃないよー。エヴェレストのコトばかりじゃなく、他の登山の話も入っていたのが良かったです。欲を言えばも少し、日本の山の話を読みたかった。あと同時代に活躍してた人の話を読むときにはつい、叔父の気配を探してしまう。名前は出てこなかったけど、たぶん叔父の遭難だな、というエピソードはちらっと入っていました。（2012.6.19）
• L.T.フォークス　『ピザマンの事件簿 デリバリーは命がけ』　（+）…コージーという言葉を知る前から、コージーをこよなく愛する私には嬉しい男コージー。ミステリ部分が弱いけど、登場人物が魅力的でがんがん読めました。しかしこれ、男性の作品かなあ？ 私には、いかにも女性の書いた作品に思えるんだけど。もし男だったら、アーロン・エルキンズに続いて嬉しい驚きだ！（2012.6.14）
• エイミー・トムスン　『ヴァーチャル・ガール』　（+）…そして人知れずロボットは増殖するのであった……（そうゆうコトするから人間がロボットを怖がるんじゃないかな）な、話じゃないか。スーの変化は残念だったけど、アーノルドはいかにもで上手いなあ。久しぶりにマキャフリイの『歌う船』が読みたくなりました。（2012.6.12）
• ジーン・ウルフ　『新しい太陽の書2 調停者の鉤爪』　（0）…これ絶対、全部読んでからまた最初から読まないとわかんない。そうやってもわかるかわかんない。だからたぶん読み直さない。（2012.6.11）
• ディーン・クーンツ　『チックタック 上・下』　（+）…最初はトミーの行動に苛々しましたが、デルが出てきてから俄然面白くなりました。スクリューボール・コメディって知らなかったけど、私は好きです♪ しかしお母さんに言われるまでもなく、そんな怪しい人形を家に入れるのが間違ってるよ。魔は招き入れないと入れないってのは常識でしょーが（←そうか？）（2012.6.2）
• 益田ミリ　『ほしいものはなんですか？』　（0）…うううう〜ん……。お母さんが同じ歳だよ！というのは置いといて。なんか、鬱屈しすぎじゃないですか？ この人の場合だと、私は「贅沢な悩みだよ」じゃなくて「それは感受性が鈍くなってるからだよ」と言いたくなりますね。（2012.6.1）

−2012.5月読了−（11)

• エイミー・トムスン　『緑の少女 上・下』　（+）…最後に人間に戻らないで欲しかったなあ。結局ジュナは何も失わないのね。いやそれでもイイんだけど、変わったトコロから新たな関係を築いて欲しかった。端々（風呂が汚れる、とか）で結局はエイリアンを見下しているのねって記述に引っかかる部分もあるんだけど、でも面白かったです。続編読みたいので、翻訳して〜。（2012.5.31）
• 沢木耕太郎　『凍』　（+）…再読でしたね、これ。初読の際と同じく、山野井氏よりも妙子さんの凄さが印象に残ります。あとこうゆうのは、どうしても叔父を重ねて読んでしまう。（2012.5.28再読）
• ジョン・ソール　『ナサニエル』　（0〜+）…最初は反感もってたエイモスが、だんだんと可哀想になってくるよ…。要するに子供の視界は狭くて、思い込みが激しいって話ですね（でしょ？）。（2012.5.24）
• ブライアン・W.オールディス　『ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド』　（0）…閉塞感と不安定さに満ち溢れ、誰の証言も信頼できず、怖いです。後半の展開も意外で、それもまた怖かった。もっと救いを！（2012.5.22）
• 入江敦彦　『京都みやげ 一冊いかがどす？』　（0）…入江さんの話は面白いんだけど、なんでときどき引っかかるかな。具体例あげないで人の行動を貶すからかしら（だから彼の基準線に納得できるのか、よくわからない）。グレゴリさんの京都案内は、よそさまな私でもめちゃくちゃ楽しめるのに。（2012.5.18）
• ジーン・ウルフ　『新しい太陽の書1 拷問者の影』　（0）…うわ〜ん、わたし、ジーン・ウルフを楽しむには頭が弱いのかもしれん。読者への挑戦状で考えないタイプには、手がかりをたぐって謎を解くのは無理なのかもしれん。同じとこ何回も読んで、結局何を言われてるんだかわからなかったりするし！ 悔しいかもだ！（2012.5.15）
• ロイス・マクマスター・ビジョルド　『チャリオンの影 上・下』　（+）…うふふ、いいねえ。うら若き乙女2人に絶大な信頼を寄せられるストイックな中年男ですか。不穏な空気を漂わせて頁を繰る手を止めさせないのに、最後はうまくいくんだろうなあと安心できる私好みの展開で、これはかなり好きです♪（2012.5.9）
• F.ポール・ウィルスン　『神と悪魔の遺産 上・下』　（0〜+）…始末屋ジャックって、悪霊シリーズってワケじゃないのか！ んで1作目に続き、出てくる女性に苛々させられます。ジーアにもアリシアにも。最後の決断も気に食わない。発明者の名前を出さずに技術を公開する方法なんか、いくらもあるでしょうにね。あと変な日本人にモヤモヤさせられました。（2012.5.1）

−2012.4月読了−（13)

• 能町みね子　『たのしいせいてんかんツアー』　（+）…性転換手術の体験記なんか読んだコトがないので、へえええ〜〜〜ってコトがいっぱいでした。「尿意がわからない」とかね。これだけ体を作り変えて、それでも順応しちゃう人間ってスゴいなあ！（2012.4.30）
• ジョー・ホールドマン　『擬態―カモフラージュ―』　（+）…ページが進むにつれ、ぐいぐい読まされます。＜変わり子＞は、学習能力高いですよねえ。しかし何でラッセルとああもラブラブになるのかは、よくわかりません。そんな簡単に旅立ってしまっていいのかよー（笑）。（2012.4.26）
• ポール・アンダースン　『タウ・ゼロ』　（+）…うっひゃあ、壮大な物語だなあ！ 閉鎖空間の人間模様って好きなので、楽しませてもらいました。でも私はやっぱSF者じゃあ、ないな。理屈部分はちょっと退屈しちゃうんだもの。（2012.4.24）
• 佐瀬稔　『残された山靴』　（+）…本編と関係のない江夏豊の自分語りの序文は、なんの意味があるんだろう…。複数の人を扱っているだけあって、本編は粗筋だけって感じで、重複してる文章も多かったから、読むならもっと1人をじっくり扱った本のがいいな。あと、出てくるなら別の人の章だと思ってた叔父の名前が、予期せぬ章で出てきてビックリ。巻末の闘病記は、まだちょっとキツかったです。（2012.4.24）
• 東川篤哉　『もう誘拐なんてしない』　（-）…たまたまドラマ化されたこの話を見たんだけど、ドラマも別に面白くなかったんだけど、原作よりはずっとマシだった。そうゆうパターンもあるのだね…。（2012.4.17）
• 山女子　『山女子宣言 はじめての山・おすすめ30』　（+）…なんだ1冊目のほうが出来がいいじゃん！（写真がカラーで簡単なルート図あり）。おすすめ30のうち、一部でも歩いたのは12。行ったコトないお山のうちで、一番興味を惹かれたのは岩櫃山でした。（2012.4.17）
• 岸本葉子　『買わずにいられる？』　（0）…そこまでこだわらんでも、って箇所に綿密なリサーチをするワリに、なぜそこに気づかん？って箇所がすぽっと抜けてて、ときどきイラっとする(笑)。いや私が苛つく必要はまったく無いんですけどね〜。たぶん岸本さんと私じゃ見るポイントが違うんだろうな。（2012.4.17）
• 池上永一　『バガージマヌパナス わが島の話』　（0）…島の雰囲気やご先祖さまがすぐ近くに住まっていそうなねっとりした空気はいいんだけどねえ〜。それを描き出す文章がもう少し美しければ、と思う。残念。（2012.4.16）
• F.ポール・ウィルソン　『マンハッタンの戦慄 上・下』　（+）…ジーアがちっともいい女に思えないとか、ジャック詰めが甘いとか、ジーアに受け入れられた途端にコラバティへの評価が豹変しすぎとか、気に障る部分もあるけど、とりあえず読まされたので、もうちょっと読んでみます。（2012.4.12）
• 京極夏彦　『死ねばいいのに』　（+）…いや〜京極さんこうゆうの書くのか〜！ 読みやすいし面白かったです。複数の人の証言で1人の人間を描き出すってのは好きだけど、これはそう見せかけて違う話。描き出されるのは彼女じゃなくて、彼女を鏡に跳ね返ってくる「関係者」たち。インパクトある題名だけど、言葉の重さがじんわりくる。（2012.4.6）
• ウェン・スペンサー　『ティンカー』　（0）…数値化できない物事を愛しているので、ティンカーは好きになれませんでした。話の流れも、都合良すぎだったり流れが分かりづらかったりで、どうもね。マキャフリイ好きだけど、これはダメです。（2012.4.2）
• 山女子　『山女子、今日も山に登る』　（+）…せめてベストショットくらいはカラーであって欲しかったし、ルートの紹介をする以上せめて地形図、ルート図は載せて欲しかった。7つのルートのうち近々行く予定だったトコ1つ、行ったトコ2つ、行きたくなったトコ1つ、でした。（2012.4.1）
• ゆうみ・えこ　『1年後の3.11 被災地13のオフレコ話』　（+）…ホント人間ってすごいコトもできるし、すごいコトもしちゃうんだなあ……。実際に自分がどうなるかはなってみないと分からないけど、ああいう時にまず金目のモノをと考える人間にはなりたくない！（2012.4.1）

−2012.3月読了−（10)

• カサンドラ・クレア　『シャドウハンター 灰の街 上・下』　（0〜+）…主人公たちの人との付き合い方がハリポタと似ていて、そこにイラっとするんだけど、それより何よりサイモンの扱いが哀れすぎて……（泣）。ラストでちょっと救われたけどね。続巻では2人は結局兄妹じゃなかったってオチになると思うんだけど、どうよ？（2012.3.31）
• 勝山実　『安心ひきこもりライフ』　（0〜-）…半人前枠の採用なんかはもっともだと思うけど「働かざるもの食うべからず」を叩き込まれて育った私には、この人の親に対する言動は受け入れ難い。ムカムカした。（2012.3.31）
• 東野圭吾　『カッコウの卵は誰のもの』　（0）…「ダメな東野圭吾」でした。ほとんど最後まで、柚木くんにムカついてたせいもあり、一緒に過ごした時間より血を重視する考えが、私にはよく分からないせいもあり。（2012.3.16）
• 監修：今尾恵介　『日本鉄道旅行地図帳 東日本大震災の記録』　（+）…鉄じゃなくても興味深くてじっくり読んでしまいました。運もあったんだろうけど、あの震災で電車に乗っていた人の中では1人も亡くなっていない、というのはスゴいです。（2012.3.16）
• ドン・ウィンズロウ　『犬の力 上・下』　（+）…こうゆう、銃撃シーンが連発する話ってあんま好まないのだけど、これはぐいぐい読まされました。敵と味方が入り混じってどうなっているのか途方に暮れる（ついでにバレーラだパラーダと名前もややこしい）。しかし共産主義に対する過激な警戒ってのが、私には今イチよくわからなのよねー。（2012.3.15）
• 大野更紗　『困ってるひと』　（+）…闘病記なんだろうな、くらいの前知識しかなくて読んだから、あまりにあまる「難」に愕然。それでも「だいじょうぶだから！」と言えちゃうのは凄いなあ。私の田舎のよう（ウチはもっと山奥だけど）なムーミン谷や病院や医師の描写には、わかるわかるって箇所も多かったです。（2012.3.12）
• 三上延　『ビブリア古書堂の事件手帖〜栞子さんと奇妙な客人たち〜』　（+）…本屋とか古本屋とかの話は大好きです。彼の書く古書店バイト話も大好きだったから、面白くないはずがない。妄想炸裂な部分も、くすぐったくて頬が緩みます。（2012.3.6）
• デビー・マッコーマー　『愛の果実がみのるとき』　（0）…現代は『Back On Blossom Street』。コレットパートがいかにもな“ハーレクイン”でもうイライラしっぱなし！ でもアリックスの話は良かったです。（2012.3.4）

−2012.2月読了−（11)

• 村上春樹　『約束された場所で』　（+）…『アンダーグラウンド』ほどではないけど、面白かったです。全てが明快に説明されるって、私はまず胡散臭さを感じてしまうけど、それで安心できる人もいるのね。自分は皆と違うって思い込みの強さも、共通してる。同じ場所で違うコトを感じてた人たち同士の話し合いを、聞いてみたくなります。（2012.2.29）
• デビー・マッコーマー　『夢の花がひらくとき』　（+）…原題は『A Good Yarn』なのに、またもや……。順調すぎては面白くないからか破局の危機でしたけど、ブラッドは男を下げましたね〜。前作と同じような構成で、前作以上におとぎ話だったけど、読んでて嬉しくなるからいいのだ。（2012.2.25）
• 乾石智子　『夜の写本師』　（+）…これは好き！ すっごく好き！ いい意味で、海外作家のファンタジーのようです。会話とか細かい部分でほんのときどき世界に綻びが見えるけど、全体的にはがっちり奥行きのあるファンタジー。写本という仕事がこれまたいい。でもなんで、カリュドウは男として生まれたんでしょうね？（2012.2.24）
• デビー・マッコーマー　『恋のつぼみがほころぶとき』　（+）…ロマンス小説というカテゴリに入るシリーズらしいけど、恋しか眼中にない話じゃなかったので「全てが上手くいくお約束」も含めて楽しみました。しかし『The Shop on Blossom Street』の原題がどうしてこの邦題に？ 人前で読むの恥ずかしいっちゅーの。（2012.2.20）
• カサンドラ・クレア　『シャドウハンター 骨の街 上・下』　（0〜+）…自己評価が低かったり攻撃的だったり自意識過剰だったりってのは思春期の特権かもしれないけど、おばちゃん読んでてイライラしっぱなしよ。せめて、誰かを誤解していてそれが自分の思い込みだったと分かったときは、反省くらいしようよね。（2012.2.16）
• 丸山健二　『水の家族』　（0〜+）…冒頭でぐっと掴まれたワリに、ずっと同じようなテンポで続く文章に飽きてしまい、ほぼ終わりまで「面白くなくはないんだけど…」みたいな感じで読んでいたら、最後の最後でまたぐっと持っていかれた。なんなんだ。（2012.2.16）
• 佐野洋子　『死ぬ気まんまん』　（+）…今まで何度も写真を見ている筈なのに、今回初めて佐野さんがすごい福耳なのに気付いた！ 佐野さんの考え全てに賛同するワケではないけれど（つか合わない部分も多いけど）、でも、すごく正直な人だなあと思う。そこが好き。（2012.2.13）
• ルース・レンデル　『レンデル傑作集1 カーテンが降りて』　（+）…久しぶりに読みましたレンデル。うわあ、いや〜な女が多いなあ。どろどろで、救われて欲しい人も救われない。短編なのが救いだろうか（それが物足りない人もいるかもだけど）。（2012.2.7）
• 高野和　『七姫物語 第六章 ひとつの理想』　（+）…最終巻が出るのを待っているうちに忘れてしまって、最終巻を読むのが遅くなってしまったけど、意外と前作までの流れを覚えているものでした。ま、たぶん好きだったからだけど。この人の文は易しいのにすっと頭に入ってこなくて、それが面白いようなもどかしいような。でもこのラストは好きです。あっけなさ過ぎても、それがいい。（2012.2.3）
• 能町みね子　『オカマだけどOLやってます ナチュラル編』　（+）…へえ〜そこが気になるのかって話が興味深かった。生まれながらの女子は腐っても何しても女子だもんねえ。性同一性障害って言葉に拒否感覚える感覚が、好きです。（2012.2.3）

−2012.1月読了−（16)

• 金原瑞人 編　『みじかい眠りにつく前に III 明け方に読みたい10の話』　（0〜+）…。有島武郎、池上永一、小川洋子、川西蘭、桜庭一樹、萩原朔太郎、東直子、三浦しをん、皆川博子、よしもとばなな。作品はなかなか好みのが揃ってたのに、巻末対談の江國香織がツマラなかったなー。（2012.1.30）
• 内澤旬子　『身体のいいなり』　（+）…う〜ん。内澤さんの自分の身体を苛め抜いていた態度とか、その結果の投げやりな心持ちとかがちょっと理解の範囲外で今イチ共感できなかった。頭でっかちすぎると言うか……。でもそれでも求めれば助けてくれる人がいるって話は、嬉しいよね。（2012.1.27）
• ギンティ小林　『爆発！ 現代百物語 新耳袋 危ないパワースポット』　（0）…読んでる人よりやっている本人たちが楽しい企画本ですね、これは。というワケで、それなりに楽しかったけど、もうこのシリーズはいいや。（2012.1.23）
• コリン・ジョイス　『「イギリス社会」入門 日本人に伝えたい本当の英国』　（+）…やっぱ自国のコトを書くときが一番、リップサービスを感じる文章が無くて面白いなあ。イギリスはもう一度行きたい国で、読んで懐かしくなりました。（2012.1.19）
• 土屋敦　『なんたって豚の角煮』　（0）…う〜んすごい、角煮愛が溢れている。今度豚バラの安売りしてたら、基本の角煮はこりゃどうでも作らなきゃな（銘柄豚なんか買わないぜ）。（2012.1.17）
• 佐野洋子　『役にたたない日々』　（0）…後ろ向きなのかもだけど、でもそれでもいいよな。私がおこがましく、いい悪いを決めるコトではないけれど。とにかく日々ってのはそうゆうもんだ、って感じです。（2012.1.17）
• 西原理恵子　『西原理恵子の人生画力対決 3〜4』　（+）…読むほうの気分の問題かもだけど、1〜2巻より面白く読めた。なんか、対決相手に対する愛を感じました、今回は。（2012.1.15）
• 菅野彰　『雨が降っても、生ビール』　（0）…マラソン本番だから辛い記述ばかりかなと思ってたけど、ヨロンマラソンが魅力的だからか、けっこう面白かったです。走るコトには全く興味がないけど、この島のは面白そうだなー。それと大原三千家さんの占い、行ってみたい。（2012.1.15）
• ジェフリー・ディーヴァー　『ウォッチメイカー 上・下』　（0）…どんなに緊迫した場面でも「どうせライムが先を読んでるんでしょー」としか思えない。煙幕の事件を起こさないでさっさと本命実行しとけば成功したんじゃ？とは思うけど、最後に彼が逃げてくれたのは良かったです。（2012.1.13）
• 深町秋生　『東京デッドクルージング』　（0）…暴力に継ぐ暴力に継ぐ暴力。この手の本にはほとんど魅力を感じないんだけど、これはツマラなくはなかったです。でもやっぱ暴力って、結局だから？とは思っちゃう。（2012.1.13）
• 青木るえか　『私はハロン棒になりたい』　（0）…う〜ん。そこそこ面白いんだけど好きってほどではないなあ、って感じ。この本は改訂されたそうだけど、お気に入りのタイトルは消えてしまったのですね。（2012.1.7）
• ヘルガ・シュナイダー　『黙って行かせて』　（+）…日記に書くのでパス。（2012.1.5）
• 初野晴　『初恋ソムリエ』　（-）…もうこのシリーズは読まない。ユーモア狙ってる文章がちっとも面白くない。せっかくの舞台なのに演奏の描写にちっとも魅力がない。チカはやるやると言う癖にちっとも実力が伴わない。知識だけでわかった気になっているハルタが気に食わない。これだけ揃えば十分だ。（2012.1.3）
• 佐藤多佳子　『第二音楽室』　（+）…『聖夜』のほうがずっと好きだったけど、これもなかなかでした。4編の中ではリコーダーアンサンブルの『FOUR』がいい。楽器で音を重ねる演奏をしてみたくなります。あと『デュエット』も甘くていいです。（2012.1.2）
• 金原瑞人 編　『みじかい眠りにつく前に II 昼下がりに読みたい10の話』　（0〜+）…あさのあつこ、芦原すなお、石井睦美、大島真寿美、加納朋子、川島誠、檀一雄、松村栄子、森絵都、山尾悠子。山尾悠子の「月蝕」が怪しくていいな。加納朋子のは「ななつのこ」に入ってたそうだけど、全然覚えてませんでした。（2012.1.1）

−2011.12月読了−（14)

• 太田忠司　『甘栗と戦車とシロノワール』　（+）…1作目よりこっちのほうがぐっと良かったのは、たぶん私が「小生意気な少女とハードボイルドな少年」の組み合わせがキライだから。コメダは何度か入ったので、メニューがわかるのもまたポイントです。しかしこの表紙のイラストはなんとかならんのか。本編の雰囲気と違いすぎ。（2011.12.29）
• 村上春樹　『アンダーグラウンド』　（+）…日記にちらっと。（2011.12.27）
• ポール・アンダースン　『折れた魔剣』　（+）…日記に書くのでパス。（2011.12.21）
• 平山夢明　『ミサイルマン』　（0）…んー。『テロルの創世』は惨劇シーンを除くと古い少女漫画みたいで、他のもどうしてここまで残虐描写が必要なのかよく分かりませんでした。ちょろっと面白い部分もあるので、不愉快なだけではなかったけれど、でも他のにも手を出す気にはなれません。（2011.12.15）
• 恒川光太郎　『雷の季節の終わりに』　（+）…『夜市』は評判のワリに「どこかで読んだような」感が拭えなくてノれなかったんだけど、これは良かった。すごく良かった。ただ、ラスト近くまでぐいぐい読ませるのに、読み終わるとなんだか尻すぼみだった気が……。いや悪くはないんだけど、でも終盤までで期待を高めすぎたかな。（2011.12.13）
• 速水健朗　『自分探しが止まらない』　（0）…『ケータイ小説的。』は超面白かったのに、これは今イチ。自分探しを広義に捉えすぎなんじゃ？ あれもこれもそれも自分探しなら、じゃあ地に足をつけた生き方って何？って感じ。環境を変えるってのも、私は努力のうちに入ると思う。人によってではあるけれど。（2011.12.8）
• 日明恩　『ギフト』 　（+）…おお、それほど熱くない！(笑)。日明さんの書くキャラってちょっと繊細すぎるんじゃ？（だから熱いのか？）と思うし、これもその感が無いではなかったんだけど、1つの話を掘り下げる形じゃなかったからすんなり読めました（個人的には母親と犬の幽霊でつい思い出してしまって堪らなかった）。しかし救われる須賀原はいいとして、見続けなくちゃならない明生くんは大変だろうなあ〜。（2011.12.7）
• 鴻上尚史　『名セリフ！』 　（+）…鴻上さんの言葉は好き。名セリフ集というより、芝居（戯曲含む）紹介って感じだけど、だからこそ面白い。恩田陸の後書きにかなり同意で、唐十郎や野田秀樹の物語世界が分からないって話が興味深かった。へえ〜。若手の舞台からも名セリフを拾って欲しいから、ぜひ2を出して欲しいな。（2011.12.7）
• ギンティ小林　『攻撃現代百物語 新耳袋 BOOK1 ＜戦国時代−現代＞ 激動の日本史編』　（0）…すごいちっとも怖くない。つか、百物語にするための無意味な章分けが邪魔くさい。まぁ怖がらせるための本じゃないんだろうけど、それにしても描写が単純すぎて「楽しそうでいいなあ」とも思えないのでした。（2011.12.7）
• ジェフリー・ディーヴァー　『十二番目のカード 上・下』　（+）…前作ほど鼻にはつかなかったけど、あ〜またどんでん返し？って感じ。それに最後の真相が……。そんな証拠不十分な推測だけで裁判に勝てるんですかね強い弁護士さえいれば？（←勝てるんだろうな……。）（2011.12.7）
• 菅野彰　『晴れ時々、生ビール』　（+）…「ぬるい話が多い」とあったけど、やりたくないやりたくないとボヤきながら過酷なチャレンジに挑むより、ぬるく楽しんでいる描写のほうが私は好き。ぬるいからか登場人物も多くて、それも良しでした。（2011.12.7）
• シオドア・スタージョン　『輝く断片』　（+）…切ない話が多かったです。表題作より私は『ルウェリンの犯罪』と『マエストロを殺せ』が好き。でも、私が切なくなりたい気分じゃなかったので、軽く楽しく読める『取り替え子』が一番でした。（2011.12.6）
• 星亮一　『明治を生きた会津人 山川健次郎の生涯 白虎隊士から帝大総長へ』　（+〜++）…これまた広く読まれて欲しい〜（←会津目線の本ばかり読んでるので思い入れが…）。山川家の人たちがカッコよすぎます。明治初期に留学した人たちって皆志が高かったのかと思いきや、現在の日本人留学生の一部と同じように、日本人ばっかで固まって交流しようとしなかった人たちもいたのですね。そりゃそうか（2011.12.2）

−2011.11月読了−（21)

• 金原瑞人 編　『みじかい眠りにつく前に I 真夜中に読みたい10の話』　（0〜+）…有島武郎、いしいしんじ、魚住直子、江國香織、恩田陸、角田光代、鷺沢萌、寺山修司、梨屋アリエ、楡井亜木子。なかなか読ませる短編集でした。恩田陸の「飛び出す、絵本」が可愛くって楽しくって好き。（2011.11.30）
• 初野晴　『退出ゲーム』　（0）…学校・音楽と共通項があったせいで、佐藤多佳子の『聖夜』と並べて読むには、いかにもこちらの分が悪い。謎と日常とのバランスがちぐはぐで、主人公たちの性格がよくわからないのも、ノれなかった理由かな〜。4編のなかでは、表題作が一番良かったです。（2011.11.28）
• 佐藤多佳子　『聖夜』　（+）…なんでこの話、こうもノスタルジックなんだろう？ 昔の少女小説にありそうなモチーフが散りばめられているからかなあ。んでその雰囲気が、私はかなり好きです。最後のほうの音楽の描写なんか、泣きたくなるくらい盛り上がります。（2011.11.28）
• 太田忠司　『甘栗と金貨とエルム』　（0）…あのう、あのう……、おばちゃんなんで言ってしまってイイですか。男子高校生に対して使える言葉か分かりませんが、死語かもしれませんが、「か、カマトト……！」。ウブすぎるっつか、薄すぎるっつか。なんか、恥ずかしくて堪りません。（2011.11.24）
• 長野県警察山岳遭難救助隊 編　『レスキュー最前線 長野県警察山岳遭難救助隊』　（0〜+）…最近の遭難事故の話が多くて興味深かったです。現代では救助はすっかり警察メインになっているのかと思っていたけど、まだまだ遭対協の皆さんが活躍されているんですね。ありがたいです。（2011.11.23）
• 日明恩　『埋み火 Fire's Out』　（+）…男の世界の物語のようでいて、この人の書く物語は女性（しかも“腐”の入った）の書く物語だなあ〜と思う。だからこそ面白い部分も多いんだけど、でもときどき熱すぎて気恥ずかしい。ところで私も守の「あの人」がわかってないんですが、鈍すぎ？（2011.11.22）
• ジョン・スコルジー　『老人と宇宙』　（+）…お約束の展開も多いけど、あ〜パターンどおりだな〜とは感じさせずに、読ませます。新しい体のFAQは笑っちゃった。でも75歳まで生きて、更に（生き残れば）2つの生を生きるって、脳の容量を越しちゃいそうな気がするな〜。あとマギーの俳句は、無いと思います。（2011.11.21）
• 菅野彰　『不健全な精神だって健全な肉体に宿りたいのだ 3』　（0）…このぐだぐだ感はもはや芸だとは思うけれども、どんどんパワーダウンしてる感があるのが残念です。常に編集者と2人だけで行動ってのが、展開を無くしているんじゃないかなあ〜。2巻に比べてふっくらした菅野さんにビックリでした。（2011.11.19）
• レベッカ・ステッド　『きみに出会うとき』　（+）…これは好き。かなり好き。ミランダの語り口がとにかく魅力的なので、頁をめくる手が止まりません。謎の部分も面白いんだけど、友達や親との関係なんかも気になって、引き込まれます。さらっと読めるのにこの内容の濃さはスゴイなあ。“あなた”がどうゆう人生を送るのか、とても気になります。（2011.11.16）
• 日明恩　『そして、警官は奔る』　（+）…潮崎くん、幼児化してないか。んでナナミちゃんは結局強制送還なのか。発端の種類の事件は生理的に読むのもキライなんだけど、重点が置かれているのがそこじゃなかったので、目をそむけずに読み続けるコトができました。んでもやっぱり犠牲になる人が辛すぎる。（2011.11.14）
• 加納朋子　『七人の敵がいる』　（+）…加納朋子さんとはあんまり相性が良くなかったと思うんだけど、これはすごく面白かった。実体験の鬱憤をぶちまけてんじゃないの？って感じの勢いで、後書きを読むとやっぱりそうみたい。陽子がとにかく「負けない」キャラなので、苦しくなりすぎないところもいいです。ぶつかってぶつかって、ちょっとずつでも理解しあえればいいんだけどねえ。（2011.11.13）
• ジャック・ケッチャム　『黒い夏』　（+）…残虐シーンは冒頭だけって書評で手に取ったのに、嘘つき〜！（←確認したら私の覚え違いで「冒頭とクライマックスだけ」と書いてあった）。でも、助かって欲しい人ばかりが犠牲になるラストはやりきれないけど、途中の、なぜ彼らがそうなってしまったのかを丁寧に、いろんな方向から書いているのは、好き。（2011.11.12）
• コリン・ジョイス　『「アメリカ社会」入門 英国人ニューヨークに住む』　（+）…どこまでビールとサッ……じゃなかった、フットボールが好きなんだこの人(笑)。日本人向けに書いてる本みたいなのでハッキリは言っていないけど、やっぱアメリカのほうが性に合っているのかな〜。なんだか、楽しそう。（2011.11.11）
• 石光真人 編著　『ある明治人の記録』　（+〜++）…副題は「会津人柴五郎の遺書」。こうゆう敗者の視点から書かれた書は、広く読まれるべきなんじゃないかなあ。特に、加害者側は読むべきだ。菅野彰さんのエッセイで、会津出身の人の心に深く残る戊辰戦争の恨みにビックリしたことがあったけど、これなら当然だと思う。バカバカしいと感じる部分もあるだろうけど、でもこの時代の人たちの「誇り」には、美しいものも多い。泣けてしまう。（2011.11.9）
• 宇能鴻一郎　『花魁小桜の足』　（0〜-）…官能小説？ 幻想小説？ 怪奇……ではないか。なんか怪しく闇い短編集でした。でもなんか中途半端で、あんまり好きじゃない。表題作（これが一番好きかな）は別として、全体的にはとにかく女の裸はぶよぶよで男の裸は美しいって話が多かったな〜ってのが印象です。（2011.11.8）
• 吉永みち子　『母と娘の40年戦争』　（+）…自分は不幸だと思い込み、人から見捨てられることを恐れて生きるのはしんどい。すがられて応えようとしてしまう娘も娘で、そうゆう関係を協力して作り上げてしまったのに、いや作り上げてしまったから、逃げられない。重たいなあ。（2011.11.7）
• 『ああ、恥ずかし』　（0）…70人も書いているので名前リストは省略。70人もいると同じような失敗談が多いな〜。人に話せる恥ずかし話ってラインで、ある程度絞られちゃうからかしら。（2011.11.5）
• 『結婚貧乏』　（0）…平安寿子、宇佐美游、春口裕子、三浦しをん、内藤みか、真野朋子、森福都、松本侑子。これだけいて、「貧乏だけど楽しい」ってのを書いているのが、しをんさんだけってのがちょっと笑える。（2011.11.5）
• 菅野彰　『不健全な精神だって健全な肉体に宿りたいのだ 2』　（+）…菅野さんが絶不調な頃の連載かな。現在進行形で読んでいたら、ホントに心配になってしまいそうです。でも心肺が強いのは羨ましいな〜。だから寝込まずに済んでいるのかしら？ あと、私も大原先生に見てもらいたくなっちゃいました。（2011.11.5）
• 日明恩　『鎮火報 Fire's Out』　（+）…これも熱いねー。でも主人公がちょっとヒネているので、熱さにワンクッションあっていいです。そして雄大くんは皆に愛されすぎ（笑）。登場人物がかぶるので、『ロード＆ゴー』よりこっちを先に読んだほうが良かったな。（2011.11.5）
• 石持浅海　『リスの窒息』　（--）…出てくるのがせせこましい人ばかりで、ホント読むのがイヤになった。人のことを「役に立たない」とか偉そうに言ってるくせに、自分自身も何の役にも立っていない馨ちゃんは、給湯室に行ったときに他の社員の携帯借りて通報しちゃえばよかったと思います。（2011.11.2）

−2011.10月読了−（20)

• 日明恩　『それでも、警官は微笑う』　（+）…うわー熱いねー。でも不快指数は上がらないかな、と楽しく読んでいたのに、結局『踊る大捜査線』ですかちょっと拍子抜けしませんか。潮崎が好きだっただけに残念です。だって『踊る〜』に精通してるキャラがそれしちゃダメでしょう。あと巻末解説の書評家さん、作者の名前を間違って覚えてないですか？ それとも誤植？（2011.10.31）
• 大西巨人　『神聖喜劇 第1〜5巻』　（+）…日記に書くのでパス。（2011.10.28）
• 伊藤聡　『生きる技術は名作に学べ』　（+）…男性の書評って面白くないものが多いんだけど、これは好き。でもやっぱ性差は感じた。そこにこだわるのかぁとか、そこを変に思うのかぁって感覚が、女子とはやっぱり違う気がする。こゆ話ができる人と、同じ本について語り合ったら面白いだろうな。（2011.10.26）
• 岸本葉子　『ちょっと古びたものが好き』　（0）…少なくとも食器に関しては岸本さんと趣味が似ているので、写真や文章を楽しめました。いや趣味が違っても面白いとは思うんだけど。でもこうやって巣作りを楽しめる人の話を聞くと、いつか私もそうゆう境地になるんだろうかと不思議に思う。見るのは好きでも集める情熱がないものね、私には。（2011.10.24）
• 佐野洋子　『シズコさん』　（+）…う〜ん、母娘の関係ってこじれるとこじれるなー。愛せないコトに罪悪感を感じ続けて、決してあっさり袂を別ったりはできないのだなー。そんな悩みを抱えていなかった（少なくとも成人以後は）私でも、読んでて重苦しくなってきてしまう。（2011.10.23）
• 山本文緒／伊藤理佐　『ひとり上手な結婚』　（+）…結婚に関するお悩み相談のフリして、実は山本さんと伊藤さんのおノロケ話。まぁでも人のシアワセ結婚生活の話を聞くのはキライじゃないので、楽しみました。山本文緒さんは、今まで読んだ著書2冊よりこっちの文章のが面白かった……。（2011.10.19）
• 有川浩　『キケン』　（+）…日記に書くのでパス。（2011.10.18）
• コリン・ジョイス　『「ニッポン社会」入門 英国人記者の抱腹レポート』　（+）…彼の受けた親切は、彼が外人（しかも白人）だったからこその親切もあったとは思うけど、でも日本を褒めてもらえるのは嬉しいもんです。まぁ日本人に気を使って書いてる部分もあるんだろうなー。ビールへのこだわりは、さすが英国人。イギリスのパブに行きたくなりました。あと彼に凪子先生のマンガ読んでもらって感想聞きたい！ 引っかかる部分とかがときどき意外で、面白かったです。（2011.10.18）
• 『佐野洋子対談集 人生のきほん』　（+）…対談相手は西原理恵子とリリー・フランキーで、女性同士のぶっちゃけトークしてる西原さんとの対談のが面白かった。リリー・フランキーとの対談は、2回予定されていたうちの1回目だけしかできなかったそうですが。佐野さんの本は一番有名な『100万回生きたねこ』（←大好き）しか読んでないのだけど、他のも読みたくなるカッコいい語りぶりでした。（2011.10.16）
• 菅野彰　『帰ってきた 海馬が耳から駆けてゆく 1』　（+）…最初の頃からするとパワーダウンしている感はあるけれども（最初がスゴすぎただけかも）、やっぱり菅野さんの交友関係の話は大好きです。お誕生日に旅行会社でツアー組んで押しかけるって、月夜野さん、いいなあ〜。（2011.10.14）
• マーサ・シェリル　『ドッグマン』　（+）…なぜこの本がアメリカ人の手で？と不思議な、絶滅しかけていた秋田犬の繁殖に多大な功績のあった澤田石守衛さんとその妻、喜多子さんの半生記。つい喜多子さん目線になってしまって守衛さんに腹を立てたりしてましたが、最後に辿りつく美しい土地と境地にホッとしました。ころでハチ公って秋田犬なのね。なんとなく柴犬かと思ってた。（2011.10.6）
• 日明恩　『ロード＆ゴー』　（+）…こうゆう業界の内幕モノ（？）好き！ 先が気になって、明け方まで頁をめくる手を止められませんでした。ただ脇役がやたら出てきて（誰だっけ？）になるコトもしばし。調べてみると、他の作品とリンクしてるかららしいです。（2011.10.11）
• 鈴木みき　『ひとり登山へ、ようこそ！ 女子のための登山入門』　（+）…これまた入門書でちょっと物足りなかったんだけど（今、読みたいのはHowtoじゃなくて、みきさんの個人的な思い入れ）、ひとり登山やろう！と思いたったくらいで読めば勇気づけられたかも。（2011.10.6）
• 志水哲也　『大いなる山 大いなる谷』　（+）…正直な印象としては「無茶する人だな〜」って感じ。怪我や病気ばっかりしてる印象。山にそこまで意義を求める気持ちはよく分からないけど、そこまで打ち込める本人はきっとシアワセなんだろうなー。（2011.10.5）
• 三浦しをん　『天国旅行』　（0）…ん〜。面白くない、というよりは、私がしをんさんに求めているものではなかったな、という感じ。心中をテーマにした短編集ってコトもあって、今イチぴんと来ませんでした。（2011.10.3）
• 菅野彰／立花実枝子　『あなたの町の行きてるか死んでるかわからない店探訪します』　（+）…ぎゃーっ、菅野さんは小説家とは思えないくらい体を張った取材ばかりをやっているけれど、これは体に悪いよー。黒い悪魔のいる店は私も受け付けない！ しかも完食ルールってなんだそれ。菅野さんの日常ぐだぐだ日記がなければ、耐えられませんっ。（2011.10.2）

−2011.9月読了−（4)

• ジェフリー・A.ランディス　『火星縦断』　（+）…久々にSFらしいSFを読んだ気が。いいね〜サバイバル。助かる人がもっといれば、もっと良かったんだけど（私の精神衛生的に）。でもこれ、王道って感じなのに、そんなに古くはないのね。（2011.9.22）
• 大矢博子　『脳天気にもホドがある。』　（+）…日記に書くのでパス。（2011.9.16）
• 星亮一　『白虎隊と二本松少年隊』　（0〜+）…白虎隊については知らない話もなかったけど、二本松少年隊の話はあまり知らなかったので興味深い。露骨に会津びいきで書かれているけど、私も会津びいきなのでそこは問題なし！（2011.9.7）
• 鈴木ともこ　『強気な小心者ちゃん2』　（+）…フローチャートをやってみたら、やっぱり私は強気な小心者ちゃんでした。強気な小心者ちゃんはキライではないけれど、考えなくてもいいときに余計なことばっかり考えて心配して、その場を楽しめないってのは損だと思うな。（2011.9.1）

−2011.8月読了−（11)

• 朝倉かすみ　『田村はまだか』　（0）…ここまで思い入れられる田村くんは大変だな〜。大人になっても田村くんでいられて、良かったね。（2011.8.31）
• 本多孝好　『チェーン・ポイズン』　（0〜+）…おばちゃんがあの人とは違うってのは見当ついたので、どきどきしなかったんだけど、でもすんなり面白く読めました。ただ今どき、大人が30半ばの女性を面と向かって「おばちゃん」呼ばわりしないだろ。と名前を出さないためだとしても、そこはとても不自然。（2011.8.30）
• 西原理恵子　『西原理恵子の人生画力対決 1〜2』　（0）…まぁよくこれだけ人を呼んだとは思うものの、途中で飽きてしまいました。ナンシー関の記憶スケッチアカデミーのが好きだけど、その有名人バージョンって感じなので、誰かお目当ての人がいるなら面白いかも。私は須藤真澄のは、ちょっと嬉しかったです。（2011.8.28）
• 鈴木みき　『山小屋で、会いましょう！ 楽しみ広がる「お泊り登山」』　（+）…山小屋で働いた経験からのエピソードが面白かった！ 一般的な話より、個人的な思い出や思い入れの話が私は好きです。この本には山小屋に対する“愛”が溢れています。（2011.8.24）
• 鈴木ともこ　『強気な小心者ちゃん』　（+）…あるある、とけっこう思い当たる節がある辺り、私も強気な小心者かも。でも人目を気にして無駄な買い物をするコトはないな〜。たぶん小心者である以上に、ケチンボだからなのでしょう。（2011.8.24）
• 杉本鉞子　『武士の娘』　（+）…ちょっと日本を美化しすぎでは？と思わないでもないけれども、たぶんこの人にとってはこれが真実なんだろうな〜。鉞子さんの柔軟さが素敵で、面白かったです。日本に結局帰ることになったらしい、花野ちゃんの人生が気になります。（2011.8.24）
• 野中広務／辛淑玉　『差別と日本人』　（0）…通じる箇所もあり、どうしても通じなさそうな箇所もあり。差別について読むたび、自分が生まれながらに差別する側にいる場合、どうしたらいいんだろうと分からなくなる。否定されているようで悲しくなる。（2011.8.17）
• 西原理恵子　『毎日かあさん7 ぐるぐるマニ車編』　（+）…いい家族だなあ、ホントに。反抗期で文句を言いながらも、最後は「しょうがねーなー」とつきあうお兄ちゃんがとてもかわいいです。（2011.8.16）
• 益田ミリ　『週末、森で』　（0）…ん〜……。田舎vs都会の構図になっちゃってるトコが、ちょっとダメ（そうじゃない風に見せようとはしてるけど、どうしてもそうなっちゃってる）。週末を森で過ごすってのは、ホント贅沢で楽しい遊びだとは思うけど、別に意味はいらないわ。（2011.8.15）
• レイ・ラッセル　『インキュバス』　（+）…なんだか懐かしいホラーだ〜。「人外の生き物が古い小さな町を跋扈し恐怖に陥れる」ってパターンは嫌いじゃありません。外に助けを求めない展開も、これは無理なかったし。ただインキュバスとガレン家の関係は、ちゃんと説明して欲しかったなー。なにか、あるんだよね？（2011.8.2）

−2011.7月読了−（12)

• 岸本葉子 編　『シングルっていいかも 女ひとりで想うこと』　（+）…光浦靖子、藤堂志津子、角田光代、内館牧子、麻生圭子、香山リカ、有吉玉青、益田ミリ、岸本葉子、阿川佐和子、森茉莉、伊藤理佐、瀬戸内寂聴、まついなつき、岩井志麻子、岡田信子、宇野千代。益田ミリさんのマンガ目当てで手にしたんだけど、どれも面白かった。ホント、女の人生さまざまだ。（2011.7.30）
• 久世番子　『私の血はインクでできているのよ』　（+）…わははー。高校くらいから読む専になってしまったけど、私も中学生頃まではお絵かき少女だったなあ〜。友達に絵をリクエストされるとか、いろいろ思い出してしまったよ。（2011.7.29）
• マイクル・ムアコック　『この人を見よ』　（0）…タイム・マシンって、なんだか懐かしい響き（笑）。未来の人間が時を越えてキリストに、という話だと、私が好きなのはやっぱ道原かつみの『ノリ・メ・タンゲレ』（原案：麻城ゆう）だな、未だに。（2011.7.29）
• 永井路子　『乱紋 上・下』　…前回再読した際「二度と読まない」と決めたのに、それをすっかり忘れてうっかり再読しちゃいました。そしてやっぱり、ムカつく話だったよもう！（2011.7.26再読）
• 西村淳　『南極面白料理人』　（0）…うわ〜いいもの食べてるなあ。肉魚がっつりの料理が多いのは極地で材料が無いからなのか、男所帯だからなのかが気になるトコロ。野菜不足を嘆いていないから、どうも後者なんじゃないかと思うのだけれども。（2011.7.23）
• 松本英子　『荒呼吸 1〜2巻』　（+）…日記にちょろっと。（2011.7.21）
• 安野モヨコ　『食べ物連載 くいいじ 上・下巻』　（+）…安野さんの作品は少ししか読んでないんだけど、少なくともそこからはこんなに食べるのが好きな方とは伝わってこなかったので、ちょっとビックリした。書いてある料理がどれも美味しそうで、安野家でおもてなししてもらいたくなるくらい。食いしん坊は大好きです！（2011.7.14）
• 有川浩　『フリーター、家を買う。』　（+）…オリジナルの設定で話を膨らませて、けっこう上手にドラマ化したな〜と思いながら読みました。映像のイメージに引っ張られすぎるコトもなく楽しめたし、後半の嘘みたいな順風満帆さもまたヨシです。（2011.7.13）
• 相沢沙呼　『午前零時のサンドリヨン』　（-）…現実にはいなさそうな男女が描かれた場合、「うんうん、実際にはいないけど、こんな魅力的な人がいたらイイよね」と夢みられる場合と、「けっ」と思って引いてしまう場合とにわかれるんだけど、これは後者。笠井潔が巻末で「このくらいに設定しておけば悩んでることになるだろ、な感じで書かれている」と評しているのが、言い得て妙です。なんか上っ滑りなんだよねー。あと全然関係ないけど、タイトルで（中山星香のマンガにこんなタイトルあったなー）と懐かしいコトを思い出してしまいました。……『ミッドナイト・シンディ』のコトですよ！（2011.7.12）
• ハーバート・クロスニー　『ユダの福音書を追え』　（0）…こんなにドラマチックな発見なのに……なんでこう面白くないんだろ。盛り上げようとして書いてないからかしら。そしてイエスやユダの言動を『聖☆おにいさん』の絵柄で思い出してしまう私って……。（2011.7.6）
• 益田ミリ　『オンナの妄想人生』　（+）…読みながら、頬がゆるんでゆるんで困りました。あ〜他人の妄想ってなんでこんなに楽しいんだろ。（2011.7.1）

−2011.6月読了−（13)

• ケイト・モートン　『リヴァトン館』　（+）…どっしりの読み応えを満喫。これが第1作って凄いなあ。暗い秘密を抱えながらも、グレイスがその後の人生をたくましく生きたようなのが救いでした（ちょっと、映画『タイタニック』のローズのその後の人生を思い出します）。（2011.6.29）
• 鈴木みき　『あした、山へ行こう！ 日帰り「山女子」のすすめ』　（0）…物足りなかったよぅ〜。私が読みたいのは、初心者へのススメじゃなくて鈴木みきさんが今どんな登山をしていてどんな風に感じてるのかって本なんだ。（2011.6.24）
• 中村のん　『社長、その服装では説得力ゼロです』　（-）…章ごとに言うコトが変わって何が言いたいんだか今イチよく分からないな〜と思っていたら、結論も「わからない」ですか。そうですか。タイトルにふさわしい内容は最初の章くらいだし、しかも納得できませんでした。（2011.6.22）
• 支倉凍砂　『狼と香辛料 III』　（0）…2人の関係性ってコトでは危機ありありだけど、それ以外には大きなアクションとか無しで、そうゆうトコがなんかちょっと、面白い。しかし当て馬のアマーティは気の毒すぎるよな。（2011.6.20）
• 桜庭一樹　『ファミリーポートレイト』　（0）…第一部は『私の男』のお母さんバージョン、という感じ。二部で駒子が物語る様子もやはり、桜庭さんが『私の男』を執筆していたときの日記を思い出す。私は物語りを必要とする人間だけれども、もうちょっといい加減に付き合っている感じがするなあ〜。（2011.6.15）
• 鈴木ともこ 『山登りはじめました めざせ！富士山編』　…（2011.6.10再読）
• 高橋郁代　『ル・ベスベ花物語』　（0）…花のアレンジはあまり興味がないので（花は好き）ほーほーとただ肯きながら読んでました。知人にも花にハマって仕事にしてる人がいるけど、こんな感じか。高橋さんの花屋は確かに独特で素敵だと思えるんだけど、気になったのは「コマクサを買った」という話。売り買いしていいの？と思わずネットで調べちゃった。どうやらいいらしいけど、盗掘問題があるだけに、高山植物は現地で見て欲しいなあ〜と思う。（2011.6.10）
• 阿達義雄　『≪改訂≫ 会津鶴ヶ城の女たち』　（+）…面白かった……つか、すさまじかった。この女性たちに、もっとスポットがあたってもいいんじゃない？ 山本八重子なんか、知っていた以上に凄いよ。この覚悟はどこから来るんだろうと、圧倒される。（2011.6.8）
• 速水健朗　『ケータイ小説的。 “再ヤンキー化”時代の少女たち』　（+）…いやいや、いちいちビックリで面白かった〜！ 心理描写無し、風景描写無しって、それじゃいったい何を書くのって感じだけど、そっか小説ではなく雑誌の投稿欄かと思えば納得。しかしデートDVの話とか、よく考えると怖い現象ではありますね。（2011.6.5）
• 益田ミリ　『寝る前につぶやくだけで、心がスーッとする本』　（0）…益田さんの本を全部読んでみようかな、とタイトルだけで図書館で注文したら、なんとビックリ、川柳集でした。私こうゆうの、面白がり方がわからないんですよねー。とりあえず（全然スーッとしないよ）とは思ったけど、これはきっと益田さんがつけたタイトルじゃないんだろうから仕方ない。（2011.6.4）
• 米原万里　『終生ヒトのオスは飼わず』　（+〜++）…米原さんの著書の中で、これはかなりの高順位。こんなにも愛に溢れている本は、好きにならずにいられない。人格犬ゲンや、米原さん亡き後の家族の行く末は私も気になっていたので、それらについて触れられているのが嬉しかった。でもどうせなら、掲載されたの全部本にしてくれれば良かったのに！（2011.6.4）
• 鈴木ともこ　『山登りはじめました 2 行くぞ！屋久島編』　（+）…最初に載ってる草津白根山、友達と行くのにちょうどイイかもとか、しらびそ小屋は今年こそ！とか、屋久島や常念は知ってる場所が描かれているのが楽しいとか、いろんな読み方ができました。山、行きたい。（2011.6.3）
• 垣谷美雨　『リセット』　（+）…こうゆうのって弱い。先が気になって気になって、幸せになってくれ〜と頁をめくってしまう。んで私がもし高校時代まで戻ったらと考えると……大きく変えたいコトってないな。小さな後悔はたくさんあるけど、基本的にやりたいことをやってきた。と思う（ひょっとして都合の悪いコトは忘れてるだけ？）。（2011.6.2）

−2011.5月読了−（14)

• 支倉凍砂　『狼と香辛料 II』　（0）…んで、桃の蜂蜜漬けは売ってたのかしらー？ 今回もなかなか面白かったです。架空の世界だけどかなり現実寄りなので、羊飼いって賤民なんだよねとか『刑吏の社会史』で覚えた知識が役に立つ。（2011.5.30）
• 伊坂幸太郎　『バイバイ、ブラックバード』　（0）…助けられた後を考えるとそれもまた怖いような気もするけど、一条の希望が残るラストはキライじゃない―――つか好き。すごく好き。でも「ゆうびん小説」という形態で書かれたせいか、今イチのめり込めませんでした。（2011.5.29）
• 畑裕子　『花々の系譜 浅井三姉妹物語』　（-）…高校だか中学だかのときに読んだ浅井三姉妹の小説を再読したくて。でもこれじゃありませんでした。読み終わってから2009年初版の奥付に気付いて（そりゃそうだ）と思ったのは内緒。あ、内容はツマラなかったです。（2011.5.28）
• 中村うさぎ　『狂人失格』　（+）…ネット上のイタい人物よりも他人にそこまで入れ込めるうさぎさんに興味があるなー、私は。でも興味があっても、うさぎさんに何かしようとは思わない。（2011.5.27）
• 柚木麻子　『終点のあの子』　（+）…私の評価は多分に「読みやすさ」に左右されてるなあ。これは一気に読めました。女子高育ちとしてはうわ〜うわ〜と身をよじりたくなります。いやここまで極端なのはなかったけど。でもホント、人間関係なんてのはホントに脆く壊れてしまうので、大事な関係を無くしたくないなら自分から動くべきなのです。流して生きてくやり方もあるけど、私はそれでは寂しすぎる。（2011.5.27）
• アルトゥーロ・ペレス=レベルテ　『戦場の画家』　（0）…未練たらしい男が理屈っぽい同胞（かつての恋人と魂の兄弟）とぐだぐだぐだぐだ。とても強く何かを言いたいらしんだけど、残念ながら私にはさっぱり伝わってきませんでした。でも最後の1日でちょっと持ち直したので、かろうじて0評価。（2011.5.26）
• ケリー・リンク　『マジック・フォー・ビギナーズ』　（0〜+）…こうゆう、どこに連れていかれるかわからん物語って実は苦手なのかもしれん。でもどこか、惹かれるものもあるんだよな〜。TVドラマ『図書館』とか面白そうだし。幽霊との離婚話も良かったし。兎の話は怖かったし。でも結局よくわかんない。（2011.5.25）
• 米原万里　『発明マニア』　（0）…寝る前にでも少しずつ読めば良かったんだけど、急いで一気に読んだらちょっと飽きてしまいました（ゴメンなさい！）。でも自然災害やエネルギー問題に触れた回を読むとつい、現在の日本の状況を考えてしまう。米原さんに今いて欲しいなあ〜と思う。（2011.5.18）
• 香山リカ　『しがみつかない死に方―孤独死時代を豊かに生きるヒント』　（0）…孤独死を心配してではなく、島村麻里さんの死についての記述があると聞いたから手に取った本。んー、孤独死をそれほど真剣に考えてないのは今現在独り暮らしじゃないからかもだけど、独りだったとしても「孤独死したら人生全てが無駄になる」とは思わないだろうなあ、私は。（2011.5.16）
• ニコルソン・ベイカー　『もしもし』　（+）…わはは、変な人だなあ〜＞ニコルソン・ベイカー。私は『中二階』のほうが好みだけど、2人の電話だけで一つの世界を作っていこうとする本書も好き。最後はフェイドアウトなんじゃないかという期待はかないませんでしたが(笑)、きちんと終わるこの結末もまた良しです。……まぁ正直、イく場面は間抜けなんだけど。（2011.5.14）
• シャンナ・スウェンドソン　『(株)魔法製作所 スーパーヒーローの秘密』　（+）…へ？ これ、日本でだけ出たの？ なんで本国で人気が無いかなー。ヒロインが精神的に安定している（迷ったり悲しんだりしていても）からかしら。それとも2人の関係がもどかしすぎるせい？ ともあれ結末が見られて良かったです―――と思っていたのに、オーウェンのあれはないよ！ ぜひ力を取り戻す続巻を！（2011.5.12）
• 蛇蔵&海野凪子　『日本人の知らない日本語 2』　（+）…ゲームやマンガや映画で日本語覚えた人たちの現実離れした言葉遣いがイイなあ！ 何度も大笑いしちゃった。凪子先生が生徒たちに注ぐ温かい目線が大好きです。（2011.5.10）
• アナイス・ニン　『小鳥たち』　（0〜+）…書評に惹かれて本のタイトルだけメモして書評の内容を忘れた頃に本を手にすると、会社の机で大慌てするコトになりますぜ！ 雰囲気重視でストーリーは無いようなものが多いんですが、その雰囲気はなかなか好きでした。好みは『砂丘の女』かな。美人の著者の写真が、昔あったある人を思い起こさせます。（2011.5.6）

−2011.4月読了−（14)

• 石黒智子　『わたしの台所のつくり方』　（+）…私はもっと雑然とした雰囲気が好きなので彼女の台所は好みではないのだけれど、彼女の思い入れ方はなかなか好みです。こうゆう本って、思い入れが微笑ましいのと鬱陶しいのとの間に、微妙で鮮やかなラインが引かれるね。（2011.4.27）
• 能町みね子　『お家賃ですけど』　（+）…今まで読んだ能町さんの本の中で、一番好き！ 執着がないようでいて、愛が溢れている。加寿子荘が生き延びてくれるのを、能町さんと共に祈りたいけど、今現在どうなっているのか気になります。（2011.4.26）
• グレゴリ青山　『グレゴリ青山のもっさい中学生』　（+）…読みながら思い出していたのは、自分の中学時代じゃなくて高校時代。今も続く友達と出会ったのが高校だったからかな。それとももっさい高校生活だったから？（2011.4.23）
• 久世番子　『神は細部に宿るのよ 1』　（+）…ば、番子さんがファッションを語るなんて……！（←ご本人を存じ上げないのに失礼の極み）。でもやはり、番子さんは番子さんでホッとしました。（2011.4.23）
• 堀井和子　『「お買いもの」のいいわけ』　（0）…う〜ん、堀井さんの買い物は写真を見てもステキなのですけど、でも雑誌の中のキレーなおウチのようで、真似してみたい気にはちっともなれない。本を装丁で買うようなところが、理解できないからかもね。（2011.4.22）
• 支倉凍砂　『狼と香辛料』　（0）…日記にちらっと。（2011.4.21）
• アン・クリーヴス　『大鴉の啼く冬』　（+）…う〜ん、陰鬱。閉ざされた社会の重苦しさはホント息が詰まりますが、でもこうゆう雰囲気はキライじゃありません（フィクションなら）。結末がちょっと駆け足すぎて残念でした。（2011.4.18）
• 青木るえか　『猫の品格』　（0）…品格を語るのは品格がないって言いたかっただけで、自分がハマってる猫をついで（？）に思う存分語りたかっただけなんじゃないだろか。でも私、猫ってけっこう人目気にすると思いますよ。そこがカワイイ。（2011.4.18）
• 池波正太郎　『鬼平犯科帳 2』　（0）…ひでーよ忠吾。や、ぽつぽつ読んでいたので最後のほうが印象に残っているだけですが。（2011.4.17）
• 夏樹静子　『腰痛放浪記 椅子がこわい』　（+）…いやいやホントにこれで直るのか、気になって一気に読んでしまいましたよ。でも私も体の不調が心因性だと言われたら、まず反発してしまいそうだなー。（2011.4.10）
• 酒井順子　『ズルい言葉』　（0）…酒井さんはこの本に上がった言葉たちに好意をもっているのかなー。「ズルい言葉」というより「便利な言葉」って感じでした。（2011.4.9）
• 安曇潤平　『山の霊異記 赤いヤッケの男』　（+）…「心温まる話が多い」とか書いてあるけど、私にとっては十分怖いよ〜！ 山で思い出したらどうしよう（←じゃぁ読まなきゃイイのに）。後書きにあった「パズル解きの楽しさ」は確かにそのとおりで、私もあの山かこの道かと考えながら読んでました。（2011.4.9）
• 斎藤美奈子　『物は言いよう』　（+）…★1つならともなく、2つや3つはスルーしちゃいそうだなぁ。PCもそうだけど、FC（フェミコード）ばかり気にして発言に臆病になっちゃうのはつまらないけど、★1つの発言する人はやっぱ侮蔑の目で見ちゃいますね。（2011.4.6）
• 蛇蔵&海野凪子　『日本人の知らない日本語』　（+）…確実に私、凪子先生の生徒よりも日本語喋れないなー。日本語を習おうというくらいだから、生徒たちは皆日本を好きみたいで、それが嬉しい。願わくば彼らが日本をよく知ってからも、日本に魅力を感じていてくれますように。（2011.4.1）

−2011.3月読了−（9)

• ジョージ・バーナード・ショー　『バーナード・ショー名作集』　（-）…う〜ん。面白い箇所もあるんだけど、これを芝居で見せられたら退屈だろうなあ。役者の長台詞にうんざりしそう。どうも海の向こうの芝居は合わないんだよねー（古いからってだけじゃなくて）。（2011.3.30）
• ニコルソン・ベイカー　『中二階』　（+）…わはは、なんだこれー、好きだー。脱線に次ぐ脱線と、ときに本文以上に長い注。あれ、これって何の話だっけと何度も振り返らなきゃいけない内容のなさなのに、ちっとも退屈しない不思議な小説。思わずエスカレーターをまじまじ観察しちゃったじゃないのよさ。（2011.3.29）
• 姫野カオルコ　『終業式』　（0）…懐かしいな〜姫野カオルコ。作者だけじゃなくて昔の手紙も懐かしい（てか、古っ）。内容はそれほど面白くもなかったけど、手紙だけの構成は好きです、やっぱ。（2011.3.21）
• 角田光代　『八日目の蝉』　（0〜+）…これ、元のおうちが微妙なおうちじゃなかったらまた全然違う話になるよなー。でも最後は2人を会わせて上げたかった。別れたのが4歳じゃ関係を作り直すのも難しいだろうけど。（2011.3.19）
• 道尾秀介　『シャドウ』　（0）…う〜ん。う〜ん。微妙だなー。すごく不吉な話になりそうなワリにあんまり不吉にならなくてホッとしたけど、でもなんかご都合良すぎな感もありあり。子どもがやたら覚めてて物分り良すぎなのも、もわもわする。それでオチつけちゃっていいの？って感じ。（2011.3.10）
• 松谷みよ子　『小説・捨てていく話』　（0〜+）…『じょうちゃん』の続きが気になって読んでみたけど、ああ、こりゃ読んでいるだけで辛くなる。この人に頼りになる女友達がいてホントに良かった。確かに捨てていく話なんだけど、これで捨てられたのかな。捨てられたんだったらいいのにな。（2011.3.9）
• 絲山秋子　『袋小路の男』　（+）…ぐずぐずとろとろした話ってあんま好きじゃないんだけど、これは面白かったです。『小田切孝の言い分』を続けて読めるのが良かったな。もう一編も好きで、こっちはその後も気になります。（2011.3.8）
• 池波正太郎　『鬼平犯科帳 1』　（0）…中村吉右衛門ののDVDを見ているので原作にも手を出してみました。ほ〜。原作はかなりあっさり味なのですね。知ってるエピソードが出てくるとどうしてもTVの印象のほうが勝ってしまいますが、原作ももうちょっと続けてみよう。（2011.3.5）
• 古橋秀之　『ある日、爆弾がおちてきて』　（+）…表紙の絵柄の気分じゃなくてなかなか手が出なかったのですが、読んでみたら意外にも（←失礼！）面白かったです。明るい話ばかりじゃないのが好み。最後のに似たのを書いてたのは（男女逆だけど）萩尾望都だっけか？（2011.3.4）

−2011.2月読了−（15)

• グレゴリ青山　『しぶちん京都』　…（2011.2.26再読）
• グレゴリ青山　『ナマの京都』　…（2011.2.26再読）
• グレゴリ青山　『ブンブン堂のグレちゃん 大阪古本屋バイト日記』　（+〜++）…グレさんの若いときの、しかも古本屋に関わるエピソードは面白いのばっか！ 前にネットで古本屋のバイトの話を読んでたときも面白いなあ〜と思ってたけど、ホントに奥が深くて怪しい世界ですねえ〜。周囲の人々も癖のある人ばっかりで、こんな濃ゆいアルバイトしてたグレさんが羨ましいくらいです。でもきっと、グレさんだからここまで深みに潜れたんでしょうね〜。（2011.2.26再読）
• C.S.ルイス　『朝びらき丸 東の海へ』　…（2011.2.26再読）
• 有川浩　『植物図鑑』　（+）…日記に書くのでパス。（2011.2.26）
• 米原万里　『他諺（たげん）の空似 ことわざ人類学』　（+）…これで米原さんの著作が最後かと思うと寂しい限り。各章の枕の小話の類はあまり面白いとは思わないんだけど、世界情勢や日本の現状で「そうだよね！」と「そういうコトか！」が連発する米原さんの文章、ホントに好きです。惜しいよ……。（2011.2.23）
• 大森望、豊崎由美　『文学賞メッタ斬り!』　（+）…と、いうワケで最初のを読んでみました。最初っから雰囲気は変わっていないんですねえ。続けて読んでもやっぱり楽しかったです。それぞれ思い入れのあるジャンルが違うのが、また面白いなあ。（2011.2.23）
• 松谷みよ子　『自伝 じょうちゃん』　（0〜+）…まだ社会制度がしっかり定まってなくて混沌としてた時代のは、誰の話を読んでもエネルギッシュだなあ〜。与謝野晶子の結婚生活も、こんな感じだったよね。みよ子さんの視点だけからでは、身内から愛情が返ってこないコトが多くて悲しい。もうちょっと、創作に関しての話があったら良かったな。（2011.2.22）
• 大森望、豊崎由美　『文学賞メッタ斬り! 2007年度版 受賞作はありません編』　（+）…なんで今頃？な読書だけど、受賞作をほとんど読んでないので問題なし！ 2人が揃ってツッコミを入れるときも面白いけど、意見が対立して「なんでこれが分からないの〜？」ってなるともっと面白い。これは他のも読もうっと。（2011.2.19）
• 赤木正和、田中光嘉　『だいこんダイバー!?』　（0〜+）…友達に偉そうに説教したのに最近この手の本を読んでないな〜と手に取ってみました。ちょっと、このところ油断してたかな。せっかく実験したダイコンの比較データが出てこないのは「え〜〜！」でした。（2011.2.19）
• 古屋安雄　『なぜ日本にキリスト教は広まらないのか 近代日本とキリスト教』　（-）…日記に書くのでパス。（2011.2.15）
• トロイ・クック　『最高の銀行強盗のための47ヶ条』　（0）…どこがどうとは言えないんだけど、なんかいちいち、今一つでした。タラやマックスが何をしたいのかがよく分かんないからかな。クリスピンとか、面白いキャラもいるんだけど。（2011.2.12）
• オースン・スコット・カード　『ソングマスター』　（+）…うぎゃー、ずっしりの読み応え！ 前にもちょっと思ったけど、この人の書くものは女性が書いたものみたい。少年をそうまで追い詰めないで欲しいとは思うけど、だから幸せになって欲しくて、先へ先へと読まされます。（2011.2.9）
• 米村圭吾　『退屈姫君伝』　（0）…江戸の庶民の娯楽を反映して艶話が織り交ぜられているのかも（←と、人の書評で初めて気付く）だけど、私にはそこが浮いているようで興ざめでした。話がそっちに行かなければ軽くてすんなり読めたのに、と残念。（2011.2.7）
• 伊藤理佐　『おんなの窓 3』　（+）…結婚生活が楽しそうで読んでても楽しい。山登りの話がもっとちゃんと読みたいな〜。（2011.2.4）

−2011.1月読了−（16)

• 岸本葉子　『買おうかどうか』　（0）…この人の文章は正直すぎて、自分の周りのコトだけを普遍化するところなんか、ちょっと受け入れにくい箇所もあるんだけど、でも読みやすいです。こだわりが私とは全然違う辺りも含め。（2011.1.29）
• 松本方哉　『突然、妻が倒れたら』　（+）…「回復を期待できるのは羨ましい」と「いつまで続くか分からない、どうなるかわからない不安が続くのもキツイだろうなあ」の間を揺れながら読みました。自分の体が思うようにならないのに、周囲を楽しませる奥さんがすごい。著者の松本さんは本人も認めているように、真面目に１つのコトを注視しすぎて、さぞかし疲れるだろうと心配になります。（2011.1.29）
• グレゴリ青山　『田舎暮らしはじめました〜うちの家賃は5千円〜』　（+）…母が読んで「4年じゃ地元民にはなれないよ」と笑っていたなあ。ウチの田舎はもっと人が少なくて、だから私は田舎暮らしはできないだろうなあ、と思ってます。（2011.1.28再読）
• マージョリー・キナン・ローリングス　『鹿と少年 上・下』　（++）…マキャモンの『少年時代』に続き、大当たり！ 映画を観てないのも正解だったかな〜。解説にあるように、あえて理想化した世界ではあるんだけれど、でもだからと言って甘いばかりじゃない。オリーが好きだったので、ラストにいなかったのが残念でした。（2011.1.27）
• 小島アジコ　『となりの801ちゃん2』　（+）…1巻目ほどのインパクトはないけれども、相変わらず楽しそうで羨ましいコトです。（2011.1.26）
• ほぼ日刊イトイ新聞　『金の言いまつがい』　（+）…友達の言いまつがいで忘れられないのは「ミルクティー、レモンで！」と「To-ko、味噌くさいよ！」。紅茶は同じような人がたくさんいましたが、味噌くさいのは彼女のオリジナルでしたね〜。（2011.1.22）
• 喬林知　『故郷へマのつく舵をとれ！』　（0）…あ〜〜〜やっと区切りがついた。これでこのシリーズは終わりにしたいと思います。最初は、面白いと思ったのになあ〜〜。（2011.1.19）
• ゲキ　『元祖女子山マンガ でこでこてっぺん』　…（2011.1.16再読）
• 戸田直弘　『わたし琵琶湖の漁師です』　（+）…読了後すぐ、琵琶湖の外来魚の現況をググってしまいました。恥ずかしながら、琵琶湖でこんなにちゃんと漁が行われているなんて知らなかった。伝統の魚料理を食べに行きたいです。（2010.1.17）
• 万城目学　『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』　（+）…かわいい。万城目学、こうゆうの合うなあ。ちょっとした不思議でちょっとだけ事態が良くなるコトもあるんだけど、それで別れを回避したりはしないのが、好き。猫たちの動作の描写が目に浮かぶようで、楽しかったです。（2010.1.13）
• アリー・ケネン　『ビースト』　（+）…これはけっこう好き。閉じていた世界の扉がちょっと開いて、世界が少しだけ広くなるような話って、問答無用で好きです（←て、そこかよ）。（2010.1.13）
• ジャック・ロンドン　『白い牙』　（0）…ホワイト・ファングには野生でいて欲しかった反面、彼が徐々に心を開いていく様子にはぐっときた。……んだけど、全体的になんかちょっと、足りない。人間を“神”にしちゃう辺りかなあ〜（しかも、白い神は特に偉いし）。（2010.1.10）
• 方波見大志　『削除ボーイズ0326』　（0）…ううううう〜ん。マキャモンの『少年時代』の後ではあまりに分が悪い、わね。全体的に薄すぎるし、魔法の装置が出てくるのに、ちっとも魔法の匂いがしない。（2010.1.7）
• J.K.ローリング　『吟遊詩人ビードルの物語』　（0）…う〜ん。とりたてて言うコトも無いような。あ、ダンブルドアのメモを挟んだのは失敗だったと思います。だってダンブルドア、ちっとも叡智があるように思えないんだもの。他の人が書いた設定にしておけば良かったのに。（2010.1.7）
• 中村融／山岸真編　『20世紀SF 6 1990年代 遺伝子戦争』　（0）…スティーヴン・バクスター、ロバート・J.ソウヤー、アレン・スティール、ナンシー・クレス、ジェフリー・A.ランディス、グレッグ・イーガン、ウィリアム・ブラウニング・スペンサー、テリー・ビッスン、ダン・シモンズ、イアン・マクドナルド、ポール・J.マコーリイ。私ゃ、やっぱわかりやすいのが好きです。ソウヤーのとか、ランディス、イーガン、ビッスンとか。（2011.1.4）

−2010.12月読了−（11)

• 新井素子　『ラビリンス ―迷宮―』　（2010.12.31再読）
• ロバート・R.マキャモン　『少年時代 上・下』　（++）…いや〜もう冒頭からラストまで惹き込まれっぱなし！ 現実と魔法との境目が曖昧な子ども時代、そしてあの時代だからこその物語なんだけど、違う国に育った人間にとっても深く共感できる物語です。ラストの父の台詞は、ちょっと個人的に受け取って泣いちゃったけど。魔法を忘れていない人間にとっては、素晴らしい物語でした。（2010.12.27）
• コリン・ホルト・ソーヤー　『メリー殺しマス』　（+）…狙ったワケじゃないけど、ぴったりのシーズンに読めました。でも、アンジェラたち、今までで一番活躍してない？ 今回は引っ掻き回すだけの役割でしたね。楽しいからイイけど。しかし最大の謎は、後書きにあった作者情報なのでした……。もっとこの人の作品読みた〜いっ！（2010.12.26）
• ゲキ　『元祖女子山マンガ でこでこてっぺん』　（+）…ヤマケイで真っ先に探すのが『でこでこ』で、ずっと単行本化を待ってました。けどそうか……17年でやっと1冊分か。ぜひ2冊目まで続けて欲しいです。最初の投稿マンガも読みたいな。（2010.12.23再読）
• 喬林知　『砂はマのつく途の先！』　（0）…作者は後書きで「ギャグが少ない」とか書いてるけど、少なくていい。どうせ上滑りするギャグなんだから。真面目に書いたほうがずっと面白くなると思うよ。（2010.12.19）
• J.K.ローリング　『ハリー・ポッターと死の秘宝 上・下』　（+）…日記に書くのでパス。（2010.12.11）
• 羽根田治、飯田肇、金田正樹、山本正嘉　『トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか 低体温症と事故の教訓』　（+）…報道されてた状況とずいぶん違うので、ビックリした。やっぱニュースは鵜呑みにしちゃいけないね。ツアーなら私でも同じように行動して遭難してしまうかも、とつくづく思う。ビバークしたガイドさんの話が聞けなかったのは残念。（2010.12.3）
• チャールズ・アダムス　『チャールズ・アダムスのマザー・グース』　（+）…うわ〜、マザー・グースと合うなあ（て、彼の作品をちゃんと知ってるワケじゃないんだけど）。山口雅也訳もいい感じだけど、原文もあわせて載せて欲しかったな。（2010.12.3）
• リチャード・モーガン　『オルタード・カーボン 上・下』　（+）…これがデビュー作とはスゴいかも。ちょっとこうゆうモードじゃなかったので読むのに時間かかっちゃったけど、面白かった。20世紀SFの80年代を読み終わったばかりで、おおこれもか、という感じ。（2010.12.1）

−2010.11月読了−（8)

• 岐阜県警察山岳警備隊 編　『山靴を履いたお巡りさん』　（+）…具体的な事例や体験談が多いし、それに対する想いもストレートに描かれているし、山のお巡りさんシリーズの中で一番面白かった。他の県と比べて待遇が悪いそうだから、よけいに熱くなるのかも。（2010.11.26）
• 谷口凱夫 編　『翼を持ったお巡りさん』　（+）…この手の本は「困った救助要請をする登山者」にこそ読んで欲しいと思うけれども、そゆ人は読む気もないし、読んだとしても自分の問題だとは思えないんだろうなあ〜。私はちと、ヘリが怖くなりました（こんなギリギリで救助活動をしていただいているんだ、と思うと）。（2010.11.25）
• 西原理恵子　『この世でいちばん大事な「カネ」の話』　（+）…ウチもたいがい貧乏だったけど、町ぐるみじゃなかったし、西原さんの話とは次元が違うわ。「自分の稼ぎで生きていく」というその一点では、共感を覚えるのだけれども。（2010.11.22）
• 中村融／山岸真編　『20世紀SF 5 1980年代 冬のマーケット』　（+）…ウィリアム・ギブスン、ブルース・スターリング、ルーディ・ラッカー、オースン・スコット・カード、グレッグ・ベア、スタン・ドライヤー、ポール・ディ・フィリポ、マーク・スティーグラー、コニー・ウィリス、ガードナー・ドゾワ、イアン・ワトスン、ジェフ・ライマン。おお、80年代もけっこう面白かったぞ。精神や肉体が個人から離れていく話が多いのが印象的。（2010.11.20）
• コリン・ホルト・ソーヤー　『殺しはノンカロリー』　（+）…カムデンのいつものメンバーに会えないのは寂しい限りだけど、場所を変えても美味しそうな料理の描写は相変わらず。警部補さんはアンジェラたちにどんどん毒されてるな〜。冷蔵庫の中のキャレドニアが最高！（2010.11.14）
• コリン・ホルト・ソーヤー　『ピーナッツバター殺人事件』　（+）…今回はキャレドニアが大活躍で嬉し〜。意外な仲間もいい味を出しているし、ホント毎回頬を緩ませてくれます。若い2人の痴話げんかに興味津々の主役2人の様子には、笑った！（2010.11.10）
• 喬林知　『箱はマのつく水の底！』　（0〜-）…一区切りついたら読むのやめよう、と思ってるシリーズって当然だけど全然気乗りがしないなあ。最初のうちは、けっこう面白いと思っていたのにね。（2010.11.6）
• さかいひろこ　『乳がん治療日記 おっぱいがたいへん』　（0）…なんでか耳年増になっちゃった今では、素直に聞けないトコもちらほら出てきちゃうなあ〜。でもホント、いろいろ考える。今はね。（2010.11.4）

−2010.10月読了−（14)

• J.スキップ／C.スペクター編　『死霊たちの宴 上・下』　（0）…チャン・マコンネル、リチャード・レイモン、ラムジー・キャンベル、スティーヴン・キング、フィリップ・ナットマン、エドワード・ブライアント、スティーヴ・ラスニック・テム、グレン・ヴェイジー、レス・ダニエルズ、ダグラス・E.ウィンター、スティーヴン・R.ボイエット、ブライアン・ホッジ、ジョー・R.ランズデール、ニコラス・ロイル、デイヴィッド・J.ショウ、ロバート・R.マキャモン。う〜ん、心の故郷がゾンビ映画だって人がこんなにいるなんてビックリだ。んで続けて読んでると洗脳されちゃいそう（ゾンビが魅力的に思えてきちゃう）でまたビックリだ。（2010.10.31）
• 羽根田治　『空飛ぶ山岳救助隊 ヘリ・レスキューに命を懸ける男、篠原秋彦』　（+）…本当にレスキュー中に命を落とされてしまったと知っている今読むと、どうにも切ないなあ。安全確保に厳しい方だったそうなのに、それでも全ての安全装置が作動しないときもあるんだろうか。残念です。（2010.10.30）
• コリン・ホルト・ソーヤー　『フクロウは夜ふかしをする』　（+）…え〜、靴下たたんで片付けるのは変ですか（笑）！ 相変わらず元気で冴えてて可愛くて、嬉しくなってしまいます。読み出すともう一気。（2010.10.30）
• ジェフリー・ディーヴァー　『魔術師 上・下』　（0〜+）…Aでした〜嘘でした〜ホントはBでした〜嘘でした〜の繰り返しがクドすぎ！ それに変なトコロで鈍い。後書きにあった「凝りすぎて物語が破綻してる」っての、この巻にもあると思うわよ。でも、読ませるんだけどね〜。（2010.10.27）
• コリン・ホルト・ソーヤー　『氷の女王が死んだ』　（+）…いやいや好きだわこのシリーズ。キャラクターに馴染んできたからか、1冊目よりノれた。合図のくだりでは、口元にやけっぱなしでした。室内装飾家のエピソードも、ほろっとくる。（2010.10.25）
• 長野県警察山岳遭難救助隊 編　『ザイルをかついだお巡りさん』　（+）…場所は変わっても遭難の事例は変わらない。ヘリにどう合図するかわからなくて、救助隊にスルーされそうになっちゃったパーティーの事例が面白かった。（2010.10.22）
• 中村融／山岸真編　『20世紀SF 4 1970年代 接続された女』　（+）…ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア、ジーン・ウルフ、ジョアンナ・ラス、アーシュラ・K.ル・グィン、ジョン・ヴァーリイ、マイクル・ビショップ、クリストファー・プリースト、バリントン・J.ベイリー、R.A.ラファティ、フリッツ・ライバー、ジョージ・R.R.マーティン。たぶん私は70年代が好きなんじゃないかな〜という予想どおり、今までで一番面白かった！ 一番はウルフの『デス博士の島その他の物語』で、こんなの書くんだ！って意外だったのはル・グィンの。（2010.10.20）
• 湊かなえ　『告白』　（+）…複数の角度から1つの事件（とその波紋）を描くという手法は好きだし、面白かったです。惜しむらくは、違う人間が書いているハズなのに文体に変化がないコト。そのせいか、後半はちょっとダレます。（2010.10.20）
• 西原理恵子　『毎日かあさん6 うろうろドサ編』　（+）…いや〜、ますますいい子たちに育っているなあ！ すんごいいい感じの関係です。読んでるだけでも楽しいぞ。（2010.10.12）
• 富山県警察山岳警備隊 編　『ピッケルを持ったお巡りさん』　（+）…ずいぶん昔の本だからか、遭難する人が若い気が……。でも変わらないコトも多い。今でもきっと同じような遭難が、繰り返されているんだろうな。人を救助する仕事をしている人には、ホントに何も言えません。（2010.10.8）
• 東條さち子　『主婦でも大家さん 頭金100万円でアパートまるごと買う方法』　（+）…雑誌の公告で気になって読んでみたんだけど、予想と違って面白かった！ もっとHowto本かと思ってた（←アパート経営をやってみようと思っているワケじゃないです）けど、いやいやギャンブル本ですね。パチンコもできない小心者にはできないなあ。（2010.10.8）
• S.J.ローザン　『冬そして夜』　（0）…先が気になってさくさく読まされたんだけど、この結末は犠牲が大きすぎて、納得できなさすぎて、悲しい。甘いかもしれないけど、物語を読んですっきりしたいのよー私は。主人公コンビも好きになれるか微妙なライン、という感じでした。代表作がこれなら、シリーズは別に追わなくていいかな。（2010.10.4）
• 恒川光太郎　『夜市』　（0）…これを読むなら私は今市子の『百鬼夜行抄』を読むわなあ。文章のほころびが世界のほころびのように思えて、今ひとつノリ切れない。（2010.10.4）
• コリン・ホルト・ソーヤー　『老人たちの生活と推理』　（+）…この手のミステリを読んだのは久しぶり、な、気がする。面白かったです。内緒話をするにもお互い耳が遠くて大きな声で話しちゃって盗み聞きされ放題、っていいなあ〜。ただし、仲良し4人組の2人までがいなくなってしまうってラストは、とても悲しいです。（2010.10.2）
• 木下寿男　『山の軍曹 カールを駆ける』　（+）…こないだ行ったばかりの木曽駒が舞台なので、景色が思い浮かべて臨場感たっぷり。しかし小屋を建てるための荷揚げ、スゴすぎるなあ。昔の山小屋は全部そうやって作ったんだなあ。脱帽。（2010.10.1）

2001.7月〜の読書 著者名一覧