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先日書いた6チャンネルの忠臣蔵シリーズ、今朝は吉良公を取り上げてました。ぃやった! しかもちゃんと名君として紹介。いやー、片手落ちなんて言って悪かったよ。おばちゃん短気だった。素直に謝ります。ゴメンなさい。でも、吉良公の菩提寺に赤穂浪士のはっぴ着て行くのはやめようね!
さて。指輪物語第二部SEE版についても先日書きましたので、今度は他の方の感想を聞きたくなって、久しぶりに「The Lord of the Rings 読み解き英語工房」を訪ねてみたら……字幕、評判悪いじゃないですかーーーっ。うわ、ショック。正直、今回字幕は全然気にしていなかったのです。でも掲示板で皆さんが問題点として挙げていらっしゃる箇所を見て、どうして気にしなかったのか(ならなかったのか)、分かりました。どうも今回は、“明白な誤訳”というものは少ないらしいのですよ。ただ、登場人物を誤解させたり雰囲気をぶち壊したりする“拙悪な誤訳”は数えきれないほどあるらしい。…いや、「らしい」じゃなくて「ある」ですね。ちゃんと具体例が挙がっていて読むと納得します。
しかしてナゼ私はそれを気にしないのか。―――期待してないからです。戸田版字幕に、雰囲気を。LotRの画面を見るとき、私はまず字幕から何を話しているのかって情報を瞬間的に受け取ります。そして後の時間は、役者が実際には何と言っているのか、台詞を聞き取ろうと集中します。んで雰囲気の情報は、その聞き取った英語と指輪に関する知識で脳内補完するのですね。無意識に。だから気にならなかったのです。ただ、台詞の全てを自力だけで聞き取るほどの能力はない。だから“明白な誤訳”をされてしまうと困ります。今回、明白な誤訳として挙げられていたのは「a few」と「few」の取り違えですが、その箇所では私も戸田版字幕に引きずられちゃいました(自力で聞き取れないから)。
しかし、自分が気にならなかったからといって、このままでイイのかと言われれば断じてNoです。英語がさっぱり聞き取れない、あるいは原作を全く知らない、あるいは脳内補完が自動的にできないって方は、字幕への依存度が高いと思われるからです。いや英語が完璧に聞き取れたって、字幕が目に入るだけで気分がぶち壊れるって方もいるでしょう。私は指輪を愛しているし、映画版の指輪だって大好き。ですからできるだけ多くの人に、ちゃんと評価して欲しいのです。そりゃ作品を好きになれない人がいるのは仕方ない。でも、字幕のせいで誤解して好きになれなかったって人がいて欲しくはないのです。
ああ、なんだか切ないなあ。どうしてこんなにもファンが一生懸命なのに通じないんだろう。どうやったら通じるんだろう。もう怒りを通り越して悲しくなってしまう状態です。
昨日の結論、やっぱ全然違うな。私が警戒しているのは他人の言葉で「わかったような気になる」コトよりも、自分の言葉でそうなるコトのような気がする。
さて今日は夕方から友達の家に行く予定。泊まりで彼女の家に行くときの手土産はたいていワインかケーキ(市販or手作り)なのだが、今日は集合時間が遅かったので朝食用にスコーンとパンを焼いてみた。パンと言ってもベーキングパウダーで膨らましている手抜きバージョンだから、手順は菓子づくりと大して変わらないんだけど。しかし何であれ、焼きたては美味しそうに見えません?
三角のがレーズンスコーン。
丸いのはカッテージチーズとハーブと白ごまのコロコロパン。
や。見た目だけでなく実際に美味しい。レーズンは軽く拭いて蜂蜜とブランデー少々につけておいたもの。ときどき「拭く」という手順を書いてない本もあるけど、市販のレーズンをそのまま使っちゃダメでっせ。私はラム酒かブランデーに(場合によってはシナモンも加えて)しっかり漬け込んでおくのが好きなんだけど、一緒に朝食を取る面子にはお酒ほとんどダメな人もいるんで、今回は軽めに。どっちもスゴクいい匂い。なかなか上等な手土産になったんじゃない?と満足したトコロで行ってきまーす。
神林長平さんの『言壷』読了。んー、面白かったです。繰り返し読むかと問われれば答えはNoなんだけど、言葉に関する短編集なので、とても興味深かった。……いや、言葉の持つ力に関する短編集、かな。ある現象を言葉にするコトで世界が変わってしまったり、今、文字を打っている自分が現実なのか文字で描き出された自分が現実なのか、わからなくなってしまうような、微妙に不安になるような物語。
中に“ワーカム”という文章入力支援システムが出てくるんだけど、これがスゴイ。これを持ち主本人用にカスタマイズすれば(音声入力ソフトを使うとき、最初に定型文を読み上げるのの進化系?)、頭の中でもやもやしている、けど上手く言葉に出来ないような事柄も文章に書き表せるようになるのだ。どう続けようか迷っていれば、ワーカムが本人の思想やいつもの文章から推測して「あなたの言いたいコトはこうゆうコトですか?」とまとめてくれるのね。これ、もし現実に出来たとしたらものすごく便利かも知れないけど、ものすんごく危ない、と思った。前にも「文章に書くことで失われてしまうコトがある」って書いたけど、そういう意味で。
だってさー、自分で必死になって言葉を探して一番ぴったりくるのを選んでさえ、微妙な何かが失われるんだよ? 例えワーカムが限りなく限りなく書き手本人に近い考え方をしたとしても、いや、すればこそ、失われるモノが大きすぎてぽっかりと巨大な穴があいてしまいそう。「ああ、それそれ、それが言いたかったの!」と喜んでいるうちに、空虚な人間になってしまいそう。
…しかし、なんで私はこう、「わかったような気になる」のを恐れているのかしらん。一度その楽さを知ってしまったら、そのゆるま湯の心地よさにずるずる怠けてしまいそうだからかしらん。でも人の考え聞いて「私もそう思ってた!」と感じたときは嬉しいのよねー。何が違うのだろ。そのぴったりくる人がいなくなったときに、それでも自分の考えを持っていられるかどうか…かしら。うーん、まだ何か違うような気がする。ってな感じのコトをぐちゃぐちゃ考えさせられる物語たちでした。うん、面白かった。
昨日たっぷり書いたつもりだったのに、まだ洩れていた。『二つの塔』SEE版でもやっぱり香草入り兎肉のシチュー、食べてないよう…。もしかしたら、と思ってたのに、残念。
さて。いきなりだが、最近毎朝ちょっとムカついている。朝起きてから出勤するまで、私はたいてい6チャンネルをつけて流しっぱなしにしているのだが、そこでここ一週間ほど忠臣蔵特集をやっているだ。忠臣蔵の物語は別に好きじゃない…というより、余りにも頻繁にやりすぎるのでウンザリなのだが、特集されただけで腹が立つ程でもない。内容は赤穂を訪ねたり浪士のエピソードを紹介したり土産物屋で赤穂浪士グッズを見せてもらったり、と他愛もないものだし。が、それを見続けているうちに段々もやもやしてきたのである。だって……吉良側の紹介が全然されないんだもん! 地元では今も悲劇の名君とされている吉良上総介である。吉良町に行けば吉良饅頭とかあるかも知れないのに! 片手落ちじゃないか。
だいたい忠臣蔵の物語はあまりに赤穂浪士にべったりの作品が多すぎる。とっても日本人らしく判官贔屓な私としては吉良のコトをもっとちゃんと紹介して欲しい。彼が地元では名君として慕われていたとか、幕府は彼を見捨てて生贄にしたとか(わざわざ仇討ちしやすそうな場所に引っ越させてるんじゃなかったっけ?)、そういう話もあるのって、どれだけ浸透してるんだろうか。討ち入りは藩をあげての逆ギレ!という話も読んだ記憶があるのに、どうしてこうも吉良は悪者のままなんだろう。日本人ならもっと判官贔屓しようよ! ひょっとすると浅野内匠頭ってどうしようもなく仕事ができない人で、吉良上総介は匙を投げただけかもしれないじゃん。松の廊下もただの逆恨みが原因かも知れないじゃん。賄賂がどうこうとかじゃなくて。50人近くの人間でよってたかって老人を襲ったんだよ? それが許されていいの? 儒教の精神はどこに行ったの?
なんちて。お前はちゃんと調べたのかって言われそうだが、はい、私もフィクションでしか知らないし、儒教の精神も知りません。吉良が名君だったという話は知ってても、どう名君だったのかは知らない。地元に篤く他人に厳しいってどっかの政治家みたいだったという可能性もあるよね。でもなんだか、「こっちが正義の味方! 正義の鉄槌はくだされたのだ! バンザイ!」とあっけらかんと叫ばれてしまうと居心地の悪さを感じるのだ。気持ちが悪くさえ、ある。
ちょっと疲れていたし、やりたいコト(パソコンに取り込んだままの写真の始末したりメール書いたり知人に土産を発送したり荷物片付けたり料理したり掃除したり)も溜まっていたので、残業を適当に切り上げてゴーホーム。どうせ全部はできないんだから最小限土産の発送と写真の始末だけはするぞー、そして早寝するんだー、と思いながら辿りついた部屋のドアには、黄色い紙片が挟まっていた。見ると宅配便の不在連絡票である。…? 何か荷物届く予定あったっけ…? と、一瞬不審に思ったものの、そういえばそろそろ届く頃じゃないかと思っていたモノがあったのに、次の瞬間思い当たった。差出人を見るとやはりそうである。ひゃーっナゼよりによって今日くるかなーっ。慌てて宅配ドライバーに電話し、再配達をお願いする。ささっと夕食を作り、発送する荷物の包装をし、再配達された包みを受け取って、夕食を食べ、更新を済ませ、メールを書き、風呂に入って、布団に潜りこんで、万全の態勢をとって、さあこい指輪物語第二部『二つの塔』SEE!
この時点で11時である。そのまま寝れば早寝と言えなくもない時間である。しかし『二つの塔』SEE版がそこにあるのに、その気になれば見られるのに、なんでおめおめ寝るコトができようか。しかも帯には「43分の追加映像」と書いてあるんである。ここで(劇場版でも3時間あったのに更に43分って…。今から見たら3時になるじゃん)とか冷静な判断を下すようでは、その人は真の指輪ファンではない!(いやゴメン…。今日一日死にそうだった私としては昨日の自分を正当化したいだけなんだ…。自分を律せられる大人なら寝ると思います)。DVDをセットしリモコンの再生ボタンを押せば、そこに広がるのは中つ国。あの曲に、あのタイトル映像に、久しぶりの指輪ワールドに、私の胸は高鳴る(しかし眠い)。
ま、私の愛する誇り高き騎馬民族の国ローハンがすっかり斜陽の王国扱いされてるのが気に喰わんとかセオデン王はあんな壮年じゃイヤだとかエオウィンは可愛いとかアラゴルンの崖落ちはいらないとかそれを言うならアルウェンのシーンは全部いらないとかもうそのまま西に渡ってしまえとかエントの造形は細すぎるとかエントムートで決まったコトを木の髭の一吼えで覆すならエントムートに何の意味があるんだとかエオメルの顔はやっぱり丸いなあとかでもカッコいいからイイやとかロスロリエンにいたハルディアがエルロンドからの伝言を持ってくるのはおかしいとか蛇の舌は好きだぜとかギムリがお笑い担当なのは惜しいとかレゴラスやりすぎとかアラゴルンとギムリを閉めだすなんてセオデン王よあんたは鬼かとか野を埋め尽くすあの黒い大群をあれしきの援軍で何とかできるのかとかどうせCG処理するなら援軍もも少し増やせばよかったのにとか、その辺のことは今年2月〜4月の日記の劇場版感想で述べているので今さらクダクダとは書きますまい。
ので、今日は追加映像43分の感想を。ネタバレ部分は隠しておきますので読みたい方は反転よろしく。さすがに43分も長くなっただけあって、SEE版では時間の経過がかなり分かりやすくなっていた。これは嬉しい。まず目立って増えていたのが、メリーとピピンのシーン。劇場版だと捕まった逃げたエントと仲良しになったと猛スピードだけど、SEEだと一つ一つのシーンが丁寧に撮られているので、彼らのおかれた状況や心境が伝わりやすくなってる。ウルク・ハイに連れ回されるシーンの悲惨さとか、エントと過ごした時間の長さとか。彼らがエントの水を飲むシーンや、サルマンの食糧倉庫を見つけるシーンがあったのは嬉しかったな。木に飲み込まれそうになるのは、原作では古森であったエピソードだけど…なんでわざわざ入れたのかなー?
次に嬉しかったのはセオドレド絡みのエピソードが増えていたコト。劇場版だと彼が誰なのか分からないうちに怪我して死んじゃって、え?いつ埋められたの?って感じなのが、SEE版ではアイゼンの浅瀬で倒れているのを探すトコロからちゃんとある。痛々しい葬儀のシーンもあって、ローハンが払った犠牲が伝わってくるのだ。ところでさ、エオウィンのシーンも増えたのは嬉しいんだけど、あの彼女の料理が下手ってエピソードは何よ! 何だよアラゴルン、エオウィンを選ばなかったのは彼女の料理が気に喰わないからだったの? アルウェンは料理上手だって言うのかよーっ。捨てようとするのもらしくないし。野伏なら粗食に耐えられるハズでしょ! 何考えてるんだPJ!
そして後半、待ってましたの別格映像! ボロミアが回想シーンに登場! ぱふぱふ〜。いやあ嬉しかった。ボロミア・ファラミア兄弟を並べて見られるなんて! が、気に入らない点もあるんである。第一部の彼の行動を見ても、ボロミアは無邪気に…つか単純に父を慕ってる方がイイんじゃなかろか。なんか今回の追加映像の感じだと、アラゴルンを簡単に受け入れちゃいそうに思えるよ。エルロンドの御前会議に行くのも気が進まなそうだしさ。ボロミアはもっと「オレはオレは」って攻めの姿勢の人であって欲しいわ。逆にファラミアは、回想シーンで株が上がる…つか、同情集めるね。何であれ2人とも好きだけど。それにしてもデネソール二世の髪型は…。裁判官のかぶるカツラのようだ。横ロール巻き巻きの。
残念ながら、劇場版を見たときと全然評価が変わっちゃった人も。サム。映画館で観たときには彼の語りに泣かされたのに、今回は、ちょっとだけウザいと思っちゃった。なんか、保護者に見えちゃって。フロドが痛々しいせいもあるんだけど、何となく上からモノを言ってる感じがするのだよね。身分が違うから言えませんけど、みたいな。あの、咎めるような視線がちょっとツライ。この先もっと大変なのになあ。(この感想が一時的な現象でありますように!)。それからアラゴルンも…。いや好きだけど。「では持ちこたえましょう」と言ったワリに軽はずみすぎると思うぞ。何げにギムリに冷たいし。もう、そろそろ覚悟を決めようよ!
と、文句を言いつつも久しぶりの指輪はやっぱり嬉しい。おっと忘れるトコロだった、フォルンが出てきたのは大歓迎! 終わった途端、気絶するみたいに就寝。まだ火曜日だったのにー。
きゃあああああっ。美化されてる! 美化されてるよおおっ。どどどどうしましょう。また心臓がばくばくしてきました! 56さんは人を褒めるのに言葉惜しみをしない方で、それが人に向けられている限りではとっても好ましい性質であるし、他人をきちんと褒められる人間は信用できるような気がするんですが、私に向けられるとなるともう面映くて面映くて…。お願いですからあんまり買いかぶらないでくださいましー。信用させておいて裏切るってのが私の得意技なんです…。甲羅道場からお越しの皆さま、56さんの褒め言葉は閉店売り尽くしセール並みの割引率で気前よく割り引いてくださいませね。
ささささて、気を取り直して。2人オフを楽しんだ翌日の土曜日、わたくしは六本木にスターライト・ジャンクションというジャズコーラスグループのライブを聞きに行ってまいりました。わたくし、実はこちらの日記のファンでして。ずいぶん前から更新を楽しみにしてはいたのですが、しばらく前、ちょっと暇だったときに過去ログに遡ってまとめ読みをしたのです。そしたらすっかりハマってしまって、これはライブに行かなくてはなりますまい、となったのでした。まだこばやしさんの日記をご存知ないシアワセな方は、まとめ読みをオススメします。読んでるうちにじわじわと「わたくしワールド」に取り込まれて抜け出せなくなるコト請け合いです。
彼女の日記の何が好きって、例え話の上手さですね。「〜みたいな」「〜っぽい」「〜的な」の「〜」の部分が面白くて仕方ない。下手すると本題より例え話が長かったりするんですが、それが的確でよくこんな場面にこんなものを引っぱってくるなあ、と毎度感心させられます。最近のヒットは「男は、ミスター・オクレをみそ漬けにしたような、しめったかんじであった。」
…感心する前にぷぷっと笑わされもするんですけど。下手な描写より上手い例えの方がよっぽどニュアンス伝わりますね。ずっと以前の日記のどこか、露出狂の変態の描写にベルばらが引っぱられているのを見たときに、「ああ、私この人好きだ」と確信しました。
そんなワケで六本木に足を運んだのですが、これがすごく楽しかった。わたくしの心づもりでは、こっそりライブを楽しませてもらって、こっそり帰ってくるだけのハズだったのですが、なんだかとてもフレンドリーな雰囲気で、お客さんも全員顔見知りって感じで、新参者の私は悪目立ちしたのか、ライブ始まる前からメンバーに「今日いらっしゃったきっかけは?」なーんて声をかけてもらい、「こばやしさんの日記を読んで…」と白状すると、こばやしさんご本人ともお話しできたのでした。「しれっとした顔して飲みそうですね」とまで言われてしまいましたよ。さすが鋭い。
肝心のライブはとてもカッコよかったです。人は己にないものを求めると言いますが、音痴の私は人が歌うのを見るのが大好き。しかも私から見ると神業の、「声を重ねる」というのをあーんな目の前でやられちゃ堪りません。ジャズの素養がないので、曲はほとんど耳慣れないものばかりでしたが、それでも声の広がりに聞きほれて飽きませんでした。何より皆さん、とてもとても楽しそうに歌ってらして、それが気持ちよかった。見ているこっちもシアワセな気分になれました。あの日記を書かれているだけあって、こばやしさんのMCは面白いし、またゼヒ行かねば。
そうそう、あるある大辞典のエンディングテーマはスターライト・ジャンクションの曲だそうです。これも見なくちゃ。
菅野彰さんのエッセイ『海馬が耳から駆けてゆく』の最新版(雑誌掲載分)にヤラれて、勢いで『海馬〜』の2巻を読み直してしまった。けらけら笑いながら読んでいると、グッとくる話が不意打ちで入っていたりするので、菅野さんは侮れない。…いやちっとも侮っていないけど。
さて先週末、甲羅道場の56さんと2人オフをしました。初対面の方にお会いするのはかなり久々なので、打ち合わせ段階からどきどきしっぱなし。会ってみて相性が悪かったらどうしよう…話せなかったらどうしよう…と、いつもの初対面時緊張モードに突入したまま待ち合わせ場所に向かったのですが、蓋を開けてみればいつものオフ会の如く、たくさんたくさんお喋りができたのでした。これだからネット知り合いとの会合は止められません。文章だけじゃわからないコトも確かにありますが、文章で伝わるコトだって決して少なくはないのですね。お互いの近況とか趣味とかも分かっているので、話題には事欠かないし。
絵日記サイトの管理人さんとお会いするのが初めてだったので、他の絵日記サイトの感想をお話しできたのも嬉しかったです。強烈にペンタブ欲しくなりました。ちょこちょこっといたずら描きができたら楽しそう。夏ごろ56さんの日記にちょくちょく出てきたお山の話もたくさん聞けたし。最近海海と言ってますが、山も好きなんですよー。話を聞く限りとっても人里離れた私好みの山みたいなので、ぜひ一度連れていっていただきたいです。あとビックリしたのが「1時間で7km歩ける」という56さんの健脚っぷり! 7kmって! 私も早足だと思いますが、7kmはいけないんじゃないかしら。私より身長が低いのにその時間でその距離を踏破するってコトは、すごい勢いで足が回転しているんでしょうね。さすがサイクリストです。…あ、オススメの自転車を聞きたかったのに、聞くの忘れちゃった。残念。
ところで今回のオフにはすごい驚きがありまして。私、寿命が1年縮まるかと思うくらいドキドキしました。56さんと私は今回が初対面なのですが、ひょっとすると、何年も何年も前に全然違う形で出会っていたかもしれなかった、というのが判明したのです。2人とも、とあるコミュニティー(?)に関わりがあるってだけなんですが、それが東京にいたって知らない方が99.9999999999…%ってくらいとっても小さい世界なので、まさか知っている人に全然関係のない形で会おうとは思わなかった。動揺のあまりワケ分からない文章になってますがな。もしほんのちょっとタイミングが違えば、顔を合わせた瞬間に「えーーーっ」と指差しあっていたかもしれません。ああ怖い。
かように心臓に悪い一場面もあったのですが、でも聞き上手・話し上手の56さんのおかげで楽しい時間を過ごすコトができました。どうもありがとうございます。ただ、ほとんど下戸の56さんが私につられて飲みすぎてしまわれて、申し訳なかったです。あれでも私、少ない方だったんですが…。ちゃんと帰れました? 今度はお茶でも構わないので、ぜひまたお会いしましょうね。…と、私信でオフレポ締め。(こうやって逢いたい方が増えていくのは、ホント嬉しい。)