(←まずはせいろで餅米を蒸します。) 26日の仕事納めの後は忘年会をして忘年会をしていました。そして今日は毎年12月28日恒例の餅つきでございました。父方の親戚行事で、モノ心ついたときからほとんど毎年参加しています。
(→蒸したての餅米はホントにホントにいい匂い。) 私たちの世代が子どもだった頃はもっと大勢が集まった行事ですが、大人になるに従って参加する人と参加しない人がハッキリ分かれてしまいました。でも私を含めて好きな人は滅多に休まないので、作業の分担もほぼ決まって慣れたモンです。
(←年期の入った石の臼で餅米をツブします。) お江戸下町の家土地柄のせいか、単にわが一族の性質なのか、ぽんぽん言い合う関係はかなり好き。「親戚づきあい」と聞いて思い浮かぶような煩わしさは、感じたコトがありません。噂話にしろ何にしろ面白い…って、実はけっこうラッキーなのかも。まーおかげでイジメられるコトも絶えませんが。
(→そして後はひたすらぺったんぺったん。) 私は「こねとり」をほとんどずっとやっています。初めてやったときは熱くて熱くてひーひー言ってたけど、今ではばっちり。自信あり。今どき家で餅つくのって少ないだろうから、「特技:こねとり」と言えるかな。
(←杵にねっぱっちゃった餅をこそげ落とすの図。) 見てこのコシ。美味しそうでしょう? 美味しいんですよー。市販の餅とはレベルが違います。おっと、ときどき町内会だの何だののイベントでやってる「水使いすぎの餅つき」は、私らの間では噴飯モノの顰蹙モノです。
(→伸し餅整形中。) 昔は伸し餅用の台に打ち粉をふって整形していたんですが、最近はもっぱら5kgの米袋を使って伸し餅を作ります。片栗粉使うとそこからカビが生えやすいんですよね。これだと部屋も散らからないのでイイんです。例年だと鏡餅を十何組も作るんだけど、今年は喪中なので伸し餅だけ。あとつきたての餅をからみ餅や黄粉餅やあんころ餅にして食べます。ウマー。
と、年末ムード溢れる更新で今年は最後になります。1年付き合ってくださった方も途中から読んでくださった方もありがとう。新年にまたお逢いできると嬉しいです。それでは、よいお年を。
妹が借りてきた『パイレーツ・オブ・カリビアン』を一緒に観る。噂に聞いていたとおり、頭からっぽにして何も考えないでキャプテン・スパロウ(ジョニー・デップ)を見ていればイイ映画。それでもときどきあまりの展開(つか画面)に吹きだしてしまった。久しく行っていないけど、それでも「ああこの絵、カリブの海賊にあったなあ」と思い当たる。ほとんどの撮影はカリブの海賊のアトラクションの中でやりました、と言われてもあっさり信じられそうなチャチさがステキ。前評判から「ステキ! カッコいい!」となるのかと予想していたキャプテン・スパロウもチャチくて、そのチャチっぷりが見所って感じだった。しかしジョニー・デップって面白い俳優だなあ。何考えてるんだろ。
オーランド・ブルームはレゴラスでデビューしたのが良かったんだか悪かったんだか。いきなり注目されて主役級の扱い受けてるものの、悲しいかな演技力がついてきていない。レゴラスのときはその下手さ(抑揚のない台詞回し)がエルフの淡々としたイメージと上手く合致してたのよね。普通の男をやらせると台詞の棒読みっぷりが際立ってしまうわ。下手な人って何考えてるか分からない謎の人物とか、ちょっとおかしい人とかやらせると上手いのよねー。この先彼が地道に努力して実力をつけてくれれば、と願う。姿はいいんだもの。
あ、エンディングは意外…というか肩透かしだった。主役2人は絶対にスパロウについて行くんだと思ったのに。てか、あれだけやっておいてそのまま普通に暮らそうったってムリでしょ。「しかしシアワセは長くは続かなかった。スパロウのアクの強さに毒されて髭を生やしてみたり変な帽子をかぶってみたりしたものの、所詮この町では彼は鍛冶職人でしかなかった。平凡な町の暮らしに飽いたエリザベス(ヒロイン)は、次第に海の向こうを恋うるように眺めるようになった…」とかナレーション入れたくなるくらい。妹と2人で「えーっ、残るの?」「飛び込めよ!」とぶーぶー文句を言ってしまった。妹はエリザベスとスパロウがくっつかないのが不満だったらしいけど、私は別にどうでもいいや。それより大勢で海賊の歌の大合唱ってシーンがなかったのが残念でした。カリブの海賊ってなら、そこは押さえて欲しかったな。
今朝『はなまるマーケット』のイブ話で、Take2のどっちかが「ケーキを買ったらナゼかロウソクがついていたので、しょうがないからケーキにロウソクを立てて灯りを消して何となくハッピーバースデーの歌を歌っちゃった」という話をしていたら、もう片方が「誰の誕生日だよ!」ってツッコんで笑いをとっていたけど、番組見てた人のほとんどが「キリストの誕生日だろうがよ」とツッコみかえしてたんじゃないかしら。
さて昨日、イブの夜は残業でした。でも中途半端な残業だったので、『ラスト・サムライ』でも観ようかな、と桜木町までふらっと出かけました。が、さすがにイブで人出がすごい。時間的にも最終上映にギリギリだったので、多分もう売り切れてるだろうなーとは覚悟して行ったのですが、案の定でした。仕方ないのでライトアップされた夜景をしばらく眺めていたんですけど、その夜景を撮りに来てる気合の入ったカメラ持ちさんが多数いて、ちょっとビックリ。みなとみらいのクリスマスイルミネーションって有名なのかしら? その他にもクリスマスイベントで「光る球体に願いごとを書いて運河に浮かべよう」みたいなコトをやっていて、その球体は近くで見たらプラスチック製のチャチいヤツではあるんですが、遠目でみると「集まった大勢の老若男女がみんな光を放つ球体を持っている」という図はちょっとメルヘンチックで、なかなかステキでした。夜ならではのイベントですね。
その後はちょいと美味しいものでも食べようと小ぢんまりした店に入ったんですが、途中から後ろの席の女性2人の会話が気になってたまらなくなってしまいました。片方の人がもう徹頭徹尾喧嘩腰っつーか相手を見下した物言いっつーかで、最初は(そうゆうトゲトゲしい会話は食事する場所で聞かせないで欲しい)と思ったくらいです。でもそのうち(相手の気持ちをここまで忖度しようともしないってのは、どうゆう関係なんだろう)と興味が沸いてきてしまいました。
親子・姉妹・母娘という線が会話の内容から消えてしまい、(すごいなー、友人相手にそこまで言うのか。女王さまタイプとその取り巻きって感じなのかしら。そうゆうのが通用するのって、若いうちだけだぜー)とすっかりおばさんモードに入って、ふむふむと聞いていたんです。口調と会話から絶対18、9と決めつけていたのに、途中「仕事にいけない」って台詞が出てきて(うそっ社会人? えーでも最近の23、4はこうゆう感じなのかしら)と呆れ、大人しい方に(この人は何を思ってこの罵詈雑言を受け入れているんだろう)と尋ねてみたくなり…。
もう途中から顔を見たくて見たくてうずうずしていたので、席を立つときにさりげなく振り向いて確認してみました。そしたらなんと私より10は年上と思われる2人連れじゃないですか。しかも、私の想像とは違って美人じゃなかったんです。あまりにも私の予想と違ったので、小さく「げっ」と言っちゃった。自分のうちにある偏見を突きつけられた気がしました。カンナさん(©鈴木由美子)のような偏見持ってるな私ゃ。ほんとにスミマセン>若い方々。いやー、しかしクリスマスの日にあんな食事してて楽しいもんかしら(←私に言われたくはないでしょうが)。世の中、不思議な関係がいっぱいですわね。ともあれ、どなたさまにもメリークリスマス。
イブですね。特に予定のないクリスマスには「仏教徒らしく灌仏会にお祝いします」という台詞を思い出します。川原泉さんの『不思議なマリナー』でしたっけ。仏教徒じゃないので使えないのが残念です。かと言ってキリスト教徒でもないんですが、スイスの友達からメリークリスマスメールが届いたのを、日本人らしくちゃらんぽらんに喜んでます。
ところでときどき、英語で喋る夢を見ます。相手は外国人で(当たり前か)、夢の中の私は現実よりもちょっぴりだけ英語上手なので、「うーー(気持ちは「Uh」)」とか「あーー(気持ちは「Ah」)」とか詰まりながらも何とか会話を続けています。最初はなかなか英語が上手く出てこなくて、話しながらも(えーっと、○○は英語で何と言うんだっけ)と脳みそをフル回転させて次の言葉を探っているのに、話し続けているといちいち翻訳しなくてもどんどん自然に言葉が出てくるようになる感覚は現実とまるで同じで、とても不思議な感覚です。が、やはりこの夢を見て目覚めると、ちょっと疲れています。荒唐無稽な夢を見るのは得意なのに、なんで英会話のときだけこう現実的なんでしょ。
あーーー英語喋りたいなあ。数ヶ月前からそんな衝動に煽られてます。
全然関係ないけど、ならのさんのトコロで紹介されていたThe Meatrix(音出ます)のオープニングのアニメ、好き。マトリックスを観てなくても、TVで流れた予告編の映像を知っていれば「ああ、あのシーン」と分かるんじゃないかしら。私は「Welcome to the real world」のトコロで思わず吹き出しちゃいました。こうゆうのイイなあ。マジメな話題だからって堅苦しくなくてイイんです。
←呑んべの神さま、バッカスが下りてきたので、大掃除の合間を縫って久しぶりに仕込みました。以前買った果実酒&薬草酒の本で見てから作ってみたいと思ってた赤唐辛子酒です。田舎に「束で送って束で」とお願いしてた赤唐辛子が先日やっと届いたので、鮮度が落ちないうちに漬け込み。1年ほどでキレイな赤いお酒になる予定。味は……すっごく辛そうですよね。本には「料理にアクセントとしてちょっと使ってみたり、カクテルに混ぜてみたり」とあります。ウチの唐辛子は特別辛いから、この分量じゃストレートで飲める酒は出来ないだろうなあ。出来上がりの味の予想がつかないのがまた楽しみ。本にはホワイトリカーを使うとありましたが、今回はウォッカを使ってみました。
これは前回の反省なんですがね! 梅酒の梅みたいに味がしっかり出るモノを使うならクセのないホワイトリカーもイイかも知れませんが、香りや風味がほのかに…ってくらいの素材を使うときは、酒もそのまま飲んでも美味しいのを使わなきゃダメだ! ダメです! 今回赤唐辛子酒を仕込んだ瓶には、4月末に仕込んだセロリ酒が入っていました。これ、本には1〜2ヶ月で飲み頃と書いてあったんですが、1ヶ月経ってもまだアルコール臭く、2ヶ月経ってもまだアルコール臭く、6ヶ月経ってもまだ若かったのです。ここで私はとうとう痺れを切らして飲んじゃいました。私の果実酒作りの師匠に言わせると、本になんと書いてあろうと最低1年は寝かさなきゃいけないらしいんですけど。
しかし私にはガマンが足りない。1年も辛抱できるかぼけーっとなります。最初っから本に1年と書いてあれば別ですがね。んで、それなら最初から美味しい酒を使えばイイじゃん、となるワケです。セロリ酒も6ヶ月頃には一応飲めるようにはなってました。色もかなり出ていますでしょ? 私の好みからするとちょっと甘かったけど、風味はあった。でもその風味だけでは、原料のホワイトリカーのアルコール臭さがかき消せてはいなかったんですよね。ホワイトリカーってクセがない分、もろアルコールじゃないですか。それならば、ジンなりウォッカなりホワイトラムなり焼酎なり、透明で強い酒を使えば良いのです。そしたら「ほんのり風味が…」くらいでも、充分楽しめる気がするもんねー。
とゆうワケで、唐辛子に合いそうなウォッカ。結果は1年後に分かります。
先週マメに料理をしていたのは、ウチにこんな新入りがやってきたからであった。ル・クルーゼのココットオーバル27cm白。私がこの鍋を欲しくなったのはこの人があまりにも熱くル・クルーゼの魅力を語ってくれたからである。それまで私は鍋に対するこだわりってのはなかった。でも彼の話を聞き、更に検索して鍋道楽に耽っている人々のこだわりを読み、自分でもちょっといい鍋を買ってみて「やっぱ鍋で料理の出来って変わるんだ!」と実感し、今では「あれもこれもそれも欲しい」状態にさえなっている。それでもね、予算というものがありまして、ウチの家計では1万を超える鍋をぽんぽん買うワケにはいかないのですよ。んで1年くらいずーっと欲しい欲しいと思っていて、やっと購入できたのが、この鍋。
買うなら楕円のオーバルの白か、丸いロンドのオレンジないしチェリーレッドとまでは決めていて、でもどちらにするかですんごく迷った。結局決め手になったのは、「魚や鶏が丸ごと調理できます」というオーバルの売り文句ね。んで早速、鍋が着いたその日に花鯛の蒸し料理を作る。それ以来、じゃことたっぷりレタスのパスタ、蕪と鶏肉の煮物、鶏手羽元とマッシュルームのトマト煮込み、牡蠣鍋、とほとんど休む間なしに大活躍。今までウチにあったホーロー鍋より一回り大きく使いやすい。今まではシチュー作ろうとして材料が入りきらず途中で鍋2つに分けたり、おでん鍋に移したりしてたんだよねぇ(2人前作るのにどうしてって感じだけど、たくさん作った方が美味しいのだ)。
もともとコトコトコトコト煮込む料理が好きなので、これでゆっくり時間をかけて調理するのはすごく楽しい。いくつか試してみたい料理もあるし、当分ヘビーユーズに耐えてもらうしかなさそうだけど……頑丈そうだから、平気よね? そのうち仲間を増やしてあげるから、ガンバってくれたまえ。ぽん。
さあて、そろそろ日常に戻ろう。グアムを思い返して楽しんでいるうちに押し寄せてきた師走の波にまかれ、溺れそうになっているので、あんまり戻りたくはないのだけれど。えーと、何をしていたかな。エステティシャンの友人に会って「もっとちゃんと肌の手入れしなさい」と怒られたり、友人たちと家族との接し方の話をしたら、あまりにも皆が大人なんでちょと凹んだり、けっこうマメに料理をしたりしてたかな。あと妹につきあって、2度目の『二つの塔』SEE観賞。
まあ一緒に育ってき(すぎ)た姉妹だけあって、感想はほぼ一緒。私らのセオデン王のイメージはラ・マンチャなんだよなとか、追加映像でファラミアの株が上がったとか、エントとフォルンの突然移動は不自然すぎる、メリーに演説をさせたかったんならさせて、それによってエントたちが意見を変えた方が自然だったとか、アラゴルンにはいらないエピソードが多すぎるとか。私は2度目の観賞でボロミアと父の関係はあれでもイイような気がしてきたが、でも父の力の不足を内心感じていたにしろ、だからこそ誇り高く負けを認められないボロミアは余裕を持てなくなってしまった、彼自身がゴンドールのために指輪を切望していた、というのをハッキリさせた方が第一部の彼の行動が分かりやすくなる気がする。どう?…と、何だかんだ言ってもいろいろ語りたくなるのは愛ゆえ。
このSEEは正月の帰省のときに持って帰って、また家族揃って観賞する予定。指輪未読の父が第一部の内容を覚えているかしらー。ファンタジーにあまり慣れていない彼には、第一部を見たすぐ後でも「ドワーフ」とか「エルフ」とか言っても通じなくて、「穴掘りが」「妖精が」と強引な変換をして話していたんだけど。…って、年末はもうすぐそこってのが信じられない。また田舎の友達たちと会えるとイイな。そしてゆっくり休んでこよう。2月くらいまで仕事がキツそうだから。
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