明け方、地震で目が覚めます。(この揺れ方はどこかで大きいのがあったな〜)と思ったものの、あまりに眠くてそのまま寝てしまいました。起きてから、福島で震度5強だったと知り、遅ればせながら地元の皆の無事を祈ります。地震の後すごい雷が鳴っていたそうなのに、それも知らずに寝こけていたのだから、よっぽど眠かったのでしょうねー。大きな地震のたびに原発が心配になりますが、今回は何も無かったようで、良かった。
簡単な朝食後、C太をかまいつつ遊んでいると、U、K、それにshinoさんがやってきました。今日はその3人にKnoさんと私を加えた5人がゲスト。なかなかいい人数ですね。ちょっと東風があって波が立っているので、ポイントは富戸になりました。空はどんよりしているけれども、どうにか雨は上がっています。それなのに、富戸の海は空いていました。やっぱり今年はダイビングどころではない人が、多いんだろうなあ(私も客観的に見れば、ダイビングどころではないハズなんだけど……。あれ?)。
久しぶりに着るウェットに無理くり体を突っ込み、準備をします。天気は悪いし波はあるし、たぶんあまりいい海ではないんだろうなーと予想しながらエントリーすると―――あら。あらら。水が青いではないですか。しかも潜降してみると、うねりもほとんど感じません。さらにさらに、水が温かい。天気が悪いのでちょっと暗めではありますが、かなりいい感じの海です。お目当てのネジリンボウは見られませんでしたけど、キンギョハナダイのチビやら求愛中のヤマドリやら、目のやり場所には困りません。
でもとにかく今日は、浮いているだけで楽しい海です。横を見たり、自分たちが吐いた泡が水面に向かって上っていくのを眺めたり、岩陰を覗いて隠れている魚やエビ・カニを探したり……。た〜っぷり1時間近く潜りましたが、最後まで寒さは感じませんでした。中が静かだったんですっかり忘れていたんですけど、エキジットする段になって(そういえば波があったんだっけ!)と思い出します。私の前の前でUが苦労しているのが見えますが、私も中途半端な深さで波に翻弄される始末。沖に一度戻ろうかと振り返っても、後も続いているので戻れません。結局えいや!とロープを離し、途中でUの腕をむんずと掴んで一緒にがつがつ上がってしまいました。それで何とかなる程度で良かった〜。
陸に上がると陽射しがなく一気に寒くなるので、昼食休憩中はウェットを脱いで乾いた上着を羽織り、体を冷やさないように気をつけました。最後に熱いシャワーの助けを借りてウェットを着て……はっ! なにげに後ろに回した手に、あってはいけない感触が……! 愛用のウェットスーツ、5シーズンを活躍してくれたところで、穴が開きました……(orz)。穴を少しでも広げないよう、皆にからかわれながら、そろそろと準備を進めます。これ、もう1度修理をしているから、今度は買い替えなきゃだよなあ。うわ〜ん、予定外の出費だよぅ〜。
2本目は砂地コースを巡ります。ダテハゼとエビの共生の写真を撮りたくて毎度狙うんですが、見張りのダテハゼが優秀すぎてなかなかエビの写真を撮らせてくれません。今日も、何枚か挑戦してはみたものの、全滅でした。あとはタツノイトコのペアとかコウベダルマガレイ、大きなヒラメなんかを楽しみつつ、のんびり砂地を泳ぎます。1本目より透明度が良く、15mの深さからも海面がはっきりと見えました。気持ちイイ〜♥
腰の辺りに開いた穴から身動きするたびに新鮮な海水が流入しひんやりするのが気になったものの、2本目も寒さを訴えるコトなく1時間近いダイビングが楽しめました。さっきよりはスムーズにエキジットして器材を片付け、着替えてショップに戻ります。ログ付け後には、さっそく採寸をしてもらいました。いつの間にか値上がりしていてビビりましたが、Uの助言のもと色を選び、注文もしちゃいます。次に来るときまでに新しいスーツが欲しいんだもの〜。
後は帰るだけ。駅近くの中華料理屋でささっと夕食をとり、帰路につきました。ああ、楽しかった〜。海はだいぶペースを取り戻してきた感じなので、今度は山に行きたいな。
窒素中毒の症状が酷くなってきたので、海に行ってきました。花火大会があるから土曜日に潜って花火見て帰らない? と仲間にお誘いをかけるも、皆、土曜日は都合が悪いとのことでガッカリです。でもKが「日曜なら」と返事をくれましたので、私も日程をズラしちゃいました。ただし花火は見たいので、私だけ土曜に伊豆に行って前泊する予定です。いつものショップに予約を入れると「土曜はBBQをするので、良かったらご一緒に」と返事がきました。
だったら何か差し入れを持って行こうかな〜と思いたち、金曜の夜はホントに久しぶりの菓子作りをします。とは行っても季節柄、冷やして固めるだけの簡単デザート……だったのに、途中で勝手にレシピに足したり引いたりして固まるハズのものが固まらなくなったときには、どきどきしました(単にレシピより時間がかかっただけで、その後ぶじに固まりました)。土曜は家の用事を済ませ、夕方になってから家を出ます。日中は陽も差していたのに、その頃になると空はどんより。BBQとか花火とか、できるのかしら。
電車を乗り継ぎ、いつもの駅からいつものショップへ。途中で朝食を仕入れ、19時ちょい前に到着するともうそろそろ、夕食が始まるところでした。顔ぶれはSさん、Tさん、Mieさん、Knoさん、原さん。雨が降ったり止んだりしていたのでBBQは残念ながら中止でしたが、でも食卓には焼いた野菜やお肉や海産物が並び、いつもの2人とも、お久しぶりの3人とも、楽しく時間を過ごせました。20時半から湾を挟んだ隣の市の花火大会が始まります。夏の間に何回もやるこの花火、「えっもう終わり?」というくらいあっけないときもあるのですが、今回はシーズン最初のだからか、かなりたっぷり楽しめました。
私のカメラではこれが精一杯……。
風が無く煙で雲ができちゃったのは残念でしたが、満喫です♪
花火を見ていた庭から部屋に戻ろうとしたとき、さっきは素通りしてしまった玄関に犬の姿が見えました。とっさに「あっ、G太、来てたんですね〜」と声を上げるも、どうも違和感があります。ショップの営業部長のG太、あんなに小さくて黒かったっけ? 疑問を口にするまでもなく、Sさんから「実は……」と答えがありました。可愛い顔をして実はおじいちゃんだったG太は5月に他界し、そこにいるのは生後3ヶ月にして新営業部長のC太だとのこと。そっか……G太、いなくなってしまったのか……。
ショップに来る楽しみの一つがG太だったので悲しくはありますが、犬と暮す以上、別れは避けられないことです。それにG太は最後までSさんたちに可愛がられて、寿命を全うしました。昨年、後悔ばかりの状況で愛犬を死なしてしまった私からすれば、G太を看とれたSさんたちが羨ましいくらい。これからはC太、営業活動をがんばってね(←様子を見た感じでは素質十分。お客さんに愛される存在になりそうです)。
写真を撮ろうとするも、元気が良すぎてぴょんぴょん跳ねるので、ぼけぼけ写真量産です。右はなんとか隙をついて(笑)
作ってきたデザートの評判もなかなか良く(写真じゃわかりづらいけど2層になっています。レシピでは下の層は牛乳だけだったけど、ヨーグルトを1/3混ぜ込んだのが成功♪)、食後もゆったりのんびりお喋りをして、温泉で手足を伸ばして、久々に波の音を聞きながら就寝。弱い雨が屋根をたたく音がしています。明日の海は、どんなかな……。
マンガ雑誌『ネムキ』で連載されている松本英子さんの『謎のあの店』が好きなので、たまたま見かけた『荒呼吸』の1〜2巻を買ってみました。最初の話題が露出魔で(ぎゃっまさか全部この手の話?)と思ったけど、お稲荷さんとか立ち飲みとか、松本さんらしい話も続いてホッとします。意外だったのは1巻のパニック発作、2巻のリウマチと病の話のボリュームが大きかったコト。今まで勝手に抱いていた松本さんのイメージがちょっと変わりました。
『謎のあの店』は、やっているのかさえ不明だったり、変わった意匠だったり、変な張り紙がしてあったりで、松本さんのアンテナにひっかかる『謎の店』を彼女のマンガで紹介する連載です。そこから感じる松本さんは、一言で言うなら「独り上手」。面白いものを見つけるのが上手で、日常のちょっとした出来事を楽しみ、初対面の人ともその世界を共有できて、小さなシアワセをたくさん重ねて笑いながら暮している人……という感じ。
『荒呼吸』では、松本さんって楽しい方向にじゃなくて、いろんな方向にとにかく鋭敏なアンテナを持たれているんだな、と感じました。辛いコトにも、霊的なコト(ご本人は“生命力”で済ませておられましたけど)にも。だからプラスの方向で安定しているばかりじゃなくて、マイナスのほうにも大きく振れる方なんじゃないのかなーと。て、作品から想像できるご本人像でしか無いですよ、もちろん。でも、松本さんの描く話が好きなのは、変わりませんでした。
今回読んだなかでは、ノラ猫のアカとの話が好きです。
新車購入記念で、いつもの仲間たちと出かけてきました。三連休に遊べると決まったのが1週間前で、宿を取るのも難しいだろうから、最初は伊豆とか栃木とかの“いつもの場所”を考えていたのですが、流れで三重県まで足を伸ばすコトに決まってしまいました。運転手は私1人なのに大丈夫か? なにせ遠いので金曜日は祖母宅に泊まり、早朝4時起き4時半出発です。20分で準備をするからあと10分……といぎたなく眠りほうけていたら、祖母から「4時過ぎてるわよ」と声をかけられてしまいました。ぎゃっ。
予定どおり出発し、約束の時間の15分前には無事に待ち合わせ場所に到着。U・Y・Kの3人ともスムーズに合流し、さあ出発です。待ち合わせ場所から東名に入るまでの道はいつも混むのですが、さすがにこの時間では車も少なく、予想以上に早く東名に乗っかるコトができました。2週続けての東名ですね。またもや海老名SAで朝食を取り、今度は大井松田で間違って降りたりせず、ひたすら西を目指します。東名って通行量のワリに途中からずっと2車線で、走りづらいっ……!(←車線変更が苦手なのです。)
1度も渋滞に引っかからず、浜松西ICで高速を降ります。そう、少しでも走行距離を減らそうと、今日はフェリーを使う計画なのです。「海が見える道を走りたいな〜」とわざわざ浜名湖の南端を通り渥美半島に突入するコースを選んだのですが、なかなか海は見えません。しかし交通量も少なくのどかな道でしたので、こっちを選んだのは正解かも。ちょっと休憩を入れたい頃合になってきたので、たまたま目に入った道の駅「あかばねロコステーション」に車を止めました。
最初はちょっと休憩するだけのつもりだったのですが、小さなレストランに「焼き大アサリ」のチラシが貼ってあるのを見つけたUの目が光ります。……はい、ここでお昼にしちゃいましょう。こんなにいい天気なのに、ビールが飲めないのがツライところだな〜。たっぷり食べて満足したところで再出発し、半島の先っぽの伊良湖フェリーターミナルに着きました。ちょっと早めの到着だったけど、フェリー乗り場にも「伊良湖クリスタルポルト」という道の駅があったので、時間潰しは問題なし。
左:大アサリを頼むとこんな感じで出てきます。ちょうど4つで良かった〜/右:1つずつ順番に焼いて……。う〜ん、お見事!
左:シラス海鮮丼(しまった主役のシラスが隠れちゃった)/右:快晴! 海沿いの気持ちいい道の駅でした>あかばねロコステーション
左:こちらは伊良湖クリスタルポルト/右:列に並ぶ我が新車を見てUがいきなり爆笑。「と、To-koの車って、ヒョウタンツギに似てる…!」。いいんだもん。そのブサ顔が気に入ってるんだから。Kに言わせると「やわらか戦車」だそうです。どっちにしろ、ゆるキャラですね
台風が来ているので往復券を買うかどうか迷ったのですが、「明後日ならたぶん大丈夫」という係員さんの言葉を信じて、購入しちゃいました。車が片道5,500円(大きさによって違う)、運転手以外が1人1,500円。往復割引もあって、復路が20%引きになります。伊勢湾フェリーの所要時間は55分ですから、飽きる間もなく着いてしまいますね。凪いだ海が気持ち良さそうで、船から飛び込みたくなりました。到着したのは鳥羽フェリーターミナルで、すぐ近くに鳥羽水族館があります。行ってみよう!
左:行ってきま〜す!/右:指示されるままに車を停めて
左:階段を登れば/右:快適な船室へ
出航〜。左の建物が「伊良湖クリスタルポルト」です
プライベートビーチなのかな? ホテルの前の砂浜では、海水浴客がカラフルなパラソルを並べて気持ちよさそうでした
う〜ん、飛び込みたくなる青い海!
おっともう着いちゃいました。フェリー発着所のすぐ右隣が水族館
ところで水族館に着いたのはほぼ14時。んで水族館は17時まで。チケット売り場でふと(回りきれないんじゃないかなー)と心配になりました。私ら、どこでも人並み以上の時間がかかるのですよね……。特に水族館はじーっくり見て回りますもん。それに、この水族館、企画が多いのです。ショーや給餌を見ようと思ったら、あっちにこっちに走り回ってもう大変! 3時間はあっという間で、案の定いくつかのコーナーを見そびれました。水槽が小さめだったりして古い感もありますが、でもなかなか見応えあります。
お出迎えのラッコは、よく見ると表情がなんか怖い……!
ふおぉぉ〜青い海〜。こうゆう水槽はやっぱテンション上がります
アシカのショーはお芝居仕立。鬼役の女性がいい味出してました
伊勢だから?
給餌中なのに、なにかに気を取られているようです
屋外でのショーのあと、お愛想を振りまくトドくんたち
マナティのチャームポイントは、この小さな目だと思う
駐車場の出口に「17時で閉鎖!」の看板があったので(水族館が17時に閉まるのに、それと同時に駐車場閉鎖ってどうよ)、17時ギリギリで車に戻り駐車場を飛び出します(←危ない)。そして今夜の宿、ちょっと離れた二見海岸沿いのK楼に移動。連休だというのに1週間前に行く先を決めたので、宿はUが苦労して探してくれたところです。ただ―――こんなギリギリになっても残っているってコトは、あんま評判が良くないところ、なんですよね。旅サイトでの口コミは、ちょっと覚悟決めなくちゃいけないくらい、ボロボロでした。
でも、私らに関する限り、1泊目のK楼は問題ナシでした。私ら、古い宿には慣れてるんですよねー。サービスもそんなに期待してない、つか、サービスされすぎると落ち着かなくなるくらいだし。K楼は古いし忙しそうだったけど、もてなそうという気持ちはちゃんとある宿でした(難を言うなら一つだけ。周辺の美味しいお店くらいは答えられるようになってて欲しかったな。あと部屋に冷蔵庫があったら良かった。あ、難が2つになっちゃった)。ここに荷物を置き、夕食は近くにお店が無さそうだったので、また鳥羽に戻り、Yがガイドブックで適当に見繕ってくれたお店に入ります。
このお店(名前忘れちゃった)は大正解でした。おかみさんが気さくに話しかけてくる方で、注文すると「これはどこでも食べられるから、地元名物のこっちがオススメ」とか、押しつけがましくなくアドバイスしてくれるのです。贅沢して伊勢海老の活け造りやら雲丹やら(←採れたてだというこの雲丹が激ウマ! ちっとも臭みがなくて甘〜!)もう食べたいものを片っ端から注文して、海老の頭でお味噌汁も作ってもらって、もう大満足〜。これで日本酒でもきゅーっとやれれば言うことナシですが、残念ながら宿までまた運転して帰らなきゃなりません。
左:タコの唐揚げ/右:小魚のマリネを生野菜に乗っけたの
伊・勢・エ・ビ〜〜!
雲・丹〜〜!
左:天ぷら盛り合わせ/右:刺身の盛り合わせとお寿司
伊勢エビの赤だし。旨〜いっ! こんな細い足にもちゃんとお肉が詰まってます(おかみさんに上手な取り出し方、教えてもらいました)
満腹になったトコロで店を出、近くの酒屋で地酒やら地ビール(右の写真は、伊勢志摩産古代米使用の「神都麦酒」)やらを買い込んで宿に戻ります。ただし朝も早かったから長くはもたないだろうってコトで、量は控えめでした。宿のお風呂はちょっと広い家族風呂って感じですが、でも貸切(←申し込んだ時点で空いてたら貸切にしてくれるシステム)で使えたのでOK。1日の汗を流して、美味しいお酒を飲んで、第1日目は終了しました。おやすみなさい〜。
≪つづく≫
昨日、新しい車がやってきました。駐車場のある祖母宅でS石さんから車を受け取り、(米寿のお祝いの食事に祖母を連れだしてから)酷暑の中で窓の撥水加工などをして汗だくになり、夕方になったところで新車に乗り込み従姉妹の美濃ちゃんちへ。運び込む荷物があって自宅にも寄らなくちゃいけなかったから、初めて使うカーナビさまの言うとおりで車を走らせました。
……あら、評判読んで選択失敗したかと思ってたけど、ちゃんと使えるじゃん>ナビさま。ただやっぱナビを見ていると道は覚えませんね〜。この日はどこをどう走ったか、ほとんど記憶にありません。その夜は伯父たちに新車を披露し、いつものように歓待してもらって早めに就寝。翌日はゆっくり出ればいいと言ったら「東名は混むから早朝に出ろ!」と脅されたからです。
というワケで「朝ご飯食べて8時ごろ出ればいいよね」ののん気な予定は変わり、今日は5時半起床6時出発と相成りました。田舎の家のお隣さんで、いろいろお世話になってたT秋ちゃん夫婦が今は熱海の別荘地に避難しているので、会いに行くのです。私もヤボ用が詰まっているし、商売柄、顔の広いT秋ちゃん夫妻も各地に出かけているコトが多いしで、前から行きたいと思っていたのになかなか実現しなかったのでした。
運転下手な私と、ナビに慣れない美濃ちゃんのペアでは首都高の分岐に対応できるとは思えないので、途中まで一般道を走り、分岐が無くなってから高速に入ります。熱海とは行っても駅から山の中に入るので、このまま一気に東名を沼津ICまで―――の、予定でした。ところが海老名SAで朝食をとってしばらく先、大井松田ICでナゼか高速を降りてしまう私たち……。な、ナビさま読み上げ係(=助手席の責務)がそっちだって言ったんだもん!
んですぐ高速に戻るようにリルートされるかと思ったら、ナビさま、どうやら別の有料道路に入ろうとしているようです。言われるままに車を走らせ、料金所をくぐって有料道路に入ってすぐ―――また、降りてしまいました。だ、だってナビさま読み上げ係が!(←失敗は全部人のせい)。ま、お昼の約束だったのに早く着きすぎちゃいそうだったから、海沿いの一般道をのんびり行くコトにしましょうか。ドライブらしく。ついでに、昨日自宅で積み込んだ荷物を先に届けに行っちゃいましょう。
熱海を過ぎて更に南下し、伊豆のいつものダイビングショップへ、お役御免になったアナログTVを届けにゆくのです(デジカメで撮った海中写真の確認やDVDの再生、ゲーム等に使ってくれると言うので)。日曜日だし昼前だし、絶対にいないと思っていたのに、ナゼかショップ内に人影がありました。オーナーのSさんだ! 思わず「なんでいるんですか!」と言ってしまいます。今日は講習で、目の前の海にガイドのTさんが入っているそうです。で、でもファンダイブのゲストは?
ショップの経営を心配しながら(←余計なお世話)TVを渡し、今度こそT秋ちゃんの仮住まいに向かいましょう。ナビさまは熱海に戻れと仰せですが、同じ道を戻るのもツマラないと山道コースを選びます。これが、思ったより大変だった〜。途中から「この先に人家があるの?」って感じの、夏草が鬱蒼と茂った道路に連れ込まれました。ナビが無かったらひき返す道だよねーとか言いながら進むと、突然別荘地が開けています。分かりづらかったので、一度管理事務所に寄って道順を聞いてから、T秋ちゃんちへ。
T秋ちゃんと直接会ったのは、父の葬儀からこっち初めてです。震災のときのコトとか、その後のコトとかいろいろやっと話せました。いつもバイタリティ溢れるT秋ちゃんですが、さすがに今回は少しやつれた様子です。……そりゃ、そうだよね。田舎に入ったのがウチの父母と同じ時期だから、もう30年くらい。その間に作り上げた生活を一瞬で失ったんだもの。T秋ちゃんちの薪ストーブ、好きだったなあ〜。どこかでまた商売を再開するの?と聞いてみたけど、もうその気力はないという返事で、こっちまで気落ちしちゃいました。
お昼をご馳走になって、小鳥の声が聞えて涼しい風の入る部屋で一緒に少しだけ昼寝をして、さてそろそろ帰るかってときに、T秋ちゃんのダンナのJちゃんと息子のK馬が戻ってきました。話はできなかったけど、2人とも元気そうで良かった。さて帰りは大人しく沼津ICを目指します。地図を見ていたら途中に柿田川湧水があったので、そこだけ寄り道をいたしましょう。実は行きの車の中で、たまたまこの湧水の話をしていたんですよね。一度行って見たいって。
寄り道した柿田川湧水。びっくりするくらい街中にありました。第一展望台からは、水がこぽこぽ湧いているのがはっきり分かります
第二展望台のすぐ下は井戸のようになっていて、暑かったので飛び込みたくなっちゃいました。お土産には湧水で作ったお豆腐をゲット
後は一路帰るだけー。渋滞には掴まりましたが、それほど大幅には遅れずに祖母宅に帰りつけました。車を置いて、美濃ちゃんと新宿まで出てから飲み屋に入ってお疲れさま乾杯。……が、このたまたま入った店が大失敗……orz。あんなにはっきり「マズい!」と思う店は久々でした。せっかくの1日だったのに、最後にケチがついてしまったのが残念です。今度は美味しいもの食べに行こうね、美濃ちゃん。
またもや、こまこまこまこま用事があった週末でした。新車の納車を来週に控え、まず土曜日はアルト君を手放す手続き。中古車買取の一括無料査定で申し込んだ5社のうち、2社が実際に車を見にきました(1社は「年式から値段はつきません」、1社は「状態に関わらず、13,000円で」、1社は返事さえよこさねぇ)。車を売るなんて初めてだったけど、こっちが相場を知っていないと話が全然進まないものなんですねえ? ぱっきり「じゃあ○○円で」と返答をもらえるのかと思ってたのに。
最初に来たA社は全然はっきりした金額を言わずに帰り、次のB社は「13,000円以上なら出せると思いますけどねえ〜。13,500円とか」。走行距離は8万km行ってないし、壊れてもいない。車検もまだ12月まである。でもそっか、発売から10年以上経つとこんな値段になるのか……。父が農作業に使っていたので内装があまりキレイじゃないって負い目もあり、ホントにどこに行ってもその値段なのかもわからず、「15,000円なら決めてくれますか、16,000円なら?」ってしつこいB社につい負けそうになります。
この業界、どうせ被せあいになる。でもいっても2万3万って値段にはならないから、ここでウチに任せて欲しい。そう何度も迫られたのですが、下取りを申し出てくれているスズキのS石さんの話だけは聞きたいと思っていたので、頑張って断り、スズキに向かいます。う〜んでも、この調子じゃ被せあっても2万円いけばいいのかな……。ところがS石さんは、いきなり3万円まで買取価格を上げてくれました。じゃあお願いしようと、納車の際の引渡しを約束して帰ります。
車の置き場所、祖母の家に戻ってすぐ、A社から電話がありました。すみません、3万円で決めちゃいましたよ、と言うといきなり焦った様子で「5万円出すから、今からでもこっちにしてくれないか」と言うではありませんか。いやそりゃ朝、具体的なお客さんがいるとは聞いてたよ? でも他にも候補が5台くらいあるとか、車内に大きなシミがあるから難しいとか、お金は出せませんよオーラを振りまいていたではないですか。ところがお客さん、候補の中からウチの車に興味を示してくれたようなのです。
「仙台の人なんですよ……」。この台詞を聞いて、気持ちが決まりました。震災前は秋〜冬くらいで考えていた車の買い替えを早めたのは、被災地で中古の軽を買いたがっている人が多いのに在庫がない、というニュースを聞いたからなのです。ウチのアルト君は4駆だし、できたら被災地で使ってもらいたい、と思っていました。S石さんとしたのは口約束だけで、S石さんも「他に引き取り手がいないなら、面倒見てもいいですよ」な雰囲気でしたから大丈夫でしょう。
A社で決めるコトにして、S石さんに電話で事情を話したら、案の定あっさり了承して、「高く売れて良かったですね」とも言ってくれました。ですので憂いなくA社に車を持っていきます。お別れとなるとさすがに寂しいものがありますね……。アルト君、よく走ってくれました。これからは仙台で活躍しておくれねー。元気でねー。中間マージンをどれだけ取るのか知らないけれど、被災者にはなるべく安く売ってくれると嬉しいな。
さて今日、日曜日は墓参りに妹と行ってきました。夏草がぼうぼうと茂る霊園で墓前にビールを手向け(この暑さではビールでしょう!)、お参りをしてからのお下がりで、その場で飲んで帰りました。父母は、病気がわかってからビールが一切飲めなくなっちゃったから、久しぶりのビールを喜んでいてくれればいいのですが……。その足で美濃ちゃんの家に寄り、伯父に父母が作った最後の梅干を届けて、それからビックカメラへ。いままでずるずると先延ばしにしていた地デジ対応で、やっとTVを買いました。
あ〜〜〜〜、疲れたっ!